博多ヨットクラブとは
博多ヨットクラブは、クルーザーヨットの操船技術の向上を図るために1977年に創設され、会員艇によるレースを主宰したことからクラブの歴史が始まりました。
クラブ規約第2条にあるように本クラブの目的は、「ヨット乗りが一旦海に出て、どのような状況に遭遇しても、無事に生きて港に帰ってくることができるように、レースに参加することを通して、知識と技術を身に付けることである。」をクラブ運営の基本として、安全第一をモットーに海を楽しむために活動を続けています。
クラブ創設以来、毎回20艇前後の参加を得て、年間10回のレースを実施していますが、順位を競い合うことが目的ではなく、「レースを楽しむこと」を主眼としています。
そのため、レースコースも高度な競技テクニックを必要とするソーセージコースなどではなく、「島回りコース」を基本としています。
様々な気象条件の下で行われるレースにおいては、最大エリアのセールを展開しての豪快な走り、スピンネーカーやジェネカーの展開、強風に備えてのセールの縮帆(リーフ)作業、また、ナイトレースや壱岐レースにおける夜間航法などを経験することによって、ヨット操船技術の習得と向上を図っています。
レースにおいては、権利を主張することよりも他艇との衝突を回避することを最優先とし、万一、艇体や身体にダメージを受けるような衝突・接触事故が起きた場合は両艇とも失格とします。
おかげ様で、クラブ創設以来今日に至るまで、座礁などによる艇体の軽微な損傷は何度かありましたが、人命に関わる重大事故は発生しておらず、会員艇における安全への配慮も着実に定着しています。
レースは、毎年3月の第3日曜日からスタートし、11月の第3日曜日まで、基本的に各月1回(9月のみ2回)行い、全体で10レースを行って、12月に会員懇親会を兼ねて表彰式を行っています。
今日では九州を代表するヨットクラブに成長いたしましたが、2013年からは運営体制も一新し、これまではレースが中心でしたが、今後は会員交流会や泊地情報、釣り情報など、クルージング派の皆様にも満足していただけるように活動の幅を広げ、会員の皆様が満足できるクラブライフを目指しています。