本部船運営記。2022年第1レースは“5396”さんでした。

2022年3月23日

3月20日(日)は2022年HYCシリーズレースの開幕戦でした。昨年、一昨年は新型コロナ緊急事態宣言の度重なる発出等があり何度となくレース開催を中止しましたが、今年はとりあえず第1レースを開催することができました。天気は曇り、南東から北北西の風で4ノット前後の予報でした。また潮は中潮で満潮は11:05。

DSC02481朝8:00時点では南寄りの風3ノット、4か月ぶりのレースなのでもう少し風が欲しいところです。今日の本部船は会員艇の“5396”さんが引き受けていただきました。8:30に会長、レース委員長以下の役員と本部船メンバーが集合し、今日のコースをどうするか話し合いました。風が弱いのでスタートラインをかなり沖合に設置して博多湾口の机島南の「クタベ瀬黄色ブイ」時計回りコースとしました(距離9マイル)。新型コロナのまん延防止措置が解除になったとはいえ福岡市では依然として毎日500人近くの感染者が発生しているので、果たして何艇のエントリーがあるかと気を揉みましたが17艇のエントリーがありホッとしました。皆さんレースを待ちわびていたのですね。本部船メンバーは10:00にエントリー受付を締め切り、スタートライン設置のため出港しました。参加各艇も次々にスタート海面目指して意気揚々と出港して行きました。スタート海面では、予報通り北北西の風となり風速は4ノット前後。参加各艇はセールを上げてウォーミングアップ。久々のレースに皆さん笑顔がこぼれていました。

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10時55分に5分前の予告信号、56分に4分前の準備信号が発せられ、スタートに向けて緊張感が高まってきます。風速は相変わらず4ノット前後。11時ちょうどにスタート信号が発せられ、直後に長音一声とX旗が上がりました。リコール艇が1艇あったようですがすぐに戻って再スタート。回航ポイントのクタベ瀬ブイを目指して全艇がスターボードタックで走って行きました。この風だとタックなしの1本コースですが、落とし気味に西海面を目指す艇、最短のラムラインを走る艇と、風を読んで思い思いのコースを走るのがヨットレースの面白いところです。途中で度々風が小さく左右に振れ、風速も3ノットに落ちたりと我慢のレースが続きます。スタート1時間後の正午頃にトップ艇の“K.CONTESSA 風と虹”が折り返しポイントを回航し、巨大なジェネカーが上がるかと思いきやジブのまま走っています。どうやら沖は風が東に回ったようです。またこの頃には風速も6~7ノットに上がりました。2番手の“Second Love”以下後続艇も次々にクタベ瀬ブイを回航しますがジブのままです。15分くらい経過してトップ艇以下先行艇団から次々にジェネカーが上がっていきます。やっとレースらしくなってきました。

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12:39:22に50フィートの“K.CONTESSA 風と虹”が堂々のファーストホーム。12:44:04に“Second Love”が2着、12:49:20に“May be”が3着、その後も後続艇が次々とフィニッシュし、14:12:31に“Stella”が最後にフィニッシュラインを通過して無事にレースを終了しました。修正1位は2着の“Second Love”でした。おめでとうございます。参加全艇が新型コロナの脅威にも負けずに楽しくセーリングできたことが何よりでした。また、本部船を運営していただいた“5396”チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。それにしても最近は黒いセールが多くなりました。以前は白いセールが主流だったのですが、皆さん気合が入っていますね。またスピンネーカーも少なくなりほとんどがジェネカーになりました。クルーも高齢化が進み、取り回しが楽なジェネカーが好まれるようになったのでしょうか。

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[以下は本部船“5396”のコメントです]

当日の天気予報もレースの時間帯は微風予想。朝ハーバーから見る海面も超微風状態で、長丁場を感じさせる状況でしたが、海面到着後はそれなりの風を感じる状況となり安心しました。

時間通りのスタートでしたが、1艇リコールがありました。解消してのスタートでこちらも一安心。本部艇から見る限り、東西に風のムラがあるのか順調な展開という感じではありませんが、先行艇がクタベ瀬を回航してジェネカーが展開されるのを確認、フィニッシュを待ちました。大型艇から次々とフィニッシュしていく中で、後続艇は風が落ちてしまい苦労のセーリングを感じる1戦でした。全艇フィニッシュで◎

不慣れな運営でしたが、クラブの皆様のご協力に深く感謝申し上げます。- 5396 三浦 -


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