2017年を締めくくる年末恒例の「HYC表彰式&懇親パーティー」、今年は同じ博多湾でレースを行っているFYC福岡ヨットクラブとの合同開催で、12月16日(土)に博多区中洲のレストラン「エン・ウェディング」で盛大に開催され、200名近くのセーラーそしてご家族・友人の皆さんが参加されました。
HYCレースはアット・ホームな雰囲気で島回りコースのレースが中心。レーティングも船齢や乗り手の技量を考慮した独自の設定で楽しいレースを心掛けています。一方FYCレースはIRCレーティングに基づきソーセージコースを1日3本と本格的なレベルレースを行っています。FYCレース参加艇はほぼ100%HYCレースにも参加し、ともに博多湾内で切磋琢磨してヨット技術の向上を目指しています。
これまではブッフェスタイルの立食形式でしたが、今年は全員分の席を用意しての着席スタイル。食事もゆっくり楽しめます。プロの女性司会者の進行で18:30に開会し、初めにFYC福岡ヨットクラブの沼田会長(Bambino)、続いてHYC博多ヨットクラブの山田会長(JORDAN)の挨拶の後、FSAF福岡県セーリング連盟の秋山会長の乾杯の発声でスタート。お店自慢の料理とビール、ワイン、カクテルでしばし歓談。20分ほどして今年新たにHYCに入会された“SAKURA”さん(Grand Soleil 45)、“Bebe”さん(BENETEAU OCEANIS 45)、“UMAJO”さん(YAMAHA 28S)、“K.CONTESSA 風と虹”さん(Club Swan 50)の紹介があり,、それぞれオーナーよりご挨拶をいただきました(UMAJOさんは欠席)。また本日の表彰式&パーティーにご協賛いただいた、㈱マリーンテック様、シップチャンドラー様、トラム様、㈱ササキコーポレーション様、㈱フォーチュン様、ノースセールジャパン様、㈱ハリケーン様、プレ宮崎様、㈱海援隊様の紹介もありました。
さーあ、皆様お待ちかねの今年のクルーザーレースの表彰式です。先ずはFYCレースの表彰式です。ジャパンカップや全日本ミドルボート選手権などにも参加している精鋭の12艇が年間10レースを戦い、上位6位までを表彰です。総合6位”麻里絵”、総合5位“Second Love”、総合4位“Bambino”、総合3位“ENTERPRISE LILY”、総合2位“Windward Ⅴ”、そして栄えある年間総合1位は昨年に引き続き“Humming bird Ⅴ”でした。辰巳オーナー率いる精鋭クルーが、日本を代表するセーラー高木 裕氏の指導の下、実力を如何なく発揮した結果です。それぞれ沼田会長から総合優勝杯、艇名入りのシャンパンボトル、副賞などを授与され、皆さん満面の笑顔で喜んでいました。
続いてHYCレースの表彰です。今年も台風の影響による悪天候で2レースがキャンセルとなり、全8レースでの戦いとなりました。先ずは7月の第5レース・壱岐レースの表彰です。今年の壱岐レースは、初めて壱岐市、壱岐市観光連盟の後援を得て、コースもこれまでの小戸スタートから壱岐スタートに変更し、レース前日には前夜祭のみ参加のブルーウォーター派の皆さんも参加して盛大な「前夜祭」を開催し、小戸フィニッシュ後に表彰式を行いました。今日は優勝艇への持ち回りラットの贈呈を行い、優勝の“Notari 3”に山田会長よりラットが贈呈されました。
いよいよハイライトの年間総合成績の表彰です。先ずは総合3位から発表。2017年総合3位は42フィートの“Humming bird Ⅴ”。総合2位は35フィートの“Suru Sumi”。そして2017年のHYCチャンピオン、栄えある総合優勝は28フィートの“Little Wing”が2012年に続き2度目の獲得です。小河オーナーを中心に和気あいあいとした雰囲気でクルーワーク抜群です。艇の整備などもみんなで行い、艇の状態も知り尽くしたうえでレースに臨んでいることがいい結果を生んだのでしょう。それぞれ山田会長から総合優勝杯、クリスタルトロフィー、副賞などを授与され、皆さん満面の笑顔で喜んでいました。その後レース参加の全艇(30艇)に賞品が授与され、その他の各レースの「First Finish賞」や「修正1位」、今年もっとも多く参加費を収めていただいた「皆勤賞」、走りたいのを我慢してレース本部船を引き受けていただいた「本部船お疲れ様賞」、BB賞、ラッキー7賞など多くの賞品が授与されました。HYCレースでは年間総合優勝艇は翌年はレーティングがアップします。また本部船も務めていただくことになっていますので、“Little Wing”さん頑張ってください。よろしくお願いします。
表彰式のあとはしばしの歓談タイム。参加者の皆さんはグラスを片手に各テーブルを回り、シリーズレースの振り返りやヨット談義に花が咲いていました。今日はクァンタムセールの戸叶氏、ノースセールの高野氏も来場され、各ヨットの皆さんと懇親を深めていました。ここでサプライズ企画として福岡市在住のプロパフォーマー、TENSHOW(テンショー)によるショータイム。パントマイムを中心にダンスやマジックの要素を取り入れたマスクパフォーマンスに会場も大盛り上がり。熱狂も冷めやらぬうちに、最後に皆さんお待ちかねの「お楽しみ抽選会」。シャロングリーン、舵社アンダーセイルの各ヨットカレンダー、マリンショップ・シップチャンドラーのお買物券など、豪華景品が次々に当選者の手に渡り、本日の目玉、㈱マリーンテック提供のホテル日航福岡のペアディナー券(3万円相当)が強運の参加者の手に渡りました。
パーティーの締めくくりは、福岡ヨットクラブの大石副会長(ENTERPRISE LILY)の挨拶のあと、博多ヨットクラブの黒住副会長(SIESTA)の「博多手一本」で大盛況のうちに福岡ヨットクラブ、博多ヨットクラブの2017年全日程を終了しました。皆さん、一年間本当にありがとうございました。来年も元気な姿で海でお会いしましょう。
11月19日(日)の第10レースは“Spilmer”さんに本部船を担当していただきました。
予報では曇/晴、北北西の風15~20ノットと少々ハードなコンディションです。2017年最終戦なので、各艇とも気合を入れていることでしょう。“Spilmer”さんは初めての本部船運営とあって、不安一杯のようですが、そこは和気あいあいのクラブレースですので「ドンマイ」です。今日は湾内コースの予定なのでスタートは11時、受付は9時半~10時です。午前8時半には本部船メンバー、レース委員長ほか役員もハーバーに集合し、レースコースをどうするか相談し、博多湾口に浮かぶ「机島時計回り」に決定。その後本部船運営メンバーは船にマークブイや信号旗などの運営用品を積み込み、クラブハウス2階でレース参加受付の準備に当たりました。今日の参加は18艇。年間総合成績が決まる大事な最終戦なので、上位進出を狙っている艇は気合が入っています。日本1号艇になる「Club Swan 50」の“K.CONTESSA 風と虹”さんがHYCに入会し、今日のレースにもエントリー。どんな走りをするか楽しみです。
10時半前にはスタートラインが設置され、レース参加艇もスタートライン近くに集結しだし、セールを上げてタックやジャイブを繰り返してウォーミングアップで体をほぐしてスタートに備えます。風速は17ノット前後、メインセールを1ポイントリーフしている艇も何艇かあります。ジブセールは強風に備えて№3ジブを上げている艇がほとんどでした。11:00ちょうどにスタート信号が発せられ、20ノット近い風の中を元気よく飛び出して行きました。どうやらリコール艇もなくオールフェアでのスタートだったようです。
レースは速い展開となり、大型艇が終始フリートをリードして12:40:00に“Humming bird Ⅴ”(ロッドマン 42)が50フィートクラス艇を抑えての堂々の1着でフィニッシュ。12:44:28に“May be”(Sprint 51)が2着。12:44:40に初参戦の“K.CONTESSA 風と虹”(Club Swan 50)が3着、さすがに大型艇は速いです。その後、後続艇も次々にフィニッシュ。14:18:03に最終艇の“Happy Holiday”(リベッチオ)がフィニッシュして2017年シリーズレースが無事に終了しました。20ノット前後の強風のレースとなったので、ジブセールやスピン、ジェネカーの破損、デッキギアの破損などもあったようですが乗員の負傷などはなくほっと一安心です。初めての本部船を担当された“Spilmer”さん、スタート信号を発するまではドキドキの連続だったでしょうが、本当にご苦労様でした。2017年シリーズは台風の強風により8月の第6レース、9月の第8レースが中止となりましたが、残り8レースは事故もなくそれぞれにレースを楽しまれたことと思います。レースに参加された皆様、一年間本当にありがとうございました。また来年もレースでお会いしましょう。
[以下は本部船“Spilmer”のS氏からのレポートです]
Spilmerは初本部船でした。多少の不安を抱えたまま8:30に集合。受付、備品積込みと2班に別れ、教えを請いながら準備を進めました。
第10レースは2017年度最終レースであり、優勝及び上位入賞が決定する大事なレースです。失敗等許されない事は理解しています。緊張の中、クルー一同入念に運営マニュアルを読み役割分担、動作確認を行いましたが、結果として反省だらけの本部船運営となりました。ペラにメインハリを巻くという信じられないトラブルにより機走が出来なくなった事(HYC旗が何度もマスト、バックステーに絡んだ為、上げ下げしている内に流した模様)、波に叩かれアンカーが何度も抜け流された事 等、経験、知識不足による不手際が多数ありました。適正な運営が出来ず皆様にご迷惑をお掛け致しました事、心よりお詫び申し上げます。次に本部船を担当するときはもっとスムーズな運営ができることでしょう。
スタート海面は20ノットオーバーの良い風が吹いていました。リコール艇が出ない事を、ましてやゼネリコなんて絶対ない事を願う中、11時00分オールフェアにてスタート。2艇がトラブル?か中々ラインを切らず大きく出遅れてしまいましたが、リカバリー?し快走して行きます。トップ艇フィニッシュ時間は2時間を確実に切ると予想していましたが、12時40分ジャストにHumming bird V さんがファーストフィニッシュ。ジェネカーが破損している艇もあり大小様々なトラブルはあった様ですが、リタイヤ艇はなく14時18分に全艇無事にフィニッシュしました。本艇はレース終了後、福大のレスキュー艇「ななくま」に曳航して頂き、忸怩たる思いでの帰港となりました。ハーバーのO氏、T社のK氏にはご迷惑をお掛け致しました。お詫び致しますと共にお礼申し上げます。
2017年11月19日付でヨット“K.CONTESSA 風と虹”(ケイ ドット コンテッサ カゼトニジ)さんが博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「Club Swan 50」でホームポートは福岡市西区のマリノアです。
以前はハウステンボスにヨットを置いておられましたが、新艇(Club Swan 50)の喫水が深くてテンボス、小戸には置けず、水深が深いマリノアに係留することになったそうです。博多湾では福岡ヨットクラブ(FYC)や博多ヨットクラブ(HYC)の活動が盛んで、この機会に博多ヨットクラブへ入会してクラブレースを楽しまれるそうです。どちらかというとロングのオフショアレースに関心がおありのようで、来年の沖縄-東海レースにも参加しようと意欲満々です。レースはどちらかというと奥様の方が意欲的でご主人はアフターレースの宴会の方が得意とのことです。
[オーナーからの入会挨拶]
ヨットとの出会いは、新婚旅行でレマン湖畔に行き、そこで親子がお弁当を食べながら船底掃除をする微笑ましい姿を見て、いつの日か、こうなりたいねえと話していたのが始まりです。30年弱前に小型船舶1級免許を取り、油壺に中古艇を買いに行きました。しばらくは、ハウステンボスカップに出るくらいで、もちろん風が吹くと怖くて帆を小さくしてもらっていたのですが、西海橋の下をくぐって外海に出ることが出来るようになってからはなんだか、セーリングが楽しくなりました。
その後、ケンウッドカップをたまたま拝見する機会があり、外洋レースは別世界だと思って拝見しておりました。どちらかというとロングコースのレースに興味を覚え、第1回の神戸-横濱ヨットレースに出ました。その後、第1回沖縄-東海ヨットレースにも出て、アリランレースと続き、現在に至っている次第です。自然の中で、人間の力の及ばない中で行うスポーツの怖さと楽しさをこれからも満喫したいと考えています。 - 堀川 公平・百合子 -
10月15日(日)の第9レースは“翔風”さんに本部船を担当していただきました。
今日は一日中雨で、北北東~北東の風、15ノット前後との予報。午前7時半には本部船メンバーがハーバーに集合し、レース委員長ほかHYC役員も8時には集合しました。レースコースをどうするか相談し、今日は風もいいようだから久しぶりに外洋に出て「相島」回航にしようと決定しました。本部船運営メンバーは船にマークブイや信号旗などの運営用品を積み込み、クラブハウス2階でレース参加受付の準備に当たりました。受付は8:30~9:00で今日の参加は14艇。生憎の悪天候で参加艇も少ないようです。
9時半にはスタートラインが設置され、雨の中を各艇セールを上げてタックやジャイブを繰り返してウォーミングアップで体をほぐしてスタートに備えます。各艇ともジブセールを№1にするか№3にするかで迷っていたようですが、強風に備えて№3ジブを上げている艇がほとんどでした。10:00ちょうどにスタート信号が発せられ、15ノット近い風の中を元気よく飛び出して行きました。スタート直後に長音一声とX旗が掲揚されたのでリコール艇があったようです。
第1関門の博多湾口の「シタエ曽根」まではスタボードタックのクローズホールド。スタート後徐々に風速も上がって15~18ノットになりましたが、その後15ノット前後になったので、途中でセールをチェンジして№1ジブを上げる艇もありました。しかしながら「シタエ曽根」近くでは17~20ノットと風速も上がり、全艇№3ジブで「相島」を目指しましたが、ちょうど相島方向から風が吹いてくるのでスタボードタックで沖寄りに走る艇、ポートタックで岸よりに走る艇と別れました。相島を時計回りに回航して後ろからの風になったので、各艇一斉にスピン、ジェネカーを上げて「シタエ曽根」方向に向かいます。この頃には風速も20~24ノット、ブローで30ノット近くまで吹き上がり、白波を掻き分けてかっ飛び状態で爆走です。一瞬でも気を抜けない緊張の連続でした。スピンを破る艇、ジャイブでジェネカーをフォアステイに巻き付ける艇もありましたが何とか解消してレースを続行。ただ1艇だけはスピンが破裂して上下に千切れ、上半分がマスト上部で吹き流しのような状態になって解消できずに無念のリタイヤとなりました。「シタエ曽根」を回って博多湾に入ると、風が若干東に振れてポートタックのクローズドリーチ。フィニッシュラインに向けて一直線のコースとなり、各艇最後の力を振り絞っての力走です。
13:29:08に“May be”(Sprint 51)が1着でフィニッシュ。13:38:58に“Humming bird Ⅴ”(ロッドマン 42)が2着。トップから41分遅れで“Bebe”(BENETEAU OCEANIS 45)が3着、さすがに大型艇は速いです。その後、後続艇も次々にフィニッシュして無事にレースが終了しました。Suru Sumiはスピン破損でリタイヤ、HIROは惜しくもタイムリミットに間に合いませんでした。参加艇の皆様、そして本部船を運営した“翔風”の皆様、悪天候の中、本当にお疲れ様でした。今日は一日中雨が降りやまず、風も10~30ノット近く吹いてかなりハードなコンディションでしたが、幸いにも人的被害は無く、久しぶりの外洋レースに皆さん満足されていたようです。来月の第10レースは今季最終戦です。1艇でも多くの皆様の参加をお待ちしています。
[以下は本部船“翔風”のN氏からのレポートです]
雨のレースとなった。数日前からわかってはいたが、朝起きて雨が降っているとやはり気持ちも今一つ。なぜ日曜日に、それも久しぶりの相島に限って雨なのだろう。考えても仕方ない。7:30にメンバー全員ハーバーに集合して2班に分かれる。ロッカーに行ってフォグホーンと拡声器を取ったのち、倉庫からフラッグとリミットマークなどを台車に積んで自船に乗せる。残りのメンバーはクラブハウス2階で8時過ぎから受付。今日の風は落ちそうにないので、コースはレース委員長の「久しぶりに相島、見に行こうか!!」で決定。
夕方の新幹線で大阪まで帰らなければならないJ艇のU氏を乗っけて9:10にハーバーを出港。ほどなくレース海面に着き、リミットマークを打ったのち、本部船をアンカリングしてスタートラインを設置。メンバーの役割を再確認してスタートに備える。5分前、4分前、1分前・・・だんだん各艇が加速していく。この緊張感いつもたまらない。10:00ジャストにスタート。インディビジュアルのリコールがあったがリコールの解消を確認した後、いったんハーバーに戻る。
ここからは本部船のみに許された至福の時間。お外は冷たい雨、みんなはアップウインドの雨の中,相島目指して懸命に走っているのだろう、ご苦労様。こちらのキャビンの中は暖かなおでんの鍋。冷たい雨を見ながらのおでんは格別である。今日は相島だし,ゆっくり時間はあると思ってみたが、外を見ると風速が上がっている。過去3年間のHYC相島レースの所要時間最短は1~18kntで4時間2分。まあ、相島までは上りだし、どんなに早くても3時間30分位はかかるだろうと思いながらも遅刻は許されない。鍋の底に残された最後のごぼう天を口に放り込み、12:45再びハーバーを出港。ほどなくレースに海面到着しフィニッシュラインを設置。
「ほ~ら,まだまだ来ないでしょう」って言った10分後、なんと志賀島西方面にてヨットらしきものを発見。まだ午後1時を少し回っただけ、スタートから3時間しか経っていない。信じがたいが、こんな雨の中走っているヨットはHYCの船か学生のディンギーくらい。おそらく船の影はHYCトップ艇であろう。13:29、51フィートのMay beがファーストホーム。続いてHumming bird V。それから待つこと暫し。Bebeをはじめ各艇がフィニッシュ。16:00のタイムリミットまで12艇のフィニッシュ時間を確認。スピンを破損し、機走で帰還したS艇、あと5分あればDNFにならなかったH艇、残念ながら2艇にはホーンを鳴らせませんでしたがお疲れ様でした。これにて本部船のお仕事終了。リミットマークを回収し帰路についた。
10月の冷たい雨にも負ケズ、27ノットの風にも負ケズ、そして二日酔いにも、腰痛にも負ケズ走ってこられた各艇の皆さん、フィニッシュラインで見ていて本当にいい顔していました。
おしまい。-翔風 なかがわ-
会員同士の交流を深めることを目的に2014年からスタートした会員懇親会。11回目を迎えた今回は10月12日(木)午後7時から(6時半からウェルカムドリンク)中央区天神3丁目の帆船の看板を掲げ店内は帆船をイメージしたお洒落な店、『Kitchen & Bar Blow』で開催しました(お店のオーナーさんは天下の福大ヨット部のOB。インカレで470級の優勝経験あり)。今回の参加者はJORDAN、SIESTA、Bambino、Freestyle、METAXA Ⅴ、Summertime、Le Grand Bleu 9、Spilmer、いそしぎ、ZEPHYRUS、来年HYC入会予定のウィスパリングジャックの11艇のオーナー、クルーと福岡市ヨットハーバー管理事務所の鬼塚氏ら総勢19名でした。
山田会長の乾杯の発声で会が始まり、年齢や職業は違えど共通の「ヨット大好き人間」に話は尽きません。夏に開催した「壱岐-福岡ヨットレース」や今年の年間総合優勝の行方などに話が弾み、午後9時過ぎには黒住副会長の博多手一本(博多一本締め)でお開きになりました。次は12月16日(土)の表彰式&パーティーです。今年は『福岡ヨットクラブ』との合同開催で、中洲のゲイツビル内の会場で行います。150人くらいの大パーティーとなりますので大いに盛り上がりましょう。
今年の7月17日・海の日。これまで長年行ってきたHYC壱岐レースを、初めて壱岐市ならびに壱岐市観光連盟の後援を得て「壱岐-福岡ヨットレース」と銘打って開催。レース前日には地元の皆様との交流・懇親を深めるために「前夜祭」を開催し大いに盛り上がり、本番のレースもいい風に恵まれて大成功に終わりました。今年のレースの総括と来年のレース開催に向けて、10月6日(木)に壱岐市・中原副市長、壱岐市観光連盟・長嶋会長以下4名の皆様が来福し、HYC山田会長以下役員と懇談しました。
壱岐市としては多くのヨットの皆様が壱岐に来られたことを大変喜ばしく受け止めていただき、地元の壱岐新聞やケーブルテレビで前夜祭やレーススタートシーン等が報道されたことにより、これまであまり触れることのなかったヨットの世界に関心を持つことができて貴重な経験になったとのことでした。壱岐は壱岐焼酎をはじめ全国に誇れる壱岐牛、ウニなどの食、夏には驚くほど透明度が高い海での海水浴、また天然温泉の宿など魅力満載!ヨットの皆さんには、ぜひともご家族や友人と連れ立って壱岐を訪問していただき壱岐を丸ごと堪能していただきたいとの思いから、来年もぜひこのレースを継続開催してもっと多くのヨットに壱岐に来ていただくために、市ならびに観光連盟としても全面的に協力していきたいとのことでした。特に「前夜祭」をもっと盛大にしましょうと、我々セーラーにとっては何とも嬉しいお話でした。
前列左前より壱岐市観光連盟・松本事務局長、後ろ左より壱岐市・塚本観光商工課長、HYC吉川副会長(レース委員長)、壱岐市・中原副市長、壱岐市観光連盟・長嶋会長、HYC山田会長、HYC沼田監事、HYC白石事務局
非常に強い台風18号は九州方面にゆっくり進んでいます。現在の中心気圧935hPa、最大風速50m/s、25m/s以上の暴風域は200km、15m/s以上の強風域は390kmで、17日(日)には九州に上陸の恐れがあり、海上は大しけになる模様です。このため17日(日)の第8レースは安全を考慮して中止とします。会員の皆様におかれては、台風接近に備えて増し舫いなど台風対策に万全を期されるようお勧めします。
次のレースは10月15日(日)の第9レースです。湾外コースの予定なので、受付時間8:30~9:00、スタート時間10:00です。本部船は“翔風”が担当します。
9月17日(日)のHYC第8レースは湾外コースの予定なので、スタート時刻は午前10時を予定しています。このため、レース参加受け付けは午前8時30分~午前9時ですのでお間違えないようにご注意ください。本部船はZEPHYRUSが担当します。