本部船運営記

本部船運営記。2017年第3レースは“Humming bird Ⅴ”さんでした。

2017年5月23日

 5月21日(日)の第3レースは“Humming bird Ⅴ”さんに本部船を担当していただきました。年間総合優勝艇は翌年のレースの本部船をやっていただくという暗黙の了解により、快く本部船を引き受けていただきました。

DSC05278DSC05272DSC05275

今日の天気は晴れ時々曇りで、波は穏やか、風は6~10ノットとの予想でした。8時前には会長以下役員、本部船運営責任者が集合し、レースコースをどうするか検討しました。今日は「湾外コース」の予定で、もう少し強い風の予想だと「相島回航コース(26マイル)」を選択ですが、玄界島を反時計でぐるっと一周するコース(15マイル)に決定しました。本部船運営メンバーは船にマークブイや信号旗などの運営用品を積み込み、クラブハウス2階のクルーザーオーナーズラウンジで8:30からのレース参加受付に備えます。9:00の受付終了で今日の参加は15艇。9時半前には風位に対して直角にスタートラインが設定され、10:00ジャストにスタート信号が発せられました。直後に長音一声とX旗が掲揚されリコール艇があったようです。2、3艇がスタートラインに戻って再スタート。フリートはスタボードタックのまま西海面に伸ばしていく艇、途中でタックして東海面を狙っていく艇に分かれ、それぞれの思いで玄界島の東を目指します。玄界島裏の柱島を通過する辺りで各艇ジェネカー、スピンを上げて、復路のレグに入りフィニッシュラインを目指します。最近はジェネカーが主流となり、スピンを上げているのは4、5艇でした。風はコンスタントに10ノット前後で、時折りブローで14、15ノット、快適なコンディションでした。

DSC05282DSC05283DSC05284

12:59:09に“MALOLO”が1着でフィニッシュ。続いて“Jetta”が13:12:16に2着、“MARINE DANCER”が13:13:25に3着でフィニッシュし後続艇も次々にフィニッシュして無事にレースが終了しました。今日は、第1レース、第2レースのように途中で風がパッタリ止まったり濃い霧に覆われたりということもなく、少々風は弱かったものの軽快なレースを楽しめました。参加したレース艇、本部船を運営した皆様、本当にお疲れ様でした。来月の第4レースも参加をお待ちしています。

IMG_8279IMG_8289IMG_8290IMG_8291

IMG_8294IMG_8305IMG_8302IMG_8309

IMG_8314IMG_8329IMG_8339IMG_8336

[以下は本部船“Humming bird Ⅴ”Tオーナーのレポートです]

第3戦・5月21日の湾外レースの本部船はHummingbird Ⅴの担当でした。

平成29年4月30日の宇和島ヨットクラブ主催のうわじまパールカップ2017年に遠征したメンバーを中心に8名がいつもより早い8時に集合した。湾外レースのために10時スタートと1時間前倒しでの受付開始となった。レース委員会がホワイトボードに表示したコースは,微風を予想してか玄界島の反時計周り(黒瀬・柱島・机島いずれも外側を回る反時計周り)となった。受付の際に,黒瀬の南側に設置されている網に注意するようにと各参加艇に声掛けをした。黒瀬南側の網が玄界島の料理屋さんの生け簀であることを初めて知った。(笑い)

エントリーを9時00分に締め切ると参加艇は,15艇と3月や4月に比べると少なかった。これには,ハーバーの体験乗船に協力する艇がいたことと船の変更のために練習中の艇とさまざまな理由があったが,微風下の相ノ島周りを予想して厭戦気分もあったのではないかと推察される。湾外レースが即「相ノ島周り」でなく,風などを考慮して,①相ノ島周りコース,②長間瀬灯台周りコース,③玄界島周りコースと3つの距離の湾外レースを選択して運営されますので,今後の湾外レースには奮って参加下さい。

IMG_8343スタート海面では,風は弱く,一番短い③の玄界島周りコースの反時計周りを選択したレース委員会の決定に納得の海象であった。今回の本部船運営にあたって,『本部船をエンジョイしよう!』をテーマとしましたので,ブームを利用してテントを張り,屋形船仕様での本部船作業にして,うわじまパールカップ遠征で新調したターコイズのユニホームを着用して,華やかな本部船を演出してみました。手順書に従ってエンドマークを設置して,潮にながされていないかを確認後に本部船を風位に平等になる位置でアンカリングした。その際にエンドマークのロープにチェーンがついていないことが話題となり,今回のような小潮ではいいが,大潮などでは,エンドマークのロープにもチェーンをつけた方が安心という提言をすることになりましたので,改善を宜しくお願いします。

旗の掲揚降下係・時計係・ホーン係・リコール艇の判別係と分担しているうちに15分前の9時45分になっていた。5分前の予告信号・4分前の準備信号・1分前の信号とカウントダウンをしている最中にエンジンカットが出来ないのでエンジンを回したままエントリーが可能かと尋ねられた。4分前の準備信号後にエンジンを回していると失格ですが,とりあえずレースに参加してレース委員会の判定をあおいではとアドバイスをしましたが,エンジンの操作系の不調に帰港時の不安を感じられたのかリタイヤされた。エンジンが健全でないと危険が顕在化しますので,エンジンやその操作系の整備には安全第一の心で尽力されて下さい。さて,定刻10時00分のスタートのホーンを鳴らしたが,リコール艇が判別できたので,それらのリコール艇の解消を見守ることになったが,一旦,解消したが,リコール旗が下りないために2回目の解消行動をとられた艇がいましたが,リコールの解消は確実にやらないと変な不安が発生します。リコール解消は,衝突回避と同様にはっきりとやられて下さい。

スタート作業が終了してハーバーバックも検討しましたが,微風レースなのでフリートを機走で追いかけて写真撮影をという話しになり,象瀬までおっかけっこをして写真撮影をしました。撮影後にエンドマークの所に戻ると,ディンギーのフリートの練習エリアの中にエンドマークが入ってしまっていることに気づき,ゴール時にディンギーとの衝突の危険を解消するために,エンドマークの沖出しをしました。すると沖出ししたエンドマークを上マークとして練習を始めるシーホッパーのフリートが現れましたが,午後1時位のファーストホーム予定時間には余裕があるので、マークの利用に寛容の精神で臨むことにしました。(笑い)今津湾はディンギーの練習エリアということを再認識させられました。

本部船のゴール時のアンカリングを終えたところ,見慣れない青いジェネカーの船がゴールの練習を始めた。HYC会員艇のLe Grand Bleuさんがつい最近購入した2艇目のフランス製の「M-34」の練習姿であった。今年は,ENTERPRISE LILYやLe Grand Bleuと最新鋭の軽量艇が博多湾のレースシーンに新風を吹き込んでくれるのだなぁと新しい風も感じました。何度もゴールの練習を繰り返すのにゴールのフェイクホーンを鳴らして遊んでいるうちに玄界島の西側からMALOLOとおぼしき大型艇の姿が双眼鏡で捕らえられた。それまでにサンドイッチなどの軽食を取り,ゴール作業の手順を確認してゴールに備えた。着順は,成績表をご参照下さい。今回は,ZEPHYRUSとLittle Wingの健闘が際立ったが,修正成績で,僅差でLittle Wingさんの優勝となりました。浅田真央さんの目指していたノーミスのレースを目指しましょう。

波は穏やかで,最初は微風で,シーブリーズに乗ってのランニングを楽しめた第3戦に参加された各艇も,その姿を本部船として観察できた我が艇も,とっても幸せレシピな大相撲夏場所の中日の博多湾でした。(笑い)

本部船運営記。2017年第2レースは“JORDAN”さんでした。

2017年4月19日

DSC050014月16日(日)は2017シリーズレースの第2戦でした。今日は「湾内コース」の予定で、受付時間9:30~10:00、スタート11:00の予定なので9:00前には本部船運営メンバーのJORDANチームの面々がハーバーに集合し、アウターマークや信号旗などの運営用品一式を船に積み込み、クラブハウス2階で受付の準備を済ませました。

吉川レース委員長と相談し今日のコースを博多湾口の「クタベ瀬黄色ブイ時計回り」に決定。今日は予報では風が弱いものの日差しもあってまずまずのセーリング日和とあって、10:00の受付終了時点で22艇のエントリーがありました。”ENTERPRISE LILY”はヨットを買い替えて話題の新艇「K-36 SAMURAI」で初レースとあって走りが楽しみです。また今年HYCに入会した“SAKURA”さん、“Bebe”さんも愛艇で参加です。

DSC04984DSC04982DSC04983IMG_7947

IMG_7980IMG_3349DSC04994

時折りひやーっとした風を感じ、あっという間に濃い霧が立ち込める状況となり、視界も1~2マイル、時には0.1マイルほどにもなりGPSを確認しながらのレースとなりました。通常より若干沖合いにスタートラインを設置し、11:00ちょうどに「オールフェア」でレースがスタートしました。風は北北東で5~8ノットほど。時折り0~2ノットに風が落ち、度々濃霧が立ち込めて他艇の動向がまったく分からなくなるなど、かなり神経を擦り減らす状況となりました。回航ポイントのクタベ瀬付近では博多港に入港する大型船が「霧笛」を発して注意を促すこともありました。レーダーには小さな点が数多く映っていたのでしょうね。霧のなかで「ゴンゴンゴン」と腹に響くような振動を感じ、じーっと目を凝らしていると霧の中から本船が出てくるといったこともあり気が抜けません。トップグループは何とか黄色ブイを回って巨大なジェネカーを展開してフィニッシュラインに向けて走り去っていきますが、後続艇はちょうど風が落ちてなかなか黄色ブイにたどり着けず、おまけに博多湾に流れ込む強い潮流に翻弄されて、相当苦労していたようです。

IMG_3361IMG_3363IMG_3368IMG_3375

そのような中で、プロセーラー高木 裕氏が舵を握る“Humming bird Ⅴ”が最大艇“May be”、快速艇“ENTERPRISE LILY”を抑えて13:22:30に堂々のファーストホーム。さすがです。2着は13:23:55に“May be”が、5秒遅れの13:24:00に“ENTERPRISE LILY”が3着でフィニッシュ。その後もフィニッシュが続きますが、濃い霧が発生しているため本部船からはすぐ近くに来るまで艇が分からないという非常に難しいフィニッシュ確認となりました。何艇かは本部船を見つけられずに通り過ごしてしまい、本部船が鳴らすフォグホーン・サイレンの音を頼りに戻ってきてやっとフィニッシュするということもありました。15:54:57に最終艇“いそしぎ”がフィニッシュして、何とか事故もなく無事にレースが終了しました。3艇は残念ながらDNFとなりました。度々濃い霧に囲まれて周囲が見えなくなる中で本部船を運営していただいた“JORDAN”の皆さん、本当にお疲れ様でした。

IMG_8151IMG_9202IMG_9203IMG_9204

IMG_9206IMG_9233IMG_9242IMG_8160

IMG_9246IMG_9263IMG_9280IMG_9288

IMG_9308IMG_9318IMG_9324

5月21日(日)の第3レースは「湾外コース」の予定なので、受付8:30~9:00、スタート10:00ですのでお間違えの無いように!

[以下は本部船“JORDAN”のUクルーのレポートです]

前日夜の雨も上がり、JORDANメンバー11名はいつもの集合時間を若干早めてハーバーに集合。マークや信号旗などの本部船運営用品をヨットに積み込み、午前9時にはクラブハウス2階で受付準備を済ませてスタンバイ。10時の受付終了で22艇のエントリー受付。コースは「クタベ瀬黄色ブイ時計回り」の行って来いコース。いつもはレースしながら帆走の邪魔にならないようにシャッターを切っていますが、今日はコミッティーボートで思う存分シャッターを切れるとワクワクしながら500㎜と250㎜のズームレンズ、2台のカメラを準備していざ海上へ。

スタート地点ではNからの安定した風が吹き、フィニッシュラインを設置しましたが2回も走錨するほどの安定した風。「これだと午後2時くらいまでにはみんなフィニッシュするバイ」と、早期フィニッシュを予想していました。11時のスタートも皆さんの協力でゼネリコもなく「オールフェア」で無事にスタート。そして本部船の特権の宴会もスタート。この日は前夜の雨で温かく湿った空気が水温の低い海上に移動し、下から冷やされて発生した「移動霧」が度々出現。沖合いに発生した濃霧で13時を過ぎてもトップ艇がまったく確認できず、みんなはそわそわ。やがて沖合いの濃霧の中から飛び出してきたトリコロールカラーのジェネカーを揚げるヨットを500㎜ズームで確認。Humming bird Ⅴ艇です。そしてその後ろに紫色のハルのMay be艇、新生リリーちゃん(ENTERPRISE LILY)の黒いハル。さらに今回修正1位に輝いたSuru Sumi艇の豪快なフィニッシュシーンを迎い入れることができました。その後濃霧がフィニッシュラインを包み込み、360度ホワイトアウト。突然、霧の中から現れたMALOLO艇を確認。若干フィニッシュラインからずれていましたが即ジャイブしてフィニッシュしました。その後も霧の中に後続艇がぽつぽつと見え隠れ。メガネもレンズも細かい水滴が付着。焦ってティッシュでふきふき・・・これはやばい。皆さん濃い霧でフィニッシュラインが見える訳がない。それからはフォグホーンとハンドマイクのサイレンを連呼しますが、風上に向けての音響にて聞こえる可能性はかなり低いかも。ですが、ラインを通り越した艇はこの音を頼りにUターンして随時フィニッシュ。最終の艇も濃霧の中、彷徨い続けて16時前に何とか無事にフィニッシュ。

フィニッシュラインを撤収してから、フェイスブックで皆さんのレースの様子を垣間見てゾッとしました。沖合いでは濃霧の中、本船航路を行き交う船の機関音に最新の注意をされてたそうですが、あちこちで汽笛が鳴っていたとのこと。本当に怖い思いをされたことでしょう・・・事故がなくて本当に良かった。濃霧の中のレース体験は、ほとんどの皆さんが初めての経験だったみたいで、貴重な体験をされたでしょう。来月も「より安全に!より楽しく!より速く!」でヨットレースを満喫しましょう!!

本部船運営記。2017年第1レースは“Freestyle”さんでした。

2017年3月22日

DSC047743月19日(日)は2017年HYCシリーズレースの開幕戦でした。4か月ぶりのレースを待ちわびた20艇の会員艇が改正の博多湾でセーリングを堪能しました。事前の気象予報では晴れ、北~北北東の風、4~12ノット、波は1mと絶好のコンディション下での開幕レース。コースは小戸沖から能古島沖の象瀬を左に見て回航し、博多湾口の机島を反時計で回ってくる約13マイルほどの距離です。昼頃には10ノットを超える風が吹きそうなので、小型艇でも3時間くらいでフィニッシュできそうです。

DSC04770DSC04771第1レースの本部船は“Freestyle”チームに引き受けていただきました。8時半過ぎにはチームの面々がハーバーに集合し、マークブイなど運営用品を船に積み込み、クラブハウス2階でレース受付の準備を済ませます。9時前にはレース委員長を交えてレースコースを決定し、9:30からの受付に備えますが、9時過ぎにはレースを待ちわびた会員艇が続々とエントリーにやってきます。10時に受付を終了してスタートライン設置のために出港しましたが、風は4~5ノットと弱く海面も鏡のように滑らかな状態でした。ハーバーの直ぐ沖合には「のり網」が設置されているので(3月中には撤去予定)かなり沖合にスタートラインを設置しました。11:00のスタート時刻が近づくと北北東の風、6ノット前後と安定し、各艇スタボードタックでスタートラインにアプローチしていきます。アウターマークが有利と判断した艇が多くアウターに集中していきますが、本部船からアウターマークまできれいにスタートラインに揃い、11:00のスタート信号ではリコール艇もなく「オールフェア」で2017年第1レースがスタートしました。

IMG_7870DSC04779IMG_7884IMG_7889

殆どの艇がスタート後に第1回航ポイントである「象瀬」方向にタックを返し、ポートタックで進んでいきます。象瀬通過は最大艇の“May be”、2番手は高木 裕氏がヘルムを取る“Humming bird Ⅴ”、後続艇も次々に通過していきます。しかしながら、象瀬を過ぎた辺りで風が落ち各艇とも落ちてきました。東海面からの風の吹き出しを予測してそのまま進む艇、第2回航ポイントの「机島」に少しでも近づいておこうとタックを返して西海面に向かう艇に分かれましたが、ここでの選択が勝敗の明暗を分けたようです。しばらくすると志賀島の北方向、東海面からいい風が入り出し、先行艇は大きくヒールしながら加速していきます。“Humming bird Ⅴ”がトップで机島を回航し、大きなジェネカーを展開して後続艇を引き離していきます。机島回航時点では風速もコンスタントに10ノットを超え、絶好のコンディションとなりました。

IMG_8068IMG_806012:47:38に“Humming bird Ⅴ”が堂々のファーストホーム、約5分遅れの12:52:09に“MALOLO”が2着、12:54:25に“Suru Sumi”が3着と、スピンジェネカーに風をいっぱいに受けて次々にフィニッシュラインを通過していきます。そして最終艇の“Notari 3”がシングルハンドながら13:33:49に無事にフィニッシュし、2017年開幕戦が終了しました。レース後半戦、沖合から強い風が入り続け、Max17ノット、平均でも14~15ノットの風の中、後続艇に有利な展開となりました。本部船を運営していただいた“Freestyle”チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。

[以下は本部船“Freestyle”のA子嬢からのコメントです]

こんにちは!初めて本部船運営記を書かせていただきます、FreestyleクルーのA子です!2017年HYC初戦、8時半集合☆-( ^-゚)v滞りなくレースを運営させるべく、しっかりお勤めしなくては!本日気持ちの良いレース日和!半袖の人も見かけます!アメリカズカップウェアやグッズを身に付けている方も見かけます(∩˃o˂∩)♡

さて、受付も終わりいざ出航!我らが行かねばレースは出来ぬ!と意気込んでいたところ、フラッグ忘れとるやないか~い。新人君に1人で倉庫へ備品取りに行かせたの誰じゃ~。

気を取り直してイザ出航!さあ、さあ、皆の衆、着いておいでーっ!今日は私が女王様。私がルールよ。スタートラインも、ゴールタイムも(?)私が決めますわよ!ほほほほほほ。ところが、「こら後輩!ライン狭い!by LWオーナー」「はいわかりました先輩←by うちのオーナー」うちのオーナー立場弱かった。あっという間に5分前!4分前!1分前!11時ジャストでスタートです!この瞬間大好き(∩˃o˂∩)♡20艇が一斉にスタートしました!オールフェア!みなさん行ってらっしゃーい!

ゴールラインを設定したら、あとはお気楽観戦モードです。おおー!あそこ接戦ですねぇ。どの艇がファーストかしら。あ!もうあんなところに、え、え、え、早いぃー!そして、栄えあるファーストフィニッシュはHumming bird Ⅴだーー!!続いて、MALOLOが来たー!お久しぶりに見たー!どんどんゴールして来ます!本部艇からはゴール手前のコース取りや迫力のジャイビングが見れます。勉強になりますね!そしていつも尊敬してしまうHappy Holidayのシングルハンドでの操船も見ることができます!参加20艇全部が無事ゴールし、本部船Freestyleも撤収です。

そしてそして!優勝はぁああ!赤いぃぃぃ!! SIESTAーーーー!!ぱんぱかぱーーーんっ!おめでとうございます!!

HYC第2レースはいよいよFreestyleもレースに参戦、その前に練習しなきゃ。帰港中にキャビンで揺られながらレース記録を書いていたら船酔いしましたよ(๑⁺д⁺๑)◞

本部船運営記。2016年第10レースは“いそしぎ”さんでした。

2016年11月30日

11月27日(日)は今季最終戦の第10レースでした。当初は11月20日(日)の予定でしたが、アメリカズカップ・ワールドシリーズ福岡大会開催のため1週間延期になりました。天気予報では昼過ぎまで雨で、北北東・北の風8~12ノットとのことでした。

dsc04459今日の本部船はマスト修理中でレースに参加できない“いそしぎ”さんが引き受けていただきました。本部船未経験で不安でしたが、ハーバー事務所の鬼塚氏が乗っていただくということでお任せしました。レース委員長と相談のうえコースは博多湾口に浮かぶ「机島」時計回りに決め(コース長14マイル)、9:30から参加受付を開始し、16艇の会員艇が参加申し込みしました。未明から降り続いた雨も9時前にはいったん降り止み時折りぱらっと降る程度になりました。

dsc04456dsc0445810:00に受付終了してさっそく海面に乗り出しましたが、予報に反して風が安定せず、11:00のスタート前には西寄りの風で2ノット前後、大潮の前日でもあり各艇潮に流されて苦労していました。11:00にスタート信号が発せられましたが、直ぐに長音二声が発せられゼネリコ。11:05に次の予告信号が発せられ11:10に再スタート。スタート信号後に長音一声が発せられリコール艇があったようですがレースはそのままスタート。さーあ、今季最終戦、年間総合成績の行方も気になるのか各艇気合いが入っていますが、風が弱くて少々物足りない様子です。風向はころころ変わり風速も軽いパフが入ったと思うと止まり、その繰り返しでなかなか前に進めません。ジェネカーやスピンを上げ下ろししている艇、風を拾うため大きくコースを変えている艇、ようやくトップに躍り出た艇も失速、後ろから来た艇団に飲み込まれて再スタート、神経をすり減らす状況が続きます。それでも13:30頃からようやく北北東~北東の弱い風が連続して吹き出し全体的に艇速が上がり始めました。何とか回航ポイントの「机島」にたどり着く頃には10ノット近い風になり、回航後は各艇待ってましたとばかりにジェネカー、スピンを展開して豪快に快走しだしました。その後も風は強くなり平均で14ノット、ブローで18ノットの風も吹きました。ところが今日の風は気まぐれです。フィニッシュまで0.5マイルほどの地点で風が前に回って風速もがくんと落ち、先頭集団がもがいている間に後続集団がぐんぐん追いついてくる結果になりました。そんな中で15:12:18に“Humming bird Ⅴ”がトップでフィニッシュ。その後も次々にフィニッシュし、15:54:21に最終艇の“HIRO”がフィニッシュして2016年シリーズレースが無事に終了しました。

dsc04465dsc044612016年シリーズは4月の第2レースが熊本地震の影響で、8月の第6レースがゲリラ豪雨・落雷で中止となりましたが、残り8レースは事故もなくそれぞれにレースを楽しまれたことと思います。レースに参加された皆様、一年間本当にありがとうございました。また来年もレースでお会いしましょう。

[以下は本部船“いそしぎ”T氏からのレポートです]

マストの無い船を皆様の前にさらすのは顔から火が出る思いでしたが、鬼塚様のご指導の下、初めてHYCレースの本部船の運営をさせていただきました。

1週間前のアメリカズカップ・ワールドシリーズの余韻を残しながら、今年の最終レースを待つ皆様の期待とは裏腹に朝は生憎のお天気。天気予報は11時位から北東4m 曇り。コースについては吉川レース委員長と相談のうえ「机島時計回り」決定しました。アウターマークは打ったものの、風は超微風、南風。天気予報通りなら、あと20分で北が入ってくるかも....待てど風が吹く徴候なし。風を待つかどうか決めかねていると、それを察したレース委員長、「待つ必要なし!」。一同 御意!鬼塚教官の指導の下、机島に対してイーブンから本部船を10m落して設置。11:00スタート。風は南で殆ど無し。レース艇は潮の流れに身を任せ~~~となってまさかのゼネラルリコール!!で、本部船は大忙し。鬼塚教官 全艇スタートラインに戻れそうなことを確認して、11:10の2nd スタートを決定。2nd スタートは1艇のリコール艇有り。11:11:48にリコール解消!!お見事でした。“Jetta”!!しかし、アウターマークに入れなかった船が出た模様。風は無し!潮は逆潮。11:20“AZUMI”、11:30“Spilmer”がアウターマークを何とかクリアしてスタート。上位争いをしている船には残念な展開でした。風が吹けば挽回できる!!と祈ります。

本部船はここで前半の任務終了です。鬼塚教官をハーバーへお送りして、弁当を調達。14:10にフィニッシュライン設置完了。本部船付近は風が無くガスって霧雨、玄海島の西にかすかにセールが見えるかどうか。15:12:18、トップはさすがの高木裕氏が舵を握る“Humming Bird Ⅴ”がFinish。本日は大相撲千秋楽で福岡国際センターへ急がなければ!!ということで急ぎご帰還です。続いて2着は1艇だけ能古島寄りのコースを取った“May be”、3着は見事リコール解消の“Jetta”、4着は本部船当番を交代した“Le Grand Bleu 3 ”が入りました。おめでとうございます!!5着は10分遅れのスタートとなった“AZUMI”、6着はやっとマストが届いて半年ぶりにレース復帰の“Bambino”、フランスからマストを持ってくるのは遠かった。同じくマストの到着を待つ“いそしぎ”も待つ身の辛さを実感しております。はい!7着は“SIESTA”、今日は今年の夏に沖縄国際通りの呑み屋であった島津さんが奮闘したかな!8着、9着はFinish Lineまであと50mからデッドヒートを展開。下先行プロパーコースKeepの“Freestyle”、上位置を“JORDAN” 落とし気味で艇速を付けアウターマークを目指す。“Freestyle”このままではアウターマークに入れずタック要求、“JORDAN”それに即応しほぼ同時にタック。1分後に両艇Finish Line目指して“Freestyle”が先行タック、続いて“JORDAN” 数秒の間をおいてタック。“Freestyle”有利か??あと10mでFinish。ここで“JORDAN”が上で風を捉え、“Freestyle”より少し落とし気味で、艇速を伸ばしていく。届くか!! お見事!!山田艇長 逆転Finish!! なんと2秒差でした。緊張のデッドヒートをi-phoneで撮ろうとしましたが、記録係だったので操作間に合わず撮れませんでした。残念でした。続いて、“翔風”、“Spilmer”、“ZEPHYRUS”、“Little Wing”、 “Happy Horiday”、“HIRO”がFinish。なお、“METAXA”は途中でリタイアされました。

自分達だけではとてもゼネラルリコールの対応なんてできませんでした。またFinish Line間際の手に汗握るデットヒート、Finish Lineを切るまでは一瞬も気を抜けない緊張感、今日はいつも参加しているレースを外から見ることができて、本当に勉強になりました。貴重な経験をさせてもらいました。

以上、皆様にご指導戴き、無事最終レースの本部船運営を終了致しました。御礼、申し上げます。今後ともご指導賜ります様、宜しくお願い致します。 - いそしぎ 高橋 -

本部船運営記。2016年第8レースは“麻里絵”さんでした。

2016年9月23日

dsc038919月18日(日)の第8レースは“麻里絵”さんに本部船を担当していただきました。今日の天気予報は台風16号接近の影響で、風はまだ強くないが激しい雨と雷も予想されるとのことでした。今日のコースは湾外の予定で8:30から受け付け、10:00スタートのため、8時過ぎにはレース委員長、本部船運営担当がハーバーに到着し、気象情報をもとにレースコースを検討した結果、北西の風6~10ノット、ただし雨は結構降るだろうとのことで、短めの博多湾口の玄界島一周に決定しました。

dsc03888朝の天気予報では大雨の情報が出ていたので果たして何艇参加するだろうかと気を揉みましたが、常連さん12艇がエントリーしました。9時過ぎには出港準備を終えた各艇が舫を解いて元気に出港していきました。雨はそう激しくはありませんが降ったり止んだりの状況で、時折り霧が濃く立ち込めて視界も0.1マイルほどになります。すぐ横の能古島や出てきたばかりのヨットハーバーも霧に隠れて見えなくなるため、GPSプロッターとコンパスを頼りにしてスタート予定地点に向かいます。各艇は安全のため航海灯を点灯しています。

img_4168スタート前には霧も晴れて沖合の玄界島も見えてきました。4ノット前後の弱い風の中、11:00に全艇オールフェアでレーススタート。スタート後風が落ちて2ノット前後の超微風となり、場所によっては風速0、艇速0という艇もあり、皆さん大変苦労したようです。このような状況の中にあっても大型艇の“Humming bird Ⅴ”や“May be”、“Second Love”は僅かな風道を拾ってジワジワと前に出て行きます。その他の艇は風を拾おうと右に行ったり左に行ったりと苦労していました。

img_4165img_4174img_4179

13:36:36に“Humming bird Ⅴ”が1着でフィニッシュ、続いて“May be”が13:42:18に2着、“Second Love”が14:10:01に3着でフィニッシュし、後続艇は気まぐれな風と雨に翻弄されて大きく遅れました。1時間以上経過して“METAXA Ⅴ”がやっと4着でフィニッシュした後は順次フィニッシュラインを通過しましたが、最後尾の“SIESTA”は健闘しましたが僅かにタイムリミットに届きませんでした。悪天候下のレースとなり、参加したレース艇、本部船を運営した皆様、本当にお疲れ様でした。

[以下は本部船“麻里絵”I氏からのレポートです]

台風16号接近のためレースも中止かと予想していましたが、雨の中ということで今年の博多ヨットクラブレースでは最悪のコンディション下での本部船でした。ハーバー出港当初は小雨でしたが、「スタートラインはやや短くしまーす」と公言していたのでやや短めに、玄界島に対してほぼイーブンになるようなラインとしました。大番頭のH氏が船頭でしたので、そこはお手の物、見事でした。リミットマークを打って本部船もアンカリングしてスタートラインを設置しましたが、雨脚もやや強くなってきて風は北で4ノット程度だったでしょうか、雷も落ちたりして何やら怪しげな雰囲気となってきました。気が付くとすぐ横の能古島もどこかわからないくらいの視界です。あれ?リミットマークも見えない!というような状況です。スタート担当にリミットマークだけは見失わないようにお願いしました。参加艇は12艇です。私が時計担当ですので、3秒前、2秒目、1秒前、はい5分前!あれ、フォグフォーンが...押し間違えで2、3秒遅れてしまいました。やり直しもできないのでそのままゴーとしました。皆様大変失礼しました。

img_41894分前の準備信号、1分前の信号、こちらはきっちりとフォグフォーンを鳴らし、午前11時ちょうどにスタート信号を発し、リコール艇なしのオールフェアでレースがスタートしました。ほっとひと安心です。風も弱いのでH氏がレースの邪魔にならないように風下から見学に行こうと、アンカーを上げて微速でレース観戦に行きました。各艇微風の中なかなかスピードが出ません。このような中でHumming bird、May beがじわじわと先行して唐泊寄りを帆走していますが、いい風を掴んだようです。各艇机島の向こうを回りだすと島影に入って本部船からは詳細が分かりません。じっくり待つことにして軽い昼食にしました。ウミネコが1羽船のそばに寄ってきたので、パンやバナナを投げ与えると食べたので、しばらく一緒に遊んでいました。どうやら潮が西に流れているようです。ウミネコも好き嫌いがあるようでチョコレートの混じったパンは硬いのかあまり食べる様子はありません。

そうこうする内にトップの3艇がスピンネーカー、ジェネカーで次々にフィニッシュしました。4位以下は遥か遠くにいてなかなか近付いてきません。4着のMETAXAは3着のSecond Loveより1時間以上遅れてフィニッシュ。この頃には風が南に変わって各艇ジブでのフィニッシュとなりました。Spilmer、ENTERPRISE LILYはともに潮がきつくて結構苦労していたようです。最後のSIESTAもしっかり上ってきていましたが、あと僅かというところで16時00分のタイムリミットとなりました。しかしながら完走に敬意を表してフィニッシュラインはしっかり最後までキープさせていただきました。公式記録には残りませんが無事16:03:25にレースを終了されました。本当にお疲れ様でした。

生憎の雨の中のレースとなりましたが全艇無事にレースを終了され、最後まであきらめない姿、微風でもしっかり努力する姿を学ばせていただいたことに感謝して本部船運営記とさせていただきます。<麻里絵 井手 誠一郎>

本部船運営記。7月第5レース・壱岐レース

2016年7月30日

 

7月第5レースは小戸沖から長崎県壱岐アイランドを目指す伝統の「壱岐レース」です。昨年は午前4時スタートでしたが今年は参加艇の安全を最優先に夜が白み始める午前5時スタートにしました。昨年はスタート時からしばらくの間、無風~超微風の苦しい展開でしたが、今年は6~14ノットの風に恵まれレースには最高のコンディションでした。また梅雨明け間近の微妙な時期で天候が心配でしたが、幸いにも雨にも合わず夏空の下の快適なセーリングが楽しめました。

受付1受付2スタートが午前5時ということもあり、前日の16日(土)に出艇申告(16:30~17:00)、艇長会議(17:00~17:30)を行い18艇がエントリーしました。今回は初めて県外からの参加があり、山口県室津から「悟空」さんが、佐賀県唐津から「FUKUNORI(福徳)」さんが参加されました。おりしも博多湾では全日本A級ディンギー選手権が開催されており、小戸の福岡市ヨットハーバーは70代、80代の往年のセーラーの皆さんが元気に艇の整備等に励んでおられました。

艇長会議1艇長会議2艇長会議3艇長会議5

SIESTA

フィニッシュ本部船

May be

スタート本部船

スタート本部船は「May be」が務め全艇スタート後にアンカーを上げてレースに参加です。この場合「所要時間-10分」の救済をすることにしています。壱岐フィニッシュ本部船は「SIESTA」が務めました。レース当日の17日(日)午前3時頃までは時折りざーっと雨が降っていましたが4時前には雨も上がり、ポンツーンのあちこちで航海灯が点灯し出港準備が慌ただしくなりました。スタート前の海面は西の風6~8ノットで、スタート本部船を務める「May be」の周りに参加艇が続々集まってきます。スタートラインはヨットハーバー入口の入港灯(緑)と沖合に停泊した「May be」の見通し線で本部船を左に見てスタートです。4:55に予告信号、4:56に準備信号が発せられ、5:00ちょうどにスタート信号が発せられ2016年博多ヨットクラブ・壱岐レースがスタートしました。リコール艇もなく全艇オールフェアのきれいなスタートでした。

スタート1 スタート2スタート3

コースは博多湾口に位置する玄界島と西側の糸島半島の間を通過しますが(玄界島の東側通過も可)、ちょうど中間に位置する机島の西側を通るか東側を通るか悩むところです。西の風でポートタックの片上りなのでどちらを通っても違いはないようですが、結果としては半島寄りを選択した艇は陸地のブランケットに捉まり苦労したようです。博多湾を出てからしばらくは全艇ポートタックで走っていましたが、正面からの波を嫌って途中でタックして西海面に向かった艇が何艇かいましたが、結果としてはこれが大失敗。最後までポートタックで伸ばした艇が着順でも上位を独占しました。ロングコースのレースはコース取り如何で小さなヨットが大型艇を出し抜くこともあり、実に爽快で気分がいいものです。この海域は旅客船の往来も多く、博多港と壱岐・対馬を結ぶ高速船やフェリー、韓国・釜山を結ぶジェットフォイルが近くを通過していきます。また沖合からは中国の超大型クルーズ船が博多港に向かっていました。

IMG 0810IMG_0812IMG_0821

スタート4全艇のスタートを見届けてアンカーを上げ、セールをセットして10分遅れでレースに参加した「May be」は、51フィートの全長にものを言わせ、早々と先行艇を抜き去って前に出て行きました。途中太陽も顔を覗かせ、風も10~14ノットと絶好のコンディションとなり早いレース展開になりました。

10:31:03に最大艇「May be」が貫録のファーストホーム、11:00:40に並み居る40フィート艇を押さえて35フィートの「Suru Sumi」が2着でフィニッシュ。その後も続々とフィニッシュが続き、13:08:02に最終艇「Little Wing」がフィニッシュして2016年壱岐レースが無事に終了しました。昨年はファーストホーム艇の所要時間が9時間半、最終艇の所要時間が12時間20分だったので、今年は風に恵まれたため4時間ほど早くフィニッシュできました。

1着

1着May be

2着

2着Suru Sumi

3着

3着MALOLO

4着

4着Hummingbird

 

 

 

 

 

5着

5着AZUMI

6着

6着Second Love

7着

7着 麻里絵

8着

8着Spilmer

 

 

 

 

 

9着

9着Grand Bleu

10着

10着ENTERPRISE LILY

11着

11着 悟空

12着

12着JORDAN

 

 

 

 

 

 

 

13着

13着 翔風

14着

14着ZEPHYRUS

15着

15着FUKUNORI

16着

16着 いそしぎ

 

 

 

 

 

 

17着

17着Notari 3

18着

18着Little Wing

 フィニッシュ地点の「筒城浜」は壱岐で最も有名な海水浴場で、ビーチには色とりどりのビーチパラソルが林立し、夏を待ちわびた海水浴客が大勢繰り出していました。ここの海は透明度が高く、近くのヨットのキールやラダーもきれいに見えていました。フィニッシュ後はとんぼ返りで帰る艇もありましたが、フィニッシュ地点の七湊港、西の印通寺港、東の芦辺港それぞれに入港し旅館や民宿で1泊する艇など、それぞれに壱岐レースを楽しみました。JORDAN、SIESTA、いそしぎ、ZEPHYRUSは壱岐の北、勝本町湯ノ本の天然温泉の民宿に、Second Love、MALOLO、Little Wing、Grand Bleu、Spilmerは筒城浜の民宿で、その他にもHumming bird Ⅴ、Suru Sumi、ENTERPRISE LILY、翔風、悟空さんも壱岐に1泊され、新鮮な魚と壱岐焼酎を堪能したようです。麻里絵さんは日本一の民宿と定評のある佐賀県呼子沖に浮かぶ加唐島に向かいました。

芦辺港芦辺港2印通寺港印通寺港2

 JORDAN、SIESTA、いそしぎ、ZEPHYRUSが同宿となった天然温泉が湧く湯ノ本の民宿「海老館」では、壱岐で唯一の海辺沿いの男女別露天風呂に浸かってレース・本部船の疲れを癒して夕食までのひとときを部屋で寛ぎ、持ち込んだ冷えたビールや焼酎、夏の定番「生ライムを使った本格的ジントニック」で大いに盛り上がりました。夕食・宴会は宿の裏手の高台に建つ国民宿舎「壱岐島荘」の宴会場で行い、他艇メンバーとの交流を深めました。一方、筒城浜の民宿「白鴎」でもLittle Wing以下5艇が同宿となり、カラオケも飛び出して大いに盛り上がったそうです。

宴会1宴会2宴会3宴会4

宴会5宴会6宴会7宴会8

白鴎1白鴎2白鴎3海老館前

優勝艇メンバー

優勝艇Spilmer

 翌日は7時頃から朝食を済ませ、宿の車で係留地の芦辺港、印通寺港、七湊港に送っていただき、帰りの食料・飲料・氷とお土産を買い込んでそれぞれに博多に向けて出港しました。芦辺港には歩いて行ける距離に大型ショッピングセンター「イオン壱岐店」が、印通寺港にはショッピングセンター「マリンパル壱岐」があり朝8時から営業しているのでとても便利でした。40年近く続く博多ヨットクラブの壱岐レース、ぜひ皆さんもご参加ください。夏の壱岐は最高です!

 

[フィニッシュ本部船“SIESTA”ヨット歴2年目の食事担当N嬢のレポート]

今回本部船とのことで、7月17日(日)の午前1時半に小戸を出航しました。オーバーナイトは初体験のわ・た・し♡ 絶対にライトの光を人に向けちゃいかんということを学びレッツゴー壱岐!

フィニッシュ本部船1風はまっぽ?(よく分かりません・・)らしくセールは上げずに行きました。深夜といえども薄く明かりがあり、遠くの灯台の光もよく見えていたし、風も波もいい感じでした。「ナイトレースやったらおもろかったやろうね」「この風は明け方には落ちるもんなぁ。リミットまでかかるかいな」なんて会話をしつつ、私はウトウトしつつ(先輩方すみませんっ)。明け方に名島を過ぎて飲んだ味噌汁は心にも体にも染みました・・・。先輩方はその後ビールをプシューっと(笑)5時半くらいにフィニッシュ地点に到着しアンカリング。私は初めてアンカリングというものを経験しました。今回は初めてづくし♡ 6時半に日除けのオーニングを張り、朝食を食べ、ビールを飲み、先輩を差し置いてバウで仮眠(すみません)。レース中のヨットからオーナーの携帯に「今、名島通過です」と連絡を頂いたみたいで、「そろそろ準備しようか」と起床(私だけっ)。フィニッシュ待ちとはいえ、ビール片手に海の上の涼しい風と波のキラキラ、そしてバナナボートで遊ぶ女子の黄色い声、最高ののんびりまったりタイム、味わったことのない幸せでした。天気に恵まれて本当に良かったです。

フィニッシュ本部船2先頭の艇が「もうすぐゴールです」と連絡を入れて下さったものの、遠く名島の近くに薄らと4艇ほど見えるばかりで近くには何も見えません。先輩方が「客観的にレースを見るって面白いっすねー。あれがMay beかな」なーんて話をしていたら、いきなり隣の岬の陰からヒョコッと顔を出したヨットがMay beでした!新しくなった全長51フィートのMay beが間近を走る迫力・スピード・ヒールのかっこいいこと。フィニッシュしたらそのまま「帰りまーす」とおっしゃって、また玄界灘に飛び出していかれました。その後次々と2着、3着・・・とフィニッシュ。フィニッシュ手前に風が乱れるところがあったようで、何艇かふらついていました。風が見えたような気がした瞬間でした。

今回はバラバラにフィニッシュするのではなく、ある程度何艇か固まってフィニッシュするパターンが多かったです。私は長期戦(タイムリミットの17時)を予想していて、「後でゆっくり待機しているときに泳ごう♪」なんで思っていましたが、皆さん順調にフィニッシュされ、のんびりしていたSIESTAメンバーはバタバタ片付けしながらフィニッシュ待ちという状況になっちゃいました。今回レース参加の18艇(県外から特別に2艇参加)、皆さん時間内&無事にフィニッシュ出来て何よりです♪皆さん夜明け前からのレースお疲れ様でした(^o^)

本部船運営記。2016年第4レースは“Little Wing”さんでした。

2016年6月22日

DSC035376月19日(日)の第4レースは“Little Wing”チームに本部船を担当していただきました。今日の天気予報は午前中は雨模様で、南寄りの風、8ノット前後ということでしたが、未明まで激しく降っていた雨も朝には降り止み、まずまずの天候です。DSC035398時半過ぎには本部船メンバー、レース委員長もハーバーに到着し、今日のレースコースの決定、本部船への運営用品の積み込み、9時半からの受付準備を済ませます。コースは博多湾口の机島そばの「クタベ゙瀬・黄色ブイ」時計回りに決定。10時の受付終了で20艇(内オープン参加1艇)が参加です。

出港準備を終えた参加艇と本部船が次々と出港していきます。風は西の風となり6ノット前後、うねりもほとんどなくまずまずのコンディションです。通常よりやや沖合いにスタートラインが設置され、各艇ウォーミングアップで海面を走り回っています。スタート前には風が若干北に振れ(西北西)スタボードタックでラインを流してもギリギリラインを切れない状況となったため、スタボードタックのクローズホールドでライン沿いを流し、スタート信号と同時にタックしてポートタックで出て行くか、タイミングを計ってポートタックでアプローチしてラインを切るか悩むところです。DSC03540IMG_9256スタート2分前には多くの艇が本部船寄りからスタボードタックでラインにアプローチし、何艇かはポートタックでアウターマーク寄りからのスタートを狙っています。午前11時ちょうどにスタート信号が発せられ、リコール艇が1艇ありましたが(リコール解消)きれいにスタート。風速も若干上がりそうな気配で、意外と早いレース展開になりそうです。

回航ポイントの「クタベ瀬・黄色ブイ」までの往路では、気まぐれな風に翻弄されました。10ノット近く吹いたかと思うと4ノットまで落ち、いきなり90度風向が変わるなど各艇苦労していましたが、復路では風も安定して10ノットオーバー、ブローで18ノットまで吹きました。スタボードタックのビームリーチ~クローズリーチで、ジェネカー艇は安定した走りをしていましたが、スピンネーカーを上げた艇の中にはブローチングしていた艇もあり、なかなかダイナミックなレースになりました。

IMG_9355IMG_9369IMG_9389IMG_9396

参加艇中最大の51フィートの“May be”が12:24:57に1着でフィニッシュ。2着以降も安定した走りで次々とフィニッシュし、13:23:51に最終艇がフィニッシュして無事にレースを終了しました。修正1位は3着の“Suru Sumi”さんでした。今日は雨の中でのレースを覚悟していましたが天気の回復が早く、オイルスキンを着ることもなく、セールも濡れずに快適なセーリングが楽しめました。

[以下は本部船“Little Wing”Oオーナーからのレポートです]

“Little Wing”艇としては2年振りの本部船運営となりました。前回の第3レース終了直後より、クルー全員で「HYCレース本部船運営マニュアル」を共有し、各自あらためて読み直し、イメージトレーニングを行いレース当日を迎えました。心配は天候でしたが、おおかたの予報に反して雨も上がり、夏のレースらしいコンディションとなりました。事前ミーティングでは、各自の役割分担確認を繰り返し、いつものレース以上に気合いを入れていざレース海面へ。リミットマークを設置し、マニュアルに従ってスタート手順をひとつずつ消化していきました。 

さあ、いよいよスタートです。“JORDAN”さんにフライングが認められた為、ただちにリコールの宣告を行いました。本部船クルーの間に一瞬にして緊張が走ります。シモ側からのスタートのJORDANにリコールが聞こえてるかな?それで拡声器で何度も呼びかけました。もしかして聞こえてないかな?と思った瞬間、背後からクルーの1人が拡声器より馬鹿でかい声で一声を発しました!みなさんがこちらを向いたので、大変有効だったかと思いました  (笑)“JORDAN”さんの実に真摯な対応により、まもなくリコール解消。なんとか無事にみなさんを送り出す事が出来ました。その後、風も上がり、レースはスピーディな展開に。昼食もそこそこに、すぐさまフィニッシュの準備にかかります。本部船の醍醐味は、何と言っても普段なかなかゆっくり見ることのできない他艇のクルーワークやコース取りなどを、じっくり見ることができる所にあるかと思います。スタートで緊張した分、フィニッシュではその醍醐味を十分に味わうことが出来ました。心配された天候もレース終了まで持ちこたえ、エキサイティングなレースになったかと思います。レース以外でもチームワークは大事ですね〜さあ次回のレースは頑張りますよ。参加艇のみなさん、お疲れ様でした! リトルウィング

 

本部船運営記。2016年第3レースは“Freestyle”さんでした。

2016年5月25日

5月15日(日)は2016年HYCシリーズレースの第3戦でした。先月の第2レースは熊本地震を考慮して中止したため2か月ぶりのレースでした。結果的には4月17日のレース当日は30ノットオーバーの強風が吹き荒れ中止は正解でした。

DSC03429今日は「湾外コース」の予定で、今年から湾外コースはスタート時間を1時間早めて午前10時スタートに変更しました(7月の第5レース・壱岐レースは別途)。このため受付時間も8:30~9:00と早めたので、8時過ぎには本部船運営担当の昨年の年間チャンピオン“Freestyle”メンバーが集合し、レース参加艇のメンバーもぼつぼつハーバーに参集してきます。今日の気象予報では、南寄りの風で風速は4~10ノットとロングコースには弱い風ですが、吉川レース委員長とも相談のうえ湾外の「相島時計回り回航」に決定しました。直線距離で約27マイルなので風が弱いままだとタイムリミット(17:00)が気になるところで、コース短縮も考えておかないとなりません。

DSC03428DSC034309:00の受付終了で20艇の会員艇が参加です。9:00過ぎには本部船が出港し、通常位置より1マイルほど沖合にスタートラインを設置します。風は予報に反して北寄りの風となり風速はは5ノット前後。10:00のスタートでは1艇のリコールがありましたが、全艇「シタエ曽根」に向けて好スタート。全艇がタイムリミット内にフィニッシュできますように。

DSC03432IMG_7376IMG_7419IMG_7572

レースの進行は、安定した風の吹き出しはなく、全般的に弱くて無風帯もあり各艇苦労したようですが、根気よく僅かな風を拾ってロングレースを楽しんでいました。途中で本部船から「コース短縮」の連絡があり、博多湾の入口の志賀島-玄界島を結ぶライン上にある「シタエ曽根」ブイと本部船の間がフィニッシュラインになりました。5マイルほど距離が短縮になったので何とかタイムリミットはクリアできそうです。DSC03443博多湾内では博多-長崎県・壱岐を結ぶ高速船“ヴィーナス”や韓国・釜山を結ぶ高速船“ビートル”、“コビー”が横を走り賑やかでした。相島では、おそらく津屋崎をホームポートとするヨットがレースをしていたのでしょうか、海上で行き会いました。ファーストホーム争いは最大艇の“May be”とプロセーラー高木裕氏が舵を握る“Humming bird Ⅴ”の接戦となり、“May be”が14:48:45に51秒差で1着となりました。“Little Wing”が16:26:30に16着でフィニッシュしましたが、残念ながら4艇がリタイヤもしくは17:00のタイムリミットに掛かってフィニッシュできませんでした。コース短縮でフルスロットルで「シタエ曽根」に向かい、9時間近く海上で本部船を運営していただいた“Freestyle”の皆さん、本当にお疲れ様でした。

[以下は本部船“Freestyle”のKオーナーのレポートです]

今日のレースはロングの予定。8:30受付開始のため8:00に集合。風が少し弱いなと感じながら受付会場に行き、吉川レース委員長を交えてコースを検討し、コースは「相島時計回り」に決定、長い一日になることを覚悟しました。30分間の受付を終え参加20艇、マークやエアーホーンなどの運営備品を詰め込み、9時すぎにハーバーを出航しました。風を考えるとコースを少しでも短くしたいと思い、いつもより沖合の毘沙門沖にマークを落とし、ラインを作りスタート時間を待ちます。5分前、4分前、1分前と所定の合図を行い、無事スタートかと思った時、ライン沿いを流していた一艇がフラフラとラインを切ってレース海面へ出て行きます。S艇です。そして、スタートの10:00。旗とハンドマイクでリコールを伝えるとS艇からは「えっ〜」とやや怒ったような声。間違いなく出ていましたよ。それも一艇身。S艇はすぐに戻ってリコール解消、急に降り出した雨の中、ウエイポイントのシタエ曽根へ向かって全艇スタートしていきました。初めてヨットレースを見る知人が乗っていたため、少し艇団に着いて見物の予定でしたが、雨が激しくなったためやむなく中止し、能古島へブランチに向かいます。

昼食後、風が上がるらしいとの情報を信じて早めに戻ろうと、13時前には能古島を離れゴールへ向かいます。すると、先頭を走っているであろうレース委員長が舵を握る“May be”より着信、風がなく漂っているとのこと。少し様子を見ながらコース短縮を検討しようとのことになりました。数艇から「風が上がった」、「また落ちた」、「いいスピードで走っている」など様々な情報が入ります。風が落ちた状況から、14時前にシタエ曽根をフィニッシュとするコース短縮を決断、マークを回収し、移動開始しました。移動中は手分けして参加各艇へ電話連絡します。レース中で手が外せないのか殆どが繋がりません。連絡が取れた艇には「コース短縮」を伝え、こちらもシタエ曽根の黄色いブイを目指します。 

シタエ曽根に近づくと先頭のMay beHumming birdが競り合って向かってくるのが見えます。「こりゃ、まずい、間に合わないかも」そんな心配が口々から出ます。風よ落ちろと願いながらフルスロットルで向かいます。しかし、結果はMay beにタッチの差で遅れてタイム取れず、May beにはタイムの自己申告をお願いしました。2着のHumming birdには何とか間に合い、ブイと志賀島の山の一点を見通し線に想定し計測開始です。ここは水深20m以上でアンカーも打てません。ひたすらライン上の位置を維持します。3番手以降の艇はロングにしては団子状態、接近戦で楽しそうにフィニッシュラインを通過していきます。こちらは前後進したり、ニュートラルで流したりと忙しいゴール待機の2時間でした。17時のタイムリミットまでゴールで待機し、小戸に帰港したときは18時を回っていました。

結果的には電話連絡つかずのリタイヤ申告が2艇、無念のタイムアップが2艇となってしまいました。コース短縮の信号旗「S旗」の存在も後で思い出しました。ルール(信号旗)をもっと理解すること、レース中は携帯電話を繋がる状態にしておくことの重要性を感じた一日でもありました。

メンバー5名で勤めた本部艇の一日は何とか無事終了。ハーバーを出て解散したのは19時を少し回った頃でした。レース参加艇、本部船運営メンバー、皆さん本当にお疲れ様でした。

本部船運営記。2016年第1レースは“Bambino”さんでした。

2016年3月24日

DSC033393月20日(日)は2016年HYCシリーズレースの開幕戦でした。約4か月ぶりのレースを待ちわびた20艇の会員艇とオープン参加の1艇の計21艇が海に乗り出していきました。天気は晴れ、風は北寄りで15~18ノット、波は1.5~2mの予報で、開幕戦にしては少々タフなコンディションです。コースは小戸沖から博多湾口の机島を時計回りに回ってくる約12マイルほど。今日の風ならば全体で2時間弱ほどでレース終了となるでしょう。午前10時に受付を終了してレース海面に向かいます。スタート前で16ノット前後の風があり、大型艇では8ノット前後の艇速が出ていますので接触や衝突事故がないように各艇しっかり艇をコントロールしています。最少艇26フィート、最大艇51フィートなのでまともにぶつかると大きなダメージが発生するので、各艇とも見張りをしっかりして慎重に走らせています。51フィートを筆頭に40フィートを超える大型艇8艇が、20フィート近い強風の中を全速でスタートしていくシーンはダイナミックで壮観でした。間に挟まれた小型艇はさぞかし緊張の連続だったことでしょう。

DSC03344DSC03346第1レースの本部船は“Bambino”チームに引き受けていただきました。うねりのある強風の海面でアウターマークを打ち本部船をアンカリングしてスタートに備えますが、結構船が揺れているので大変だったでしょう。設定したスタートラインは、風向に対して若干右上がり(本部船側有利)になっていましたが、アンカーの打ち直しも大変なのでこのままスタートさせます。5分前の信号が発せられると、やはり上スタートを狙って本部船側に集まってきます。4分前、1分前の信号が発せられると、本部船からライン中央部分に集中してラインの見通しができない状態になりました。11時ちょうどにスタート信号が発せられましたが、かすかに「長音二声」が聞こえたような気がしましたがはっきりしません。本部船は他のヨットのセールに隠れて見えません。10秒ほどそのまま走って本部船を見ると、しっかり「第1代表旗」が掲げられています。「ゼネリコ」です。ジャストスタートだったのに...と残念に思いながらベア、ジャイブして戻っていきました。前を行く大型艇も次々に引き返してきます。この海況の中を本部船も回答旗(延期信号)を掲げ、根性を出してアンカーを引き上げて本部船の位置を変えています。本当にご苦労様でした。11:12に回答旗が下り、11:13に5分前の信号が発せられました。11:18にスタート信号が発せられ、今度は「オールフェア」でいよいよ2016年第1レースがスタートしました。

IMG_4930IMG_4897IMG_4900通過地点の机島手前の「クタベ瀬黄色ブイ」まではスタボードタックの一本コースとなりスピード競争になりました。これまでのレースでは42フィートの“Humming birdⅤ”が先行するのが常でしたが、レースに本格初参戦の51フィートの“May be”はさすがに速く、ぐんぐんと加速して前に出ていきます。風速も20ノット前後となりMaxで26ノットまで吹き上がりました。黄色ブイの西側を通過して回航ポイントの机島を回ってジャイブ。風が若干東に振れたため帰りのレグもポートタックのクローズドリーチの一本コースとなりました。気合の入った何艇かは無謀にもジェネカー、スピンにチャレンジしたようですが、大半の艇はジブのみでダイナミックなセーリングを堪能しました。12:31:34に”May be”が余裕のファーストホーム。所要時間1時間13分34秒、平均艇速9.8ノット。2着が“Humming bird Ⅴ“、3着が“Second Love”、そして21着”Notari 3”が13:12:31に最終フィニッシュ。26フィートながらそれもシングルハンドでの完走です。平均艇速6.8ノットと大健闘でした。

IMG_4846DSC03352“May be”は途中でブームバングが切れて応急修理をしたそうですが、その予備のハイテクシートも切れて大変だったようです。51フィートの巨大なメインセールのパワーは半端ないですね。こういう事情で本来の性能を引き出せなかったようです。何はともあれ、スタート時の接触・衝突もなく、深刻な艇体等のダメージもなく無事にレースが終了してほっとひと安心でした。また過酷な本部船運営を担当していただいた“Bambino”チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。

[以下は本部船“Bambino”のNオーナーからのコメントです]

まだ少し肌寒い朝でしたが、よく晴れて2016年HYC初戦は いいレース日よりになりました。

昨年までレース受付時間は1時間でしたが、今年から30分短縮して9:30~10:00としましたが、9時過ぎには続々と各艇エントリーに来られ21艇がエントリーしました(オープン参加1艇含む)。初戦から幸先いい感じで良かったです。

9時にメンバーが集合して、マークブイや信号旗などの運営用品をヨットに積み込んで準備完了していたので、受付終了の10時過ぎにはBambinoで出航してレース海面に向かいました。北北東16knot~の風が吹いて白波がちらほらと上がってました。クルーの安全を確保しながらリミットマークを打ち、上に艇を廻しアンカーリング。30ft艇でアンカーリングするとかなり揺れてデッキの上ではしっかり何かを掴んでないと立てない状態でした。マークと見通しを確認すると、本船がかなり高くアンカーラインをギリギリまで伸ばし、風が少し振れましたが予定時刻も迫っていたこともありこれでスタートさせる事を決め、予定通り10:55に5分前の ホーンを鳴らしHYC旗を掲揚。4分前、1分前とカウントダウン。各艇の動きを見るとやはり本船が高いので上有利と判断した各艇が本部船寄りからのスタートを狙って密集してきました。スタート30秒前を過ぎると続々と本船側に艇が集中、5秒前を切った時点で何艇かラインを出ていますが、セールが重なって艇を特定できません。11:00のスタート合図後、ただちに「ゼネリコ」のホーン二声と第1代表旗を掲げる。強風下だったのでホーンが聞こえてない艇もあった様子。その後ゼネリコ旗を下して回答旗を上げ、即、「ライン打ち変え、アンカー上げろ!」。強風下、波でバウはかなり揺れて作業は難攻。クルー2人でアンカーを上げ、艇を廻して再度アンカーを打ち見通しの高さを確認。「回答旗下して1分後に5分前予告信号上げるぞ」。波で艇が凄く揺れる中、クルー全員作業をテキパキとこなしてくれて11:18に2回目のスタート。全艇オールフェアー、今度はうまくスタートできました。

風速は16~18knot、 あっという間に船影も小さくなって「先頭艇は1時間チョットで帰って来るぞ!」フィニッシュに備えてアンカーを上げ、ラインを短くしてアンカーリング。チョットだけ落ち着いた艇上でクルーに「お疲れ、みんな大丈夫や!」。するとクルーの1人が「すみませんチョットやばいです」、「え、お前何時から船酔いしとうとや」、「海上に出て直ぐからです」。はははっ、一同に笑いが出ました。そうこうする内にトップ艇が見え始めました。艇種が変わった51フィートの“May be”が1番でフィニッシュ。所要時間1時間13分、お見事でした。その後も続々と各艇フィニッシュして、最後の艇も2時間かからずにあっという間にレース終了。波で激しく揺れる中アンカーを上げてマークをピックアップ。クルーみんなの働きのお陰で無事運営を終えました。「お疲れ様でした、みんな ありがとう」。 - Bambino 沼田浩行-

本部船運営記。2015年第10レースは“麻里絵”さんでした。

2015年11月27日

DSC029272015年11月15日(日)の第10レースは今季最終戦で“麻里絵”チームに本部船を担当していただきました。Yオーナーの友人の“Dragon Queen”Kオーナーが、本部船は自分のヨットを出していいよとのことで、運営メンバーは“麻里絵”メンバーが2人乗り込みKオーナーと一緒に本部船を運営し、“麻里絵”自体はレースに参戦しました。天気の予報は曇りから晴れでしたが、朝8時頃に急に空が暗くなって雨が降り出しましたがすぐに降り止み、空には晴れ間も出てきました。風の予報は北~北北東、4~8ノットと、11月としては少し弱いようですが晩秋の穏やかな博多湾での今季最終戦、セーリングを楽しみましょう。

DSC029358時過ぎには本部船メンバーが集合し、吉川レース委員長と相談のうえ、博多湾口の机島を時計回りに回航するコースに決定。マークブイや信号旗などの運営用品を本部船に積み込み、9時からのレース参加受付に備えます。今季最終戦で天気もまあまあということで9時半には20艇が受付を済ませ、最終的に22艇の参加となりました。今日は先日新しい艇(sprint51)になった“May be”が初めてセールを上げてテストセーリングを兼ねたレース参加ということで、その走りに注目です。

DSCF3860DSCF387110時過ぎに出港してスタートライン設置に向かい、リミットマークを打ったところで何やらトラブルのようです。どうやらマークのアンカーラインが船外機のペラに絡まったようです。なんとか解消して本部船のアンカリングポイントに向かい一旦はアンカーを打ちますが、22艇の参加に対してスタートラインが短かったようで、アンカーを打ち直してラインを伸ばしました。なかなか風速が上がらず艇速も出ないので各艇苦労しているようです。10:55分に予告信号が発せられ、10:56に準備信号、そして11:00にスタート信号が発せられました。しかしながら1分前くらいからスタートライン上に多数のヨットが並び、明らかにラインから出ているヨットもありますが風が弱いため戻るに戻れない状況で、おまけにライン上にセールが重なって本部船からリミットマークが見通せない状況になったため、やむなく今季初めてのゼネリコの信号が発せられました。通常だとゼネリコの場合は10分後に再スタートですが、風が弱くて再スタートの体制が整わないとの本部船の判断で、20分後の11:20に次のスタートになりました。この判断が見事に的中して徐々に風速が上がり出し、再スタート時には6~8ノットとなりオールフェアで今季最終戦の幕が切って落とされました。022机島まではスタボードタックのクローズホールド、島を回航してからは風が若干東に振れてポートタックのクローズリーチ、ぎりぎりジェネカー、スピンが上がらない状況でしたが、その内風が後ろに回り、待ってましたとばかりに各艇からジェネカー、スピンネーカーが次々に上がっていきます。風速も10~15ノットに安定し、青空のもと最終戦に相応しい豪快なセーリングを堪能しました。トップ艇が12:55:49にフィニッシュし、順風の中、後続艇も続々とフィニッシュし、最終艇が13:51:39にフィニッシュして全体で2時間ほどで無事に最終戦が終了しました。

IMG_2687IMG_2692今日は、たまたま前日から博多港に初めて入港していたセールトレーニングシップ、帆船“みらいへ”(1993年に大阪市が建造した全長52m、230トンの3本マストスクーナー、旧“あこがれ”)が招待客を乗せて博多湾内をセーリング中で、HYCレースを観戦のためコース途中で停船してレース参加艇に盛んに手を振ってエールを送っていただきました。HYCレース史上、帆船から声援を受けるのは初めてのことで、参加艇のクルーも普段以上の力を発揮していたようです。

IMG_2693IMG_2565今日が初セーリングとなった“May be”は、艇の状態を確認するとともに艇の大きさに慣れるためかヘッドセールは№3ジェノア、巨大なジェネカーも上げずにマストの状況やシーティングアングルの確認などを行っていました。さらには帰りのレグではサービス精神を発揮してわざわざコースを外れてレース観戦中の帆船“みらいへ”近付いて行き、乗船客からやんやの喝さいを浴びていました。

2015年シリーズは4月の第2レースだけ時折り小雨模様でしたが、それ以外は雨にも会わず天候には恵まれました(全般的に風が弱い状況でしたが)。何よりもレース中の事故も無く、それぞれにレースを堪能されたことと思います。レースに参加された皆様、一年間本当に有難うございました。来年もまたレース海面でお会いしましょう。

[以下は“麻里絵”のI氏からのコメントです]

11月15日、麻里絵として昨年に引き続き2回目の本部船運営をさせていただきました。今回はMETAXA のMオーナーと当方Yオーナーの話で本部船はMETAXA使ってもいいよとの話でしたが同席していた“Dragon Queen”のKオーナーが自分のヨットを出しましょう。そして待っている間に「洋上牛シャブ」でもしましょうということで話がまとまりました。クルーのIさん、そしてカメラマンのMさん(本職は内科医)に同乗していただきました。

15日朝8時頃は西の風でした。いつものように倉庫「箱次郎」と博多ヨットクラブの船具箱から運営物品を運び出します。クラブハウス2階で受付しながら、緊張のためか「西陣クリニック」などと誤記した領収書を出してしまいました(ごめんなさい)。

10時過ぎには東の風となってきました。船外機にマークロープが絡んだか、みたいなトラブルがありましたが何とかクリアー、麻里絵チームは沖でスピンあげて練習中でした(助けも呼べない状況でした)。11時00分、最終戦のためかどこもイケイケモードです。スタートラインを見ながら、出てる、出てる、出てるコールの連続で、セールの陰に隠れてリコール艇の全艇が確認できなかったので結局はゼネリコにしました。本部船運営マニュアルでは10分後再スタートとなっていますが、微風のためスタートラインに戻れない艇が数艇あり、20分後の11時20分に再スタートと決めさせていただきました。一応ハンドマイクで各艇にお知らせ、風も少しは上がってレース艇もチョコチョコ動くことが可能となりました。

2回目のスタートは見事にオールフェアーでのスタート、6~8ノットの風で最終戦にふさわしいコンディションになりました。机島時計回りですのでこの風なら2時間ちょっとの雰囲気でした。Kオーナーと12時くらいから鍋も開始とのことで、ぼちぼち準備に取り掛かります。お肉は前日よりロースと赤身を1キロほど準備していました。私の右手は揺れる船上でも常に鍋の取っ手から外しませんでした。牛肉も美味しいし、野菜も美味しかったです(船の上だから?)。Mさんはファインダーを覗くため、ちょっと食べることはできないとのこと、3人でゆっくり鍋をつつかせていただきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA10023OLYMPUS DIGITAL CAMERA

12時半過ぎに沖合に青赤のジェネカーが見えてきました。どうやらHumming bird Ⅴのようです。12:55に1着でフィニッシュし、7分後にMALOLOが2着フィニッシュ、8分後にFreestyleが3着でフィニッシュすると、10ノット前後の風の中、後続艇が次々にフィニッシュするため悔しいけれど「鍋」は一旦中止してフィニッシュのタイム取りに専念します。13:51に最後のHappy Holidayさんのフィニッシュを見届けさせていただき、14時前には無事にレースが終了しました。長年レースに参加させていただいていますが、本部船を運営するとレースを違う面からクールに見ることができます。スタートさせた後は時間があるので今回は牛シャブでしたが、潮風を感じながら料理に集中することもできます。来年も是非運営に参加することを誓って、「Kオーナー、来年は鯛シャブでもしましょうか?」ハーバーに帰港して運営用品などの片付けを済ませ、鍋もパート2でMさんも食事をとり、しっかり締めのうどんまでいただきました。皆様、12月19日の表彰式で再会しましょう。次年度もよろしくお願い致します。

博多ヨットクラブとは規約組織会員艇入会案内オリジナルグッズサイトマップ

copyright © HAKATA YACHT CLUB All Rights Reserved.