壱岐のHYC会員さん、「OLIVE」号との交流

2013年7月24日

壱岐レースに参加した「ZEPHYRUS」号、S氏からの投稿です。  (※写真をクリックすると大きくなります。)

博多ヨットクラブの年に一度のオーバーナイトレース、真夏の壱岐レースに参加しました。距離は博多湾の小戸沖から長崎県壱岐島までの約30マイル。例年、スタートの日は梅雨明けが微妙なところで、年によっては梅雨末期の大雨の中のレースとなることもありますが、幸いにも今年は平年よりも11日も早く梅雨が明け、雨の心配はなくなりました。マリノアからのオープン参加1艇を含む16艇がリコール艇もなく午前0時にきれいにスタートしました。

博多のヨットにとっては壱岐は手頃なクルージングスポットです。レースだけではなく春から秋にかけて多くのヨットが壱岐を訪れています。そんな壱岐に博多ヨットクラブの唯一の県外会員「OLIVE」号がいることを知ったので、この機会に「OLIVE」号さんと交流を図ることにしました。OLIVE

7月14日(日)午前0時に小戸沖をスタートし、微風・無風に悩まされて博多湾を出るまでの6.5マイルの距離に4時間半ほどかかり、その後は南西のいい風が吹き続いたため午前9時前には壱岐・七湊の筒城浜海水浴場沖にフィニッシュ。レース参加艇は、それぞれの都合でそのままとんぼ返りで博多に帰る艇、フィニッシュ地点の‘七湊港’に入る艇(小さな漁港)、北に5.5マイルほど走ってフェリーやジェットフォイルが就航している‘芦辺港’に入る艇、あるいは西に3.5マイルほど走って佐賀県唐津市との間でフェリーが就航している‘印通寺港’に入る艇と様々です。

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印通寺港の浮桟橋

 我が艇はプレジャーボート用の浮き桟橋がある印通寺港に向かいレース参加の「翔風」、「SIESTA」、「HIRO」と一緒に係留しました。さっそくHYCホームページで紹介していた長崎県離島限定の地域通貨「しまとく通貨」を購入するためにフェリーターミナルの観光案内所に行き、1冊5千円のチケット(千円チケット6枚綴り)を11冊購入しました。これで11,000円分お得なので宿での生ビールや焼酎代が浮く勘定になります。ヨットで昼食後、「翔風」号のメンバーとともに宿の送迎バスで宿泊先の湯ノ本・国民宿舎「壱岐島荘」に向かいました。湯ノ本は壱岐で唯一天然温泉が湧いていることで有名で、湯ノ本港を見下ろす小高い丘の上に建つ宿からは、海に沈む夕日を眺めることができます。宿に着いて何はともあれ温泉に突入です。茶色のしょっぱいナトリウム塩化物泉の天然温泉で、ゆったりお湯に浸かってレースの疲れを取りました。

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右列中央がSさんご夫妻

午後6時半から2階のレストランで、「OLIVE」号のSさんご夫妻を迎えての大宴会となりました。「OLIVE」号さんも20数年前には何回か壱岐レースに参加したことがあるとのことでレースの話も大いに盛り上がりました。ただ、途中から専らシングルハンドでのクルージングに転向されたそうでレースは久しくされていないそうです。またご夫妻はスキューバダイビングにもはまっているそうで、ここ20年以上、毎年沖縄・慶良間諸島の座間味島にダイビングに行かれているそうです。特に奥様は水中写真が専門で、昨年は現地のフォトコンテストでグランプリを受賞されました。今夜は、グランプリ受賞作品はもとより奥様お気に入りの作品を持ってきていただいて、みんなで鑑賞させていただきました。ご夫妻は“壱岐ダイビングクラブ”も主宰されています。 

OLIVE

素敵な水中写真の数々

今年の壱岐レースは、博多湾を抜け出すのに悪戦苦闘して成績は奮いませんでしたが、壱岐のHYC会員さんとの初めての夜の交流もありましたし、大変お得な「しまとく通貨」もきっちり使い切って恩恵も享受できたりと、30数年壱岐レースに参加した中では一番思い出に残るものでした。そうそう、壱岐のヨットは「OLIVE」号さんだけのようです。会員の皆さん、壱岐訪問の折は何かと頼りになりますので、ぜひとも交流を深めてください。また「しまとく通貨」は平成27年までの3年間の制度だそうですので、壱岐訪問の際にはぜひご活用を。Sさんの連絡先がご入用の方はクラブ事務局にお問い合わせください。


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