お知らせ

本部船運営記。10月第9レースは“ZEPHYRUS”さんでした。

2013年10月22日

10月20日(日)第9レースの本部艇は“ZEPHYRUS”さんに担当していただきました。9月の第7レース(小戸カップ)、第8レース(タモリカップ)は他主催団体との合同開催となったためHYC会員艇の本部艇は3レースぶりの運営となりました。以下は本部艇“ZEPHYRUS”さんのレポートです。

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参加艇受付

1999年から毎年本部艇のお手伝いをしていますので今年で15年目になりました。とはいっても年に一回ですので15回目ということですが、それでも運営手順にはさすがに慣れました。レース受付時間は午前9時から10時までですので、運営メンバーは朝8時半にクラブハウス2階の「クルーザーオーナーズラウンジ」に集合し、受付用のテーブル、椅子、出艇申告書、筆記具等を用意して受付に備えます。合わせて、セーリングハウス裏の物置小屋「はこじろう」からマークブイと各種信号旗、船具箱から運営グッズ(メガホン、フォグホーンなど)を取り出して船に積み込みます。

DSC00090一番重要な今日のレースコースの設定ですが、当初予定では今日は「湾外」の予定になっていますがハーバーの風速計では2m/秒前後の風なのでどうするか迷うところです。気象予報では、6時の時点で1m/秒、9時の時点で2m/秒、12時の時点で6m/秒、15時の時点で6m/秒となっており、昼前からは吹き出してきそうな感じです。「相島」回航は約27マイル、「長間礁」回航だと約20マイル、日没時間も考えてレース委員長と相談のうえ今日は「長間礁」回航に決めました。風向も北寄りの風で「長間礁」がちょうど風上に位置するのでおもしろいレース展開になるでしょう。9時ちょっと前に事務所の放送設備を使って受付開始をアナウンスしました。今日のレース参加は会員艇が14艇、マリノア係留のエラン35の“エンタープライズリリー”がオープン参加で計15艇です。9時半に再度放送アナウンスを入れ、10時に受付を終了してテーブル、椅子を片付け船に向かい、午前10時10分にスタートライン設置のため出港しました。出港前に会員艇“Toropicarna”のSオーナーが来られ、僕も乗っけてと同乗されました。小戸沖には先週から「のり網」が設置されているので(来年3月まで)大きく迂回して能古島の左側近くの海面まで進みます。水深10mのところでマークブイを投下し、ブイから東方向に200mほど離して本部艇のアンカーを投下しました。風向は北北東のち北の風の予報ですが、マークブイを投下した10:20の時点では東~北東の風2~4ノット、東寄りの風なのでスタートラインは若干右に傾けて「下有利」となるようにしました。この頃には参加15艇もスタートライン近くに集結しフルセールでウォーミングアップに余念がありません。参加艇からは、風待ちのためスタートを延期したらという声もいただきましたが、北東の志賀島方向の海面が黒くなっており風がありそうです。しばらく観察していると、徐々にこちら側と西海面にもブローが広がっているようで、予定通り11:00スタートで準備します。

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11:00ジャスト、スタート

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ZEPHYRUSの皆さん

今日の本部艇はゲストのSオーナーを含め6名乗り込んでいますので十分に手は足りています。時計担当、クラブ旗担当、P旗担当、ホーン担当、写真撮影担当と分担を決めてスタートに備えます。10:55にスタート5分前の「予告信号」を発します。5秒前からクラブ旗を上げ始め、上に上がりきったところでちょうど5分前です。続いて10:56に4分前の「準備信号」を発します。これは旗竿に付けた「P旗」をさっと上に持ち上げます。この準備信号からエンジン使用は禁止ですので、各艇はこのときまでにエンジンをカットしています。さーあ、ここからがもっとも難しいスタートアプローチになってきますが、参加艇それぞれの戦略・思惑もあり、本部艇から客観的に見ているだけでもわくわくしてきます。「しも一」のマークブイから出ようとしている艇、ラインを流しながら中間位置から出ようとしている艇、「かみ一」の本部艇側から出ようとしている艇、なかなか興味深くとても勉強になります。沖合いからのブローはまだこちらまで到達していないため、風速は2~3ノットと弱く、各艇とも艇のコントロールに苦労している様子がよく分かります。本部艇唯一の願いはリコール艇が出ずに全艇「オールフェア」でスタートすることです。なかでもゼネラルリコールの再スタートになると結構バタつくので、それだけはご容赦をという思いです。10:59、「P旗」ダウンで1分前の信号を発します。ラインと各艇の位置関係を見ると、この弱い風では多分リコール艇は出ないだろうと安心です。それでも足元にはリコール艇ありの「X旗」とゼネリコの「第一代表旗」は用意しています。30秒前、20秒前、10秒前とリコールしないようにとどきどきしながらその時を待ちます。11:00ジャスト、クラブ旗をさーっと下ろして長音一斉の信号を発します。本部艇の願いが通じたのか、リコール艇なしの「オールフェア」でいよいよ第9レースがスタートしました。しもマーク寄りからスタボードタックで西海面方向に伸ばしている艇、あるいは本部艇横からポートタックで能古島に近付いていく艇、沖合いのブローは能古島のすぐ先まで下りてきていますので、どちらが先にこのブローを捉えるか、なかなかの見ものです。レースをしているとこれほど大局的に状況分析はできませんので本部艇運営はとても勉強になります。

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かもめ食堂にて

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豪快なセーリング

最後尾艇がスタートラインを通過して直ちにアンカーを引き上げて、楽しいランチタイムのために能古島に向かいます。今日のコースだと、途中から風が強くなってもトップ艇でも3時間は掛かるだろうと思い能古島の「かもめ食堂」に突入しました。姪浜からの市営渡船はアイランドパークのコスモス見物でしょうか乗客を満載しています。能古渡船場前の道路はアイランドパーク行きのバスを待つ乗客が長い列を作っていました。「かもめ食堂」では、大皿料理のコチや芝えびのから揚げ、アジフライを肴に冷たいビールでのどを潤し(もちろんマイカーの人は冷茶で)、最後は午後2時までの限定「かもめ定食」で満腹になり、いただいた本部艇運営費をきっちり使い切りました。途中、トップを走っているであろう“Humming bird”さんから何回かレース経過を聞いて午後1時近くまで島でゆっくりと寛いでスタートラインに戻りました。フィニッシュラインは風向に関わりなく、帰ってくる方向に直角になるように、なおかつスタート時の半分くらいの長さ(100mほど)に短くします。沖合いの机島方向を見ると、かすかに薄ぼんやりとセールらしきものが確認できます。双眼鏡で覗くと、白に中央部分に赤と青の横ラインが入っているので多分“Humming bird”のジェネカーではないでしょうか。風は17~18ノットくらい吹いているようですので1時間は掛からないでしょう。多分、40分ほどでフィニッシュするかもしれません。13:44:00、トップ艇の “Humming bird”がフィニッシュ。その後も次々と参加艇がフィニッシュしていきます。少しでも前に出ようと2艇が接近して競い合っているシーンもあり、本部艇ギャラリーを大いに沸かせました。中でも“JORDAN”と“エンタープライズリリー”、“SIESTA”と“翔風”の戦いは見ている方も手に汗握る熱戦を繰り広げていました。14:51:17、最終艇“Happy Holiday”のフィニッシュを見届けて、アンカーを上げてマークブイも回収してハーバーに向かいました。

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フィニッシュ艇を待つ

朝の段階では「湾外コース」の設定に一抹の不安はありましたが11時過ぎからは予報通りの風になり、4時間余りでレースが終了してホッとしました。レース参加はもちろん楽しいですが、違った意味で本部艇の運営もとても勉強になりますし楽しいものです。皆さんもぜひとも本部艇の運営をやってみませんか。希望される艇はレース委員長か事務局までご一報ください。

 

 

博多ヨットクラブ第9レースのお知らせ

2013年10月13日

2013年10月20日(日) 11:00スタート

受付はハーバー事務所2階オーナーズラウンジにて9:00~10:00まで

参加費:会員艇¥5,000/艇、非会員艇¥7,000/艇

コース:湾外(当日決定します)

本部艇:Zephyrus

参加艇は船尾にHYCフラッグを掲揚すること。

レース結果は、HYC公式ホームページ(このサイト)に発表します。

レースに有効な保険加入が必要です。保険証書のコピーを未提出の艇は当日受付で提出すること。

HYCレース委員長

 

壱岐ダイビングクラブHPリニューアル

2013年10月10日

壱岐アイランドは博多のヨットにとっては手頃なクルージングスポットであり、おいしい魚と天然温泉、麦焼酎発祥の地でも有名です。夏場は透き通るような海と白い砂浜で海水浴にも大人気です。そんな壱岐の島にもHYCの会員さんがいらっしゃいます。長崎県壱岐市在住の“OLIVE号”の作元様はご夫妻でダイビングにハマっておられます。1996年に「壱岐ダイビングクラブ」を結成し、仲間の皆様と壱岐の海中散歩を楽しまれるとともに、沖縄をはじめグァムやサイパン、パラオの海でも潜っておられます。クラブのホームページはしばらく休眠していましたが、このたび作元様の奥様が一念発起してHPをリニューアルされ、壱岐の素敵な海中の生き物たちを紹介されています。

HYC会員の皆様でダイビングを趣味にされている方は、一度壱岐の海中散歩を楽しまれてはいかがですか。その際は作元様にご連絡ください。

                     <壱岐の海中の生き物たち>

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 〈壱岐ダイビングクラブのHPはこちら〉

 

2013福岡ヨットレースでHYC会員艇優勝!

2013年10月06日

10月6日に開催された2013福岡ヨットレースにおいて、第14回メイヤーズカップ、第21回マリノアズカップそれぞれにおいてHYC会員艇が大健闘し、両カップとも優勝しました。

幸いにも台風23号の影響も受けず、また昨日の雨も上がって朝から晴天に恵まれ、メイヤーズカップには10艇が、マリノアズカップには9艇が参加して西福岡マリーナ・マリノア主催の2013福岡ヨットレースが開催されました。東北東~東、11~22ノットの風の中、メイヤーズカップは11:30に、マリノアズカップは11:40にスタートしました。コースは、メイヤーズカップが小戸沖スタート→象瀬横第1マーク→唐泊沖第2マーク→大原沖第3マーク→小戸沖フィニッシュ、マリノアズカップが小戸沖スタート→第1マーク→第3マーク→小戸沖フィニッシュでした。

第14回メイヤーズカップは“MALOLO”が、第21回マリノアズカップは“ZEPHYRUS”がそれぞれ初優勝し、協賛各社から提供された抱えきれないほどの賞品を獲得しました。優勝された両艇の皆様、本当におめでとうございました。

表彰式&年末懇親パーティー開催の予告

2013年9月27日

年間10回のクラブレースもあと2レースを残すのみとなりました。第9レースは10月20日(日)、第10レースは11月17日(日)に予定通り実施します。1年の締めくくりの「表彰式&懇親パーティー」は12月21日(土)18:30から開催します。今年の会場は、交通アクセスのよい中央区天神3丁目のピエトロ本店ビル1階の“レストラン セントラーレ”を全面貸切で行います。ワンフロアで120名は十分収容できますので、会員間の交流もより一層深まるのではと期待しています。

今年はパーティーにも趣向を凝らし、ビッグなサプライズ企画も検討中です。出席者全員を対象とした「お楽しみ抽選会」も空くじなしで素敵な景品を用意します。また、全員に素敵な「ヨットカレンダー」のお持ち帰りも考えていますので、今年のパーティーは出席しないと絶対に損をします。

正式なご案内は後日お知らせしますが、会員艇のオーナー、クルーの皆さん、「12月21日」は今からキープです!

 

大型カタマラン“Fifth Season Ⅱ”いよいよ出港

2013年9月24日

IMG_0915前に本ホームページで紹介した米国から来られた大型カタマラン“Fifth Season Ⅱ”は、小戸に繋留したままご夫妻は6月下旬に一旦米国に帰られていましたが、日本クルーズを再開するために約3か月ぶりに小戸に戻って来られました。

9月22日(日)18時からクラブハウス2階で小戸のヨット仲間の有志の皆さんがご夫妻の「お別れ会」を行い、航海の安全と交流を深めました。奥さんのGailさんはご自慢の「ハープ」を船から持ってこられ、美しい歌声とともにアイルランドの歌やラヴィアンローズ、スカボロフェアなどを披露され大いに盛り上がりました。そしてこの「ハープ」はなんとご主人のDaveさんの手作りだというのでこれまたびっくりです。

DSC_1111DSC_1131昨日(9月23日)午後1時に次の寄港地の広島を目指して小戸を出港されました。今後の予定は、9/28~10/11の日程で日本で初めて開催される「瀬戸内国際ヨットラリー2013」に参加するそうです。このラリーは広島観音マリーナをスタートして兵庫県芦屋マリーナをゴールとする、瀬戸内の島々を2週間かけて巡る「海のキャラバン」です。ヨット版のDiscover JAPAN!のようなものでしょうか。詳しくは下のPDFファイルをご覧ください。その後のことはまだ決めていないそうですが、以前聞いた話では、Gailさんはぜひ日本でスキーを楽しみたいと言っておられたので1年くらいは日本にいる予定のようです。

このたびの「タモリカップ福岡」参加のために広島から来られていた“KINE KINE 11 ”さんは広島観音マリーナがホームポートでしたね。“EXTEN ”さんも観音マリーナがホームポートでしたので、もしマリーナでこのカタマランをお見かけになりましたら気軽にお声掛けください。とても素敵なご夫妻です。またラリーの途中寄港地の仁尾マリーナの“エスプリⅢ”さんもよろしくお願いします。 

  (瀬戸内国際ヨットラリー2013 PDF)

「タモリカップ福岡」終了御礼

2013年9月19日

IMG_1922海を愛するタモリの日本一楽しいヨットレース「タモリカップ福岡」が9月15日(日)に終了しました。博多ヨットクラブは本大会の協力団体として山田会長が大会実行副委員長に就任するとともに、1艇でも多くの会員艇の皆様に参加していただくことを目標に支援をしてまいりました。結果として27艇もの会員の皆様に参加していただくとともにパーティー会場の設営準備にも有志の皆様にお手伝いいただきました。ご協力いただいたHYC会員艇の皆様に厚くお礼申し上げます。

日本に接近中の台風18号の動向が気になるところでした。大型の台風で風速15m/秒以上の強風域が広く、15日(日)はある程度の強風は予想していました。前日の14日(土)午後1時から、大会ボランティアスタッフと博多ヨットクラブ加盟の参加艇の有志の皆さんとで福岡市ヨットハーバーのディンギーヤードに約650席分のパーティー会場の設営作業を行いましたが、風による作業への影響はほとんどありませんでした。午後4時には設営作業もほぼ完了して、4時からは出艇申告、5時からは艇長会議が行われました。参加艇数はレイトエントリーも含めて最終的に89艇でした。艇長会議では大会実行委員長の秋山・福岡県セーリング連盟副会長の挨拶のあと、レース委員長の鬼塚・福岡県セーリング連盟国体強化委員長から帆走指示書の説明があり、引き続き西福岡マリーナ・マリノアの下坂氏から海上パレードの要領説明がありました。そしてパレード隊列を先導するエントリーナンバー1番の“May be号”オーナーで大会ゼネラルキャプテンの吉川氏から、パレード隊列の整列手順と強風で隊列の維持が困難になった場合は海上パレードそのものの中止もあり得ること、またパレード途中であっても危険な状況と判断した場合はパレードを途中で打ち切ることの説明がありました。そして、満場の拍手に迎えられて大会名誉会長のタモリさんが登壇され、「タモリカップ」開催に至った思いを交えて挨拶をされました。艇長会議が終わった午後6時からは、FYC・福岡ヨットクラブ様から「前夜祭が無いのは寂しいね。有志で盛り上がろう。」との声掛けで、地元福岡のレース仲間10数艇、約50人ほどで「自主的前夜祭」を翌日のパーティー会場の一角をお借りして挙行しました。秋山大会実行委員長や鬼塚レース委員長、そして日本を代表するセーラー高木裕氏も交えて夜の10時近くまでワイワイ盛り上がりました。高木氏は昨年12月にはオーストラリアのシドニー~ホバートヨットレース、今年の7月にはロサンゼルス~ホノルル間のトランスパックヨットレースにも参加されており、貴重なお話も聞けました。それにしてもこの自主的前夜祭に集結した各ヨットは、総合優勝のタモリカップにもっとも近い実力と経験がある福岡を代表するメンバーばかりで、今日のアルコールが明日のレースに影響しなければいいがと心配でした。 写真をクリックすると大きくなります

 写真左から、〔秋山実行委員長〕  〔鬼塚レース委員長〕  〔吉川ゼネラルキャプテン〕  〔タモリ大会名誉会長〕

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一晩明けた大会当日の15日(日)は、早朝から10ノット(5m/秒)前後の強い風が吹いており、午前8時の段階では時折20ノット近いブローが入ってきます。パレード隊列を先導する大きな大会旗を掲揚した1号艇“May be”の動向が気になるところですが、参加各艇は海上パレード、レースに備えて艤装に余念がありません。午前8時30分に予定どおり“May be”が出港し、小戸公園陸地と能古島の間の海面を、艇速3ノットの機走で大きく蛇行を繰り返しながら西福岡マリーナ・マリノアを目指します。後続のヨットは他艇のリコールナンバーを確認しながら若い番号順に隊列を整えていきます。午前9時頃には1番から順に89艇もの長いヨットの隊列が小戸の方向まで延々と連なり、博多湾ではこれまで経験したことのない壮観な眺めが出現しました。午前9時15分発の福岡市営能古渡船のフェリーが姪浜港を出港するのを合図に1番艇“May be”がマリノアに進入開始。その後を2番艇、3番艇と1艇身の間隔で続いていきます。この頃には風もコンスタントに20ノットになり、それも北の風なので真後ろから受ける形になり、エンジンをニュートラルにしても3~4ノットの艇速が出るので艇速をコントロールするのに悪戦苦闘しました。特に船外機のヨットは大変だったようです。狭い水路なので衝突の危険性も高くなり、場合によってはパレードの途中中止もあり得る状況になってきました。マリノアの大観覧車前の岸壁のお立ち台には真っ白の船長服に身を包んだタモリさんが大会の華マリンセーラーズのおねえさん達を従えてスタンバイ。タモリさんの横には司会のTNCテレビ西日本の素敵な新垣泉子アナウンサーが通過するヨットの艇名とコメントを紹介して、タモリさんが1艇1艇に激励の言葉をかけていきます。各ヨット側も負けじと趣向を凝らしたパフォーマンスを披露していきます。

 写真左から、〔小戸出港後〕 〔徐々に隊列を整える〕 〔マリノアへの水路〕 〔いざタモリさんの前に〕 

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 写真左から、〔タモリ大会名誉会長と司会の新垣アナウンサー〕 〔お立ち台〕 〔マリンセーラーズ〕 〔パレード艇〕

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 写真は、タモリ大会名誉会長の前でパフォーマンスを繰り広げるパレード参加艇(ごく一部)

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次第に風が強まり20~25ノットになって衝突等の危険性がきわめて高くなってきたので、残念ながら海上パレードは50番台の後半くらいまでで中止となりました。参加各艇は小戸沖のスタート海面に向かいますが強風のため小型艇は苦労していました。スタート海面では本部船がアンカリングを完了してマークボートが第1マーク、第2マークを設置するために沖合に向かっています。10時過ぎにスタート海面に到着しましたがコンスタントに25ノット前後の北からの強風が吹き続け、波も2mほどになっています。レースに慣れたヨットはメインセール、ジブセールを上げてウォーミングアップを始めていますが、大半のヨットはメインセールも上げずにスタート海面を右に左に走っています。タモリ大会名誉会長も大型クルーザー“マリノア1”でスタート海面に到着しています。船上にはな、なんと井上陽水さんの姿も。もしかして「次は俺も“陽水カップ”を...」なんて考えているのかしら?てなことはないですよね。海上はブローで30ノットを超すようになり、1艇がディスマスト、1艇がジブセールを破ってしまいました。その他にもブームバング破損などのトラブルもありました。スタートは午前11時ですが10時45分頃に、この状況で強風のレースに慣れていない多数のヨットも含めて89艇ものヨットをスタートさせることは極めて危険と判断した本部船に「N旗」が上がりレースの中止が決定されました(正しい判断です)。横浜大会に続いて福岡大会も「台風」に泣かされました。

 写真は左から、〔波でジャンプ〕 〔強烈なスプレー〕 〔折れたマスト〕 〔マリノア1上のタモリさんと左は井上陽水さん〕

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ノーレースとなり参加艇は続々とヨットハーバーに帰って行きます。レースは中止になりましたが、こうなればメインイベントのBBQパーティーで大いに盛り上がるぞと気合は十分です。午後3時からの予定だった表彰式&BBQパーティーを繰り上げ開催するために陸上スタッフの動きが慌ただしくなりました。BBQパーティーを午後1時半から開始するとの放送があると参加艇のテンションもヒートアップしてきました。1時半に会場の入り口がオープンすると待ちわびた参加者が続々と入場し、650席用意していた席があっという間に埋め尽くされました。ステージ上に総合司会のTNCテレビ西日本の新垣アナウンサーが登場し、いよいよ本大会のメインイベントであるBBQパーティーの開幕です。最初に秋山大会実行委員長の挨拶、幻となった総合優勝杯「タモリカップ」の披露と来年も福岡でやるぞーというタモリ大会名誉会長の力強い決意表明、そして大会ゼネラルキャプテン“May be号”の吉川オーナーの音頭で乾杯、いよいよ待ちに待った「タモリカップ福岡」の神髄がスタートしました。続いて本大会に協賛いただいた各社の紹介があり、福岡のプロダンサーによるダンスの演技で会場も徐々にヒートアップ。各テーブルではLOGOSさん提供のBBQコンロでお肉が焼け始め、特製“タモリカップビール”で乾杯!の声、声、声。地元福岡で活躍するサルサバンド“Sakura y su Pinto Con Pintura”の演奏が始まると会場も一気に興奮状態に突入し、マリンセーラーズのおねえさん達と一緒にステージ前でサルサの踊りに興じていきました。 終盤にはタモリさんも演奏に特別参加。得意のコンガの熱演でステージも会場も熱狂です。

   左から、〔開幕を待ちわびる参加者〕 〔タモリカップの披露〕 〔乾杯の発声〕 〔特製タモリカップビール〕

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 〔福岡のプロダンサー〕                      〔福岡のサルサバンド“Sakura y su Pinto Con Pintura”〕

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 〔肉、肉、肉、各チーム本当においしそうに食べて大満足の表情です。吉野家の牛丼、ナポリの窯さんのピザも最高〕

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  アルコールも入り参加艇メンバーとステージが一体となり、タモリさんのコンガの熱演で興奮のるつぼと化していった

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2時間の予定だったBBQパーティーも会場の熱気に押されて30分延長となり、最後にタモリさんから「来年もタモリカップを福岡でやってもいいかな!」という声に、会場からは割れんばかりの大きな声で「いいとも!」で会場がひとつとなり、午後4時に第1回タモリカップ福岡が閉幕しました。レースこそできませんでしたが、県外など他所の水域から参加したヨットとも交流ができ、また普段はヨットには無関心なご家族も一緒にパーティーに参加して心から楽しんでおられた姿が多く見受けられ、これこそがタモリさんが目指しているものだと改めて感じ入りました。準備期間が短い中ヨット“May be”の皆様が中心となり、大会を支えていただいた多くのボランティアの皆さんのご努力により実現した「タモリカップ福岡」、来年も博多の海で盛大に開催できますことを願っています。

タモリカップ福岡の公式Facebookに、多数の記録写真と会場パレードの動画が掲載さていますので是非ご覧ください。

   タモリカップ福岡公式Facebookはこちらをクリックしてください

 

タモリカップ福岡最終エントリーリスト

2013年9月11日

9月15日に開催される「タモリカップ福岡ヨットレース」の最終エントリーリストが発表されました。何と、総数で84艇になりました。合わせて「いいともAクラス」から「イグアナBクラス」まで5つのクラスも決定されました。

当初は、「いいともAクラス」だけがスピンネーカー、ジェネカーを使用しないクラスとしていましたが、この区分での申込みが34艇と多かったので、レーティングをもとに「いいともBクラス」もスピン、ジェネカー未使用クラスとしたようです。このことは、普段はレースにはほとんど参加しない、どちらかというとブルーウォーター派の皆様も「日本一楽しいヨットレース」のキャッチフレーズに誘われて参加申込みされたのではないでしょうか。

今のところ台風襲来の恐れもないようですし、9月15日は博多湾をヨットのセールで埋め尽くしてセーリングを楽しみ、アフターレースのBBQパーティーでも大いに盛り上がりましょう。

  タモリカップ最終エントリーリスト(クラス別)PDF

 

タモリカップ福岡参加艇リスト

2013年9月04日

9月15日(日)に開催される「タモリカップ福岡」の参加申込みが締め切られました。地元福岡以外にも関東や関西、四国からも参加申込みがあり、総数82艇となりました。博多湾でのクルーザーヨットレースの新記録となりましたので、あとは大会当日の天候を祈るばかりです。参加艇のエントリーリストをPDFファイルでお知らせします。また、本ホームページ右欄に大会日までのカウントダウンタイマーを設置しました。

  (タモリカップ福岡エントリーリストPDF)

 

タモリカップ福岡(続報5)

2013年9月03日

9月15日(日)に開催される「タモリカップ福岡ヨットレース」の参加艇の状況をお知らせします。

大会事務局にお尋ねすると、参加申し込みは80艇を超えているとのことです。このうち博多ヨットクラブ会員艇は27艇がエントリーしているとのことで、HYC会員の皆様、本当に多数のお申し込みをいただきありがとうございました。福岡県外からの申し込みは22艇となっており、最遠方からの参加は神奈川県の葉山マリーナからです。192艇のエントリーで9月1日に開催予定だった「タモリカップ横浜」が台風15号の影響を判断されて中止となったため、福岡大会に申し込みされたのでしょうか(?)ガッツのあるヨットです。

博多湾でこれだけ多くのクルーザーが参加してのヨットレースは初めてのことであり、レース運営を担当される大会事務局のご苦労もひとしおのことと思いますが、安全第一で円滑なレース運営をよろしくお願いします。またレース後のBBQパーティーも400人規模で行われるようですのでこちらの準備も大変と思いますが、レース参加者が一緒になってタモリさんとともに大いに盛り上げましょう。

大会当日に台風が来ないように、そして青空の下、いい風に恵まれてレースが開催できますことを心より願っています。

 

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