お知らせ

第20回三島カップヨットレースで会員艇大活躍!

2016年8月04日

Freestyle

Freestyle

7月30日(土)に開催された第20回三島カップヨットレース(鹿児島)において、HYC会員艇“Freestyle”(昨年のHYCシリーズレース年間総合優勝艇)がクルーザークラスで見事に優勝しました。また同じく会員艇“May be”がファーストホーム(コースレコード樹立)でクルーザークラス2位の成績を収めました。おめでとうございます。過去にも会員艇が参加したことがありますが「優勝」は初めてで、“Freestyle”のKオーナーもご満悦の様子でした。

 

1着

May be

今年で20回の記念大会となった三島カップは、鹿児島県の枕崎港沖をスタートし、ほぼ南に27マイル、洋上に浮かぶ「竹島」をフィニッシュとします。今年は例年になくいい風に恵まれ、早いレース展開だったそうです。フィニッシュ後はすぐ西に位置する活火山の「硫黄島」に移動し、ひやひやドキドキしながらも飲んで食べてステージショーで大いに盛り上がり、締めの花火大会でレースの健闘を称えました。

アメリカズカップ・ワールドシリーズ福岡大会に向けて

2016年7月30日

11月18日(金)~20日(日)に開催される「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 福岡大会」に際して、JSAF日本セーリング連盟会長からFSAF福岡県セーリング連盟会長に対して協議運営に係る協力要請が正式にあり、FSAFとしても全面的に協力していくことになりました。詳細については今後いろいろと内容が固まっていくことでしょうが、とりあえずAC本部からはレースコースを囲む海面の警戒船(ステイクボート)の手配についてセールボートを求められているため、クルーザーヨットの団体であるFYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブの代表者(GYC玄海ヨットクラブは都合が付かず欠席)とFSAF会長、理事長、福岡市ヨットハーバー、西福岡マリーナ・マリノアの関係者が7月27日(木)に初会合を持ちました。

ACカップ初会合FSAF会長の挨拶のあと理事長から福岡大会の概要が説明され、ベースキャンプは小戸の福岡市ヨットハーバー、陸上のメイン会場はヤフオク!ドーム前の中央区地行浜、レース海面は地行浜沖合の直径1.2㎞のサークル内。18日(金)オフィシャルプラクティス、19日(土)・20日(日)の2日間が公式レースで、1レース18~20分間で14:00~15:30の間で1日3レース行う予定。アビームスタートとしフィニッシュはヤフオク!ドーム前。AC本部としては6月に開催した米国・シカゴ大会をモデルとした大会を予定しているとのこと。

本部船運営記。7月第5レース・壱岐レース

2016年7月30日

 

7月第5レースは小戸沖から長崎県壱岐アイランドを目指す伝統の「壱岐レース」です。昨年は午前4時スタートでしたが今年は参加艇の安全を最優先に夜が白み始める午前5時スタートにしました。昨年はスタート時からしばらくの間、無風~超微風の苦しい展開でしたが、今年は6~14ノットの風に恵まれレースには最高のコンディションでした。また梅雨明け間近の微妙な時期で天候が心配でしたが、幸いにも雨にも合わず夏空の下の快適なセーリングが楽しめました。

受付1受付2スタートが午前5時ということもあり、前日の16日(土)に出艇申告(16:30~17:00)、艇長会議(17:00~17:30)を行い18艇がエントリーしました。今回は初めて県外からの参加があり、山口県室津から「悟空」さんが、佐賀県唐津から「FUKUNORI(福徳)」さんが参加されました。おりしも博多湾では全日本A級ディンギー選手権が開催されており、小戸の福岡市ヨットハーバーは70代、80代の往年のセーラーの皆さんが元気に艇の整備等に励んでおられました。

艇長会議1艇長会議2艇長会議3艇長会議5

SIESTA

フィニッシュ本部船

May be

スタート本部船

スタート本部船は「May be」が務め全艇スタート後にアンカーを上げてレースに参加です。この場合「所要時間-10分」の救済をすることにしています。壱岐フィニッシュ本部船は「SIESTA」が務めました。レース当日の17日(日)午前3時頃までは時折りざーっと雨が降っていましたが4時前には雨も上がり、ポンツーンのあちこちで航海灯が点灯し出港準備が慌ただしくなりました。スタート前の海面は西の風6~8ノットで、スタート本部船を務める「May be」の周りに参加艇が続々集まってきます。スタートラインはヨットハーバー入口の入港灯(緑)と沖合に停泊した「May be」の見通し線で本部船を左に見てスタートです。4:55に予告信号、4:56に準備信号が発せられ、5:00ちょうどにスタート信号が発せられ2016年博多ヨットクラブ・壱岐レースがスタートしました。リコール艇もなく全艇オールフェアのきれいなスタートでした。

スタート1 スタート2スタート3

コースは博多湾口に位置する玄界島と西側の糸島半島の間を通過しますが(玄界島の東側通過も可)、ちょうど中間に位置する机島の西側を通るか東側を通るか悩むところです。西の風でポートタックの片上りなのでどちらを通っても違いはないようですが、結果としては半島寄りを選択した艇は陸地のブランケットに捉まり苦労したようです。博多湾を出てからしばらくは全艇ポートタックで走っていましたが、正面からの波を嫌って途中でタックして西海面に向かった艇が何艇かいましたが、結果としてはこれが大失敗。最後までポートタックで伸ばした艇が着順でも上位を独占しました。ロングコースのレースはコース取り如何で小さなヨットが大型艇を出し抜くこともあり、実に爽快で気分がいいものです。この海域は旅客船の往来も多く、博多港と壱岐・対馬を結ぶ高速船やフェリー、韓国・釜山を結ぶジェットフォイルが近くを通過していきます。また沖合からは中国の超大型クルーズ船が博多港に向かっていました。

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スタート4全艇のスタートを見届けてアンカーを上げ、セールをセットして10分遅れでレースに参加した「May be」は、51フィートの全長にものを言わせ、早々と先行艇を抜き去って前に出て行きました。途中太陽も顔を覗かせ、風も10~14ノットと絶好のコンディションとなり早いレース展開になりました。

10:31:03に最大艇「May be」が貫録のファーストホーム、11:00:40に並み居る40フィート艇を押さえて35フィートの「Suru Sumi」が2着でフィニッシュ。その後も続々とフィニッシュが続き、13:08:02に最終艇「Little Wing」がフィニッシュして2016年壱岐レースが無事に終了しました。昨年はファーストホーム艇の所要時間が9時間半、最終艇の所要時間が12時間20分だったので、今年は風に恵まれたため4時間ほど早くフィニッシュできました。

1着

1着May be

2着

2着Suru Sumi

3着

3着MALOLO

4着

4着Hummingbird

 

 

 

 

 

5着

5着AZUMI

6着

6着Second Love

7着

7着 麻里絵

8着

8着Spilmer

 

 

 

 

 

9着

9着Grand Bleu

10着

10着ENTERPRISE LILY

11着

11着 悟空

12着

12着JORDAN

 

 

 

 

 

 

 

13着

13着 翔風

14着

14着ZEPHYRUS

15着

15着FUKUNORI

16着

16着 いそしぎ

 

 

 

 

 

 

17着

17着Notari 3

18着

18着Little Wing

 フィニッシュ地点の「筒城浜」は壱岐で最も有名な海水浴場で、ビーチには色とりどりのビーチパラソルが林立し、夏を待ちわびた海水浴客が大勢繰り出していました。ここの海は透明度が高く、近くのヨットのキールやラダーもきれいに見えていました。フィニッシュ後はとんぼ返りで帰る艇もありましたが、フィニッシュ地点の七湊港、西の印通寺港、東の芦辺港それぞれに入港し旅館や民宿で1泊する艇など、それぞれに壱岐レースを楽しみました。JORDAN、SIESTA、いそしぎ、ZEPHYRUSは壱岐の北、勝本町湯ノ本の天然温泉の民宿に、Second Love、MALOLO、Little Wing、Grand Bleu、Spilmerは筒城浜の民宿で、その他にもHumming bird Ⅴ、Suru Sumi、ENTERPRISE LILY、翔風、悟空さんも壱岐に1泊され、新鮮な魚と壱岐焼酎を堪能したようです。麻里絵さんは日本一の民宿と定評のある佐賀県呼子沖に浮かぶ加唐島に向かいました。

芦辺港芦辺港2印通寺港印通寺港2

 JORDAN、SIESTA、いそしぎ、ZEPHYRUSが同宿となった天然温泉が湧く湯ノ本の民宿「海老館」では、壱岐で唯一の海辺沿いの男女別露天風呂に浸かってレース・本部船の疲れを癒して夕食までのひとときを部屋で寛ぎ、持ち込んだ冷えたビールや焼酎、夏の定番「生ライムを使った本格的ジントニック」で大いに盛り上がりました。夕食・宴会は宿の裏手の高台に建つ国民宿舎「壱岐島荘」の宴会場で行い、他艇メンバーとの交流を深めました。一方、筒城浜の民宿「白鴎」でもLittle Wing以下5艇が同宿となり、カラオケも飛び出して大いに盛り上がったそうです。

宴会1宴会2宴会3宴会4

宴会5宴会6宴会7宴会8

白鴎1白鴎2白鴎3海老館前

優勝艇メンバー

優勝艇Spilmer

 翌日は7時頃から朝食を済ませ、宿の車で係留地の芦辺港、印通寺港、七湊港に送っていただき、帰りの食料・飲料・氷とお土産を買い込んでそれぞれに博多に向けて出港しました。芦辺港には歩いて行ける距離に大型ショッピングセンター「イオン壱岐店」が、印通寺港にはショッピングセンター「マリンパル壱岐」があり朝8時から営業しているのでとても便利でした。40年近く続く博多ヨットクラブの壱岐レース、ぜひ皆さんもご参加ください。夏の壱岐は最高です!

 

[フィニッシュ本部船“SIESTA”ヨット歴2年目の食事担当N嬢のレポート]

今回本部船とのことで、7月17日(日)の午前1時半に小戸を出航しました。オーバーナイトは初体験のわ・た・し♡ 絶対にライトの光を人に向けちゃいかんということを学びレッツゴー壱岐!

フィニッシュ本部船1風はまっぽ?(よく分かりません・・)らしくセールは上げずに行きました。深夜といえども薄く明かりがあり、遠くの灯台の光もよく見えていたし、風も波もいい感じでした。「ナイトレースやったらおもろかったやろうね」「この風は明け方には落ちるもんなぁ。リミットまでかかるかいな」なんて会話をしつつ、私はウトウトしつつ(先輩方すみませんっ)。明け方に名島を過ぎて飲んだ味噌汁は心にも体にも染みました・・・。先輩方はその後ビールをプシューっと(笑)5時半くらいにフィニッシュ地点に到着しアンカリング。私は初めてアンカリングというものを経験しました。今回は初めてづくし♡ 6時半に日除けのオーニングを張り、朝食を食べ、ビールを飲み、先輩を差し置いてバウで仮眠(すみません)。レース中のヨットからオーナーの携帯に「今、名島通過です」と連絡を頂いたみたいで、「そろそろ準備しようか」と起床(私だけっ)。フィニッシュ待ちとはいえ、ビール片手に海の上の涼しい風と波のキラキラ、そしてバナナボートで遊ぶ女子の黄色い声、最高ののんびりまったりタイム、味わったことのない幸せでした。天気に恵まれて本当に良かったです。

フィニッシュ本部船2先頭の艇が「もうすぐゴールです」と連絡を入れて下さったものの、遠く名島の近くに薄らと4艇ほど見えるばかりで近くには何も見えません。先輩方が「客観的にレースを見るって面白いっすねー。あれがMay beかな」なーんて話をしていたら、いきなり隣の岬の陰からヒョコッと顔を出したヨットがMay beでした!新しくなった全長51フィートのMay beが間近を走る迫力・スピード・ヒールのかっこいいこと。フィニッシュしたらそのまま「帰りまーす」とおっしゃって、また玄界灘に飛び出していかれました。その後次々と2着、3着・・・とフィニッシュ。フィニッシュ手前に風が乱れるところがあったようで、何艇かふらついていました。風が見えたような気がした瞬間でした。

今回はバラバラにフィニッシュするのではなく、ある程度何艇か固まってフィニッシュするパターンが多かったです。私は長期戦(タイムリミットの17時)を予想していて、「後でゆっくり待機しているときに泳ごう♪」なんで思っていましたが、皆さん順調にフィニッシュされ、のんびりしていたSIESTAメンバーはバタバタ片付けしながらフィニッシュ待ちという状況になっちゃいました。今回レース参加の18艇(県外から特別に2艇参加)、皆さん時間内&無事にフィニッシュ出来て何よりです♪皆さん夜明け前からのレースお疲れ様でした(^o^)

子供たちのクルーザー体験セーリングNo.2

2016年7月19日

IMG_4695博多ヨットクラブが行う「子供たちのクルーザー体験セーリングNo.2」は、福岡市ヨットハーバーが行う「親子体験セーリング」に会員艇が協力する形で7月18日(月・祝)に行いました。今回は会員艇“May be”さんと“Freestyle”さんの2艇に協力していただきました。“May be”は前日に行われた博多→長崎県壱岐までのヨットレースに参加し、1着でフィニッシュしてとんぼ返りで戻ってきての協力で、Yオーナー、クルーの皆さん大変お疲れのところをありがとうございました。

夏休み直前の「海の日」のこの日はちょうど福岡地方の梅雨明けが発表され、青空のもと10ノット前後のいい風に恵まれ、初心者には絶好のセーリング日和となりました。一般公募で参加された42人の親子の内、2艇の会員艇には30名が午前・午後に分かれて乗船し、11月に開催される世界最高峰のヨットレース「アメリカスカップ」のレース海面になるヤフオク!ドーム沖の海面をセーリングしました。海沿いの博多の街を海から見ることがほとんどない子供たちは(もちろん親御さんたちも)心地よい風を受けてドーム、福岡タワー、マリノアシティを大型ヨットから眺めることができて、セーリングの楽しさとともに大満足の様子でした。次回は7月23日(土)に会員艇“翔風”さん、“麻里絵”さんの協力で行う予定です。

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博多の町は「山笠」ムード一色

2016年7月13日

毎年7月1日から7月15日までの15日間は博多の町は「博多祇園山笠」で熱くなっています。今年で775年の歴史を誇る山笠も15日早朝の「追い山」でクライマックスを迎えます。博多ヨットクラブの会員さんの中には山笠に熱くなっている「山のぼせ」も多数いらっしゃいますが、会員艇“Little Wing”のOオーナーもその一人。「千代流」に長年貢献されている同氏、7月11日の「流れ舁き」ではその功績が認められて名誉ある「台上がり」を務めました(左の写真の左側)。いやー、実に勇ましい雄姿です。右の写真は裏面の台上がりの会員艇“Grand Bleu 3”のKオーナー(右側)、N氏(左側)です。

山笠台上がり山笠台上がり2

2016年第2回HYC会員懇親会を開催しました

2016年7月08日

福博の町は夏の風物詩の「博多祇園山笠」一色です。都心の主要拠点(13か所)には豪華な「飾り山笠」が設置され、祭り気分を盛り上げています。「オイッサ」「オイッサ」の掛け声が町に響き渡り、クライマックスの7月15日早朝の「追い山」に向けてボルテージも日に日に高まっていきます。

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DSC03590ここ何日かは梅雨の中休み。連日35度近い猛暑の中、恒例となった博多ヨットクラブの会員懇親会を7月7日午後7時から中央区天神のビルの屋上ビアガーデンで開催しました。地上は熱波が襲っていますが、ビアガーデンには心地よい風が吹き抜けて生き返った気分です。

今回はBambino、Freestyle、Jetta、MALOLO、May be、METAXA Ⅴ、Second Love、SIESTA、Summertime、Tropicarna、ZEPHYRUS、麻里絵、Grand Bleu 3、いそしぎの常連と今年1月に入会されたSpilmerの15艇のオーナー、クルー、そしてプロセーラー高木氏、福岡市ヨットハーバーのO氏、S氏、K氏の総勢37名が集い(過去最多)、各種生ビールやカクテル、ジンギスカンに暑さも忘れて日頃の疲れを吹き飛ばしました。会員の中には「山笠」期間中の博多の正装「長法被」姿も見受けられました。

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今年の話題はなんといっても11月に博多湾で開催される「アメリカスカップ予選シリーズ」。どんなコースになるのだろうか。ソフトバンク・チームジャパンの優勝はいかに。コース近くの海上で観戦できるのだろうか。クラブとして何かお手伝いできることはないのだろうかと皆さん興奮気味でした。その他にも来週はHYC恒例の「壱岐レース」、会員艇が参戦する「ジャパンカップ」や「ミドルボート選手権」、鹿児島の「火山めぐりヨットレース」、今年のタモリカップは?など生ビールを片手に大いに盛り上がりました。

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年齢や職業は違えど共通の「ヨット大好き」に話は尽きず、あっという間に時間が経過して午後9時半に黒住副会長の「博多手一本」でお開きになりました。次の会員懇親会は10月の予定です。まだ参加されていない会員の皆様、次回はぜひご参加ください。

子どもたちのクルーザー体験セーリング

2016年7月03日

博多ヨットクラブでは、日頃クルーザーに触れ合う機会がない子供さんたちにヨットの楽しさを肌で感じてもらい、若いセーラーが育っていくことを期待して体験セーリングを実施しました。福岡市ヨットハーバーが実施する子供さんや親子向けのヨット教室などへの参加者を対象に、クラブとして積極的に協力していこうというものです。

7月2日(土)は福岡市西区壱岐校区の子供会さんからの依頼で、小学生を中心に45名(引率の親御さん10名含む)が集合し、ハーバー職員から乗船にあたっての注意事項を聞いて、協力していただく各ヨットの船長さんの紹介の後、各ヨットに乗船しました。クラブからは“Spilmer”、“ZEPHYRUS”の2艇が協力し、他にハーバーが手配した2艇の合わせて4艇で10:30には海に乗り出していきました。

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当日は一時雨の予報もありましたが、幸いにも夏の日差しが時折り顔を出し絶好のセーリング日和りとなりました。しかしながら20ノット前後の西寄りの風が吹いていたため、行き返りともアビームの風を受けるように能古島北側の象瀬をぐるっと回ってくるコースにしました。それでもブローで29ノットまで吹き上がり、メインセールのみでも大きくヒールした時には子供たちからワーワー、キャーキャーの歓声が飛び出し、本当に楽しそうにしていました。風でヨットが大きく傾いたときにはちょっぴり怖い感じもありましたが、それでも安定して前進するヨットの不思議を経験し、大きな波が来たときにはスプレー(波しぶき)も浴びてヨットの醍醐味を十二分に体感して12時前には全艇無事にヨットハーバーに帰港しました。

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夏休みに入ると福岡市ヨットハーバーでは子供さん向けの事業が目白押しなので、博多ヨットクラブとしてもできる限り協力していく予定です。会員艇のオーナーの皆さん、ご協力をよろしくお願いします。

本部船運営記。2016年第4レースは“Little Wing”さんでした。

2016年6月22日

DSC035376月19日(日)の第4レースは“Little Wing”チームに本部船を担当していただきました。今日の天気予報は午前中は雨模様で、南寄りの風、8ノット前後ということでしたが、未明まで激しく降っていた雨も朝には降り止み、まずまずの天候です。DSC035398時半過ぎには本部船メンバー、レース委員長もハーバーに到着し、今日のレースコースの決定、本部船への運営用品の積み込み、9時半からの受付準備を済ませます。コースは博多湾口の机島そばの「クタベ゙瀬・黄色ブイ」時計回りに決定。10時の受付終了で20艇(内オープン参加1艇)が参加です。

出港準備を終えた参加艇と本部船が次々と出港していきます。風は西の風となり6ノット前後、うねりもほとんどなくまずまずのコンディションです。通常よりやや沖合いにスタートラインが設置され、各艇ウォーミングアップで海面を走り回っています。スタート前には風が若干北に振れ(西北西)スタボードタックでラインを流してもギリギリラインを切れない状況となったため、スタボードタックのクローズホールドでライン沿いを流し、スタート信号と同時にタックしてポートタックで出て行くか、タイミングを計ってポートタックでアプローチしてラインを切るか悩むところです。DSC03540IMG_9256スタート2分前には多くの艇が本部船寄りからスタボードタックでラインにアプローチし、何艇かはポートタックでアウターマーク寄りからのスタートを狙っています。午前11時ちょうどにスタート信号が発せられ、リコール艇が1艇ありましたが(リコール解消)きれいにスタート。風速も若干上がりそうな気配で、意外と早いレース展開になりそうです。

回航ポイントの「クタベ瀬・黄色ブイ」までの往路では、気まぐれな風に翻弄されました。10ノット近く吹いたかと思うと4ノットまで落ち、いきなり90度風向が変わるなど各艇苦労していましたが、復路では風も安定して10ノットオーバー、ブローで18ノットまで吹きました。スタボードタックのビームリーチ~クローズリーチで、ジェネカー艇は安定した走りをしていましたが、スピンネーカーを上げた艇の中にはブローチングしていた艇もあり、なかなかダイナミックなレースになりました。

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参加艇中最大の51フィートの“May be”が12:24:57に1着でフィニッシュ。2着以降も安定した走りで次々とフィニッシュし、13:23:51に最終艇がフィニッシュして無事にレースを終了しました。修正1位は3着の“Suru Sumi”さんでした。今日は雨の中でのレースを覚悟していましたが天気の回復が早く、オイルスキンを着ることもなく、セールも濡れずに快適なセーリングが楽しめました。

[以下は本部船“Little Wing”Oオーナーからのレポートです]

“Little Wing”艇としては2年振りの本部船運営となりました。前回の第3レース終了直後より、クルー全員で「HYCレース本部船運営マニュアル」を共有し、各自あらためて読み直し、イメージトレーニングを行いレース当日を迎えました。心配は天候でしたが、おおかたの予報に反して雨も上がり、夏のレースらしいコンディションとなりました。事前ミーティングでは、各自の役割分担確認を繰り返し、いつものレース以上に気合いを入れていざレース海面へ。リミットマークを設置し、マニュアルに従ってスタート手順をひとつずつ消化していきました。 

さあ、いよいよスタートです。“JORDAN”さんにフライングが認められた為、ただちにリコールの宣告を行いました。本部船クルーの間に一瞬にして緊張が走ります。シモ側からのスタートのJORDANにリコールが聞こえてるかな?それで拡声器で何度も呼びかけました。もしかして聞こえてないかな?と思った瞬間、背後からクルーの1人が拡声器より馬鹿でかい声で一声を発しました!みなさんがこちらを向いたので、大変有効だったかと思いました  (笑)“JORDAN”さんの実に真摯な対応により、まもなくリコール解消。なんとか無事にみなさんを送り出す事が出来ました。その後、風も上がり、レースはスピーディな展開に。昼食もそこそこに、すぐさまフィニッシュの準備にかかります。本部船の醍醐味は、何と言っても普段なかなかゆっくり見ることのできない他艇のクルーワークやコース取りなどを、じっくり見ることができる所にあるかと思います。スタートで緊張した分、フィニッシュではその醍醐味を十分に味わうことが出来ました。心配された天候もレース終了まで持ちこたえ、エキサイティングなレースになったかと思います。レース以外でもチームワークは大事ですね〜さあ次回のレースは頑張りますよ。参加艇のみなさん、お疲れ様でした! リトルウィング

 

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