お知らせ

新会員さん紹介

2020年3月24日

DSC011162020年3月15日付でヨット“オモイノママ”(コルセア F27)さんが博多ヨットクラブに入会されました。係留地は小戸の福岡市ヨットハーバーです。“オモイノママ”は、昨年8月から約6か月かけて日本列島を時計回りに一周したトライマランです。雑誌Kazi誌の本年4月号でも大きく紹介された高校ヨット部同期の3人組で、100か所以上の漁港や海の駅を巡って多くの人との出会いを楽しんだそうです。これからは博多ヨットクラブのレースにも参加するとのことで楽しみです。しかしながらトライマランということでモノハル艇と同一フリートレースではレーティングが難しく、とりあえず暫定レーティングでしばらく様子を見ることにします。

2020年第1レースは強風のため中止

2020年3月15日

令和2年3月15日(日)の2020年第1レースは強風のため中止しました。朝からコンスタントに20ノット前後の強風が吹き、午後からは30ノットオーバーの強風も予想されたため、参加艇ならびに乗員クルーの安全を第1に考えて中止にしました。4か月ぶりのレースに参加意欲満々の皆さんにはご迷惑をおかけいたしました。4月19日(日)の第2レースの参加をお待ちしています。

2020年 会員総会を開催しました

2020年2月26日

博多ヨットクラブ2020年会員総会を2月23日(日)に小戸の福岡市ヨットハーバー会議室で開催しました。総会は35名(委任状提出を含む)の参加を得て午前10時00分から始まり、山田会長の冒頭の挨拶のあとさっそく議事に入り、事務局より2019年の事業報告、収支決算の説明があり、いずれも原案通り承認されました。続いて2020年の事業計画(案)、収支予算(案)の説明があり、いずれも原案通り承認されました。

最後に山田会長から会員の皆さんへひとつの提案がありました。

持続可能な開発目標-SDGs(エスディージーズ)-の17の目標のひとつ「海の豊かさを守ろう」で、海洋プラスティックごみの問題が提起されています。海で遊ぶ我々も「きれいな海を残したい」という思いから、プラスティック類は絶対に海に捨てない、飲料などはマイボトルなどで持参するなど、できることから取り組んでいきましょうとの呼び掛けがあり、一般社団法人「ふくおかFUN」代表で、博多湾の海底ごみ状況を調査しているプロダイバー・大神 弘太朗に博多湾の状況と、海をきれいにするクリーンナップ作戦などの話を聞きました。クラブとして今すぐに何かの行動を起こすということではありませんが、今後はこの問題についてみんなで考えていこうとの提案がありました。

昨年はレース中のディスマストが2件ありましたが(幸いにも乗員に怪我等はありませんでした)、いずれもスピン、ジェネカーのフリー帆走中にバックステイのトラブルによるものでした。ブロックの破損やバックステイの断裂が原因でしたので、日常の点検整備を怠らないようにしましょう。

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「2020年クルーザー安全講習会」終了

2020年2月17日

万一の事故や緊急時の対応など、クルーザーを安全に運航するための知識を習得することを目的に2014年から毎年「クルーザー安全講習会」を開催してきました。今年は2月16日(日)に、福岡市ヨットハーバー管理事務所が主催し、博多湾をベースに活動する福岡ヨットクラブ、博多ヨットクラブ協力のもとに開催し、クルーザーのオーナー、クルーの皆さん34名が参加しました。福岡ヨットクラブ、博多ヨットクラブとも今年のシリーズレースが3月から始まるため2月に開催したものです。

午前10時に開講し、主催のヨットハーバー管理事務所の菅原氏の挨拶の後、協力団体の博多ヨットクラブ山田会長、福岡ヨットクラブ沼田会長の挨拶に続き、JSAF日本セーリング連盟ルール委員会の大村雅一副委員長から「安全にセーリングするためのルール」について講話がありました。2014年の第1回から昨年までは、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会から講師をお招きし、主に落水対策やライフジャケットについてお話をしていただきましたが、今年はJSAFルール委員会の大村雅一副委員長をお招きし、「外洋セーラーのためのルール講習会」をテーマに、レース中の接触、衝突を防止するにはということを中心にお話をしていただきました。小型のディンギーヨットとは違って外洋クルーザーはすぐには止まれないため、スタートやマーク回航時に衝突などの事故を防ぐためには、それぞれの乗員がしっかりルールを理解して安全なセーリングに心がけることが一番大切です。

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午後は、福岡海上保安部交通課から、福岡地区における海難事故発生状況と事故防止、ライフジャケットの着用、海の安全情報の有効活用についての話があり、次に、門司税関博多税関支署から、不正薬物等の密輸防止のために、クルージング中などに不審な船舶を発見したときは税関に通報していただきたいとのお願いがありました。最後に日本海洋レジャー振興協会九州事業部からは運転不自由船の曳航・伴走サービスについての話があり午後2時30分に講習会を終了しました。

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クルーザー安全講習会の開催

2020年1月10日

クルーザーヨットで海を楽しむ皆さん、安全への対策は万全ですか。海では安全には最新の注意を払っても天候の急変などにより避けがたい突発的な状況に遭遇することがあります。万一の事故や緊急時の対応など、クルーザーを「安全」に運航するための知識を習得することを目的に、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ協力のもと、福岡市ヨットハーバー管理事務所主催で「クルーザー安全講習会」を開催します。

講習会の内容は、JSAF日本セーリング連盟ルール委員会副委員長の「安全にセーリングするためのルール」、福岡海上保安部の「海の安全」、博多税関支署の「税関からのお知らせ」、日本海洋レジャー安全・振興協会救助事業部の「運転不自由船の曳航・伴走サービス」となっています。万一の時に実際に役立つ内容ですので、一人でも多くの皆様の参加をお待ちしています。ヨットクラブに加入されていない皆様も、この機会にぜひ受講していただくようお勧めします。

1.開催日時  令和2年2月16日(日)10:00~15:00(予定)*受付は9:30から

2.場  所   福岡市ヨットハーバー(福岡市西区小戸)クラブハウス2階 第2会議室

3.参 加 費   1,000円/1名 ※当日徴収

         (昼食弁当が必要な方は別途500円。当日受付時に申込ください。)

4.申込期限  令和2年2月10日(月)まで

5.申込み先   所定の参加申込書で福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原)にFAXもしくはE-mail送信。

        FAX:092-881-2344  E-mail:h.sugawara@sasakico.jp

   [クルーザー安全講習会実施要項] [参加申込書]

新年のご挨拶

2020年1月01日

2020新年挨拶

2019年表彰式&懇親パーティー大盛会にて終了

2019年12月28日

2019年の博多湾クルーザーレースシーンを締めくくる年末恒例の「HYC表彰式&懇親パーティー」、昨年に続き同じ博多湾でレースを行っているFYC福岡ヨットクラブとの合同開催で、12月21日(土)に中央区渡辺通のタカクラホテル福岡で盛大に開催され、150名くのセーラーそしてご友人の皆さんが参加されました。

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HYCレースはアット・ホームな雰囲気で島回りコースのレースが中心。レーティングも船齢や乗り手の技量を考慮した独自の設定で楽しいレースを心掛けています。一方FYCレースはIRCレーティングに基づきソーセージコースを1日3本と本格的なレベルレースを行っています。FYCレース参加艇はほぼ100%HYCレースにも参加し、ともに博多湾内で切磋琢磨してヨット技術の向上を目指しています。18:30に開会し初めにFYC福岡ヨットクラブの沼田会長(Bambino)、続いてHYC博多ヨットクラブの山田会長(JORDAN)の挨拶の後、FSAF福岡県セーリング連盟の秋山会長の乾杯の発声でスタート。ホテル自慢の料理とビール、ワイン、カクテルでしばし歓談。本日の表彰式&パーティーにご協賛いただいた、㈱マリーンテック様、シップチャンドラー様、トラム様、㈱ササキコーポレーション様、㈱フォーチュン様、ノースセールジャパン様、㈱ハリケーン様、プレ宮崎様、㈱海援隊様の紹介もありました。

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さーあ、皆様お待ちかねの今年のクルーザーレースの表彰式です。先ずは昨年の海の日に若くして亡くなられたプロセーラー・高木 裕氏を偲んで今年の海の日、7月15日に開催した「高木 裕メモリアルヨットレース」の表彰です。優勝艇の“Bambino”に高木氏の夫人、高木 裕子様より優勝トロフィーが贈呈されました。続いてFYCレースの表彰式です。ジャパンカップや全日本ミドルボート選手権などにも参加している精鋭の10艇が年間15レースを戦い、栄えある年間総合1位は“GALAXY”でした。松島オーナー率いる精鋭クルーが実力を如何なく発揮した結果です。沼田会長から総合優勝杯、副賞などを授与され、皆さん満面の笑顔で喜んでいました。

      [Bambino]             [GALAXY]

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0018続いてHYCレースの表彰です。最初に9月の「壱岐-福岡ヨットレース」の優勝艇“MALOLO”に山田会長より優勝ラットの贈呈です(レース全体の表彰はレース当日に実施)。昨年は7月の海の日に開催し、スタートしたものの微風・無風でノーレースとなりましたが、今年は風が期待できる9月に時期を変更した結果いい風に恵まれ(恵まれ過ぎましたが)、セール破損やリギントラブル等で何艇かのリタイヤはありましたがレースは成立しました。

さーあ、お待ちかねの年間総合成績の表彰です。先ずは総合3位から発表。2019年総合3位は42フィートの“Humming bird Ⅴ”。総合2位は40 フィートの“Second Love”。そして2019年のHYCチャンピオン、栄えある総合優勝は40フィートの“MALOLO”でした。佐藤オーナーを中心に和気あいあいとした雰囲気でクルーワーク抜群です。それぞれ山田会長から総合優勝杯、クリスタルトロフィー、副賞などを授与され、皆さん満面の笑顔で喜んでいました。その後レース参加の全艇(33 艇)に賞品が授与され、各レースの「First Finish賞」や「修正1位」、今年もっとも多く参加費を収めていただいた「皆勤賞」、走りたいのを我慢してレース本部船を引き受けていただいた「本部船お疲れ様賞」、BB賞、ラッキー7賞など多くの賞品が授与されました。HYCレースでは年間総合優勝艇は翌年はレーティングがアップします。また3月の第1レースの本部船も務めていただくことになっていますので、“MALOLO”さん、よろしくお願いします。

       総合優勝[MALOLO]       総合2位[Second Love] 総合3位[Humming bird Ⅴ]

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表彰式のあとはしばしの歓談タイム。参加者の皆さんはグラスを片手に各テーブルを回り、シリーズレースの振り返りやヨット談義に花が咲いていました。今年のアトラクションは、地元で活躍する音楽ユニット「MUSIC BOX」の素敵なミュージックショー。海にちなんだ曲を選曲して披露。最後の曲は加山雄三の「海 その愛」。両クラブ会長やFSAF会長、往年のセーラーの皆さんがステージに上がってみんなで大合唱し会場が大いに盛り上がりました。熱狂も冷めやらぬうちに、最後は皆さんお待ちかねの「お楽しみ抽選会」。シャロングリーンのヨットカレンダーやマリンウエアなどの素敵な景品が次々に当選者の手に渡り、本日の目玉、㈱マリーンテック提供のホテル日航福岡のペアディナー券(3万円相当)が強運の参加者の手に渡りました。

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00530054パーティーの締めくくりは、福岡ヨットクラブの津田副会長(Windward Ⅴ)の挨拶のあと、博多ヨットクラブの黒住副会長(SIESTA)の「博多手一本」で大盛況のうちに福岡ヨットクラブ、博多ヨットクラブの2019年全日程を終了しました。皆さん、一年間本当にありがとうございました。来年も元気な姿で海でお会いしましょう。

会員艇“Altair”の華やかな帆走シーン

2019年10月02日

先に女性パワーで頑張っていると紹介した会員艇“Altair”ですが、女性だけでのレース参加を目指しているとのことで、大いに期待しています。

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女性パワーで頑張ってます!

2019年9月25日

img004本年1月に博多ヨットクラブの会員となったヨット“Altair”(アルタイル)。クラブレースにも積極的に参加していますが、毎回若い女性クルーを満載して他の参加艇の視線を一身に浴びています。本年9月号の雑誌「Kazi」の読者のページに近藤オーナーからの投稿が載っていましたので紹介します。

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「壱岐-福岡ヨットレース 2019」終了報告

2019年9月22日

9月16日の敬老の日、玄界灘に浮かぶ長崎県の離島、壱岐と福岡市を結ぶヨットレース「壱岐市長杯 壱岐-福岡ヨットレース 2109」が開催されました。博多ヨットクラブ主催の壱岐レース、壱岐市ならびに壱岐市観光連盟の後援を得て新たにスタートしたレースも今年で3回目。昨年はレース中盤から微風、無風に悩まされ、結局17時のタイムリミットまでに1艇もフィニッシュできなかったため無念のノーレースとなり、この年に壱岐市よりいただいた「壱岐市長杯」もお預けとなりました。今年は数日前からの気象予報では北寄りの15~20ノットの風が吹くと予想され、ダイナミックなレースが期待されました。今回のエントリーは博多湾で活動しているヨットを中心に、遠くは兵庫県の西宮から2艇、他にも大分・別府、山口・室津、北九州・若松からも参加いただき、全長25フィートから50フィートまで33艇の参加がありました。例年8月の最終日曜日に開催されていた「ハウステンボスヨットレース」が今年は開催時期を9月15日(日)にされたため、昨年、一昨年と参加していたヨット数艇がハウステンボスに行かれたようです。

現地運営メンバー9名はヨットZEPHYRUSで14日(土)に現地入りし、壱岐側の窓口となっていただいた観光連盟の担当者と最終打ち合わせを行い、夜は大会の成功を願って懇親を深めました。さすがに9月中旬ともなれば朝晩はだいぶ涼しくなりましたが、晴天の日中はまだまだ夏の暑さが残っています。15日(日)は朝から観光連盟スタッフの方と泊地の市営浮桟橋で暑さしのぎも兼ねた受付用テントを設営。11時過ぎからの参加艇の入港を待ち受けました。係留岸壁には「ヨットレース歓迎」のぼり旗も設置され大会気分を盛り上げます。11時半頃に最初の1艇が入港し、大きさ順にあらかじめA~Eに振り分けていた桟橋に誘導して舫いを受け取りました。その後も次々に入港があり、16時過ぎには予定していた全艇の入港が完了しました。やはり壱岐の海はきれいです。透明度も高く、まだまだ海水浴もできる状況だったので、数艇はさっそくクルーが海に入りレースに備えて船底掃除をしていました。14時からと15時の2回に分けて、クルーザーヨットに触れることのない壱岐の小学生と親御さんが、係留中の大型ヨットに乗船しデッキやキャビンを見学した。各ヨットのメンバーも親切に対応し、ウインチやラット、コンパスなどの計器の働きを説明し、キャビンに入った子供たちがバウハッチから顔を出したり「お母さん、台所があるよ」、「ちゃんとトイレもあるよ」など、新しい発見に興味津々の様子だった。

観光連盟が紹介した宿に宿泊する皆さんは、観光連盟が計画輸送をしていただき、次々に宿に向かい、シャワー等を浴びて回航の疲れを取って前夜祭までしばしの休憩。宿を取らずに船中泊される皆さんは近くの旅館で風呂を使わせていただき、前夜祭までヨットで休憩。17時30分には迎えのバスで前夜祭会場に向かいました。

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さーあ、午後6時からはお待ちかねの前夜祭。5時半過ぎ頃から会場の「あまごころ本舗」に各チームのメンバーが参集し始め、5時50分の開場まで1階の土産物店でお買い物。入場がアナウンスされると各チームは指定のテーブル席に続々と着席し開宴を待ちます。定刻の6時に前夜祭が開始され、レース主催者の山田HYC会長挨拶のあと来賓の皆様の紹介がありました。壱岐市企画振興部長、壱岐市議会議長、長崎県議会議員、長崎県壱岐振興局管理部長、壱岐市観光連盟会長、壱岐市観光課長、壱岐市観光連盟事務局長、壱岐交通社長、九州郵船壱岐支店長、あまごころ本舗専務が紹介され壱岐市長の代理で出席された壱岐市本田企画振興部長の歓迎挨拶があり、黒住レース委員長の競技上の注意の後、山本長崎県議会議員の発声で乾杯!乾杯のお酒はもちろん「壱岐焼酎」。麦焼酎発祥の地として「壱岐焼酎乾杯条例」を制定しているとのことで、特別に用意されたアルコール度数が低い乾杯用の麦焼酎が用意されました。各テーブルには刺身やサザエなど海の幸が盛られ、壱岐市から特別に提供いただいた100g1,000円以上はする「壱岐牛25㎏」や7つの蔵元から提供いただいた壱岐焼酎で歓談し、アトラクションとして地元フラダンスチームのフラダンスショーが披露され、アンコールの大合唱が出るほど会場も大いに盛り上がりました。続いて参加チームの紹介があり、明日のレースの健闘に声援を送りました。焼酎も進み各チームとの交流も続く中、明日は朝が早いことから20時過ぎには壱岐市観光連盟長嶋会長の中締めの挨拶で楽しいひと時もお開きの時間となりました。お店の土産品コーナーは特別に閉店時間を延長していただいたので、前夜祭参加の皆さんは壱岐の特産品やヨットレース記念焼酎を沢山買い求めていました。

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翌16日は朝6時半頃から焼酎を飲み過ぎて二日酔い気味のクルーも交えて続々と港に集合して、弁当や氷を積み込んでセールをセットしていました。岸壁には壱岐市企画振興部長さんや観光連盟会長さんが見送りに来ていただき、各艇出港準備を整えて7時過ぎにはスタート海面に向かった。午前8時にスタート信号が発せられると34マイル彼方の博多湾を目指して熱い戦いが始まった。北北東の風15~18ノットとレースには絶好のレースコンディション。ただし向かい風になるため、博多湾口まではポートタックの1本コースで、スピードのある大型艇有利な条件でした。壱岐周辺は波高2mほどでしたが、次第に波も高くなり、中盤戦からは3mの波と25ノットのブローで結構スプレーを浴びての我慢の走りとなりました。博多湾口からフィニッシュラインのコースは50°ほどベアしますが、湾内の風は若干東寄りとなり風速もコンスタントに25ノット前後でジェネカー、スピンを上げるのは厳しい状況でした。優勝を狙っている数艇は果敢にもジェネカーを上げていましたが、直ぐに下ろしたり必死でブローチングを押さえたりと大変だったようです。

そんな荒海を一気に駆け抜けた50フィートの“K.CONTESSA 風と虹”が11:30:06に堂々のファーストホーム。実に所要時間3時間30分と快走でした。2着が新西宮から遠征してきた36フィートの“侍翔洋”が11:50:05にフィニッシュ。3着が40フィートの“MALOLO”が12:03:17にフィニッシュ。その後も次々にフィニッシュし、14:36:20に25フィートでシングルハンドの“Sophie”が最後にフィニッシュして無事にレースが終了しました。なお、参加艇中3艇が艇体、セールのトラブルで残念ながら途中リタイヤしました。

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 小戸の福岡市ヨットハーバーでの表彰式には壱岐市の眞鍋副市長をお迎えし、初の「壱岐市長杯」の贈呈を行っていただきました。レースのタイムリミットが17時だったことから当初18時からの予定でしたが、最終艇フィニッシュが早かったため16時30分から行いました。優勝、そして初の壱岐市長杯を手にしたのは小戸をベースに活動する“MALOLO”チームでした。眞鍋副市長から手渡された壱岐市長杯を手にした佐藤オーナーは満面の笑顔でした。副賞として壱岐の海産物の詰合せ、ヨットレース記念焼酎、1位のクリスタルトロフィー、新西宮から参加した“ディッグ フィールド ミリオン”堀田オーナーから提供された高級キッチンマットも受け取り喜びもひとしおのようでした。2位はファーストホームの“K.CONTESSA 風と虹”、3位は新西宮から参加の“侍翔洋”で、それぞれクリスタルトロフィーと海産物の詰合せ、記念焼酎を、4位“Bambino”、5位“Bebe”、6位“Happy Holiday”は海産物の詰合せを送られました。他にも当日賞(16位)、飛び賞(10位、20位)、ブービー賞、敢闘賞などが贈られ、沖縄のセーラーから提供されたオリオンビールの詰合せが、ベストドレッサー賞として“Altair”に贈られました。

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今回も準備の段階から本番まで、壱岐市ならびに壱岐市観光連盟様には大変お世話になりました。無事にレースがスタートできましたのも皆様のご尽力の賜物と深く感謝申し上げます。運営メンバーはもとよりレース参加者も心より楽しめました。隣の漁港の岸壁が一時的に利用できるようでしたらもっと参加艇を増やすことも可能かと思いますが、今後の検討課題とさせていただきます。

壱岐は天然温泉の宿もあり、観光名所探訪や壱岐焼酎の蔵元見学、夏の海水浴と、楽しみ満載の島です。ヨットレース以外でもクルージングでまた訪れてみたいですね。また博多港からジェットフォイルで1時間ほどのとても近い島ですので、家族旅行とかでもぜひ訪ねてみましょう。

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