お知らせ

親子クルーザー体験セーリングNo.2

2018年7月28日

7月28日(土)はクルーザ体験セーリング第2回目がありました。福岡市ヨットハーバーが主催する「親子クルーザー体験セーリング事業」にクラブとして協力しているもので、今回も市政だより等の公募で集まった35家族93人が5隻のクルーザーヨットに分乗して博多湾をセーリングしました。初めに会議室でハーバー管理事務所の職員から乗船上の注意事項の説明があり、協力してくれる5隻のクルーザーヨットの船長さんの紹介がありました。その後全員がライフジャケット(救命胴衣)を着用して記念撮影後、各船長さんの誘導で乗船するヨットに向かいました。

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博多ヨットクラブからは会員艇の“Jetta(近藤艇長)”といそしぎチームの“MOANA(坂田艇長)”が協力し、元気いっぱいの子供たちと保護者のお父さん、お母さんが午前・午後に分かれて乗船しました。夏空が広がる博多湾を午前の部は50人の親子が、午後の部は43人の親子が夏の博多湾を満喫しました。、初心者にはちょっと強い13~15ノットの風の中、風だけで走るヨットの爽快感を身体で感じ、皆さん楽しそうにしていました。この中から将来のセーラーが育ってくれることを期待しています。ご協力いただいた“Jetta”さん、“MOANA”さんありがとうございました。

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「壱岐-福岡ヨットレース 2018」終了報告

2018年7月25日

7月16日の海の日、玄界灘に浮かぶ長崎県の離島、壱岐と福岡市を結ぶヨットレース「壱岐-福岡ヨットレース 2108」が開催されました。40年近く続いた博多-壱岐間のレースを、昨年、壱岐市ならびに壱岐市観光連盟の後援を得て壱岐スタート博多湾フィニッシュとし、前日には前夜祭を開催してレース参加者や壱岐の皆様との交流を図るなど大会内容をリニューアルし、今年は2回目の大会でした。北部九州は今年は早々と7月9日には梅雨が明け、心配していた台風8号も九州への直接的な影響もなく、炎天下の玄界灘を32艇のヨットが博多湾のゴールを目指しましたが、早朝の濃霧の発生でスタート時間が1時間30分遅れたことと、強い高気圧が居座って微風・軽風下のレースとなったことにより、午後5時のタイムリミットまでに1艇もフィニッシュできなかったためノーレースとなりました。

昨年の第1回大会は23艇の参加がありましたが、今年は北九州市の新門司マリーナや山口県の室津、大分県の別府などからも参加があり、昨年を大きく上回る32艇のヨットが壱岐・郷ノ浦に集結しました。昨年は市営浮桟橋を1基しか使えず、少し離れた漁港と2か所に分散しての係留でしたが、今年は郷ノ浦港内の市営浮桟橋3基を全面的に利用できるようになりました。ただし、1基は水深が2m、他の2基は6mで全長25フィートから51フィートまで30艇を超えるクルーザーヨットを係留するのに気を遣いました。そのため、レース参加艇が入港する15日(日)の前日14日(土)にレース委員会の現地運営メンバー(ヨット“翔風”、“ZEPHYRUS”)が先乗りして、係留誘導と前夜祭会場との打ち合わせに奔走しました。係留岸壁には「ヨットレース歓迎」のぼり旗も設置され大会気分を盛り上げます。15日(日)昼前から各地から続々と郷ノ浦港に入港しましたが、壱岐の手前で強い逆潮に手こずったり、炎天下の高温でエンジンがオーバーヒート気味になったりで入港予定時刻が大幅に遅れるヨットもあり、係留誘導メンバーも炎天下で1日待機するなど結構大変でした。しかしながらこの係留地にこれだけのクルーザーヨットが一堂に会するのは初めてとあって、島の皆様も見学に訪れていました。入港したヨットの中には、あまりの暑さに涼を求めて海に飛び込むクルーもいて、これぞ夏の壱岐といった風情を醸し出していました。

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14時半からはクルーザーヨットに触れることのない壱岐の子供たちと保護者12名が3隻のヨットに分乗して、1時間ほどの体験セーリングに出港していきました。帰ってきた子供たちに感想を聞くと、初めてヨットに乗った、とても楽しかったと目を輝かしていました。

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さーあ、午後6時からはお待ちかねの前夜祭。5時過ぎ頃から会場の「あまごころ本舗」に各チームのメンバーが参集し始め、会場の入り口前では郷ノ浦中学校吹奏楽部の生徒さんたちが歓迎の演奏を披露してレース参加者をお出迎え。島の皆様の温かいおもてなしに感謝です。レース主催者の山田HYC会長の到着が遅れたため、初めに吉川レース委員長から競技上の注意事項の説明がありました。今回優勝艇に「壱岐市長杯」が授与されることになり市長杯の紹介の後、山田HYC会長挨拶、中原壱岐市副市長歓迎挨拶、山本長崎県議会議員の発声で乾杯!乾杯のお酒はもちろん「壱岐焼酎」。麦焼酎発祥の地として「壱岐焼酎乾杯条例」を制定しているとのこと。各テーブルには刺身やサザエなど海の幸が盛られ、壱岐市さんから特別に提供いただいた100g1,000円以上はする「壱岐牛25㎏」や7つの蔵元から提供いただいた自慢の壱岐焼酎で歓談し、アトラクションとして地元フラダンスチームのフラダンスショーが披露され会場も大いに盛り上がりました。続いて参加チームの紹介があり、明日のレースの健闘に声援を送りました。来賓として出席いただいた長崎県壱岐振興局長、壱岐市議会副議長、観光連盟会長、九州郵船壱岐支店長の皆様とも話が弾み交流を深めることができました。今回のレースを記念して作製した壱岐レースラベルの記念焼酎「酔っ人」も大好評でした。

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061翌16日のレース当日の朝、壱岐は想定外の濃い霧に包まれ、6時半過ぎの時点で係留地の視界は50mほど。8時のスタートのために7時過ぎから出港の予定だったがこの状態では出港もままならず、安全最優先でスタート時刻を1時間遅らせて午前9時として参加各艇に通知し、九州郵船、唐津海上保安部、漁協など関係方面に連絡したところ、午前8時55分郷ノ浦発博多行の高速船(ジェットフォイル)があることからさらに30分遅らせて午前9時30分スタートと決定しました。これに合わせて、フィニッシュラインも当初の小戸沖から6マイルほど短縮して博多湾入り口の玄界島と机島を結ぶラインとしました。7時半、8時と時間の経過とともに気温も上がり、直ぐ前の対岸も見えない状態だったのが徐々に霧も晴れていきました。時間待ちの間、各艇ではレースに備えてセールのセットや艤装のチェックに余念がありません。戦いに赴く前のこの緊張感が実に心地よいですね。またドローンを飛ばして空撮を楽しんでいるオーナーもいました。8時半になると2マイルほど沖合の赤い航路ブイも視認できるようになり、8時50分頃から参加艇も次々に舫いを解いてスタート海面に向けて出港して行きました。

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気象予報では北西の風、朝の内は2~3ノット、昼頃からは8ノット前後の風とあり、スタート海面では2ノット前後の弱い風で、艇速も2ノット前後と艇のコントロールに苦労します。午前9時30分にスタート信号が発せられるも、本部船から無情にも「長音二声」が発せられ「第一代表旗」が掲げられてゼネリコ。スタート時刻が大幅に遅れたこともあり、皆さん気持ちがあせっていたのでしょうか。微風のゼネリコはなかなかしんどいものですが、全艇がスタートライン近くにいたため、10分後の9時40分の再スタートはオールフェアでいよいよ博多湾に向けてレースがスタート。九州郵船の高速船やフェリーの航路を邪魔しないように、スタートしてから1.5マイルほどスタボードタックのクローズホールド、クローズリーチで南進して、フィニッシュの博多湾口の玄界島に変針です。風速も4、5ノットに上がり各艇からは色とりどりのジェネカーやスピンネーカーが次々に上がります。西寄りの風なので、フィニッシュまではフリー帆走の一本コースで約27マイル。何とか風が落ちないように祈るばかりです。昨年は10~18ノットの風に恵まれコース短縮もなく早いレース展開でしたが、今年は一時的に8~9ノットの風が吹くも昼過ぎからは徐々に風が落ちていき、1~2ノットの風に終始して無風状態も度々出現するなど苦戦し、結果として午後5時のタイムリミットにフィニッシュできた艇が1艇もなくノーレースとなりました。

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午後6時から小戸の福岡市ヨットハーバーで表彰式を行う予定でしたがノーレースとなったため、表彰式で壱岐市長杯を授与するために午後のジェットフォイルで壱岐より駆けつけていただいた中原壱岐市副市長をお迎えして6時45分から閉会式を行いました。中原副市長からは、風が無くて残念な結果となったが用意した「壱岐市長杯」は来年に持ち越してぜひこの市長杯を獲得していただきたい、来年は今年以上に40艇、50艇の参加をお待ちしていますと熱いエールを送っていただきました。また、1位~3位までのクリスタルトロフィーも来年に持ち越しとなりました。入賞艇に送る副賞商品として壱岐の海産物等の詰合せも多数用意していたため、県外からの参加艇には無条件に贈呈し、他の商品は中原副市長と参加艇の代表者とのじゃんけん大会で当選者を決めました。

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今回も準備の段階から本番まで、壱岐市ならびに壱岐市観光連盟様には大変お世話になりました。無事にレースがスタートできましたのも皆様のご尽力の賜物と深く感謝申し上げます。運営メンバーはもとよりレース参加者も心より楽しめました。壱岐は博多港からジェットフォイルで1時間ほどのとても近い島で、天然温泉の宿もあり、観光名所探訪や壱岐焼酎の蔵元見学、夏の海水浴と、楽しみ満載の島です。ヨットレース以外でもぜひ訪ねてみたいですね。今年の大会には、レース取材のため㈱舵社のKazi編集部から担当者が参加艇の“K.CONTESSA 風と虹”に乗船していましたが、ノーレースとなり結果が出なくて残念でした。

最後に吉川レース委員長(May be)から一言。

まさかの霧と九州郵船のクレームで9時30分のスタートしかできず残念でした。スタートで皆さん張り切りすぎてゼネリコになり接触した音も聞こえていました。さすがに二度目は皆さんおとなしくなりオールクリアーでした。終始風が弱く心配していましたが最後は無風になり誰もフィニッシュできませんでした。夏のレースということでノーレースもありかと想像はしていましたが、やはり熱中症とかの心配や風向、風速を考慮すると美味しい魚の時期である秋の開催もありかと考えます。検討してみたいです。

親子クルーザー体験セーリング

2018年7月22日

7月21日(土)はクルーザ体験セーリングがありました。福岡市ヨットハーバーが主催する「親子クルーザー体験セーリング事業」にクラブとして協力しているもので、今回も市政だより等の公募で集まった36家族94人が5隻のクルーザーヨットに分乗して博多湾をセーリングしました。初めに会議室でハーバー管理事務所の職員から乗船上の注意事項の説明があり、協力してくれる5隻のクルーザーヨットの船長さんの紹介がありました。その後全員がライフジャケット(救命胴衣)を着用して全員で記念撮影をして、各船長さんの誘導で乗船するヨットに向かいました。

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博多ヨットクラブからは会員艇の“Whispering Jack(西岡艇長)”と“ZEPHYRUS(古川艇長)”が協力し、今日から夏休みの元気いっぱいの子供たちと保護者のお父さん、お母さんが午前・午後に分かれて乗船しました。梅雨明けで晴天が続き、6~8ノットの風と波のない穏やかな海面を、午前の部は48人の親子が、午後の部は46人の親子が夏の博多湾を満喫しました。風だけで走るヨットの爽快感を身体で感じ、交代でラット(舵輪)やティラーを握って船長気分も経験して楽しそうにしていました。この中から将来のセーラーが育ってくれることを期待しています。ご協力いただいた“Whispering Jack”さん、“ZEPHYRUS”さんありがとうございました。

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「壱岐-福岡ヨットレース 2018」レース結果

2018年7月21日

2018年 HYCシリーズレース・第5レースを兼ねています。

当初は午前8時スタート予定だったが濃霧が発生し、一時は視界が50mほどと非常に危険な状態で係留地から出港できず、また壱岐-博多間定期航路のジェットフォイルの運航時間とも重なりがでたためスタート時刻を午前9時30分とした。レースは微・軽風のため全艇タイムリミット内にフィニッシュできず。

HYC第5レース成績表

訃報

2018年7月17日

博多ヨットクラブの定例レース参加や当クラブ主催のセーリング講習会の講師を務めていただくなど私たちのよき相談者でありましたプロセーラーの高木 裕氏が、昨日午後7時10分にご逝去されました。氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

通夜・葬儀は下記の通りカトリック式にて執り行われます。

故 高木 裕(タカギ ユタカ)儀 葬儀ミサ告別式

通夜:平成30年7月17日(火)19:00より

葬儀ミサ告別式:平成30年7月18日(水)12:00より

場所:カトリック西新教会(福岡市早良区城西3-14-1 TEL 092-851-8032)

喪主:高木 裕子(妻)

「壱岐-福岡ヨットレース 2018」参加申込み受付終了

2018年7月01日

関東甲信越地方は早々と6月29日に梅雨明けしました。九州北部地方の梅雨明けも間近のようです。

第2回目の「壱岐-福岡ヨットレース」の参加申込み受付を終了し、昨年を大きく上回る32艇の参加申込みがありました。今年は、博多湾内はもとより、長崎県ハウステンボス、佐賀県唐津、北九州市新門司・若松、山口県室津、そして最遠方は大分県別府からも参加申込みがありました。全長25フィートから51フィートまで、最新のHPP艇からクルージング艇まで艇種も様々です。皆さん、成績よりも前夜祭や麦焼酎発祥の地の本格麦焼酎、そして壱岐の自然を楽しみしています。

真夏の壱岐は最高です。透明度の高い海、真っ白いビーチと沖縄にも負けない大自然が魅力です。レースに後援いただいている地元壱岐市、観光連盟の皆さんもこの機会に壱岐の魅力を満喫していただこうと、ヨットレース開催に最大限のご支援をいただいています。壱岐市からは昨年に続きブランド牛『壱岐牛』を前夜祭にご提供いただくとともに、今年からレースの優勝艇に豪華な『市長杯』を贈呈いただくことになりました。また、観光連盟様にはシャトルバスの配車や歓迎のぼりの設置、前夜祭司会者の手配など多大なるご支援をいただいています。真っ青な夏空のもと、いい風に恵まれて楽しいレースになることを念願しています。

  [壱岐市長杯 壱岐-福岡ヨットレース 2018 参加艇リスト] 

「壱岐-福岡ヨットレース 2018」参加申込み受付中

2018年6月08日

九州北部地方の梅雨入りは平年より8日、昨年より23日も早く、7月の中旬には梅雨明けも予想されます。真夏の壱岐は、都会の喧騒から解放されて思い切り大自然を満喫できること請け合いです。透明な海、真っ白なビーチ、海をこよなく愛するセーラーにとっても憧れの地です。麦焼酎発祥の地、特産の壱岐焼酎を飲みながら交流を深めましょう。レースを後援していただく壱岐市、壱岐市観光連盟の皆様も多くのヨットの来島を心待ちにしています。「壱岐-福岡ヨットレース 2018」の参加申込みを受付中ですが、申込み期限は6月15日(金)までです。あと1週間ですので、参加を予定されているヨットにおかれましては早めの申込みをお願いします。博多湾以外からも、北九州市・新門司、佐賀県・唐津、山口県・室津、大分県・別府からも参加申込みをいただいています。

 [壱岐-福岡ヨットレース公示(PDF)]  [壱岐-福岡ヨットレース公示(Word)]

 [参加申込書(PDF)]  [参加申込書(Word)]

 [宿泊申込書(PDF)]  [宿泊申込書(Excel)]

2018年第1回会員懇親会を開催

2018年5月31日

2018年第1回目のHYC会員懇親会を5月24日(木)午後7時から博多区川端町の博多リバレイン1階、ニューヨークテイストのオシャレなお店『ブルックリン パーラー』で開催しました。今回はJORDAN、SIESTA、May be、Bambino、Little Wing、翔風、Summertime、Le Grand Bleu 9、ZEPHYRUSの9艇のオーナー、クルーの皆様と、福岡市ヨットハーバーの鬼塚氏、菅原氏、金子氏も参加し、山田会長(JORDAN)の乾杯の発声で懇親会スタート。

5月20日(日)の強風下のHYC第3レースで完走した9艇中、5艇のオーナー、スキッパーも参加し、過酷な帆走体験を語り合っていました。中でも艇速20ノットを記録したMay beやLe Grand Bleu 9のオーナーからは、ヘルムコントロールに全神経を集中し、プレーニングで20ノットの艇速が出たときは、バウが波に突き刺さってそのままバウ沈するのではないかと、かなり怖い思いをしたとの話もありました。そのほか、7月のお祭りヨットレース「壱岐-福岡ヨットレース」や来年の4月から小戸の福岡市ヨットハーバーが民営化されることなど、ビールやカクテルを飲みながら楽しく歓談しました。

博多ヨットクラブも新体制になって6年目となり、レース以外にも安全講習会やプロセーラー高木 裕氏を講師に招いてのセーリング講習会、子供たちのクルーザー体験セーリング、年数回の会員懇親会など活動領域を広げ、海を愛する仲間の憩いの場としてクラブライフの充実を目指しています。今回はたまたま会員(艇のオーナー)の都合が付かず参加者が少なかったですが、今後も会員同士の親睦を図っていきます。

本部船運営記。2018年第3レースは“HIRO”さんでした。

2018年5月30日

5月20日(日)は2018シリーズレースの第3戦でした。今日は湾外コースの予定で、受付時間8:30~9:00、スタート10:00の予定です。8:00には本部船運営メンバーのHIROチームの面々がハーバーに集合し、アウターマークや信号旗などの運営用品一式を船に積み込み、クラブハウス2階で受付の準備を済ませました。今日の天気予報は晴れで、北東の風14ノット前後(Max23ノット)と絶好のレース日和です。レース委員長と相談し今日のコースは博多湾を出て北東6マイルに位置する「相島」反時計回りに決定。距離は約27マイル。スタートから相島まではクロズドホールド、相島を回ってからは後ろから風を受けるフリーの帆走となるため、随所でダイナミックな帆走が楽しめることでしょう。9:00の受付終了時点で15艇のエントリーがありました。

ハーバーでは14~15ノットの風でしたが、海上では17~18ノットの安定した風が吹いており、風速が上がると予想してメインセールを1ポンリーフしている艇、ジブセールを何番にするか迷っている艇、迷わずに№3ジブを上げている艇と様々で、各艇思い思いのセールを選択してスタートに備えます。

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9:55に5分前の予告信号、続いて4分前の準備信号が発せられると、散らばっていた参加艇がスタートライン近くに集まってきました。艇速も6~7ノット出ており、接触、衝突だけは避けようと各艇とも周囲の参加艇の動きに注意を払います。スタート前に、参加艇の1艇がマストステップにがたが発生して、もう1艇はラットとラダーを繋ぐ経路に不具合が発生してDNSとなりました。10:00ちょうどにスタート信号が発せられ、長音一声とX旗(リコール旗)が掲揚されました。2艇がリコールで、1艇はスタートラインに戻って再スタートしましたが、もう1艇はリコールに気付かなかったのかそのまま進んで行きました。風は落ちることなく時間の経過とともに徐々に強くなっていきました。回航ポイントの博多湾口の「シタエ曽根ブイ」が近付くとコンスタントに20ノットオーバーとなり、波も2mほどで真正面から受けるようになり時折りドーンとスプレーを浴びます。スタートからここまではスタボードタックのクローズドホールド。「シタエ曽根ブイ」を回ってタックして「相島」まではポートタックのクローズドホールド。「相島」が近付くと波も2.5mと高くなり、風も25ノットオーバーに強まってきました。安全を優先して途中で4艇が棄権しましたが、残り9艇は完走を目指して果敢に突き進んで行きます。「相島」を回る頃には風も30ノットオーバーとなり、スタボードタックのクォーターリーの走りですが、2.5m以上の高い波と30ノットオーバーの風の中、各艇ともジブセールで10ノット近い艇速で「シタエ曽根ブイ」を目指しますが、ヘルムコントロールが難しく、玄界島の北方向にしか針路を取れません。トップを走るのは51フィートの“May be”ですが、№3ジブで15ノットオーバーの艇速でかっ飛んで行きます。2番手で走る“Humming bird Ⅴ”がスピンを上げますが、しばらくすると真ん中から横一直線に破れてしまいました。「シタエ曽根ブイ」を過ぎてジャイブして博多湾に入り、一路フィニッシュラインを目指します。この頃には時折り35ノットの風と、大きな波を真後ろから受けるようになり、各艇とも豪快にプレーニング(サーフィング)して“May be”や“Le Grand Bleu 9”は瞬間的に20ノットの艇速を記録し、バウが波に突き刺さって「バウ沈」するんじゃないかと思ったそうです。

このハードコンディションの中、51フィートの“May be”が13:20:47に堂々のファーストホーム。13:31:12に42フィートの“Humming bird Ⅴ”が2着。その後も次々にフィニッシュし、15:07:02に最終艇の“Little Wing”がフィニッシュしました。艇体の大きな損傷や乗員の怪我もなく、無事にレースが終了してホッとしました。修正1位は”Humming bird Ⅴ”でした。本部船を運営していただいた“HIRO”の皆さん、本当にお疲れ様でした。

6月17日(日)の第4レースは「湾内コース」の予定なので、受付9:30~10:00、スタート11:00ですのでお間違えの無いように!

[以下は本部船“HIRO”のSオーナーのレポートです]

参加各艇のみなさん、本当にお疲れ様でした。 

レースは、結構風も強そうなので、相の島反時計廻りと決まる。09:00の受付終了で15艇のエントリー。すぐにスタートライン設定のため沖に出る。風が強く白波もぱらぱら立っており、ブイの投下は良いとしても、アンカーを打つのに若干手間取る。5分前、4分前、1分前、スタートのホーン担当や、旗の準備をしながら電波時計とにらめっこ。

10:00のスタート、リコール2艇、DNS2艇、13艇が強風の中一斉に飛び出した。 この風だから3時間ちょっとで帰ってくるだろうと言いながら、とりあえず小戸に帰ることとする。

4人の昼食を買って来て、ゆっくりしているとすぐ12:00になり、ゴールラインの設定に出港。昼からますます風が強くなり、一面白波が立ちうねりも入って来ているようで、ブイの近くまで行くのにスプレーは浴びるし、がぶられる。15m近い風の中、走錨を心配しエンジンを使ってアンカーに対する負荷を軽減しようと試みたが、波の状態が非常に悪く風にうまく立たない。様子を見ていると幸い走錨してないようで、アンカーは効いていた。参考のため、本船のアンカーは、ブルース15kg、チェーン5m、強風のためラインは30m近く出していた。

13:00前、遠くに黒く大きな帆が見え、時計係とホーン係がスタンバイ。フィニッシュ確認のため、ホーンを持ってマストにしがみ付いていた。プレーニングした状態でMay beそしてHumingbird Ⅴがゴール。尚、4艇がDNF。全艇フィニッシュまでの2時間、不規則な波に揺られて大変。用品を返しに小戸に向かい、マリノアに帰る時も、全身スプレーを浴びっぱなしで、びしょ濡れになった。

走錨を心配しながら波に揺られフィニッシュを待つ間、青函連絡船「洞爺丸」(4,337トン)の遭難を思い出していた。1954.9.26台風15号(洞爺丸台風)により函館湾で走錨、砂洲に乗り上げ転覆、乗客・乗員1,155名死亡という海難事故。この日洞爺丸を含め5隻の連絡船が遭難、犠牲者は合計1,430名生存者わずか202名という日本海難史上最大の惨事。函館港を出航した時点で風速40m、船長はこのまま海峡に出ることは危険と判断、港口から1,300m行ったところで両舷錨を投下。走錨若しくは恐れのある場合、機関を使用して止めるのだが、この時、全速前進にしても舵は効かず、車両甲板開口部から機関室に大量の海水が浸入。50m以上の風の中、発電機・主機関停止により走錨を止めることが出来ず、湾奥の七重浜に座礁。座礁したのは七重浜の渚から1,000mの地点。嵐により海底の砂が移動して、周りの水深8mの箇所に作った砂洲(漂砂現象)に乗り上げた。砂浜に乗り上げればそのまま居座ってしまうか、もう一度水深の深いところに流され、砂浜に擱座し安定するのが普通であるが、洞爺丸には横揺れ防止のビルジキール(船底湾曲部の縦方向に長さ43m幅60cmの横揺れ防止の鉄板)が設置されており、陸側に流される際、それが砂に突き刺さり、横から強大な風圧と波浪を受けて、砂洲の陸側水深8.4mに横転(135度)沈没した。当時の気象観測特に台風に関する主な情報は米軍機からで、目の大きさ、暴風半径、中心気圧などで、とても正確な予報は不可能。予算不足で、海上の定点観測は南の海上に1隻のみだった。ちなみに、タイタニック号(46,328トン)の遭難は犠牲者1,490名。この話はレースとは直接関係ないが、たまたま思い出したので、本を読み返して書いてみた。「洞爺丸転覆の謎」 田中正吾著 1997年発行。著者は1955年から青函連絡船乗船、57年から船長。

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