本部船運営記。2018年第9レースは“いそしぎ”さんでした。

2018年10月28日

10月21日(日)は2018シリーズレースの第9戦でした。今日は湾外コースの予定で、受付時間8:30~9:00、スタート10:00の予定です。8:00過ぎには本部船運営メンバーの“いそしぎ”チームの面々がハーバーに集合しました。朝が早いので、アウターマークや信号旗などの運営用品一式は前日の土曜日に船に積み込んでいたので、クラブハウス2階で受付の準備を済ませました。今日は天気予報では晴れ、風は北東から北北東の風10ノット前後と絶好のレース日和です。レース委員長と今日のコースを相談して、博多湾口の玄界島を反時計で回り、西方向の沖合い4マイルの長間礁を反時計で回るコースに決定。距離は20マイル。9:00の受付終了時点で16艇のエントリーがありました。

小戸ハーバーの沖合いには海苔網が設置されているので、スタートラインはかなり沖合に設置します。波はほとんど無く、7ノット前後の安定した風が吹いており、爽やかな秋晴れの下でレースが楽しめそうです。

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9:55に5分前の予告信号、続いて4分前の準備信号が発せられ、参加艇がスタートライン近くに集まってきました。風は7ノット前後で安定しています。風向は北東。10:00ちょうどにスタート信号が発せられました。すぐに長音一声とX旗(リコール旗)が掲揚されリコール艇があったようですが、全艇、沖合の玄界島方向に向かってスタボードタックのクローズドリーチで快走です。50フィートや40フィートの大型艇は徐々に先行していきます。しばらくすると急に風が落ちてきて2、3ノットになり、先行した大型艇も船足が伸びません。すると風もまた勢いを増して8~10ノットに。今日は風がころころ変わって各艇を悩ませます。玄界島を回った地点で各艇から色とりどりのジェネカーやスピンが上がり、次の回航ポイントの長間礁を目指します。博多湾に入るまではポートタックのクローズドリーチ。博多湾に入ってからは各艇から次々にジェネカーやスピンが上がり、10ノット前後の風を受けてフィニッシュラインを目指します。徐々に風が後ろに(北北東)に回り、フィニッシュラインまで1.5マイル辺りで風が2ノット~6ノットほどに落ちて安定しません。沖合い方面は海面が黒くなっており、強い風が吹き出したようです。追い風なので後続艇が有利な状況になってきました。

12:40:44に“May be”が堂々のファーストホーム。12:10:36に“Humming bird Ⅴ”が2着。12:12:33にリコールを解消した“K.CONTESSA 風と虹”が3着。10分ほど遅れて後続艇が次々にフィニッシュラインを通過していきます。14:02:21に最終艇の“Happy Holiday”がフィニッシュして無事にレースが終了しました。修正1位は15 着の”Notari 3”でした。本部船を運営していただいた“いそしぎ”の皆さん、本当にお疲れ様でした。

11月18日(日)の今季最終戦第10レースは「湾内コース」の予定なので、受付9:30~10:00、スタート11:00ですのでお間違えの無いように!来月の本部船は“Humming bird Ⅴ”さんです。

[以下は本部船“いそしぎ”T氏のレポートです]

10月21日は湾外レースということで受付は8:30からでしたが、気合いの入った7艇が受付開始時間前にエントリーされ、今回初めて設定されたというコースを確認されていました。 最終的に エントリーは16艇になりました。レースは50フィート艇が2艇、40フィートが2艇で大型艇が多くスタートラインの長さと風が振れて風軸合わせが時間ギリギリになりました。ラインは上下イーブンでスタート!4秒前はオールフェア。 ところが、大型艇の“K.CONTESSSA 風と虹”(CLUB SWAN 50)が艇速がついてラインを超え戻り切れず残念リコール。流石に目の前なのでホーン1発、X旗掲揚。しかしながら見事に2分13秒でリコール解消されました。

スタートしてしまえば早速買出しにGo! 本日のメインは豚とレタスのしゃぶしゃぶ、たこ焼き他、流行りの木挽Blue (舐めるだけです)。即海面に戻りフィニシュラインを設定して料理開始。天気も良くデッキにテーブルを出して海面を見ながら昼食タイム。お天気も最高、海面で食事、幸せと皆思いつつ、早くも黒色のセールのMay Be がトップでグングン近付いてきます。ハイ、鍋撤収して、テーブル上は記録準備完了。12:40:44にMay beがトップフィニッシュ。続いてHumming Bird Ⅴ、K.CONTESSA、MALOLOと流石に大型艇は速い。大型艇のジャイブ、ジャイブは見応えがあります。ここから暫く差がついてミドルクラスが入ってきます。Le Grand Bleu 9、Suru Sumi、麻里絵と 3艇が競り合いながら入ってきます。この後続々とフィニッシュラインめがけて近付いてきます。コース取りによって、綺麗にセールを張ったまま入れる船や、若干ジェネカーを潰してギリギリ入って来る船、様々です。観ていて非常に参考になりました。

ここで、本日のハイライト、JORDAN とZEPHYRUSの熾烈な戦い。先行してアウターマークギリギリを狙ってコース変更出来ないJORDANと、片や、東からスピンに一杯風を受けてZEPHYRUS、艇速は断然ZEPHYRUSが速い、ラインギリギリまでどちらが勝つか判らず、ほんの一瞬の差でマークを横切ってJORDANがフィニッシュしました。後でホーンが1発しか鳴らなかった と確認が有った程の差でした(1秒差)。あと1m あれば逆転したと思われるデッドヒートでした。レースの展開は我々の予想より早く、小型艇のHappy Holidayもスピンを綺麗に張って14:02:21にフィニッシュしてレースは無事終了しました。

今回の運営は 70歳、63歳、62歳のシニア3名で無事終了致しました。ハーバーに戻ってから、鍋を再開して楽しい反省会を致しました。トロピカーナのS先生も参加され夕暮れに解散。 いそしぎ、まだまだ頑張ります。今後とも宜しくお願い申し上げます。<記 髭 高橋>


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