2013年を締めくくる年末恒例の「表彰式&パーティー」が多くの参加者を集めて大盛会のうちに無事終了しました。
12月21日(土)は前日来の寒波の影響が残りあられ混じりの厳しい冷え込みとなりましたが、140名近くの元気いっぱいのセーラーの皆さんが会場の中央区天神の“ピエトロ・セントラーレ”に来ていただきました。18:00からのウエルカムドリンク、18:30からの食事タイムに続き、黒住副会長の進行により19:00からセレモニースタート。最初に、この5月1日に大シケの対馬沖で亡くなられた会員艇METAXA号のクルー、故一木正治様のご冥福をお祈りして全員で黙祷を捧げ、会長挨拶、今年の新規入会者の紹介(4艇:CocorinOkinawa2、麻里絵、nasemu、KANALOA)、タモリカップ福岡開催の功労者紹介、福岡県セーリング連盟副会長秋山氏の秋の叙勲のご披露、今津ヨットクラブ大坪会長紹介に続き、いよいよ今年のクルーザーレースの表彰式に入りました。冒頭で左座副会長のレース総括の後、先ずは第5レース・壱岐レースの表彰になりました。壱岐レースは年間ポイントレースの位置付けもありますが、単独のレースとして会員外の参加も表彰対象としているため個別の表彰を設けているものです。今年の壱岐レースも昨年と同様に微風・軽風に悩まされ、レーティングが低い小型艇が健闘して上位を独占しました。優勝は“HappyHoliday”、第2位は“Notari2”、第3位は“翔風”でした。
続いて年間総合成績の表彰です。博多ヨットクラブでは3月から11月まで年間10レースを行い、10レース中ベスト8の総合得点で順位を決めています。総合優勝争いは近年に無い接戦となり、9レース終了時点では上位4艇が僅差で並び最終第10レースの結果次第で順位が入れ替わるというという、当事者にとってはハラハラドキドキ、周りにとっては大変興味深い展開となりました。最終第10レースを堅実に走って栄えある「2013年クルーザーレース総合優勝」の栄冠を手にしたのは“翔風”でした。総合2位は“Freestyle”、総合3位は“HappyHoliday”で、それぞれ山田会長から総合優勝杯、クリスタルトロフィー、副賞などを授与され皆さん満面の笑顔で喜んでいました。各レースのFirstFinish賞や修正1位賞、今年一年最も多く参加費を払っていただいた皆勤賞、走りたいのを我慢して本部艇を引き受けていただいた本部艇お疲れ様賞と各賞の表彰が続き、20:00から今年のパーティーの一番の目玉、あのタモリカップ福岡でバーベキュー大会を大いに盛り上げた地元福岡のサルサバンド“PINPINITA”(ピンピニータ)のスペシャルライブショーに突入、会場も次第にヒートアップしてきました。
20分の演奏の後はお待ち兼ねの空クジなしのお楽しみ抽選会。景品のシャロングリーンのヨットカレンダーやタモリカップグッズ、ヨットレースTシャツ、セーラーキーホルダー、セーラーハンカチなどが次々に参加者の手に渡っていきました。時間の経過とともに会場内も熱気に包まれパーティーもいよいよ大詰めになってきました。最後は再び“PINPINITA”に登場していただき第二部の始まりです。第二部では“LIttleWing”のOオーナーが飛び入りで「ルート66」を熱唱。ステージ前には各艇のオーナーやクルーが飛び出してダンスタイムも出現。場内はやんやの喝采で熱狂的な雰囲気に包まれていきました。
いよいよラストソングとなり、バンドさんからのサプライズが飛び出しました。何と、加山雄三の名曲、“海その愛”をこのパーティーのためにサルサ風にアレンジしていただき曲がスタートしました。会場内からは「おー!」というどよめきが起こり皆さんステージに大注目です。誰とも無く自然に手をつなぎ肩を抱き、人の和がどんどん大きくなってみんなで大合唱が始まりました。やはりヨット乗りには加山雄三でしょう。バンドさんも心憎い演出をするものです。来年も来てもらおうかな。“海その愛”でお開きの予定でしたが「アンコール!」の声が鳴り止まず、結局2曲のアンコールの後、21:30にお開きとなりました。お帰りの際には全員に「HAKATA YACHT CLUB」のネーム入りカレンダーを贈呈して3時間半におよぶパーティーも大盛況のうちに幕を閉じました。皆さん、来年も元気に海でお会いしましょう!
2014年HYCレーススケジュールを更新しました。
レース>日程からどうぞ。 → <http://hyc-hakata.jp/race/schedule>
2013年の活動を締めくくる年末恒例の「表彰式&パーティー」は今週の土曜日(21日)に開催します。一年の総決算としてレースの表彰や会員ならびにクルー、ご家族の皆様が一同に会しての楽しい懇親のパーティーでもあります。当初のご案内ではスタート時間を18:30からとしていましたが、お店のご好意で18:00からウエルカムドリンクを提供していただくようになりましたので、受付も18:00からさせていただきます。お時間に余裕のある皆様は早めにお越しいただいて食事前に軽く一杯いかがですか。お店前の広場は青のイルミネーションが輝き入口横のウインドウガラスには大きな「HYC旗」を掲げています。なお、当日は130名を超える皆様が参加予定で、少々窮屈な状態になると思いますがどうかご容赦ください。
今年のクルーザーレースの総合優勝争いは最終レースまでその行方が分からないという近年にない接戦でした。黄金色に輝く総合優勝杯「FMKカップ」を手にするのは果たしてどの艇でしょうか。また7月の壱岐レース(博多→長崎県壱岐)は微風に悩まされ、修正順位では小型艇が上位を独占しました。9月の第8レースは博多湾始まって以来の80艇以上のヨットを集めた「タモリカップヨットレース」との合同開催となり、強風のためレースは中止になりましたが「大バーベキュー大会」ではタモリさんも一緒になり1,000名近い参加者が一体となって大いに盛り上がりました。
今年のパーティーの目玉はなんと言ってもあのタモリカップ福岡でステージを賑わせた地元福岡のサルサバンド「PINPINITA(ピンピニータ)」さんのミニライブです。タモリカップのときはダンサーも含めたフルメンバーでしたが、今回は6名の選抜メンバーでやってきます。当日はバンドのレパートリーの中から時間の許す限り楽しい曲を披露していただきます。さらには当方のわがまま、身勝手なリクエストに応えていただき加山雄三のあの名曲も披露していただけるそうです。サルサ風にアレンジするとどのようになるのでしょう。今から楽しみです。本日(12月16日)はPINPINITAとして2013年最後のライブ演奏が福岡市内であり、当日の打ち合わせもありライブハウスを覘いてみました。メンバーの皆さんはタモリカップは本当に楽しかった。セーラーの皆さんは乗りが良くて、こちらもハッスルできました。21日も楽しみにしていますとのことでした。
11月17日の第10レースは2013年クルーザーレース最終戦でした。年間総合優勝争いは9レース終了時点で僅差で並ぶ4艇に絞られており、“優勝”の行方はまだまだ混沌としています。このレース次第ということもあり各艇気合が入っています。
今日は西~西北西の風で、日中は30ノットオーバーの強風が吹くとの予報もあり、事故が無いように安全を最優先としたレース参加をお願いしました。無理をせず、勇気ある撤退も我々アマチュアヨット乗りには大事なことです。最終戦の本部艇は“SIESTA”さんです。優勝争いの上位4艇にいる同艇もレースに参加したいところでしょうが、今日は荒れ模様の海で本部艇を引き受けていただきました。ありがとうございました。
[以下は本部艇“SIESTA”号のK氏からのレポートです]
11月17日、2013年博多ヨットクラブ最終レースの本部艇受付準備のため8時40分にハーバーの2階へ行くと、すでにレース委員長がホワイトボードにレースコースを描き込んでおられた。博多湾口の「机島」を回るコースを設定しますが、時計回りにするか反時計回りにするかを話し合い反時計回りに決定。30ノット近くまで吹き上がる予報に、参加艇も湾を出たら波が厳しかろうと思いながら、能古島より沖に出ない私たちは淡々と受付の準備をする。9時からのエントリー受付をハーバーのマイクでアナウンスし受付準備を完了。10時の受け付け終了までに15艇がエントリーし、速やかに受付を撤収して本部艇準備チームと合流して慌しく10時20分近くに出航すると、セールをはためかせた参加艇が海苔ひびの向こうでウロウロしているのが見えた。
レース海面にたどり着いた私たちは、海苔ひびから少し離れた所に「アウターブイ」をレッコし、風向きと杯数を一応考えて本部艇投錨を行ない、時間は忘れたが無事にスタートライン設置を終えた。予定の11時スタートの10分前に再度本部艇マニュアルを読み、旗揚げやら時計係やらの役割分担を決め、リコール艇有りならまだしもゼネリコなんて勘弁と各々念じながら5分前を迎えるも、その後は案ずる暇もなかった。予定の11時にスタート信号を発すると、どんぴしゃりなスタートを決めた艇を先頭に次々と走り去って行くレース艇を、いろんなものが入り混じった気持で見送る。
強風の中、早々と先行組が毘沙門と象瀬のラインを越えて行くのを尻目に、渾身の力で抜錨しポンツーンへと戻る。そう、私たちにはご飯がなかった。大変便利だけど9時から開けて欲しいハーバー近くのスーパーへ買い出しに行き、またバタバタと出港して自分で打ったはずのアウターブイを探す。フィニッシュラインはこんな感じかなと、もはやどの辺りにいるか見当も付かない先頭艇を気に掛けながら投錨する。これでやっと飯の準備ができる。キャビンでビールを飲みながら「水餃子」の葱を刻んでいると、上から何やら声が聞こえる。ビールかと聞き返すと、どうも走錨しているようだ。鍋の火を消して上がると、なるほどアウターブイは遠くにあり、能古島が近くにある。沖にはかすかにゼネカーらしきものまで見えている。これはイカンとまた必死に抜錨してもとの場所近くまで戻り、先程よりロープを長めに錨泊する。ラインの再設定を終えて沖を見るとゼネカーは2枚になっていた。やれやれと船内に戻ると鍋がこぼれて、ビールは転がっている。軽く絶望しながらひたすら清掃に励み、また葱を刻む。
レース開始から1時間半が過ぎたころ、やにわに上が騒がしくなりホーンが聞こえた。大型艇の“Humming bird”がフィニッシュしたようだ。湯気とともにデッキへ首を出してみると、波間に気合いの入った後続艇が等間隔に並んでいる。下に降りて水餃子を皿に盛りながら、今度本部艇をするときはコンビニのおでんにしようと思った。真剣に。
結局、30ノットを超える強風と高い波に最後までダウンウインドセール(ジェネカー)を張ってフィニッシュラインを切ったのは、“Humming bird”さんと”May be”さん、“Bambino”さんの3艇でした。ガッツ!お見事です。
2011年に初めてヨットを購入し、何度かHYCレースにオープン参加された「チーム Free style」。レースが楽しくなって昨年HYCに入会され精力的にレースに参加されています。今年の夏が終わった頃から艇の買い替えの話が出ていましたが、さる11月17日の今季最終レースに新しい艇で参加されました。同艇のKオーナーからコメントをいただきましたのでご紹介します。
(以下、Kオーナーのコメント)
「ヨットは売り急がず、欲しい人が出てきたときに手放すのが得策」という“悪魔のささやき”に乗せられOKすると、初めて購入した艇、YAMAHA31S「Freestyle 」 に早々に買い手がついてしまいました。二年半での乗り換えは早過ぎ。31Sでもっと練習するべき。でも快適クルージングもしたい。などの葛藤の後、欲しい人がいるなら今がチャンスと売却決定。しかしながら次の艇はまだ決まっていません。絶対レース艇にしろと言う過激な先輩の口車を振り切り、比較的取り回しが楽そうな96年進水の「Dehler 33 Competition」がNew「Freestyle」となりました。“悪魔のささやき”の張本人、Kマさんの「HYC最終戦には間に合わす」の言葉通り、ハル塗装・エンジンオーバーホール・艤装リニューアルの大工事が一ヶ月で施工され、HYC最終戦に間に合わせての納艇でした。
造りは質実剛健、さすがドイツ製。走りについては僕らのキャリア・スキルでは理解不能で、ただ先日のHYC第10レース、あの30ノットオーバーの風・波の中で安定感が違う、スプレーが少ない、31Sならもっとぐちゃぐちゃ・びしょ濡れだったよな・・・、というのがクルーの受けた印象。フリーボードが高く(ということはキャビン内はゆったり空間)、快適クルージングもレースも楽しめそうな気がします。“悪魔のささやき”に感謝です。ハイ、もっと練習します。
淡いブルーのハルに、あまり目立たないシルバーグレーの艇名のNew「 Freestyle」。今後ともメンバー共々、宜しくお願いします。
2013年クルーザーレースも11月17日(日)の第10レースで無事に今季の全日程を終了しました。最終レースは30ノットを超える西北西の強風の中で実施しましたが、元気いっぱいの15艇の会員艇の参加を得て迫力のあるレースが展開されました。今年は9月1日の第7レースが小戸カップと、9月15日の第8レースがタモリカップとの合同開催となり、例年になく楽しいシリーズレースとなりました。
2013年のクラブ活動の締めくくりとして、年末恒例の「表彰式&パーティー」を12月21日(土)午後6時30分から、中央区天神3丁目のピエトロ本店1階のレストラン“セントラーレ”で行いますので、クラブ会員の皆様とクルーの皆様、そしてご家族、ご友人等をお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。今年は、あのタモリカップで会場を沸かせた地元福岡のサルサバンド“PINPINITA”のスペシャルミニライブも企画しましたので、年末の一夜、ヨット仲間の皆様と存分にお楽しみください。詳細は添付のファイルをご覧ください。
オリンピック・ヨット競技でメダルにもっとも近い種目である「470級」の全日本選手権大会が、11月20日(水)~11月24日(日)の日程で小戸ハーバーをベースに博多湾で開催されます。全国から学生、社会人を問わず、オリンピック強化選手も含めて70艇以上が博多湾に結集して熱い戦いを繰り広げます。この季節は博多湾では西から北西の強風が吹き荒れますのでダイナミックなレースシーンが展開されることでしょう。
17日(日)は博多ヨットクラブの今季最終レースで20ノット以上の西北西の強風がコンスタントに吹き続け、時折ブローで33ノットまで吹き上がっていましたが、選手権に参加する470級はこの風の中をかっ飛んで練習していました。こちらは大きなクルーザーでしたが、見ているほうがヒヤヒヤするほどで、トラピーズでぎりぎりハイクアウトしてクローズホールドを走っていき、タック、スピン展開、ジャイブと華麗に決めている様は、さすがに実力者揃いの全日本選手権参加チーム、我々も思わず見とれてしまいました。
20日(水)・21日(木)が予選シリーズ、22日(金)・23日(土)が決勝シリーズで、24日(日)は決勝シリーズの上位10艇による「メダル・レース」が行われます。この滅多にない機会にクルーザーを出して観戦してみませんか。レースエリアは下記の「レース公示」にありますのでご覧ください。また観戦に当たっては入船禁止エリアが設けられていますので(艇が走るであろう範囲を100m広げた範囲)、くれぐれもご注意ください。特に24日のメダルレースは、小戸ハーバーを出たすぐの海面をレースエリアに設定していますので、ハーバーの防波堤からも観戦できるように配慮しています。
早いものでもう11月になりました。定例のレースも今月17日(日)の第10レースを残すのみとなりました。1年の締めくくりの「表彰式&懇親パーティー」は12月21日(土)18:30から、交通アクセスのよい中央区天神3丁目のピエトロ本店ビル1階“レストラン セントラーレ”を貸し切って行います。ワンフロアで120名は十分収容できますので会員並びにクルーの皆様の交流も一層深まるのではと期待しています。
今年の博多湾の話題はなんと言っても「タモリカップ」の開催ではなかったでしょうか。強風でレースこそ中止になりましたが、マリノアでの海上パレード、そして小戸ハーバーでの盛大なBBQパーティー(タモリさんいわく、こちらが本命とか)、そしてパーティーを盛り上げた地元サルサバンドの演奏は会場を興奮のるつぼと化しました。今年のHYCパーティーはあの時の熱気を再現すべく、あのサルサバンド“PINPINITA”のミニライブもやっちゃいます。そのほかにも恒例の出席者全員を対象とした空クジなしの「お楽しみ抽せん会」(タモリカップグッズも用意しています)、さらには全員に素敵なヨットカレンダーのお持ち帰りもあります。
正式なご案内は後日お知らせしますが、会員艇のオーナー、クルーの皆様、「12月21日」は今からしっかりキープしておいてください。
東京夢の島マリーナを拠点に活動する東京ヨットクラブでは年間10回のヨットレースを行い、毎回30艇前後の参加で賑わっています。さる10月27日(日)に行われた第9戦では、台風一過の秋晴れのもと24艇の参加でレースが行われました。風は20ノット近く吹いていたようですが、波は穏やかでそんなに危険な状況ではなかったようです。
この第9戦で発生した事故は、第1マーク付近でヨット同士が接触し、ぶつけられたヨットの後部パルピットのオーナーズチェアに座っていた方がそのはずみで海中に転落して亡くなられたものです。またこの死亡事故とは別に艇体放棄(沈没)事故も起きています。今後同クラブの調査委員会で事故の全容が明らかになると思われますが、同様のレースを主催している博多ヨットクラブといたしましても決して他人事ではありません。このような事故が起きないように会員の皆様、レースに参加する各艇の皆様には細心の注意を払い、安全への配慮を徹底していただきますようお願いいたします。
10月20日(日)の第9レースは、小戸沖から湾外の「長間礁」を回ってくる約20マイルのコースで行われました。博多ヨットクラブでは会員外であっても「オープン参加」という形でレースに参加することができます(参加費は割高ですが)。このレースに、今年の8月に進水した西福岡マリーナ・マリノアに係留している“エンタープライズリリー”(エラン350)がオープン参加されました。同艇は10月6日に行われた「メイヤーズカップヨットレース」がレース初参加で(成績は堂々の2位)、今回は2回目のレース参加でした。同艇のOオーナーは、レースに参加させていただく際は他艇の皆様にご迷惑をおかけしないかと心配でしたが、思いがけずいい走りができてクルー一同感激しています、と大変控えめなご感想をいただきました。
写真はフィニッシュ直前のフリーの快走シーンです。フリーが速そうな船型をしていますね。また最近は35フィートクラスのヨットでも同艇のようにダブルラット仕様が目立ってきました。当日は15~20ノットの風が吹いていましたが、ジェネカーだと4人でもハンドリング可能なのですね。次回のレースも参加をお待ちしています。