オリンピック金メダリストが餅つきに挑戦!
小戸の福岡市ヨットハーバーでかれこれ25年以上続いているHYC会員艇“ZEPHYRUS”チームの年末恒例の「餅つき」、今年は12月20日(日)に行われました。今年は比較的気温も高く風もほとんどなくて絶好の餅つき日和となりました。同じく会員艇の”Little Wing”さんや“JORDAN”さん、“METAXA”さん、“麻里絵”さんのメンバーも参加し、また小さな子供さんも参加して和やかな餅つきとなりました。
お昼頃になって、来年のリオデジャネイロオリンピックに向けて福岡を拠点に活動している「49erFX級(女子)」の松苗・原田ペアがトレーニングの合間を縫って顔を覗かせました。二人を指導している日本経済大学ヨット部監督の三船一馬さんと背が高くて金髪のイケメン男性も一緒でした。誰だろうと尋ねると、何と!2000年シドニーオリンピックの49er級の金メダリストというではないですか。居合わせたみんながびっくり仰天です。スキフ級の選手強化・育成のためにコーチとしてJSAF日本セーリング連盟が招聘したフィンランド代表のオリンピック選手「ユルキ・ヤルビ」さんでした。興味津々で餅つきを眺めていたので、「You challenge!」と引っ張り込みました。セーリングでは足元にも及びませんがこちらは30年近いキャリアの餅つきのゴールドメダリスト揃い、セーリングの神様に杵さばきを手ほどきして「金メダリストの餅つき」が実現しました。さすが金メダリスト、すぐにコツを掴んで楽しそうに二臼つきました。松苗選手も力強く杵を振り下ろしていました。
お昼はつきたての餅やバーベキュー、今やブランドとなった「恵比須カキ」を使った焼きカキや蒸しカキ、もつ鍋などでお腹一杯、ヤルビ゙さんや松苗選手、原田選手もつかの間の息抜きができたようで午後のトレーニングに向かいました。松苗・原田ペアがリオオリンピックに参加するためには、来年3月にアラブ首長国連邦の首都アブダビで開催されるASAFカップでアジア出場枠「1カ国」で日本枠を獲得することが先決です。そのうえで日本代表の座を射止めなければなりません。まだまだ苦しい戦いが続きます。二人の夢の実現のためにみんなで応援しましょう!