「2017年小戸カップヨットレース」盛大に開催
今年で40回目となる伝統の「小戸カップ」。毎年9月の第1日曜日開催として今年は9月3日(日)に開催されました。博多ヨットクラブ2017年シリーズ・第7レースと合同開催です。
大きなヨットから小さなヨットまで、ギンギンのレース艇からクルージング艇まで、みんなが楽しんでなるべく多くのヨットに入賞の機会があるようにA~Dの4クラスに分け、各クラス1位~5位まで、合計で20艇に賞を準備しています。また参加艇間の交流を図るためにレース後にディンギーヤードで「BBQパーティー&表彰式」も予定。さらに福岡市ヨットハーバーでは遠来艇の参加を促進するために、大会当日の前後2週間をゲストバースの係留代を無料にするサービスを実施。今年は県外からの参加も含めて50艇が参加し(過去最多)、9:30からクラブハウス2階で開会式、艇長会議を行いました。
秋晴れの絶好の博多湾。11:05に北北東8~12ノットの風の中、リコール艇なしのきれいなスタートでレースが始まりました。コースは小戸沖をスタート・フィニッシュとして、能古島北の第1マークを反時計で回わり、博多湾西岸の海づり公園沖の第2マークを反時計で回る8マイル。波もほとんどなく、中盤からは12~18ノットの安定した風が吹き、初秋の博多湾で快適なセーリングが楽しめました。ファーストホームは12:07:24に“May be”が、最終フィニッシュは“Summertime”の13:17:50と全体で2時間13分という早いレース展開でした。博多湾のヨット犬、秋田犬のロンちゃんもSpirit号で楽しそうにレースに参加していました。
午後3時からディンギーヤードで「BBQパーティー&表彰式」が行われ約230人が参加しました。こちらはリコール続出で、お腹を空かせた各艇のクルーたちが2時半頃からお肉を焼きだし、あちこちのテーブルからお肉を焼く煙が立ち上り、美味しい香りがハーバー内に漂ってきました。博多ヨットクラブ山田会長の乾杯の発声でBBQパーティーがスタート。主催者が用意したのはお肉と野菜、焼きそば麺、ノンアルコールビール、ソフトドリンクでしたが、各艇は自前で焼酎や日本酒、シャンパン、ワインや自前のお肉を持ち込み、チームによっては秋の味覚のトウモロコシやナス、はては旬の魚の“サンマ”を焼いているところもあり、芳しい香りが会場に漂い食欲をそそっていました。
一段落したところでレースの表彰式が始まり、福岡県セーリング連盟秋山会長の挨拶のあと、Dクラスから順にAクラスまで、各クラス修正5位から順に1位まで表彰を行い、副賞には博多-韓国・釜山間のペア乗船券や折りたたみ自転車など豪華賞品が多数贈られ、全体の総合優勝艇には福岡市長杯が授与されました。シーズン半ばの初秋のひととき、日ごろの疲れを吹き飛ばす楽しいパーティーとなりました。
各クラスの優勝は、Aクラス“Humming bird Ⅴ”、Bクラス“Bambino”、Cクラス“MARIL”、Dクラス“MALOLO PEPE”、そして総合優勝(福岡市長杯)は“MALOLO PEPE”でした。
今年の小戸カップも事故もなく大盛会のうちに無事に終了しました。レース主催者は、小戸カップをタモリカップに匹敵するようなビッグイベントに育てていきたいとのことで、来年は60艇、70艇と参加艇が増えることを期待しています。九州一、いや西日本一のお祭りヨットレースにしましょう。毎年9月の第1日曜日は博多湾に集結!!大会事務局の皆さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。