本部船運営記。2018年第6レースは“Le Grand Bleu 9”さんでした。
今年の夏は特に暑く、連日35度以上の猛暑日が続きます。8月4日(土)の第6レースは、暑い夏の日差しを避けて夕涼みがてらレースをしようという趣旨で続いている午後7時スタートの恒例のイブニングレースです。予報では北西の風で夕方から夜にかけて風が落ちていくとのことで、コースは、小戸沖をスタートして能古島を時計回りに回って東側のハツ瀬検疫ブイを反時計で回って帰ってくる全長9マイルの短めのコースとしました。
今日の本部船は“Le Grand Bleu 9”さんが引き受けていただき、16:30にはメンバーが集合して、マークブイや信号旗などの運営用品を船に積み込み、17:00からレース参加受付をしました。日中のあまりの暑さに皆さんバテ気味なのか、エントリーは9艇と少なめです。ハーバーの風速計では8~10ノットの風が吹いていますが、徐々に落ちていく傾向です。18時過ぎにはレース参加艇も1艇、2艇と出港して行きました。まだ日差しはかなり強いですが、海に出ると6ノット前後の風を受けて随分と涼しく感じます。また西の空には真っ赤な夕日が眩しく輝いています。フィニッシュまでこの風が吹き続けることを祈るばかりです。19:00ちょうどにスタート信号が発せられ、オールフェアでレースがスタートしました。スタート直前に風が西に振れたため、スタート直後にタックしてポートタックで走る艇、スタボードタックでそのまま少し伸ばしてタックする艇に分かれましたが、風が少し前に回ったため、早めにタックした艇は能古島西側の岩礁地帯を交わせずに再度タック。能古島北端を回ってハツ瀬検疫ブイを目指す頃にはすっかり日も落ちて、福岡タワーやヤフオクドームなど陸地の煌々とした明かりに向かって船を走らせました。予報では20時頃から風は4→2ノットと落ちていくとなっていたが、6ノット前後の風が吹いているためとても涼しく感じて気分爽快です。トップの“Humming bird Ⅴ”は時間30分でフィニッシュ。しかしながら21時過ぎ頃から徐々に風が落ちていき、最後尾を走っていた“Notari 3”は残念ながら22時のタイムリミットまでにフィニッシュすることはできませんでした。
暑い、暑い夏の一日、航海灯を点灯しての年に一度のイブニングレース。真っ赤な夕日を受けての納涼ヨットレースでした。本部船の“Le Grand Bleu 9”さん、ご苦労様でした。
[以下は本部船「Le Grand Bleu 9」のKオーナーからのレポートです]
波も風も穏やかの中、イブニングレース本部船スタートです!(数名は呑む気満々です!)
スタートラインはベストな高さで打つぞ~って気合い入ってます。スタート数分前に、おもいっきり西にふれてガックリ、アウター有利のスタート!アウターからMay be、Humming bird Ⅴがポートタックで飛び出していきます・・・サッ! 後は夕日を眺めながらの、納涼船に早変わり。全艇フィニッシュするまで呑むぞ~!(数名は素面、笑)
暗闇の中、見えてきたのはHB艇!後続艇を お~きく離してフィニッシュ。その後、後続艇も次々にフィニッシュ!段々と風も落ちてきてます。1艇残して残念ですがタイムリミット。海風に吹かれ夕日を眺めながらの冷えたビール、仲間が作る危ないカクテル、最高でした!ワイワイ・ガヤガヤの本部船は、無事に終了する事ができました。