「玄界島」で海の幸を堪能!

2014年5月08日

会員艇“ZEPHYRUS”さんより投稿がありましたのでご紹介します。 ※会員さんからの投稿をお待ちしています。

DSC00609今年のGWはメンバーそれぞれが家族サービス等で都合が付かなかったので海に出られませんでした。そこでGW最終日の6日にゲストも交えて湾内クルージングを楽しみ、博多湾口に浮かぶ「玄界島(周囲4.4㎞、人口500人ほど)」で玄界灘の地物の魚で美味しい昼食を堪能しました。メンバーは大人10名、子供2名の計12名。9時半に集合してみんなで艤装に取り掛かり10時にハーバーを出港しました。天気は晴れ、風は北北西で15ノット前後、波も1.5mほどでフルメインに№2ジェノアで艇速は5.5ノット前後。クルージングには最高のコンディションでした。博多湾をタック、タックで心ゆくまでセーリングを楽しみちょうどお昼の12時に玄界島に入港。港のもっとも西側の岸壁(テトラポットの横)が「福玄丸」さんの専用岸壁になっていますので気兼ねなく横付けしました。初めて訪ねるお店ですので場所が分からずお店に電話すると漁師の兄、友芳さんが車で岸壁まで迎えに来てくれて、坂道をみんなで散策しながらお店まで行きました(徒歩7~8分)。島の様相は地震前と大きく変わり、今風の洒落た戸建住戸とこれまでなかった集合住宅(県営、市営)が整然と並んでいる光景はここが「島」だということを忘れます。

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復興後の玄界島

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赤枠が係留岸壁

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赤枠がお店と漁師の兄

 

 

 

 

 

 

 

玄界島は2005年(平成17年)3月20日の「福岡県西方沖地震」で島のほとんどが大きな被害を受けましたが全島一丸となって復興に取り組み奇跡の復興を成し遂げました。しかしながら震災の影響で島周辺の漁場で漁獲高が落ち廃業する漁師さんも相次ぎ、震災前と比べると200人ほどの島民が島の外に移りました。このような中で島の若い兄弟が奮起して、兄(27歳)が取った魚を調理師免許を持つ弟、構太さん(23歳)が捌いて、お姉さんと間違う若いお母さんと3人で切り盛りする島で唯一の食事の店「福玄丸」を昨年の夏に開店しました。

ほぼ最上段の住宅群の中に、天神西通りや大名にあってもおかしくない黒い外観のおしゃれなお店「福玄丸」がありました。階段を上がって玄関を入ると突き当りにカウンター席があり、左奥に掘りごたつ式の部屋が2部屋あります。それぞれ10人定員で間の仕切り戸を外すと20名まで収容可能な広い部屋になります。

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事前予約制で料理は2,500円からのコース料理となりますが今日は2,500円の料理をお願いしました。旬の魚料理で、初めの小鉢は地タコの酢味噌和え、ひじきの煮物、次にメインの刺身で今朝取ったばかりのタイ、スズキ、カンパチが豪華に盛られています。またヤリイカの姿造りも最高に美味しかったです。焼き物の太刀魚のから揚げ、アジの煮付けと続き、刺身の後作りとしてタイのお頭の塩焼き、イカの天ぷら、最後にご飯とみそ汁も出ましたが、「もうお腹一杯、これ以上入りません。」というくらいボリューム満点で、魚がこんなに美味しかったのかと認識を新たにしました。今日はメンバーの大半がマイカーを自粛してお酒を飲める体制で臨んだので、生ビール、日本酒、焼酎とアルコールも進みます。2時間半ほどの滞在でしたがGWの最後を飾るに相応しい充実の一日でした。

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先ずは乾杯!

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タ イ

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スズキ、カンパチ

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ヤリイカ

 

 

 

 

 

 

漁師の友芳さんは若い世代の代表として「島づくり推進協議会」の会長に就任して、自然豊かな島の魅力の発掘と発信のため仲間とともに奮闘しています。魚の干物やひじきの販売、定置網体験などのイベントなども企画しています。ヨットなどのプレジャーボートだけでなくベイサイドプレイス博多から市営渡船(35分)も出ていますのでぜひ一度訪ねてみてはいかがですか。家族の記念日や遠来のお客さんのおもてなしなどきっと喜ばれると思います。最初はヨットで島を訪れるお客さんがポツリポツリという状況でしたが、常連から口コミで評判が伝わり今では月20組ほどの予約があるそうです。

  福玄丸(予約制 ℡ 092-809-2020)


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