2024年クルーザー安全講習会終了
万一の事故や緊急時の対応など、クルーザーを安全に運航するための知識を習得することを目的に2014年から毎年「クルーザー安全講習会」を開催してきました。今年は2月4日(日)9:3013:00~12:10に、福岡市ヨットハーバー管理事務所が主催し、博多湾をベースに活動する博多ヨットクラブ、福岡ヨットクラブ協力のもとに開催し、クルーザーのオーナー、クルーの皆さん50名が参加しました。博多ヨットクラブ、福岡ヨットクラブともに今年のシリーズレースが3月から始まるためシーズン開幕前のタイミングで開催したものです。
最初に主催のヨットハーバー管理事務所の木村所長の挨拶の後、福岡海上保安部交通課から、福岡海上保安部管内の船舶海難事故発生状況と事故防止、航法のおさらい、船長の遵守事項、事故に備える、航路内における早期避航についての話がありました。
次に、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会の平出委員長から「落水時の低体温症」についての話がありました。昨年11月に鳥取県境港マリーナ沖のディンギーレースで、シングルハンドの60代男性が落水し、レスキュー艇が救助してマリーナに戻って病院搬送後に低体温症で死亡する事故があり、当時の状況を詳しく説明されました(風16ノット前後、気温16℃、水温20℃)。今年のGWに日韓親善アリランヨットレース(韓国・釜山沖→博多湾)があるため、参加予定のオーナー、クルーの皆さんは真剣に受講していました。何よりも「落水」しないことが一番ですね。
次に、日本海洋レジャー振興協会九州事業部からは運転不自由船の曳航・伴走サービスについての話がありました。
最後に、博多税関支署から、船舶による密輸の実態や密輸防止、日本入国時の税関検査などの話がありました。
閉講にあたり、アリランレース主催者の福岡ヨットクラブ沼田会長から挨拶があり、