1月に新規入会された“Blue bird”(アレリオン33)さんが、3月16日に行われた2014年HYC第1レースに初参戦されました。当日は波はそう高くはありませんでしたが、西の風、9~26ノットと変化に富んだ気象条件でした。小戸沖をスタートして博多湾口の「机島」を時計回りに回って小戸沖に帰ってくるコースでしたが、机島を回る頃にはコンスタントに20ノットオーバーの風が吹きつのり、後半のレグは各艇ジェネカーやスピンを揚げて豪快なダウンウインドセーリングを満喫しましたがブローチング艇も続出し、またスピンを破る艇も出ました。こんな中“Blue bird”は巧みなハンドリングとクルーワークにより一度もブローチングすることなく、ジェネカーランで無事にフィニッシュしました。写真を見ると分かりますが何ともクラシカルな雰囲気が漂うフォルムですが、よく見ると同艇にはライフラインがありません。今後もHYCレースには可能な限り参加されるそうですので、くれぐれも落水しないように気を付けてください。
昨年5月に、博多ヨットクラブ会員である“METAXA”号がアリランレース参加のために韓国・釜山に向け回航中に、対馬北方海上において大時化に遭遇して、クルーお一人が落水・死亡されるという痛ましい事故が発生しました。また10月には東京湾において、ヨットクラブ主催のデイレースで参加ヨット同士が衝突して、お一人が落水・死亡されました。さらには、一昨年の5月には沖縄-東海レースに参加中のヨットが、大時化のために途中リタイヤして避難港に向かっているときにお一人が落水・死亡されています。
これらクルーザーヨットによる落水・死亡事故を真摯に受け止め、博多湾をベースに活動するクルーザーヨットの各団体(GYC玄海ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ)と福岡市ヨットハーバー管理事務所が合同で、海での安全意識の更なる徹底と、緊急時における対応などを主眼に安全講習会を開催することになりました。
講習会の内容は、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会の大坪委員長を講師にお迎えしての講話、福岡海上保安部による博多湾における海難事故の状況や落水者の保護、事故発生時の通報など、実際にヨット3艇を使った落水者救助のデモンストレーション、火せんなどの信号弾の発射訓練など、万一の時に実際に役立つ内容となっています。現在、JSAF外洋安全委員会、福岡海上保安部、西消防署と詳細について調整中ですので、カリキュラムの内容が固まりましたら改めてお知らせいたします。
クルーザー向けにこれだけ盛り沢山の内容の安全講習会は福岡では初めての試みでありますので、会員の皆様をはじめ、クルーメンバーの皆様にも声掛けをしていただき、一人でも多くの皆様にご参加いただきますようご案内申し上げます。
また、ヨットクラブに加盟していないクルーザーのオーナー、クルーの皆様にもこの機会にぜひともご参加いただきますようご案内します。受講を希望される方は、福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原 TEL 092-882-2151)に直接お申込みください。
JSAF外洋安全委員会の講話では50頁近いレジュメを用意する関係で、申込期限までにお申し込みください。
1.開催日時 平成26年4月13日(日)10:00~17:00(予定) *9:30から受付
2.場 所 福岡市ヨットハーバー
3.参 加 費 1,000円/1名 *昼食弁当を頼まれる方は別途500円
4.申込期限 4月6日(日)
5.申 込 先 各所属ヨットクラブ または 福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原)
2014年のレーティング(TCF)を公開しました。
レース>レーティングからご覧ください。
(クリック)→ http://hyc-hakata.jp/race/rating
2014年3月16日(日) 11:00スタート
受付はハーバー事務所2階オーナーズラウンジにて9:00~10:00まで
参加費:会員艇¥4,000/艇、非会員艇¥6,000/艇
コース:湾内(当日決定します)
本部艇:HummingbirdⅤ
参加艇は船尾にHYCフラッグを掲揚すること。
レース結果は、HYC公式ホームページ(このサイト)に発表します。
レースに有効な保険加入が必要です。保険証書のコピーを未提出の艇は当日受付で提出すること。
HYCレース委員長
会員艇“KANALOA”号の九州一周航海記の続編です。今回は2013年5月13日から5月22日の熊本県天草市本渡港から鹿児島県硫黄島までの航海記です。天草本渡から牛深(熊本県)→甑島(鹿児島県)→笠沙恵比寿(鹿児島県)→硫黄島(鹿児島県)までの楽しいクルージングの様子をお伝えします。寄港先での役に立つ情報なども満載ですのでぜひご覧ください。
博多ヨットクラブ2014年会員総会を2月23日(日)に小戸の福岡市ヨットハーバー会議室で開催しました。
当日は総会開始の2時間ほど前に小戸に係留する30フィートのヨットがオーナー一人で出港していたところ、ハーバーの近くの海上で小型の漁船に衝突され右舷のハルに甚大な損傷を受けてハーバーに帰ってきました。衝突した漁船はそのまま逃走したとのことで、福岡海上保安部の巡視艇がハーバーに着岸して被害に合ったヨットの損害の程度とオーナーから当時の事情を聴取していました。また逃走した漁船の捜索も始めたとのことです。
総会は31名の会員の参加を得て(委任状提出を含む)午後2時から始まり、山田会長のあいさつの後、2013年の事業報告、収支決算報告が事務局説明のあと承認され、続いて2014年の事業計画(案)、収支予算(案)も賛成多数で承認されました。現在の在籍会員は37名(艇)、1977年のクラブ創設以来九州でも有数のヨットクラブとして活動を続けています。活動の中心は3月から11月まで行うクラブ主催のレースですが、2014年はレース以外にも安全講習会やセーリング講習会、小戸に寄港する外国のヨットの歓迎・支援など活動の範囲を広げていきたいと考えています。
会員艇“KANALOA”号は昨年、九州一周のクルージングを敢行されました。その時の航海記を寄稿していただきましたので皆さんにご紹介します。
GW明けの5月8日にホームポートの福岡市ヨットハーバー(小戸)を出港し、九州を西回りに佐賀~長崎~熊本~鹿児島~(屋久島~種子島)~宮崎~大分(~四国・愛媛県にも立ち寄り)と33日間かけて一周されました。今回は航海記の第1弾として、小戸~熊本県天草市本渡港までのクルージングの様子をお伝えします。クルージング中や寄港地での楽しい情景が浮かんできます。今後、順次掲載していく予定ですのでお楽しみに。
「KANALOA号九州一周航海記(小戸~本渡) pdf」
デイセーリングや魚釣り、玄界島、相島など近場へのクルージング、壱岐、対馬などへの1泊、2泊のクルージングの様子など、会員の皆様からの投稿をお待ちしています。
今月16日付でヨット“Blue bird”号が博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「アレリオン33」でホームポートはマリノアです。外見はクラシカルなヨットですが帆走性能は高そうです。今後HYCレースにも積極的に参加されるようですので、レースに参加されている会員艇の皆さん、仲よくレースを楽しみましょう。チームの紹介や帆走写真は後日掲載させていただきます。
HYC会員の皆様
新年 明けましておめでとうございます。今年も一年、よろしくお願いいたします。
2014年の会員(艇のオーナー)総会を、2月23日(日)午後2時より福岡市ヨットハーバー・クラブハウス2階会議室で開催します。共同所有艇にあっては共同オーナーの皆様にもご出席していただいて構いませんが、議決権につきましては1艇一票とさせていただきます。
2013年のクラブの事業報告ならびに収支決算、2014年の事業計画、収支予算等をご審議いただく予定ですので、ご出席のほど、よろしくお願いいたします。
謹賀新年
こよなく海をそしてヨットを愛するセーラーの皆さん、新年あけましておめでとうございます。
昨年は10レース無事故で終えることができ会員皆様のご協力大変ありがとうございました。年末の表彰式・懇親パーティーも大変な盛況で今年のヨットライフも大変楽しみです。今年はレースの他、ヨット技術講習や安全講習、そして、会員相互の親睦イベントも計画していきたいと考えています。本年も宜しくお願い申し上げます。
平成26年 元旦 博多ヨットクラブ 会長 山田 義二