2015年の第1回目の会員懇親会を4月9日(木)午後7時から天神の居酒屋で開催しました。会場のお店は昨年と変わり、帆船の看板を掲げ店内は帆船をイメージした造りでセーラーには心地良い空間でした。なんでもこのお店のオーナーさんは天下の福大ヨット部のOBだということで、日ごろからヨット乗りの皆さんが足を運んでいるそうです。
今回の参加者はJORDAN、SIESTA、May be、Bambino、Freestyle、MALOLO、Second Love、Summertime、翔風、Le Grand Bleu3、METAXAⅤ、ZEPHYRUS、Humming birdⅤ、PASEOの14艇、プロセーラーの高木裕氏、福岡市ヨットハーバーのO氏、S氏の総勢23名(女性5名)、これまでで最多の人数になりました。PASEOさんは初参加でオーナーのIさんは奥様同伴で参加していただきました。海に出るときは免許を所持している奥様がキャプテンだそうで仲睦ましい素敵なご夫婦でした。ブルーウォーター派の会員の皆さんも次回はぜひご参加ください。お待ちしています。
年齢や職業は違えど共通の「ヨット」を話題に話しも盛り上がりました。最近クルーが集まらなくて苦労している、計器の具合がよくない、ジェネカーとスピンどっちにしようか、ライジャケは膨張式と固型式のどっちがいいのか、などなどオーナーならではの悩みが次々に出てきます。またプロセーラー高木氏からはレースにおけるタクティクスやセールトリムなど大変ためになる実践的なお話しも聞けました。今年はGYC玄海ヨットクラブが主催する2年に一度の「日韓親善アリランレース」が開催されますし、会員艇のSecond LoveとMALOLOが夏に開催されるパールレース(三重県五ヶ所湾口から神奈川県江の島までの180マイル)に参加を決意したこと、昨年に続き開催が予定されている「タモリカップヨットレース」のこと、これまで別々に開催していた「小戸カップヨットレース」と「マリノアズカップヨットレース」を合体させてビッグなヨットレースを開催することなど博多のヨット界は話題が豊富です。
6月14日(日)に予定している「プロセーラー高木裕のセーリング講習会」は、講師の高木氏より昨年は座学だったので今年は海に出てスタートテクニックなどの実践講習をしましょうかとの発言がありました。詳しくは今後講師の高木氏と打ち合わせて後日ご案内します。楽しい話に時間も忘れてお酒が進み、時計の針も午後9時半を回りましたのでそろそろお開きです。次回の会員懇親会は7月に開催予定です。夏の暑い盛りですのでビヤガーデンでしましょうかね。
今日のお店は『Kitchen & Bar Blow』(中央区天神3-4-28 天神ブロードウェイビル4階、TEL092(716)0998)、入り口には帆船模型、店内は帆船時代のラット(舵輪)や航海灯などが配置され、セーラーには寛ぎの洋食屋さんで2000年に開店したそうです。皆さんもヨット仲間や友人とご一緒に訪ねてみてはいかがですか。きっと癒しのひとときに包まれると思います。オーナーの宮本さんは大学時代は470級の選手でインカレの優勝経験もお持ちです。2年前ほどから小戸のクルーザー“ZERO”号のクルーとして海に出ているそうです。
JSAF(日本セーリング連盟)外洋安全委員長、福岡市消防局救急課、福岡海上保安部交通課より講師をお招きし、クルーザー乗りのための安全講習会を4月12日(日)に福岡市ヨットハーバーで開催します。落水防止や落水者救助、応急手当や人工呼吸法、海上における小型船舶事故の状況や緊急時の通報、救助要請など大変役に立つ内容となっています。ほとんどの皆さんが実際に経験したことのない信号弾(火せんや信号紅炎)の発射・点火の体験もできます。さらにマリンショップ・シップチャンドラーの協力でライフジャケットやテザー(ハーネスライン)、ヒービングライン、着色マーカーなどの安全装備品の展示紹介も行います。
万一の時にダメージを最小限に抑えるためにも適切な対応が重要です。ヨットのオーナーや艇長さんだけでなく、クルーの皆様にもぜひとも本講習会を受講されることをお勧めします。当日は統一地方選挙の投票日ですので前日までに期日前投票を済ませてご参加ください。
1.開催日時 平成27年4月12日(日)10:00~16:30(予定) *9:30~受付
2.場 所 福岡市ヨットハーバー(福岡市西区小戸)
3.参 加 費 1,000円/1名 *昼食弁当を頼まれる方は別途500円(お茶付)
※参加申込みは福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原)
TEL 092(882)2151 FAX 092(881)2344
また、当日の受付もいたしますのでハーバー内セーリングハウスにお越しください。
クルーザーヨットで海を楽しむ皆さん、安全への対策は万全ですか。ここ2、3年、レースやクルージング、回航でヨットからの落水事故が続いています。また博多湾内でも比較的陸地に近い場所での座礁事故も発生しています。海には気象の急変や暗礁の存在など思わぬ危険がはらんでいます。万一の事態に遭遇した時、適切な対応ができるか否かでダメージを最小限に食い止めることができます。そのためには日ごろから安全への配慮に心掛けるとともに、正しい知識を学んでおくことが大切です。艇長やオーナーの皆様だけでなくクルーの皆さんにもぜひとも知っておいていただきたい知識です。
博多湾をベースに活動するクルーザーヨットの団体(GYC玄海ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ)と福岡市ヨットハーバー管理事務所が合同で「クルーザー安全講習会」を開催します。講師にはJSAF日本セーリング連盟外洋安全委員長、福岡海上保安部、福岡市消防局から来ていただき、外洋レースにおける落水事案、小型船舶の事故・救助要請、救急救命など緊急時に役に立つお話をしていただきます。また、火せんや信号紅炎などの信号弾の発射・点火の体験もあります。さらに落水者をヨット上に引き上げる実演も行います。
今年のGWには2年に1回の日韓親善アリランレースが開催されます。韓国・釜山から博多までの約100マイルのレースですが、釜山への回航、レース本番では気象の急変で荒天帆走も予想されますので、参加されるヨットのメンバーの皆さんにはぜひとも本講習会を受講されて安全対策に万全を期していただきたいと思います。
開催日時 平成27年4月12日(日) 10:00~16:30(予定) ※9:30~受付
場 所 福岡市ヨットハーバー(西区小戸)セーリングハウス会議室
参 加 費 1,000円/1名 ※昼食弁当を頼まれる方は別途500円
申込期限 4月5日(日)
申込み先 福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当菅原) TEL 092(882)2151 FAX 092(881)2344
または、GYC、FYC、HYC 各ヨットクラブ事務局
[写真は昨年の講習会の模様]
3月15日は2015年HYCシリーズレースの第1戦でした。約4か月ぶりのレースを待ちわびた16艇の会員艇が冬眠から目覚めて参加しました。第1レースの本部船は昨年の覇者、年間総合優勝艇の“May be”チームが引き受けていただきました。
事前の天気予報では全般的に曇りで午前中は一時雨のところもあるとのことでしたが、予想に反して雨の恐れはなく、時折り陽が差すまずまずの天気でしたが風は弱く、予報では1~6ノット。コースは小戸沖から博多湾口のクタベ瀬灯浮標を時計回りの約10マイル。長丁場のレースになりそうです。スタート時間には4~5ノットあった風も次第に弱まり、スタート後1時間も経過すると風速計の表示は0~1ノット、艇速もほとんど0の状態が続き各艇苦労していたようです。それでも13時半ころには東から7ノット前後、ブローで10ノットの風が入りだし各艇スピンネーカー、ジェネカーにいっぱいの風を受けてフィニッシュを目指していました。一時は17時のタイムリミットも頭の片隅にありましたが、トップ艇が13:57にフィニッシュ、最終艇も15:11にフィニッシュして無事にレースが終了しました。レース後に聞いた話ではクタベ瀬灯浮標に回航時に風速が0ノットだったこともあり、2艇が灯浮標に軽く接触して360度回転したようです。
今回のレースで際立っていたのが、トップ艇から最終艇全艇に対して、フィニッシュ時に本部船のホーンの音とともに本部船のデッキに全員が勢ぞろいして労いの拍手で迎えてくれたことです。私も30年以上クルーザーレースに参加していますが、こんなフィニッシュの迎えは初めての経験でした。まさに「お・も・て・な・し」の精神溢れた“May be”チームの皆さんでした。オーナーの人柄なのでしょうか、ありがとうございました。
[以下は本部船“May be”のYオーナーからのコメントです]
去年は壱岐レースでスタートのみの本部船でしたが今回は初めてのフルの本部船を務めさせてもらいました。何故かフルクルーメンバー11人、女性ゲスト4人、プロカメラマン1人の16人の定員一杯の参加となりました。レースの時でさえここまで集まらないのにどうしてこんなに集まるのか意味がわかりません。しかしそれなりにみんな楽しいひと時でしたがやはり帆走りたかったですね。
ところで本題ですが、スタートラインは本部船アンカリングの後の風のシフトにより下有利となりましたがスタートも一発でオールフェアで安心しました。
スタート後しばらくは本部船付近はずっと良い風でしたが、双眼鏡で確認すると机島付近でレース艇が彼方此方の方を向いて止まっているのが確認でき、これはタイムリミットまでかかりそうな予感が頭の中をよぎりました。しかしその後風も上がったようで時間内に全艇フィニッシュ出来てホッとしました。1艇マークタッチがあったように聞きましたが大した事故もなく、無事に今年の第1レースが終えて良かったです。
ここ2、3年、ヨットからの落水事故が続き、昨年の8月には相模湾で行われた「トランス-サガミヨットレース」において強風下で71歳のヘルムスマンが落水して約1時間後に捜索中の巡視艇に無事救助されました。また今年の1月には博多湾内でヨットが座礁する事故も起きています。海では、安全には細心の注意を払っても避けがたい突発的な状況に遭遇することがあります。いざという時に適切な対応ができるか否かでダメージの程度も大きく変わってきます。
昨年に続き、博多湾をベースに活動するクルーザーヨットの団体(GYC玄海ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ)と福岡市ヨットハーバー管理事務所が合同で、海での安全意識の更なる徹底と、緊急時における対応などを主眼に安全講習会を開催いたします。
講習会の内容は、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会の大坪委員長を講師にお迎えしての講話、福岡海上保安部による海の安全に関するお話、福岡市消防局による救急救命に関するお話と応急手当・人工呼吸の実技指導、火せんや信号紅炎などの信号弾の発射・点火訓練、ヨット2 艇を使った落水者救助のデモンストレーションなど。万一の時に実際に役立つ内容となっていますので、会員(オーナー)の皆様をはじめクルーメンバーの皆様にも声掛けをしていただき、一人でも多くの皆様にご参加いただきますようご案内申し上げます。
また、ヨットクラブに加盟していないクルーザーのオーナー、クルーの皆様にもこの機会にぜひともご参加いただきますようご案内します。受講を希望される方は、福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原 TEL 092-882-2151)に直接お申込みください。
1.開催日時 平成27年4月12日(日)10:00~16:30(予定) *9:30~受付
2.場 所 福岡市ヨットハーバー セーリングハウス会議室
3.参 加 費 1,000円/1名 *昼食弁当を頼まれる方は別途500円
4.申込期限 4月5日(日)
5.申 込 先 各所属ヨットクラブ または 福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原)
厳しい寒さも終わりに近づきいよいよヨットシーズン到来です。冬の間は艇の整備や冬眠していたセーラーの皆さん、海に乗り出す季節になりました。博多ヨットクラブでは3月から11月まで毎月1回クラブレースを実施しています。第1レースは3月15日(日)に実施します。受付は午前9時から10時まで、福岡市ヨットハーバー2階のクルーザーオーナーラウンジで行います。会員外のヨットでもオープン参加を受付けていますので多くの皆様のご参加をお待ちしています。
万一の事故や緊急時の対応など、クルーザーを「安全」に運行するための知識と技術を習得することを目的に、博多湾をベースに活動するクルーザーヨットの各団体(GYC玄海ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ)と福岡市ヨットハーバー管理事務所が合同で「クルーザー安全講習会」を開催いたします。
日時は4月12日(日)10:00~16:30、場所は福岡市ヨットハーバー(福岡市西区小戸)です。
講習会の内容は現在関係機関、団体と調整中ですが、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員長の講話を中心に、福岡海上保安部による海の安全に関すること、福岡市消防局による応急手当や人工呼吸などの救急救命に関すること、ヨットからの落水を想定した落水者救助訓練、火せんや信号紅炎などの信号弾の発射・点火訓練など実際に役立つ内容を予定しています。人命に関わる「安全」のための講習会ですので、オーナーはもとよりクルーの皆様の多数の参加をお願いします。申込先や申込期限などの詳細が決まりましたら後日お知らせいたします。
博多ヨットクラブ2015年会員総会を2月22日(日)に小戸の福岡市ヨットハーバー会議室で開催しました。
総会は35名の参加を得て(委任状提出を含む)午前10時から始まり、山田会長の挨拶の後、事務局より2014年の事業報告、収支決算、2015年の事業計画(案)、収支予算(案)の説明があり、いずれも原案通り承認されました。3月から11月まで行うクラブ主催のレースをはじめ4月には安全講習会を、6月にはプロセーラー高木裕氏によるセーリング講習会を、年間数回の会員懇親会を、8月に開催予定のビッグイベントであるタモリカップヨットレースへの協力など、クラブ活動の充実を目指してまいります。
また今年は2年に一度の役員改選期であり、2015-2016年の新役員等も選出されました。新役員は、会長:再任・山田義二(JORDAN)、副会長(レース委員長):新任・吉川啓二(May be)、副会長(行事委員長):再任・黒住武史(SIESTA)、会計・事務局:再任・白石伸彦(ZEPHYRUS)、監事:新任・沼田浩行(Bambino)、レース委員:新任・熊坂俊彦(Free style)です。新役員一同、微力ではありますが「楽しいヨットクラブ」を目指して運営にあたらせていただきます。
先月、1月4日(日)に会員艇“I号”が志賀島神社に初詣のため、午前10時過ぎにホームポートの福岡市ヨットハーバーを乗員3名で志賀島に向けて出港しました。この季節にしては珍しく快晴で風もなかったため機走(5ノットくらい)で、スキッパーもクルーも正月の話題など会話に花が咲き、のんびり気分のクルージングでした。よく走る航路であったためGPSもONにせず能古島を左に見て順調に走っていました。左前方に「亀瀬」の黄色のポールが見えていましたが特段心配もせずに横を通り過ぎようとしていたところ、突然ドーンという音とともに船体に衝撃が走り、船が止まってしまいました。
すぐに乗員の負傷の確認と浸水が発生していないかをチェックしましたが、幸いにも全員怪我もなく浸水もしていませんでした。改めて周りの海を見ると岩だらけで、もっと島から離すべきだったとスキッパーとして後悔しきりです。ギアを前・後進に入れて脱出を図りましたがガリガリいうばかりで動きません。仕方なくハーバー事務所に連絡してレスキュー艇に出動してもらい、何とか脱出することができました。現在“I号”は福岡市ヨットハーバーの修理ヤードに上架中で、キール、ラダーの損傷はもとより、浸水はしていませんでしたが内部フレームもダメージを受けており、修理には3か月近くかかるそうです。
「座礁位置図」を見ると分かるように、能古島東側の「亀瀬」周囲は水深が浅く、目印のポールの南側50m、東側80m以内は水深2m以下です。また亀瀬の岸側は水深1m以下の浅瀬です。当日はたまたま大潮の満潮時刻を過ぎたあたりだったので直ぐ近くまで寄れたのでしょうが、通常はヨットではそこまで近付くことはありません。日中であればポールを目安に100mは離し、特に夜間は灯りが点いていないので最新の注意を払いましょう。日頃から慣れ親しんだ博多湾ですが結構あちこちに浅瀬や暗礁が点在していますので、海図を確認して安全なクルージングやレースに心掛けましょう。