2018年の博多湾クルーザーレースシーンを締めくくる年末恒例の「HYC表彰式&懇親パーティー」、昨年に続き同じ博多湾でレースを行っているFYC福岡ヨットクラブとの合同開催で、12月15日(土)に中央区渡辺通のタカクラホテル福岡で盛大に開催され、170名くのセーラーそしてご家族・友人の皆さんが参加されました。
HYCレースはアット・ホームな雰囲気で島回りコースのレースが中心。レーティングも船齢や乗り手の技量を考慮した独自の設定で楽しいレースを心掛けています。一方FYCレースはIRCレーティングに基づきソーセージコースを1日3本と本格的なレベルレースを行っています。FYCレース参加艇はほぼ100%HYCレースにも参加し、ともに博多湾内で切磋琢磨してヨット技術の向上を目指しています。今年は広い会場を確保して全員分の席を用意しての着席スタイル。食事もゆっくり楽しめます。プロの女性司会者の進行で18:30に開会し、初めにFYC福岡ヨットクラブの沼田会長(Bambino)、続いてHYC博多ヨットクラブの山田会長(JORDAN)の挨拶の後、FSAF福岡県セーリング連盟の秋山会長の乾杯の発声でスタート。ホテル自慢の中華料理とビール、ワイン、カクテルでしばし歓談。本日の表彰式&パーティーにご協賛いただいた、㈱マリーンテック様、シップチャンドラー様、トラム様、㈱ササキコーポレーション様、㈱フォーチュン様、ノースセールジャパン様、㈱ハリケーン様、プレ宮崎様、㈱海援隊様の紹介もありました。
さーあ、皆様お待ちかねの今年のクルーザーレースの表彰式です。先ずはFYCレースの表彰式です。ジャパンカップや全日本ミドルボート選手権などにも参加している精鋭の12艇が年間10レースを戦い、上位6位までを表彰です。総合6位”麻里絵”、総合5位“GALAXY”、総合4位“ENTERPRISE”、総合3位“Windward Ⅴ”、総合2位“Second Love”、そして栄えある年間総合1位は“Bambino”でした。沼田オーナー率いる精鋭クルーが実力を如何なく発揮した結果です。それぞれ沼田会長(大石副会長)から総合優勝杯、副賞などを授与され、皆さん満面の笑顔で喜んでいました。また、10月に開催された「九州ミドルボートカップ ヨットレース」表彰式で華を添えていただいたヨットAltairの女性メンバーの皆さんに、沼田会長より特別賞が贈られました。Altairさんは来年はHYCに正式入会されますので、HYCでもご活躍を期待しています。さらに、長い歴史がある日韓親善ヨットレース「アリランレース」は、主催団体の都合でいったん終了宣言が出されましたが、継続開催を希望する韓国側の強い要請を受けてFYCが中心となり来年のGWに開催することが決定され、実行委員長を務めるヨットMay beの吉川オーナーより挨拶がありました。これまでは韓国・釜山沖スタート→博多湾・小戸沖フィニッシュでしたが、来年はコースが逆となり、博多湾・小戸沖スタート→韓国・釜山沖フィニッシュとなります。詳しくは福岡ヨットクラブホームページのレース公示をご覧ください(http://www.fyc-odo.net)。
さーあ、お待ちかねの年間総合成績の表彰です。先ずは総合3位から発表。2018年総合3位は32フィートの“ZEPHYRUS”。総合2位は42 フィートの“Humming bird Ⅴ”。そして2018年のHYCチャンピオン、栄えある総合優勝は34フィートの“SIESTA”が初の偉業達成です。黒住オーナーを中心に和気あいあいとした雰囲気でクルーワーク抜群です。それぞれ山田会長から総合優勝杯、クリスタルトロフィー、副賞などを授与され、皆さん満面の笑顔で喜んでいました。その後レース参加の全艇(28 艇)に賞品が授与され、その他の各レースの「First Finish賞」や「修正1位」、今年もっとも多く参加費を収めていただいた「皆勤賞」、走りたいのを我慢してレース本部船を引き受けていただいた「本部船お疲れ様賞」、BB賞、ラッキー7賞など多くの賞品が授与されました。HYCレースでは年間総合優勝艇は翌年はレーティングがアップします。また本部船も務めていただくことになっていますので、“SIESTA”さん、よろしくお願いします。
[SIESTA] [Humming bird Ⅴ] [ZEPHYRUS]
表彰式のあとはしばしの歓談タイム。参加者の皆さんはグラスを片手に各テーブルを回り、シリーズレースの振り返りやヨット談義に花が咲いていました。今年も場を盛り上げるためにサプライズ企画を用意しました。素敵なお姉さまたちのタヒチアンダンス、「Mahana Api(マハナ アピ)」の皆さんによるショータイム。南国のトロピカルな音楽とダンスに会場も大盛り上がり。熱狂も冷めやらぬうちに、最後は皆さんお待ちかねの「お楽しみ抽選会」。シャロングリーンのヨットカレンダーやマリンウエアなどの素敵な景品が次々に当選者の手に渡り、本日の目玉、㈱マリーンテック提供のホテル日航福岡のペアディナー券(3万円相当)が強運の参加者の手に渡りました。
パーティーの締めくくりは、福岡ヨットクラブの大石副会長(ENTERPRISE LILY)の挨拶のあと、博多ヨットクラブの黒住副会長(SIESTA)の「博多手一本」で大盛況のうちに福岡ヨットクラブ、博多ヨットクラブの2018年全日程を終了しました。皆さん、一年間本当にありがとうございました。来年も元気な姿で海でお会いしましょう。
11月18日(日)は2018年HYCシリーズレースの最終戦でした。予報では晴れ後曇り、南南東から北北西の風で、午前中は2~3ノット、昼からは8ノット前後の風となる予想でした。
今日の本部船は“Humming bird Ⅴ”チームが引き受けていただきました。9レース終了時点で年間総合優勝を“SIESTA”と争っているためか、今日はクルー18名を動員し、本部船運営とレース参加メンバーに分散して臨みます。レースに参加する各艇は、毎回クルー集めに苦労している中、多くのクルーを擁している同チームは羨ましいかぎりです。なお本部船は、知人のヨット“Altair(アルタイル)”を使用します。8時半過ぎには本部船運営メンバーがハーバーに集合し、先ずは今日のコースをレース委員長と相談して、全般的に風が弱いため、博多湾口の机島南の「クタベ瀬黄色ブイ」時計回りコース(距離9マイル)に決定。コースが決まったので、運営メンバーはマークブイや信号旗などの運営用品を船に積み込み、クラブハウス2階でレース受付に備えました。10時の受付終了で今日の参加は16艇。皆さん、今年最後のレースとあって気合は十分です。10時過ぎにはスタートライン設置のために出港しましたが、本部船には、なんとサンタ衣装のお嬢さんが2名乗船しています。うーむ、これは一体?小戸ハーバーのすぐ前の海面は、毎年10月~3月の期間「海苔網」が設置されるので、海苔網の先の海面にスタートラインを設置します。風は2ノット前後で風向も安定しませんが、とにかくアウターマークを打って本部船もアンカリングして11時のスタートに備えます。それにしても風が弱い。時折り1ノットに落ちるなど無事にスタートできるだろうかと心配です。
10時55分に5分前の予告信号、56分に4分前の準備信号が発せられますが風は2ノットほど。各艇ともほとんど艇速がない中、僅かな艇速をたよりに慎重にスタートラインに並んでいきますが、沖に出る潮の影響でじわじわと沖に流されていきます。11時ちょうどにスタート信号が発せられましたが、半数近くの艇がラインを飛び出していたため、本部船から「長音二声」と「第1代表旗」が掲げられて「ゼネリコ」。各艇ともエンジンをかけてライン内側に戻ります。次のスタートは10分後の11:10。今度は各艇慎重にラインまでの距離を取りますが、相変わらず風弱く状況は変わりません。11:10に二度目のスタート信号が発せられるも、無情にも本部船から「長音二声」が発せられて再び「ゼネリコ」。そして本部船から「長音一声」が発せられて「回答旗(延期信号)」が掲揚されました。風が弱く潮の影響も大きいため、しばらく時間待ちするのでしょうか。そうすると本部船の動きが慌ただしくなり、どうやらアンカーを上げて本部船の位置を移動するようです。再度アンカリングして、11:19に「長音一声」とともに「回答旗」が降下されました。1分後の11:20に「長音一声」と「HYCクラブ旗」が掲揚され、スタート5分前が告げられました。
今度は各艇ともさらに慎重にラインにアプローチして行きます。スタート30秒前ではラインまで少し余裕を持っていますが、相変わらず潮の影響があって徐々にラインに船を持って行かれます。運命の11:25に三度目のスタート信号が発せられ、すかさず本部船からホーンが発せられました。うーむ、またかと思いきや、今度は1回です。本部船を見ると「X旗」が掲げられ、ハンドマイクで2艇のリコールが告げられました。良かった。三度めの正直で、いよいよ今年最後のレースがスタートしました。
無事にレースはスタートしたものの、相変わらず風は2~3ノットと弱く、ころころと風向も変わります。各艇我慢の走りで、僅かな風を拾いながら艇速の維持に努めます。スタボードタックでそのまま西海面に伸ばす艇、東からの風を期待して、ポートタックで東海面に伸ばす艇と様々です。しばらくすると少し風が出てきて3、4ノットの風を受けるようになりましたが、長続きしません。西海面の艇が走り出したかと思うと止まり、今度は東海面の艇が走り出すがすぐに艇速が落ちます。そんな中、コース中央を行く艇はむらがあるものの、ヘッダーの風を受けるとタックして、またヘッダーの風になるとタックするを繰り返しながら徐々に前に出ていきます。折り返し点のクタベ瀬ブイは、51フィートの“May be”が最初に回航し、すぐさま巨大なジェネカーが展開されます。まあまあの風が吹き出したようです。もう少し辛抱して、早くあの風を掴もうと慎重にセールをトリムします。クタベ瀬ブイが近付くと風も6ノット前後となり、潮に流されることなくブイを回航し、フィニッシュラインを目指します。風はスタート時とは変わって西に回り、アビームから少し前。スピン装備艇にはきつい状況ですが、ジェネカー艇からは次々にジェネカーが上がっていきます。13時頃から風も8~10ノットとなり、快適なセーリングとなりました。しかしながら、14時頃から徐々に風が弱くなって4ノット前後となり、トップ艇から9着の艇までは何とかいい風の中をフィニッシュできましたが、10着以降の艇はまたもや気まぐれな風に翻弄されました。13:40:52に“May be”が堂々のファーストホーム。続いて13:45:26に“K.CONTESSA 風と虹”が2着、13:48:16に“Second Love”が3着でフィニッシュしました。1着から3着までの艇には、ご褒美として本部船のサンタコスプレのお嬢さんがホーンを鳴らすというサプライズがあったようです。途中パラパラと雨にも遭いましたが、後続艇も安定しない風を拾いながら順次フィニッシュして、14:57:34に“Happy Holiday”が最後にフィニッシュして、2018年シリーズレースが無事に終了しました。本部船を提供していただいた“Altair”のKオーナーが、全艇のフィニッシュシーンを撮影していただきましたので、ご紹介します。
2018年シリーズは7月の第5レース「壱岐-福岡ヨットレース」が微風・無風の中の苦しい戦いの末、タイムリミットまでに1艇もフィニッシュできずにノーレースとなりましたが、他の9レースは成立して楽しい1年間でした。レースに参加された皆様、来年も海でお会いしましょう。また、本部船を運営していただいた協力艇の皆さん、本当にお疲れ様でした。
[以下は本部船“Humming bird Ⅴ”のTオーナーからのコメントです]
第10戦11月18日の湾内レースの本部船はハミングバードV担当でした。クラブハウス2階で受付をしながら、クタベ瀬浮標時計回りのコースを説明して「小クタベ瀬」に注意するように『右小回り』と安全を呼びかけました。前回の本部船担当の“いそしぎ”さんと、小説家の傑作は70歳になってから書かれているとの宮本 輝さんの話をして、人生は70歳で花開くなどと雑談をして楽しみました。
平成30年最後の博多ヨットクラブレースの本部船を担当するために近藤船長のアルタイル号をお借りしました。ハミングバードVチームから4名がアルタイル号に乗り込み、女性クルー2名と近藤船長の7名でスタート海面に向かいました。10時30分にリミットマークを設置したが、朝の南東の風がそのころには南風になり、クタベ瀬浮標の折返点までは追手スタートになることも予想されましたが、更に西に触れたためにジエネカースタートにはなりませんでした。風は弱くて3ノットもなく微風スタートであったが、引潮の影響を受けて11時00分の第一回目は6~7艇がラインを越えてゼネリコ宣言。11時10分の第2回目も引潮に流されて,5秒前からほぼ全艇がラインを出ていて連続のゼネリコとなった。
そこで、回答旗を上げて本部船を若干移動させ、11時25分に3回目のスタートとなった。今回はリトルウィングと翔風の2艇がリコールとなったので、長音一声とリコール旗を掲揚して、ハンドスピーカーで2艇がリコールと2回知らせた。リトルウィングはリコールを解消したものの、翔風は解消することなくそのまま走り続けたが、10分間は、リコール艇が解消を終えていないことを知らせるリコール旗を掲揚し、10分経過後に降ろして錨を上げて、写真撮影のためにフリートを機走で追いかけ、象瀬付近で戻ってフィニッシュ地点でアンカリングをして、長いレースに備えることになった。女性クルーの手作りのチキンバーなどをつまみに赤ワインを飲んだりして、のんびりとフリートの行方を見守った。
途中で雨が降りだしたので屋形船仕様にして雨を凌いで、近藤船長とヨット談義をしていたが、遠くクタベ瀬付近はトリッキーな風に悩まされているようで、フリートの船の向きがバラバラであった。そんな中で51フィートのメイビーと50フィートのコンテッサの2艇が折り返してくるのが目撃された。そこで、M審判長にゴールの判定係、河野クルーに時計係、渕田クルーに記録係と女性クルーにホーン係と作業を分担し、写真撮影は、高級一眼レフを持参して張り切る近藤船長にお任せした。なお、レースを盛り上げるために1着から3着までは、ご褒美として女性クルーがサンタ姿でホーンを鳴らしてお迎えする趣向とした。寒い中で無理なお願いに応えていただいた女性クルー両名は、ホーンを鳴らし終えるとストーブで温かいキャビンに入って体を温めるといういう『雪椿』でした。(笑い)
スタートしてから2時間15分52秒経過の13時40分52秒でメイビーがファーストホームし、13時45分26秒でK.コンテッサ風と虹が2着、13時48分16秒でセカンドラブが3着となり、サンタさんのお迎えを受けました。その後間があいて、13時53分28秒でX-35のスルスミ、13時56分49秒で麻里絵、13時57分20秒でアズミ(ともにヤマハ33S)がゴールしました。修正順位は、アズミさんが1位、麻里絵さんが2位、スルスミさんが3位となりました。ハッピーホリデーが14時57分34秒で最後にゴールして、平成30年最後の博多ヨットクラブの打ち止めとなりました。サンタコスプレのお出迎えで最終レースをお楽しみいただけたでしょうか。今年のレースも無事故で終えたことを博多湾の神様に感謝してハーバーバックしました。 (文責 辰巳)
10月21日(日)は2018シリーズレースの第9戦でした。今日は湾外コースの予定で、受付時間8:30~9:00、スタート10:00の予定です。8:00過ぎには本部船運営メンバーの“いそしぎ”チームの面々がハーバーに集合しました。朝が早いので、アウターマークや信号旗などの運営用品一式は前日の土曜日に船に積み込んでいたので、クラブハウス2階で受付の準備を済ませました。今日は天気予報では晴れ、風は北東から北北東の風10ノット前後と絶好のレース日和です。レース委員長と今日のコースを相談して、博多湾口の玄界島を反時計で回り、西方向の沖合い4マイルの長間礁を反時計で回るコースに決定。距離は20マイル。9:00の受付終了時点で16艇のエントリーがありました。
小戸ハーバーの沖合いには海苔網が設置されているので、スタートラインはかなり沖合に設置します。波はほとんど無く、7ノット前後の安定した風が吹いており、爽やかな秋晴れの下でレースが楽しめそうです。
9:55に5分前の予告信号、続いて4分前の準備信号が発せられ、参加艇がスタートライン近くに集まってきました。風は7ノット前後で安定しています。風向は北東。10:00ちょうどにスタート信号が発せられました。すぐに長音一声とX旗(リコール旗)が掲揚されリコール艇があったようですが、全艇、沖合の玄界島方向に向かってスタボードタックのクローズドリーチで快走です。50フィートや40フィートの大型艇は徐々に先行していきます。しばらくすると急に風が落ちてきて2、3ノットになり、先行した大型艇も船足が伸びません。すると風もまた勢いを増して8~10ノットに。今日は風がころころ変わって各艇を悩ませます。玄界島を回った地点で各艇から色とりどりのジェネカーやスピンが上がり、次の回航ポイントの長間礁を目指します。博多湾に入るまではポートタックのクローズドリーチ。博多湾に入ってからは各艇から次々にジェネカーやスピンが上がり、10ノット前後の風を受けてフィニッシュラインを目指します。徐々に風が後ろに(北北東)に回り、フィニッシュラインまで1.5マイル辺りで風が2ノット~6ノットほどに落ちて安定しません。沖合い方面は海面が黒くなっており、強い風が吹き出したようです。追い風なので後続艇が有利な状況になってきました。
12:40:44に“May be”が堂々のファーストホーム。12:10:36に“Humming bird Ⅴ”が2着。12:12:33にリコールを解消した“K.CONTESSA 風と虹”が3着。10分ほど遅れて後続艇が次々にフィニッシュラインを通過していきます。14:02:21に最終艇の“Happy Holiday”がフィニッシュして無事にレースが終了しました。修正1位は15 着の”Notari 3”でした。本部船を運営していただいた“いそしぎ”の皆さん、本当にお疲れ様でした。
11月18日(日)の今季最終戦第10レースは「湾内コース」の予定なので、受付9:30~10:00、スタート11:00ですのでお間違えの無いように!来月の本部船は“Humming bird Ⅴ”さんです。
[以下は本部船“いそしぎ”T氏のレポートです]
10月21日は湾外レースということで受付は8:30からでしたが、気合いの入った7艇が受付開始時間前にエントリーされ、今回初めて設定されたというコースを確認されていました。 最終的に エントリーは16艇になりました。レースは50フィート艇が2艇、40フィートが2艇で大型艇が多くスタートラインの長さと風が振れて風軸合わせが時間ギリギリになりました。ラインは上下イーブンでスタート!4秒前はオールフェア。 ところが、大型艇の“K.CONTESSSA 風と虹”(CLUB SWAN 50)が艇速がついてラインを超え戻り切れず残念リコール。流石に目の前なのでホーン1発、X旗掲揚。しかしながら見事に2分13秒でリコール解消されました。
スタートしてしまえば早速買出しにGo! 本日のメインは豚とレタスのしゃぶしゃぶ、たこ焼き他、流行りの木挽Blue (舐めるだけです)。即海面に戻りフィニシュラインを設定して料理開始。天気も良くデッキにテーブルを出して海面を見ながら昼食タイム。お天気も最高、海面で食事、幸せと皆思いつつ、早くも黒色のセールのMay Be がトップでグングン近付いてきます。ハイ、鍋撤収して、テーブル上は記録準備完了。12:40:44にMay beがトップフィニッシュ。続いてHumming Bird Ⅴ、K.CONTESSA、MALOLOと流石に大型艇は速い。大型艇のジャイブ、ジャイブは見応えがあります。ここから暫く差がついてミドルクラスが入ってきます。Le Grand Bleu 9、Suru Sumi、麻里絵と 3艇が競り合いながら入ってきます。この後続々とフィニッシュラインめがけて近付いてきます。コース取りによって、綺麗にセールを張ったまま入れる船や、若干ジェネカーを潰してギリギリ入って来る船、様々です。観ていて非常に参考になりました。
ここで、本日のハイライト、JORDAN とZEPHYRUSの熾烈な戦い。先行してアウターマークギリギリを狙ってコース変更出来ないJORDANと、片や、東からスピンに一杯風を受けてZEPHYRUS、艇速は断然ZEPHYRUSが速い、ラインギリギリまでどちらが勝つか判らず、ほんの一瞬の差でマークを横切ってJORDANがフィニッシュしました。後でホーンが1発しか鳴らなかった と確認が有った程の差でした(1秒差)。あと1m あれば逆転したと思われるデッドヒートでした。レースの展開は我々の予想より早く、小型艇のHappy Holidayもスピンを綺麗に張って14:02:21にフィニッシュしてレースは無事終了しました。
今回の運営は 70歳、63歳、62歳のシニア3名で無事終了致しました。ハーバーに戻ってから、鍋を再開して楽しい反省会を致しました。トロピカーナのS先生も参加され夕暮れに解散。 いそしぎ、まだまだ頑張ります。今後とも宜しくお願い申し上げます。<記 髭 高橋>
9月30日(日)に予定していました「故 高木 裕氏を偲ぶ会」は、現在日本列島に接近中の大型で非常に強い台風24号が列島直撃のコースを取ることから、参加される皆様の安全を最優先に考え、誠に残念ではありますが中止となりました。
JSAF特別加盟団体の福岡ヨットクラブ主催で、10月7日(日)~8日(月・祝)の日程で「2018九州ミドルボートカップ・ヨットレース」が開催されます。現在参加艇を募集中ですので、レース公示をご覧の上お申し込みください。
日本を代表するプロセーラーの高木 裕 氏が去る7月16日にご病気でご逝去されました(享年58歳)。
博多ヨットクラブでは、会員艇のHumming bird Ⅴのヘルムスマンとしてレースに参戦し、またクラブ主催のセーリング講習会では会員のセーリングのスキルアップにご尽力いただき、会員懇親会にも積極的に参加されて、セーリングに関する豊富な知識を伝授していただくなど、大変ご貢献いただきました。故人のあまりにも若すぎるご逝去は、我々セーリングを愛する者にとりまして誠に残念でなりません。
この度、有志により「高木氏を偲ぶ会」を催しますので、生前高木氏とご縁がありました皆様にお集まりいただきたくご案内いたします。詳細は添付ファイルをご覧ください。
日時 平成30年9月30日(日) 午前10時から
場所 福岡市ヨットハーバー 2階ラウンジ
※ 平服でお気軽にご参加ください。 [高木裕氏を偲ぶ会の御案内]
《高木 裕(ユタカ)氏の略歴》
大学時代にインカレ優勝、インカレ470級個人優勝、学生で初の470級全日本チャンピオン。
国体優勝、アジア選手権優勝、ワールド7位、ロサンジェルスオリンピック470級日本代表11位。キールボートではジャパンカップ、パールレース、沖縄-東海レースなどで優勝多数。国際レースではハワイ・ケンウッドカップ、豪・シドニ-ホバートレース、米・トランスパックレース(ロサンジェルス→ホノルル)、チャイナシーレース(香港→マニラ)などに数多く出場し優秀な成績を残す日本を代表するセーラー。博多湾では主に“Humming bird Ⅴ”のスキッパーとしてレースに参加。
今年で41回目となる伝統の「小戸カップ」。毎年9月の第1日曜日開催として今年は9月2日(日)に開催されました。博多ヨットクラブ2018年シリーズ・第7レースと合同開催です。
大きなヨットから小さなヨットまで、ギンギンのレース艇からクルージング艇まで、みんなが楽しんでなるべく多くのヨットに入賞の機会があるようにA~Dの4クラスに分け、各クラス1位~5位まで、合計で20艇に賞を準備しています。また参加艇間の交流を図るためにレース後にディンギーヤードで「BBQパーティー&表彰式」も予定。さらに福岡市ヨットハーバーでは遠来艇の参加を促進するために、大会当日の前後2週間をゲストバースの係留代を無料にするサービスを実施。今年は県外からの参加も含めて43艇が参加し、9:30からクラブハウス2階で開会式、艇長会議を行いました。
秋晴れの絶好の博多湾。11:00に北東6ノットの風の中、リコール艇なしのきれいなスタートでレースが始まりました。コースは小戸沖をスタート・フィニッシュとして、能古島北の第1マークを反時計で回わり、博多湾西岸の海づり公園沖の第2マークを反時計で回る8マイル。波もほとんどなく、中盤からは8~9ノットの安定した風が吹き、初秋の博多湾で快適なセーリングが楽しめました。ファーストホームは12:03:52に“K.CONTESSA 風と虹”が、最終フィニッシュは“TINA”の13:29:00で全艇タイムリミットの14:00:00内にフィニッシュできました。
一段落したところでレースの表彰式が始まり、Dクラスから順にAクラスまで、各クラス修正5位から順に1位まで表彰を行い、協賛いただいた多くの企業様から博多-韓国・釜山間のペア乗船券や折りたたみ自転車など豪華賞品が多数贈られ、全体の総合優勝艇には福岡市長杯が授与されました。シーズン半ばの初秋のひととき、日ごろの疲れを吹き飛ばす楽しいパーティーとなりました。
各クラスの優勝は、Aクラス“麻里絵”、Bクラス“Bambino”、Cクラス“MARIL”、Dクラス“いそしぎ”、そして総合優勝(福岡市長杯)は“Bambino”でした。
〈麻里絵〉 〈Bambino〉 〈MARIL〉 〈いそしぎ〉
今年の小戸カップも事故もなく大盛会のうちに無事に終了しました。レース主催者は、小戸カップをタモリカップに匹敵するようなビッグイベントに育てていきたいとのことで、来年は60艇、70艇と参加艇が増えることを期待しています。九州一、いや西日本一のお祭りヨットレースにしましょう。毎年9月の第1日曜日は博多湾に集結!!大会事務局の皆さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。 [2018小戸カップ成績表]
8月26日(日)に開催された第25回ハウステンボスカップ・ヨットレースにおいて、HYC会員艇が大活躍しました。
Aクラス優勝“MALOLO”、Bクラス優勝“Bambino”、ショートコースクラス優勝“Whispering Jack”。皆さん、おめでとうございました。
今年で41回目を迎える伝統の「小戸カップ」。博多湾で開催される最大のヨットイベントです。昨年は50艇のクルーザーが参加して博多湾でのセーリングを楽しみました。レース終了後は参加艇間の交流・懇親を図るため表彰式を兼ねた「BBQパーティー」を行います。
表彰もスピン・ジェネカー無しのクラス、IRCクラス、CRクラスもいくつかに分けて、なるべく多くのヨットに賞を授与します。参加申込み等詳細は下記のレース公示をご覧ください。参加申込み期限は8月24日(金)までとなっています。
なお、昨年と同様にHYCシリーズレース参加艇にあっては第7レースの位置付けをしていますので、当日はHYCレースとのダブルエントリーとなります。
2018年7月30日付でヨット“Marica 5”(マリカ ファイブ)さんが博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「Magic 25」でホームポートは小戸の福岡市ヨットハーバーです。長いバウスプリットに大きなジェネカーを展開する快速艇です。Nオーナーより入会に際してコメントをいただいていますのでご紹介します。
「皆さんこんにちは、この度博多ヨットクラブに参加させていただくことになりましたMarica5の中島と申します。よろしくお願いします。
チーム名の由来と致しまして、僕の好きな女性の名前がマリとリカだったこと、ギリシャ語でローマの水の精霊を意味することからMaricaと名付けました。5は25フィートで5の二乗です。チーム結成から今年で4年となりますが、経験者は私がちょっとだけでクルーは未経験でした。しかし、最近はメキメキと実力をあげ自慢のクルーとなりつつあります。フルハイクで水も飲めない中よく頑張るなと感心しております。また、スプライスは得意ですので、ソフトシャックル、テーパーなど何なりとお任せください。ちゃちゃっと作ります!
先般の壱岐ヨットレースにおいて初めて博多ヨットクラブの楽しいヨットレースに参加させていただきありがとうございました。また、当方の整備の悪さからMay beさんZEPHYRUSさん、他の皆様にご迷惑をおかけしたことをこの場をお借りして心よりお詫びいたします。こんなチームですがクラブ員として頑張っていきますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。 Team Marica 中島 崇」