本部船運営記。2018年第8レースは“ZEPHYRUS”さんでした。

2018年9月20日

9月16日(日)は2018シリーズレースの第8戦でした。今日は湾外コースの予定で、受付時間8:30~9:00、スタート10:00の予定です。8:00過ぎには本部船運営メンバーのZEPHYRUSチームの面々がハーバーに集合し、アウターマークや信号旗などの運営用品一式を船に積み込み、クラブハウス2階で受付の準備を済ませました。今日は天気予報では西から北の風10ノット前後(Max12ノット)と絶好のレース日和です。レース委員長と今日のコースを相談して、もう少し風が強ければ相島一周としたいところだが、博多湾口の机島~玄界島を大外で時計回りのコースにしようと決定。距離は約15マイル。9:00の受付終了時点で13艇のエントリーがありました。

受付終了後、スタートライン設置のため9:15に出港。波はほとんど無く、7ノット前後の安定した風が吹いており、爽やかな秋晴れの下でのセーリングが楽しめそうです。アウターマークを打ち、本部船をアンカリングしてスタートラインを設置し、スタート手順書を見ながら5分前、4分前、1分前、スタートに合わせて信号旗を間違えないように確認。リコールの時はどの旗を上げるのだったか、ゼネリコの時はどの旗だったかも確認して本番に備えます。レースの際にフィニッシュライン確認の時に遠くからでも本部船がよく見えるようにと、会員艇の“Toropicarna”佐藤氏、“JORDAN”川嶋氏から、スピンクロスを使った大きなクラブ旗の贈呈がありました。両氏が共同で作られたそうです。ありがとうございました。さっそく今回の本部船に初めて掲揚しました。

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9:55に5分前の予告信号、続いて4分前の準備信号が発せられると、散らばっていた参加艇がスタートライン近くに集まってきました。風は7ノット前後で安定しています。風向は西から西北西のためポートスタートになります。10:00ちょうどにスタート信号が発せられ、長音一声とX旗(リコール旗)が掲揚されました。1艇がリコールしましたが素早くターンして再スタートしました。全艇スタートした後、レース参加艇の雄姿を撮影すべく本部船もアンカーを上げて、エンジン全開で追い駆けて行きました。時間の経過とともに風速も10ノットを超えるようになり、50フィートや40フィート艇はどんどん遠ざかっていくので追い付けず、何とか半数の艇に追い付いて写真を撮りました。

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昼食調達のため一旦ハーバーに戻り、近くのスーパーで買い物して船に戻ると、51フィートの“May be”さんから電話が入り、「玄界島を回ったよ」とのこと。風は12~13ノットで北の風になっているので、結構早くフィニッシュするだろうと急いで出港して残してきたアウターマークの方に向かいました。朝のスタート時にはディンギーは1艇も海に出ていなかったのですが、ハーバー沖の海面では10数艇のOP級が練習しています。おまけに風上マークのブイが残してきたアウターマークの北に設置してあるため、これではフィニッシュラインを設置できません。遠く玄界島の方向を見ると、ジェネーカを展開しているレース参加艇らしき姿が3艇小さく見えます。急いでアウターマークを回収して、ディンギーの上マークのさらに北に移動して投下。それから玄界島方向と直角になるように本部船をアンカリングしました。この時には先ほどの3艇はジェネカーのカラーで“K.CONTESSA 風と虹(50フィート)”、“May be(51フィート)”、“Humming bird Ⅴ(42フィート)”と確認できるまでになっていました。何とか間に合ってホッとしました。風は北に回り、風速も14ノットで安定しています。さすがに巨大なジェネカーを展開している50フィート艇のスピードは速く、見る見るうちに近付いてきました。レース参加の“いそしぎ”から電話が入り、「今日はてっきり相島一周と思ってコースを引いたので、天気もいいしレースリタイヤしてこのまま相島に行ってきます。」とのこと。

12:04:06に“K.CONTESSA 風と虹”が堂々のファーストホーム。12:10:36に“May be”が2着。12:12:33に“Humming bird Ⅴ”が3着。4着、5着争いは壮絶で、本部船ギャラリーもハラハラドキドキして見守っていました。西から“Le Grand Bleu 9”がポートタックでラインを目指し、北から“MALOLO”がスタボードタックで直進してミート直前でジャイブするも、後ろに付いた“Le Grand Bleu 9”の方が若干艇速に勝り風下からオーバーラップ。そのままフィニッシュラインを目指し、アウターマークを過ぎてすかさず“Le Grand Bleu 9”がバウダウンしてフィニッシュラインを切りました。その差僅か2秒、非常に見応えのある熱い戦いでした。その後も次々にフィニッシュし、13:17:11に最終艇の“Happy Holiday”がフィニッシュして無事にレースが終了しました。修正1位は9着の”Little Wing”でした。本部船を運営していただいた“ZEPHYRUS”の皆さん、本当にお疲れ様でした。

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10月21日(日)の第9レースも「湾外コース」の予定なので、受付8:30~9:00、スタート10:00ですのでお間違えの無いように!

[以下は本部船“ZEPHYRUS”のA子嬢のレポートです]

皆様こんにちは!第8レース本部船ZEPHYRUSのクルー・A子です。

さてさて今回は湾外コース、「机島-玄界島 時計回り」でございます。はい、そうです「机島-玄界島 時計回り」でございます。大事な事なんで2回言わせてもらいましたヨ♡

9時過ぎに出港してスタートラインを無事設置し、コクピットで手順を再確認して準備万端です。さあいよいよスタート。結構ドキドキするんですよこの瞬間。5分前信号、4分前、1分前、5.4.3.2.1.スタート!おっと麻理絵リコール!X旗上げる時、ちょっとドタバタしちゃいました。ところで、麻理絵のリコール解消は早い早い!華麗なターンを見せて、あっという間に行っちゃいましたヨ!さあ!こちらも急いでアンカーを上げてエンジンをブン回して機走で追い駆けましょう!みなさんの雄姿をカメラに収める為に。でもぉ早過ぎてなかなか追い付けないーーっ。何とか半分くらいの艇に追い付いたけど限界。そんな中、大きなパワーボートが突っ切って行きました。波っ波っ!もー!プンプン。もういいや、これ以上追い付けない。帰りましょう。

一度ハーバーに帰ってお弁当でも調達に行きますか。お弁当選んで♪ルンルン♪船へ向かっているとMay beさんから「玄界島回った」と連絡が。うえぇえいダッシュで戻ります!私がダッシュしても意味ないけどねっ。アンカーを打ってフィニッシュラインを設置したら、後は皆様のフィニッシュを待つだけ!視界良好!玄界島の先までよく見えています。2艇玄海島を回ったのが見えますね!そんな時、1本の電話が。いそしぎ・T氏「今日のコースはどこでしょう…?」 A子「……え?机島-玄界島 時計回りです」 T氏「….やっぱり?」 A子「えええええええ!!!???」 爆笑しましたわよ!「相島回航かと思ったのに、皆んなどうしてあっち行くんだろうって思った」ですって! 「リアイアします♪  このまま相島行ってきます♡」ですって!

さて、レースの行方ですが、K.CONTESSA 風と虹がファーストホーム!続いてMay beフィニッシュ!3番手はHumming bird Ⅴ!4番手、5番手は大接戦の末2秒差でLe Grand Bleu 9がMALOLOを抑えてフィニッシュ!お見事でございました。その後も続々とフィニッシュし、第8レースは無事終了しました。皆様お疲れさまでしたー! その後、いそしぎT氏からは相島簡易郵便局の前でポーズ決めた写真を見せてもらいました。相島を楽しまれたようで、めでたしめでたし!


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