本部船運営記。2019年第9レースは“JORDAN”さんです。
10月20日(日)は2019年シリーズレースの第9戦でした。今日は湾外コースの予定で、受付時間8:30~9:00、スタート10:00の予定です。8:00過ぎには本部船運営メンバーの“JORDAN”チームの皆さんとレース委員長ほかHYC役員の面々がハーバーに集合しました。本部船運営メンバーの皆さんはさっそくアウターマークや信号旗などの運営用品一式を船に積み込み、クラブハウス2階で受付の準備を済ませました。今日の天気予報では曇り時々晴れ、北北東の風8~18ノットとのことで、レース委員長と今日のコースを相談して、久しぶりに博多湾外の新宮町の沖合い3マイルの「相島(猫の島として世界的にも有名)」を反時計で回るコースに決定。距離は26マイル。9:00の受付終了時点で17艇のエントリーがありました。
9:55に5分前の予告信号、続いて4分前の準備信号が発せられ、参加艇がスタートライン近くに集まってきました。風は15ノット前後で安定しています。風向は北北東。10:00ちょうどにスタート信号が発せられ、オールフェアで第9レースがスタートしました。博多湾口の玄界島と志賀島を結ぶラインの中間辺りの「シタエ曽根ブイ」まではスタボードタックのクローズホールド~クローズリーチの走りになるため、各艇ともセールトリムに集中して艇速のアップに努めます。「シタエ曽根ブイ」を右に見て通過し、磁針方位60°の「相島」に向けてタック。風は18ノット前後にアップし、波も2mほどになりました。「相島」を反時計で回航すると後ろからの風になったため、ジェネカー、スピンを展開して博多湾口を目指します。風も18~20ノットと申し分なく、快調に艇速を伸ばしていきます。
相島回航は50フィートの“K.CONTESSA 風と虹”が1番手。2番手は同じく50フィートの“May be”。さすがに大型艇、安定感があります。40フィートクラスの“MALOLO”、“Humming bird Ⅴ”と続きます。時折り20ノットオーバーのブローが入り、博多湾口から小戸沖のフィニッシュラインへは60°ほど変針するため、ここでジャイブ。20ノットオーバーの風の中のジャイブは神経を使います。13:25:23に“K.CONTESSA 風と虹”が堂々のファーストホーム。13:39:25に“May be”が2番手フィニッシュ。3着は“Humming bird Ⅴ”、4着は“MALOLO”で、15:55:04に最終艇の“Happy Holiday”がフィニッシュ。“Jetta”、“Altair”は途中棄権。9番手を快調に走っていた“ZEPHYRUS”は、ジャイブ後の13:45頃に痛恨のディスマスト。原因はバックステイの断裂によるものでした。幸い乗員には怪我はなく、海中に没したマストを船体に固縛して無事に小戸ハーバーに帰港しました。
本部船を運営していただいた“JORDAN”の皆さん、本当にお疲れ様でした。11 月17日(日)の最終第10レースは「湾内コース」の予定なので、受付9:30~10:00、スタート11:00です。お間違えの無いように!来月の本部船はマストを失くした“ZEPHYRUS”さんが務めます。