本部船運営記。2017年第1レースは“Freestyle”さんでした。

2017年3月22日

DSC047743月19日(日)は2017年HYCシリーズレースの開幕戦でした。4か月ぶりのレースを待ちわびた20艇の会員艇が快晴の博多湾でセーリングを堪能しました。事前の気象予報では晴れ、北~北北東の風、4~12ノット、波は1mと絶好のコンディション下での開幕レース。コースは小戸沖から能古島沖の象瀬を左に見て回航し、博多湾口の机島を反時計で回ってくる約13マイルほどの距離です。昼頃には10ノットを超える風が吹きそうなので、小型艇でも3時間くらいでフィニッシュできそうです。

DSC04770DSC04771第1レースの本部船は“Freestyle”チームに引き受けていただきました。8時半過ぎにはチームの面々がハーバーに集合し、マークブイなど運営用品を船に積み込み、クラブハウス2階でレース受付の準備を済ませます。9時前にはレース委員長を交えてレースコースを決定し、9:30からの受付に備えますが、9時過ぎにはレースを待ちわびた会員艇が続々とエントリーにやってきます。10時に受付を終了してスタートライン設置のために出港しましたが、風は4~5ノットと弱く海面も鏡のように滑らかな状態でした。ハーバーの直ぐ沖合には「のり網」が設置されているので(3月中には撤去予定)かなり沖合にスタートラインを設置しました。11:00のスタート時刻が近づくと北北東の風、6ノット前後と安定し、各艇スタボードタックでスタートラインにアプローチしていきます。アウターマークが有利と判断した艇が多くアウターに集中していきますが、本部船からアウターマークまできれいにスタートラインに揃い、11:00のスタート信号ではリコール艇もなく「オールフェア」で2017年第1レースがスタートしました。

IMG_7870DSC04779IMG_7884IMG_7889

殆どの艇がスタート後に第1回航ポイントである「象瀬」方向にタックを返し、ポートタックで進んでいきます。象瀬通過は最大艇の“May be”、2番手は高木 裕氏がヘルムを取る“Humming bird Ⅴ”、後続艇も次々に通過していきます。しかしながら、象瀬を過ぎた辺りで風が落ち各艇とも艇速が落ちてきました。東海面からの風の吹き出しを予測してそのまま進む艇、第2回航ポイントの「机島」に少しでも近づいておこうとタックを返して西海面に向かう艇に分かれましたが、ここでの選択が勝敗の明暗を分けたようです。しばらくすると志賀島の北方向、東海面からいい風が入り出し、先行艇は大きくヒールしながら加速していきます。“Humming bird Ⅴ”がトップで机島を回航し、大きなジェネカーを展開して後続艇を引き離していきます。机島回航時点では風速もコンスタントに10ノットを超え、絶好のコンディションとなりました。

IMG_8068IMG_806012:47:38に“Humming bird Ⅴ”が堂々のファーストホーム、約5分遅れの12:52:09に“MALOLO”が2着、12:54:25に“Suru Sumi”が3着と、スピンジェネカーに風をいっぱいに受けて次々にフィニッシュラインを通過していきます。そして最終艇の“Notari 3”がシングルハンドながら13:33:49に無事にフィニッシュし、2017年開幕戦が終了しました。レース後半戦、沖合から強い風が入り続け、Max17ノット、平均でも14~15ノットの風の中、後続艇に有利な展開となりました。本部船を運営していただいた“Freestyle”チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。

[以下は本部船“Freestyle”のA子嬢からのコメントです]

こんにちは!初めて本部船運営記を書かせていただきます、FreestyleクルーのA子です!2017年HYC初戦、8時半集合☆-( ^-゚)v滞りなくレースを運営させるべく、しっかりお勤めしなくては!本日気持ちの良いレース日和!半袖の人も見かけます!アメリカズカップウェアやグッズを身に付けている方も見かけます(∩˃o˂∩)♡

さて、受付も終わりいざ出航!我らが行かねばレースは出来ぬ!と意気込んでいたところ、フラッグ忘れとるやないか~い。新人君に1人で倉庫へ備品取りに行かせたの誰じゃ~。

気を取り直してイザ出航!さあ、さあ、皆の衆、着いておいでーっ!今日は私が女王様。私がルールよ。スタートラインも、ゴールタイムも(?)私が決めますわよ!ほほほほほほ。ところが、「こら後輩!ライン狭い!by LWオーナー」「はいわかりました先輩←by うちのオーナー」うちのオーナー立場弱かった。あっという間に5分前!4分前!1分前!11時ジャストでスタートです!この瞬間大好き(∩˃o˂∩)♡20艇が一斉にスタートしました!オールフェア!みなさん行ってらっしゃーい!

ゴールラインを設定したら、あとはお気楽観戦モードです。おおー!あそこ接戦ですねぇ。どの艇がファーストかしら。あ!もうあんなところに、え、え、え、早いぃー!そして、栄えあるファーストフィニッシュはHumming bird Ⅴだーー!!続いて、MALOLOが来たー!お久しぶりに見たー!どんどんゴールして来ます!本部艇からはゴール手前のコース取りや迫力のジャイビングが見れます。勉強になりますね!そしていつも尊敬してしまうHappy Holidayのシングルハンドでの操船も見ることができます!参加20艇全部が無事ゴールし、本部船Freestyleも撤収です。

そしてそして!優勝はぁああ!赤いぃぃぃ!! SIESTAーーーー!!ぱんぱかぱーーーんっ!おめでとうございます!!

HYC第2レースはいよいよFreestyleもレースに参戦、その前に練習しなきゃ。帰港中にキャビンで揺られながらレース記録を書いていたら船酔いしましたよ(๑⁺д⁺๑)◞


博多ヨットクラブとは規約組織会員艇入会案内オリジナルグッズサイトマップ

copyright © HAKATA YACHT CLUB All Rights Reserved.