本部船運営記。2014年第1レースは“Humming birdⅤ”さんでした。
3月16日の第1レースは2014年の開幕戦でした。約4か月ぶりのレースを待ちわびた20艇の会員艇と2艇のオープン参加艇の計22艇が参加しました。第1レースの本部艇は福岡を代表するレース艇“Humming birdⅤ”チーム(ロッドマン42)が初めて担当しました。天気は快晴でしたが朝から強い西風が吹いていました。幸いにも波はそう高くなく絶好のレース日和です。本部艇運営メンバーは午前8時半にはハーバークラブハウスに集合し、受付の準備、マークブイやレース旗などの運営用品の本部艇への積み込みを行い、午前9時からレース参加の受付を始めました。当初は3艇のオープン参加艇を含めて23艇の参加でしたが、9時半過ぎから風が強まりコンスタントに20ノットを超えるようになったため、初心者メンバーが中心のオープン参加の1艇が参加を取り止めました。
[以下は本部艇“Humming birdⅤ”のTオーナーからのレポートです]
平成26年3月16日の博多ヨットクラブの第1戦は、年に1回のノルマの本部艇を担当することになった。年間スケジュールでこれが発表されていたためにクルー達はライバルチームから声が掛かり、本部艇を担当する人数の確保に一汗かくことになった。
次に当日になると海象では風も強く、波もかなり出ていたので、軽量設計のハミングバードⅤ号での長時間の錨泊では居心地が悪いなぁと考えて林先生のパパリア41フッターのホンキートンクをお借りして風波対策を考えることにした。 7名のクルーとゲスト1名とで出港してリミットマークを設営した。当日の参加艇が23艇との報告を受けて少し長めのスタートラインにしようと言うことを決めたが、問題は、北東の風に対して本部艇をどの位置に錨泊させるかがかなり高度なスキルを必要となった。丁度毘沙門方向からの風に対してできるだけ直角になるように、そして少し長目のスタートラインとなるように本部艇のアンカーを入れた。電動ウインドラスの操作にはクルー達も慣れていなくて苦戦したが何とか本部艇のスタンバイは完了してホットした。ここで持参したシュークリームを配給して一息ついた。-笑い-
今度はクラブ旗を5分前に掲揚したり、信号旗の準備や係の分担をした。 クラブ旗・信号旗の掲揚係兼リコール艇の有無やゴールの判定係をTCD君とASR君、フォーン吹鳴係はKSG君、時計係はFCD君、記録係はSNZ君にお願いした。やはり6名の船酔いに強い人員が本部艇運営には必要となります。 5分前のクラブ旗掲揚と長音吹鳴、4分前のP旗掲揚と吹鳴、1分前のP旗降下と吹鳴を終えて本部艇でも時計係のカウントダウンが始まり、レース参加の時以上に緊張が走った。それは、本部艇ギリギリを狙って本部艇にぶつかる艇が出ないかとの心配やレース艇通しの接触等の運営者としての心配であったが、ラインを長くした甲斐があって11:00ジャストに全艇オールフェアでスタートさせることが出来て一安心出来た。
フィニッシュの準備のために艇をリミットマーク近くに移動させて風位を考慮した位置でアンクリングしてから、持参のおにぎり・竹輪・ゆで卵などでゆったりとした昼食を摂った。セカンドラブを先頭にして順次フィニッシュをしたが、ノタリとハッピーホリデーのデッドヒートもあって最後まで気の抜けない本部艇運営でした。クルーの皆さんお疲れ様でした。