お知らせ

本部船運営記。2015年第9レースは“May be”さんでした。

2015年10月21日

DSC026902015年10月18日(日)の第9レースの本部船は“Little Wing”さんでしたが“May be”さんが引き受けていただきました。艇はYAMAHA31Sの“Sarah”を借りての運営です。今日は「湾外コース」の予定で、「相島回航」は当日の気象条件(風が弱い)により2013年5月の第3レース以降実施できていなかったので、そろそろやりたいなとの思いから通常11時のスタートを1時間繰り上げて10時スタートとして「相島時計回り回航」のコースに決定しました。気象予報では北寄りの風、朝の内は2~4ノット、昼前頃から8~10ノット、夕方には風が落ちるだろうとのことで、夕方5時のタイムリミットまで7時間、直線距離で全行程27マイルほどですので何とかレースは成立するとの判断でした。DSC02693万一トップ艇がフィニッシュできないような状況になればコース短縮も考えていました。レース参加受付時間も1時間早めて午前8時~9時としましたが、事前に会員艇オーナーにメールで周知するとともにHYCホームページでも告知していたので特段トラブルもありませんでした。今回は会員艇16艇とオープン参加1艇の合計17艇が参加です。

ハーバーの沖合にはすでに「海苔網」が設置されているので(来年3月まで)、大きく迂回して海苔網の北海面にスタートラインを設置します。空は秋晴れの快晴、波はほとんどなく絶好のセーリング日和ですがもう少し風が欲しいところです。風速計では2~4ノット。

DSC02697IMG_1941IMG_1956

1分前には各艇スタートラインに並んでいきますが思うように艇速が伸びずに大混戦の様相を呈します。10:00丁度にスタート信号が発せられ、続いて長音一声が発せられたのでリコール艇があったようです(長音二声だとゼネラルリコール、再スタート)。ジェネカーやスピンを上げる艇もありますが風が弱くて安定しません。また風向も定まりません。玄界島、志賀島方向の沖合いは海面が黒くなっているのでその内風も入ってくるでしょう。IMG_1978スタート1時間後くらいには風速が「0」になり海面も鏡面のようになってしまいましたが、いずれ沖合いの風が届いてくるでしょうからそれまで我慢の走りが続きます。そよそよとやっと弱い風が入ってきました。通過ポイントのシタエ曽根方向から吹いてくるので、スタボードタックで受けて西海面に伸ばす艇。反対にポートタックで受けて東海面に伸ばす艇に分かれます。トップ集団は西に伸ばしていきますが潮の影響で東に伸ばした艇が若干有利だったようです。「シタエ曽根浮標」近くでは風速も8ノット前後にまで上がりやっとレースらしい雰囲気が出てきました。回航地点の相島まではポートタックのクローズホールド一本になってしまったので、大型艇やレーティングが高い艇がじわじわと前に出ていきます。相島を回航してからはスタボードタックのアビーム、ジェネカーやスピンが花開き風速も10~13ノットに上がって豪快なセーリングが続きます。

IMG_216414:49:48に“Humming bird Ⅴ”が1着でフィニッシュし後続艇も次々にフィニッシュしました。10着の“Le Grand Bleu 3”がフィニッシュした後に風が落ちて後に続く参加艇は相当苦労したようです。16:34:57に14着でフィニッシュした“HIRO”の後は結構距離があり風も落ちているのでタイムリミットが微妙なところです。17:00ちょうどにタイムリミットのホーンを鳴らしアンカーを上げて撤収に掛るところですが、すぐそこにシングルハンドの“Notari 3”がこちらに向かってきているので忍びなく、そのままフィニッシュライン通過を迎えました。わずか45秒足りなかっただけです。残念ながら後の2艇もDNFとなり7時間本当にお疲れ様でした。また本部船の“May be”チームの皆さんもタイムリミットまで海上での長時間待機、本当にご苦労様でした。2年半ぶりの相島回航レースでしたが全艇フィニッシュできなくて残念でした。

[以下は“May be”のYオーナーからのコメントです]

今回は都合により“Little Wing”の代わりに本部船を務めました。久しぶりの「相島」ということでスタート時刻を繰り上げてもどうにかロングを走ってもらいたい一心でした。スタートは微風のせいもありリコールも数艇ありましたがほとんど解消して走り去りました。途中から風も上がり楽しいレースが出来たと思います。事故もなく無事に終わりましたが終盤に風が落ちてしまい3艇がDNFとなり残念でした。特に“Notari 3”はラインを切ったのが17時00分45秒と僅か45秒届かずにホントにホントに気の毒でなりませんでした。   May be 吉川啓二

ISPA研修・東エーゲ海クルージング参加レポート

2015年10月18日

年に一度、ISPA(International Sail and Power Association)主催の研修クルージングに参加している会員艇“Summertime”の牧氏が、今年も9/17~9/28の日程で東エーゲ海のトルコのGokova湾をクルージングされました。その時の楽しいクルージングレポートを寄せられましたのでご紹介します。

次のPDFファイルをクリックしてご覧ください。 ISPA研修・東エーゲ海クルージング

10月18日(日)第9レースについて

2015年10月15日

先日お知らせしていましたように10月18日の第9レースはスタート時刻を1時間早めて午前10時とします。これに伴いレース参加受付時間も午前8時~9時としますのでお間違えの無いようにお願いします。なお第9レースの本部船は当初“Little Wing”としていましたが“May be”が務めることになりましたのでお知らせしておきます。

カーク・パターソンさん送別会

2015年10月15日

昨年の3月に紹介したカナダ人セーラーのカークさんを覚えていらっしゃいますか。カナダ西海岸バンクーバー近郊のビクトリアに居住されて、55歳の時にヨットを始め4年ほど西海岸でヨットの練習をされ、2011年に日本を目指して出港しハワイ経由で2012年7月27日に北海道の函館に到着しました。ビクトリアを出港してハワイまで27日間、ハワイから函館まで37日間かかったそうです。ハワイまでのクルージングで修理個所が発生したためしばらく滞在することになりましたが結局11か月間滞在し、生活費を稼ぐために「バーテンダー短期養成集中講座」を1週間受けてハワイヨットクラブなどのバーでアルバイトをしたそうです。函館を起点として先ずは北海道を時計回りにぐるっと1周回って、津軽海峡を抜けて日本海を南下。あちこちの港に立ち寄って(基本的にナイトクルージングはしない、デイラン50マイルを基本)小戸の福岡市ヨットハーバーに寄港。昨年4月1日には九州一周を目指して小戸を出港されました。この時は博多のヨット仲間が集まってささやかな壮行会を催し、博多ヨットクラブ山田会長から「HYCクラブ旗」を贈呈しました。小戸を出港して平戸→五島列島→与那国島→波照間島→宮古島→石垣島→沖縄本島→加計呂麻島→奄美大島→屋久島→鹿児島→宮崎→四国から太平洋側を北上、和歌山→下田→千葉→宮城→岩手と巡って日本クルージングの起点となった函館に到着し、おまけに日本の最北端(宗谷岬)、最東端(納沙布岬)、最西端(与那国島)、最南端(波照間島)を制してめでたく日本一周クルージングが完成しました。おそらく外国人セーラーとしては初めての快挙でしょう。日本人セーラーにもそう多くはいないと思います。

kirk-patterson02kirk-patterson送別会1

鹿児島県の加計呂麻島に立ち寄ったときに奄美大島出身の素敵な女性との出会いがありロマンスが芽生えたようです。できれば日本にずーっと住みたいとの思いで落ち着き先を考えていたところ、瀬戸内海クルージングの際に立ち寄った山口県の「周防大島」で仲良くなった漁協の方から電話があり、「今度漁港にゲスト桟橋を作ったからこっちにお出でよ」との誘いがあったそうで、今後は瀬戸内海の西の入り口に位置するここ周防大島を拠点にして日本クルージングを続ける傍ら、日本を訪れる外国人セーラーのための「日本クルージングガイド」をまとめられるそうです。できればその方面でビジネスの機会がないかと考えておられます。

1年半ぶりに小戸に寄港されたカークさんですが10月14日には「周防大島」に向けて出港されるため、10月11日に博多ヨットクラブ山田会長他と福岡市ヨットハーバーのスタッフ有志で送別会を催しました。10月7日が62歳の誕生日ということでハッピーバースデイのお祝いも兼ねました。会場はヨットハーバーの近く、姪浜漁港の漁師さんがよく利用される居酒屋「あみ屋」です。カークさんは日本食が大好きで(塩辛だけは駄目)日本酒も飲まれます。通算すると25年間日本で仕事をされていたので日本語は達者で話も大いに弾みました。周防大島では漁協の方の紹介で「古民家」を借りて、ヨットに積んでいる物品を整理して半分以上を古民家に移し、陸上と海上での生活になるそうです。独身のカークさんは加計呂麻島で出会った素敵な女性、久美(ヒサミ)さんとこれからの人生をこの周防大島で歩んでいきたいとのことでお二人の仲がうまくいきますように願っています。

DSC02682DSC02676DSC02686

翌12日に出港前のカークさんのヨットを尋ねました。船齢25年の40フィートのスチール製クルージング艇でキャビン内は総チークで自宅のリビングで寛いでいるような落ち着ける空間です。クルージング艇にはスチールのハルが一番とのこと。理由は何よりも頑丈なこと。クルージング中に大きな流木に衝突したことがあったそうですがほとんどダメージが無く、もしFRPのハルだったら穴が空いて浸水していただろうとのことでした。またキャビン内は冬は暖かく夏は涼しいとのことです。これは外気温が低くても海水温はそうでもなく、逆に外気温が高いときは海水温が低いので、スチールの船体からダイレクトに熱が伝わってくるためです。なるほどですね。写真のカークさんの向こうに額装の白黒写真がありますが、誰だろうと近付いて見ると制服姿の軍人さんでハリウッドスターかとみまがうイケメンの美男子です。カークさんにこの方はどなたですかと尋ねると「私のお父さんです。海軍の軍人でした」との返事。残念ながらお父さんの美貌はお姉さんが引き継ぎ、私はお母さんに似たようだとのこと。いえいえご謙遜を、カークさんもなかなかの男前ですよ。電力は風力発電装置も設置していますがコクピット上の大型ソーラーパネルで冷蔵庫も含めてほとんど賄えているそうです。ついでに久美さんの写真を見せていただきましたが夏目雅子似のなかなかの美人でした。周防大島で二人の新しい生活がスタートできることを心より祈っています。

できれば日本に永住したいとの強い思いがあるそうですが、どうして日本がそんなに好きなのか尋ねました。日本には四季の移り変わりがありとても素敵だ。また日本の伝統的な文化も魅力的だ。何よりもフレンドリーな人の温かさが一番だとのことでした。12月には3か月ほどカナダに帰るそうですがその時に久美さんが一緒であればHappyですね。来年は壱岐、対馬、五島を含めて九州一周、そして四国一周を、再来年には南西諸島、石垣島、南大東島、小笠原をクルージングされる予定とのこと。航海の安全をお祈りしています。

DSC02657DSC02688

2015年第3回HYC会員懇親会を開催しました

2015年10月10日

2015年第3回目の会員懇親会を10月8日(木)午後7時から中央区大名1丁目の国体道路沿いのお洒落なメキシコ料理のお店『BARRANKA(バランカ)』で開催しました。店内は吹き抜けの二階で天井が高く、植物も沢山置いてあって素敵な空間でした。3 つのフロアからなる店内、今回確保した席は2Fの窓際エリアで大きな窓を全開にして秋の夜風が心地よい席でした。飲み放題で「3,800円」、料理もおいしく100種類以上のカクテル飲み放題はとてもリーズナブルでした。とりあえず集合時間の午後7時にビールで乾杯!少し遅れて全員揃ったところでお店提供のシャンパンで正式な乾杯!さーあ、いよいよヨット談義に花が咲きます。

DSC01DSC02DSC03DSC04

DSC05 DSC06DSC07DSC08

今回の参加者はJORDAN、SIESTA、  May be、 Bambino、Free style、MALOLO、METAXA Ⅴ、Summertime、ZEPHYRUS、麻里絵、いそしぎの11艇、プロセーラーの高木 裕氏、福岡市ヨットハーバー管理事務所の5名で総勢23名でした。年末の表彰式&パーティーを除くと会員(艇のオーナー)間の交流を目的とした懇親会が無かったことから昨年の4月から概ね3か月に1回開催しているもので今回で6回目となりました。今回は女性メンバーも7名参加し華やかな雰囲気の中で一層お酒も進み、博多湾でのビッグイベント、8月のタモリカップや9月の小戸カップの話題で大いに盛り上がりました。年に一度、10日程度の日程でISAP(International Sail and Powerboat Association)主催のクルージングに参加されているSummertimeのMオーナーが今年はトルコに行かれてエーゲ海を満喫されたそうです。昨年はヨーロッパのクロアチアでエーゲ海クルージング、一昨年はカナダのバンクーバー北の大自然の中をクルージングとレース派のオーナーの皆さんには何ともうらやましい経験をされています。後日エーゲ海紀行を掲載予定ですのでお楽しみに。また会員艇May beさんはヨットを買い替えられ、今月21日に博多湾では最大となる「51フィート」のヨットが小戸ハーバーに登場します。楽しみですね。

DSC09DSC10DSC11DSC12

DSC13DSC14DSC15DSC16

年齢や職業は違えど共通の「ヨット大好き」に話は尽きずあっという間に3時間が経過して午後10時にお開きになりました。この後は意気投合して二次会に突入したグループもあったようです。次は12月19日(土)の表彰式&パーティーです。100人以上の大パーティーですので大いに盛り上がりましょう。

DSC17DSC18DSC19DSC20

10月18日(日)第9レースのスタート時刻変更のお知らせ

2015年10月03日

10月18日(日)の第9レースは今季最後の「湾外コース」の予定です。当初スケジュールではスタート時刻を「午前11時」としていますが、コース決定の選択肢を広げるためにスタート時刻を1時間早めて「午前10時」とします。これに伴いレース参加受付も1時間早めて「午前8時~9時」に変更しますので、レース参加予定の皆様にはお間違えの無いようにお願いします。HYC会員様(艇のオーナー)には個別メールでお知らせしています。

11月15日(日)の今季最終戦の第10レースは、当初スケジュールどおり「午前11時」スタートで行います。

本部船運営記。2015年第8レースは“HIRO”さんでした。

2015年9月29日

DSC025092015年9月20日(日)の第8レースは“HIRO”チームに本部船を担当していただきました。今日のメンバーはSオーナー以下5人で、中学生の子供さんがお母さんと一緒に参加です(お母さんは25年来のクルーだそうです)。音響信号(フォグホーン)の担当をするそうです。今日はシルバーウィークの真中、秋晴れの爽やかな天気に恵まれました。レースは「湾外コース」の予定で、2年前の5月の第3レース以降「相島回航」を行っていないので久しぶりに相島といきたいところですが、予報では北の風で6~14ノットと少々風が弱いようです。相島を回ると最短で26マイル、20ノット近くまで吹いた前回は大型艇で5時間ほど、小型艇で6時間21分かかったので小型艇にはちょっと厳しいかもしれません(今日はスタート11時、タイムリミット17時の設定)。本部船運営メンバーと吉川レース委員長と相談の結果、玄界島→長間礁を反時計に回る全長21マイルのコースに決定しました。

DSC02515DSC02511HIROメンバーは二手に分かれてクラブハウス2階でレース参加受付の準備とマークブイや信号旗などの本部船運営用品を船に積み込みます。午前9時から受付を始め10時の終了時点で13艇の参加がありました。シルバーウィーク連休の影響もあったのでしょうか、常連さんが何艇か欠席でした。10時過ぎにはレース参加艇も出港して、さっそくセールを上げて風や潮の状況をチェックしてスタートに備えています。DSC02517IMG_1416出港時には4~5ノットの弱い風でしたがスタート時刻の11時近くになると6~8ノットに風速も上がり、午前11時に参加全艇がリコールもなくきれいにスタートして博多湾口に浮かぶ玄界島を目指していきました。玄界島東端まではクローズホールドで、何回かタックを繰り返しながら島を交わし、沖合の長間礁まではスタボードタックのクローズリーチとなり、途中から風速も上がって10~14ノットの順風となって大型艇が順当に前に出ていき、折り返しの「長間礁」を“Humming bird Ⅴ”、“MALOLO”、“May be”、“麻里絵”の順で回航していきます。博多湾口まではポートタックのクローズリーチでスピン・ジェネカーがぎりぎり上げられない風だったので、20°近くベアできるようになると各艇から一斉にスピン、ジェネカーが上がり、14~16ノットの風の中をフィニッシュライン目指して豪快な走りを堪能しました。IMG_1718IMG_1663IMG_1634

13:52:30に“Humming bird Ⅴ” が1着でフィニッシュ、2着と3着は手に汗握るデッドヒートの末“MALOLO”が1秒差で逃げ切り14:00:05でフィニッシュ。また7着、8着も1秒差の接戦を演じて“Free style”が“Le Grand Bleu 3”を振り切りました。15:14:26に最終艇の“Notari 3”がフィニッシュして無事にレースを終了しました。

[以下は“HIRO”のSオーナーからのコメントです]

当日は晴れ、風もそこそこのレース日和、湾外レースということでコースは玄界島~長間礁を反時計回りということになりました。NNE 5knt以下の微風の中Start Lineがなかなか決まらず、おまけに風見がくるくる回り始める始末で、こんなもんだろうと船を泊めてLineを決めました。加えて、潮が北方向に少し流れていたようで、後進を少し掛けながら船が反対方向に向かないで、アンカーラインが張るよう苦労。それでも皆さんのおかげできれいなStartをしていただき、ご協力感謝。11時オールフェアで一斉にスタート、何故か2分半遅れで出た艇もありましたが・・・。

さて、いよいよフィニッシュです。ジェネカーランのぶっちぎりで1着が2時間52分でゴール、本部艇をめがけて走ってくるヨットが海面をかき分ける様が凄い迫力です。2着と3着がこれまた凄いデットヒート、なんと1秒差のゴールです。フィニッシュ前にジェネカーのジャイブで、思わずブローチングなんてこともあった様です。また、7着と8着でフィニッシュした艇も1秒差のゴールでした。ジェネカーランでスピードが出てますし、これまた凄い迫力です。フイニッシュ後お互いの健闘をたたえて拍手をしていたのも印象的でした。

最後は、いつもほとんど一人でレースに出て頑張っておられる艇でしたが、「お待たせしました。お疲れ様」ということで、参加全13艇が3時過ぎに無事フィニッシュしレースを終了しました。今回、凄いスピードで海をかきわけて走ってくるヨットを正面から見ることができたり、1秒差のデッドヒートを間近かで見ることができたのは本部艇ならではの醍醐味でした。

今日はレースの参加受付をしているクラブハウスで、JORDAN山田氏、Humming birdの酒井氏と、我々の付き合いは25年いや30年だよと昔話をした後、本部船上で皆さんのFinishを待ちながら昔々のことを考えました。海の中道マリーナで酒井氏(当時ハーバーマスター)がレースを始めようと言い出し、当時、海ノ中道に船を置いていたJORDAN、Second Love、バサラ、私、近くの港から参加のJ-24 の5艇で始まりました。JORDAN、Second Love は急成長、バサラはRetire、近くの港からのJ24の消息は不明、私はクルージングボートで後ろを走っています。 本当に時間の経つのは早いもので、当時青年だったみんなが年相応のおじさん(年金世代)になっていました。ヨットレースの原点、あっという間の30年を思い出した一日でした。

「2015年小戸カップヨットレース(クルーザー)」盛大に開催

2015年9月10日

今年で38回目になる伝統の「小戸カップ」。今年は新しい試みとしてディンギー部門とクルーザー部門を分離して、ディンギークラスは8月30日(日)に、クルーザークラスは9月6日(日)に開催されました。クルーザークラスはタモリカップの盛り上がりを参考に、従来の上位3位までの表彰スタイルをを変えてなるべく多くの参加艇が表彰の栄誉に浴するように、スピン・ジェネカー無しのクラスを含めてIRCクラス、CRクラスA~Dの5クラスに分け、それぞれ上位3位まで表彰するとともに全体の総合優勝艇には福岡市長杯を授与るという、実に16艇が賞をいただけるという内容で、大きなヨットも小さなヨットも、ギンギンのレース艇からクルージング艇にも入賞の機会が広がりました。また参加艇間の交流を図るためにレース後にディンギーヤードで「BBQパーティー&表彰式」も予定。さらに福岡市ヨットハーバーでは遠来艇の参加を促進するために大会当日の前後2週間をゲストバースの係留代を無料にするサービスを実施。

レース当日の天気はあいにくと雨の予報で、レースはともかくBBQは大丈夫だろうかと皆さん心配していましたが昨年のタモリカップの雨の中でのBBQパーティーを経験しているだけに「何とかなるよ!」と、意外と皆さん楽観ムードでした。最終的な参加艇数は48艇(HYC会員22艇)、コースはタモリカップと同じコースで約8マイル。8:30から出艇申告受付、9:30から開会式・艇長会議が行われ、主催者である福岡県セーリング連盟の秋山会長の挨拶のあとレース委員長からレース内容の説明がありました。

IMG_0893

DSC02472

DSC02475

DSC02471

 

 

 

 

予報では南東の風でしたが海面に出ると東~北東、6~8ノット、雨も何とか持ちそうでまずまずのコンディションでした。スターラインは300mと長めに設置され、午前11時にスタート信号が発せられて「2015年小戸カップ」の幕が切って落とされました。第1マークまではクローズドホールド、第2マークまではスタボードタックのクローズリーチ、第2マークを回ってフィニッシュまでの最終レグはポートタックのビームリーチからブロードリーチで途中16ノットまで風速が上がりました。ファーストホームは“Humming bird Ⅴ”の12:02:25、最終フィニッシュは“Makanani”の13:45:11と全体で2時間45分という早いレース展開でした。レースが終わって全艇ハーバーに帰港するまで雨も何とか降らずに済みましたが、しばらくするとぽつぽつと雨が落ちてきて、降ったり止んだりの状態で2時半からのBBQ&表彰式に臨みました。参加者は約200人。セーリングハウス前の会場にはBBQケータリング業者により機材等が設置されていて参加者は焼いて食べるだけ。お腹を空かせた参加者は早速お肉を焼いてビールで乾杯!(もちろん車を運転する人はノンアルコール)あちこちでレース談義に花が咲きます。一段落したところでレースの表彰式が始まり、クラス3位から順に2位、1位と表彰が続き、最後に総合優勝艇に福岡市長杯が授与されました。入賞した各艇にはトロフィー、副賞が贈呈されましたが、協賛各社からいただいた商品が数多く残ったため参加者全員による「大じゃんけん大会」が行われました。最後は“Little Wing”Oオーナーの自慢のギターと喉で大いに賑わいました。

IMG_1040IMG_1051IMG_1053IMG_1066

IMG_1079IMG_1119IMG_1136IMG_1158

IMG_1162IMG_1170IMG_1175IMG_1183

DSC02481DSC02487DSC02483DSC02494

各クラスの優勝はIRCクラス“Humming bird Ⅴ”、CR・Aクラス“May be”、CR・Bクラス“GALAXY 20”、CR・Cクラス“MALOLO PEPE”、CR・Dクラス“Hokulea”、そして総合優勝(福岡市長杯)“May be”でした。

新しい試みの「小戸カップ」、クルーザークラスは大成功でした。ディンギークラスも盛況だったそうで、来年はもっと参加艇を増やしてタモリカップに次ぐ博多湾の一大ヨットイベントになることを期待しています。

レース結果はこちらをクリックしてください。[2015年小戸カップ成績(クルーザークラス)]

 

博多ヨットクラブとは規約組織会員艇入会案内オリジナルグッズサイトマップ

copyright © HAKATA YACHT CLUB All Rights Reserved.