本部船運営記。2021年第1レースは“MALOLO”さんでした。

2021年4月04日

3月21日(日)は2021年HYCシリーズレースの開幕戦でした。昨年の開幕戦は30ノット近い突風が吹き荒れる天候のため、レース参加受付時点で中止にしました。今年は午前中は雨模様で、10~15ノット(ブローで20ノット)の北西の風との予報で、4か月ぶりのレースを待ちわびた16艇の会員艇がエントリーしました。

第1レースの本部船は一昨年の年間総合優勝艇の“MALOLO”チームが引き受けていただきました。8時半過ぎにはチームの面々がハーバーに集合し、レース委員長、会長と一緒に今日のコースをどうするか話し合いました。HYCレースは基本的に島回りのコースとしているため、博多湾口の机島南の「クタベ瀬黄色ブイ」時計回りコース(距離11マイル)に決定。コースが決まったので、運営メンバーはマークブイや信号旗などの運営用品を船に積み込み、クラブハウス2階でレース受付に備えました。10時に受付を終了してスタートライン設置のために出港しました。小雨模様ですが風は8ノット前後、波も1~1.5mでベストコンディションです。スタートラインは少し長めで下マーク有利にして本部船をアンカリング。各種信号旗を確認して11時のスタートに備えます。参加各艇もセールを上げてウォーミングアップ。久々のレースに闘志満々の様子です。

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10時55分に5分前の予告信号、56分に4分前の準備信号が発せられ、スタートに向けて緊張感が高まってきます。風が少し西に振れ風速は8~10ノット。11時ちょうどにスタート信号が発せられ、リコール艇なしできれいにスタートが切られました。小雨が降り続き霧も出て視界が2~3マイルとなり、霧が濃くなって1マイル先しか見えなくなる時もありGPSで位置を確認しながらの帆走が続きます。風は10~14ノットと快調で、各艇タックを繰り返しながら折り返しポイントのクタベ瀬黄色ブイを目指します。12時前にはトップ艇の“K.CONTESSA 風と虹”が折り返しポイントを回航して巨大なジェネカーが上がります。2番手は32フィートながら並み居る40フィート艇を押さえて“May be”が回航して大きなジェネカーが上がります。その後も次々に回航してジェネカーやスピンが上がります。

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12:43:27に50フィートの“K.CONTESSA 風と虹”が堂々のファーストホーム。12:51:17に“May be”が2着、12:53:41に“Second Love”が3着、1秒遅れの12:53:42に“Suru Sumi”が4着、12:59:46に“Le Grand Bleu 9”が5着、13:00:17に“FALCON”が6着と大接戦でした。その後10分ほど遅れて後続艇も次々とフィニッシュし、13:45:14に“JORDAN”が最後にフィニッシュラインを通過して無事にレースを終了しました。結局雨は最後まで降り止みませんでしたが、参加全艇が新型コロナの脅威にも負けずに楽しくセーリングできたことが何よりでした。また、本部船を運営していただいた“MALOLO”チームの皆さん、雨の中を本当にお疲れ様でした。 

[以下は本部船“MALOLO”のコメントです]

今年の初戦は雨模様のスタートとなりました。参加艇は16艇。May beさんはMELGES32での初参戦で、その走りに期待が高まります。

本部船“MALOLO”のメンバーは佐藤オーナー以下7名で運営。スタートラインは初戦とあってやや長め、そしてやや下有利を引きました。11:00スタートに向け、全艇場所取りを繰り返しながらラインが形成されていきました。スタート前には風が少し西に振れて、潮の影響もあり全艇出遅れ気味でオールフェアでのスタートなりました。その後霧雨がひどくなり、本部船からはレース艇の姿が確認できず、早々とコーヒーブレイク、ランチタイムとなりました。その後もレース艇の姿は全く見えず、フィニッシュを待つしかありません。佐藤オーナーはキャビンに入りひと休み。スマホで何やら熱心に鑑賞中。You Tubeで過去のヨットレースでも鑑賞?イヤイヤ、ゴルフの勉強中でした~

12:30過ぎに、霧雨の中ようやくトップ艇の船影が見えてきました。続いて2番艇、3番艇と...ファーストホームは50フィートのK.CONTESSA 風と虹、2番手は期待通りMay be、3番手は接戦を制したSecond Loveでした。そして修正優勝は見事4番フィニッシュのSuru Sumiでした。最終艇JORDANの13:45のフィニッシュで無事今年の初戦を終了することができました。今年は昨年よりもっとレースが楽しめることを願っています。 MALOLO  高田 清知


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