本部船運営記。2021年第2レースは“Second Love”さんでした。

2021年4月23日

4月18日(日)は2021年HYCシリーズレースの第2戦でした。昨年は3月第1レース、4月第2レースが強風、新型コロナで中止でしたが、今年は今のところ何とか開催できています。当日の気象は晴れ、気温は平年より若干低め、西北西から北西の風で風速は15~20ノットという予報でした。今日の本部船は“Second Love”チーム。船は整備のため上架しているので、知り合いのBENETEAU OCEANIS 36を借りての運営です。

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8時半過ぎにはチームの面々がハーバーに集合し、受付準備を済ませてエントリーを待ちます。今日のコースをレース委員長と相談して、いい風が吹くのでちょっと長めにしようと、博多湾口の机島時計回りコース(距離13マイル)に決定。10時の受付終了までに16艇がエントリー。本部船メンバーは受付会場を片付けてスタートライン設置のために出港しました。小戸沖の海苔網も撤去されて(10月~3月設置)海面はオープンです。強風の中ディンギーが練習していたので、少し沖合にスタートラインを設置。HYCレースではウエザーマークは設置しないので、今日の風向だとポートスタートになりそうです。参加各艇もセールを上げてウォーミングアップ。強風に備えてジブは№3を上げています。

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10時55分に5分前の予告信号、56分に4分前の準備信号が発せられ、スタートに向けて緊張感が高まってきます。風が少し北に振れてどうやらスタボードタックでスタートできそうです。11時ちょうどにスタート信号が発せられ、リコール艇なしできれいにスタートが切られました。当初の予報では西北西の風の中、回航ポイントの机島まではポートタックの一本コースになりそうでしたが、風が少し北に振れたため、何度かタックを返す走りとなり、東海面に伸ばす艇、反対に西海面に伸ばす艇と面白い展開になりました。スタート20分過ぎ頃に、50フィートの“K.CONTESSA 風と虹”のジブセールが下りました。どうしたのでしょう。しばらくするとUターンして戻っていきます。どうやらトラブルがあったようです。大型艇には絶好のコンディションだったのに残念です。

 風速は18~23ノット(Max26ノット)とコンスタントに吹き、大型艇は安定した走りでぐんぐん前に出ていきます。42フィートの“Humming bird Ⅴ”がトップで机島を回航し、すぐにスピンが上がります。その後を40フィートの“MALOLO”が続き、すかさずジェネカーが上がります。後続艇も次々に回航してジェネカー、スピンが上がっていきます。大きな風速や風向の変化もなく、ひたすらフィニッシュ目指して爆走です。

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 12:57:16に42フィートの“Humming bird Ⅴ”が堂々のファーストホーム。13:02:23に40フィートの“MALOLO”が2着、13:03:13に32フィートの快速艇“May be”が3着、その後も後続艇が次々とフィニッシュし、14:21:31に“Happy Holiday”が最後にフィニッシュラインを通過して無事にレースを終了しました。25ノットの前後の風の中、無理をせずに安全第一でジブでフィニッシュした艇もありました。賢明な判断です。修正順位では4着の“Windward Ⅴ”が優勝でした。ヘルムを取っていたのは、シドニー、アテネの両オリンピックの日本代表セーラーの佐藤麻衣子さんで、さすがにいい走りをしていました。本部船を運営していただいた“Second Love”チームの皆さん、強風の中を本当にお疲れ様でした。

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[以下は本部船“Second Love”のコメントです]

久しぶり本部艇を担当させていただきましたSecond Loveチームです。

本年の第2レースは、15〜20ノットオーバーの予報の中、レース旗やマークのグッズは前日から艇に積載し、いつでも出港可能な準備万端で臨みました。当日は、オーナー以下10名のメンバーで(レースでもなかなかフルメンバーが集まらないのに?)、受付班・出港準備班に分かれ気合充分です。

今回も10時の締切時間までに、第1レースと同じ16艇の参加艇がエントリーし、博多ヨットクラブレースの盛況ぶりが伺えるとともに、私達も責任の重さを感じ緊張感が増します。一方で、受付の開始と前後してN嬢率いる買い出し班も出発しましたが、なかなか戻って来ず心配していたところ、締切時間に合わせたように大量の食料を抱え、笑顔いっぱいに戻ってきました。(気合はここ?)

スタート位置もできる限り参加艇が集中しないように本部艇を高めに位置取りし、11時00分のスタートへ。強風下ではありがちなリコールを想定したうえでのカウントダウンでしたが、Little Wing艇のジャストスタートをはじめオールフェアの見事なスタートで、博多ヨットクラブの戦士達は真正面からの風向に挑んで行きました。

DSCN0272全てのレース艇がスタートした後の本部艇では、コロナ禍で年末年始も皆で飲食する機会を自粛していたこともあり、ご無沙汰していた昼食会の開始です。そんな船上には何処から仕入れてきたのか、暖かい本格的な焼き鳥類が数十本??(さすがN嬢、朝からナイス買い出し‼️)、時に大揺れする船上でのマスク会食は和やかに。

20ノットオーバーの中でのレースは、予想どおり1時間余りで先行艇が机島を回航する展開に。回航後はスピネーカーを見事に操り、ほぼレイラインで12時57分16秒にファーストフォームしたHumming bird Ⅴ艇が、14時21分には強風の中シングルハンドて善戦されたHappy Holiday艇が最終フィニッシュし、第2レースも無事終了しました。 皆様、強風の中、お疲れさまでした。

[追伸]出港時に進路を塞いでしまいましたS艇の皆様 ごめんなさい‍♀️ -Second Love 興梠-


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