お知らせ

5月8日(日)開催「クルーザー安全講習会」へご参加ください

2016年4月01日

クルーザーヨットで海を楽しむ皆さん、安全への対策は万全ですか。海では安全には最新の注意を払っても天候の急変などにより避けがたい突発的な状況に遭遇することがあります。万一の事故や緊急時の対応など、クルーザーを「安全」に運航するための知識と技術を習得することを目的に、GYC玄界ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブと福岡市ヨットハーバーが合同で「クルーザー安全講習会」を開催します。

講習会の内容は、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員長の講話、福岡海上保安部による海の安全に関するお話、福岡市消防局による救急救命に関するお話と実技、火せんや信号紅炎などの信号弾の発射・点火訓練、ライフラフト(救命ボート)の投下・展開・乗り移りの実演など、万一の時に実際に役立つ内容ですので、一人でも多くの皆様の参加をお待ちしています。

安全ハーネス2海保10消防10信号弾訓練3

1.開催日時  平成28年5月8日(日)10:00~16:30(予定)*受付は 9:30から

2.場  所  福岡市ヨットハーバー(福岡市西区小戸)セーリングハウス会議室

3.参 加 費   1,000円/1名 *昼食弁当を頼まれる方は別途 500円(受付時に申込み)

4.申込期限  平成28年5月1日(日)まで

5.申込み先  各所属ヨットクラブ

        または 福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原 TEL 092-882-2151)

本部船運営記。2016年第1レースは“Bambino”さんでした。

2016年3月24日

DSC033393月20日(日)は2016年HYCシリーズレースの開幕戦でした。約4か月ぶりのレースを待ちわびた20艇の会員艇とオープン参加の1艇の計21艇が海に乗り出していきました。天気は晴れ、風は北寄りで15~18ノット、波は1.5~2mの予報で、開幕戦にしては少々タフなコンディションです。コースは小戸沖から博多湾口の机島を時計回りに回ってくる約12マイルほど。今日の風ならば全体で2時間弱ほどでレース終了となるでしょう。午前10時に受付を終了してレース海面に向かいます。スタート前で16ノット前後の風があり、大型艇では8ノット前後の艇速が出ていますので接触や衝突事故がないように各艇しっかり艇をコントロールしています。最少艇26フィート、最大艇51フィートなのでまともにぶつかると大きなダメージが発生するので、各艇とも見張りをしっかりして慎重に走らせています。51フィートを筆頭に40フィートを超える大型艇8艇が、20フィート近い強風の中を全速でスタートしていくシーンはダイナミックで壮観でした。間に挟まれた小型艇はさぞかし緊張の連続だったことでしょう。

DSC03344DSC03346第1レースの本部船は“Bambino”チームに引き受けていただきました。うねりのある強風の海面でアウターマークを打ち本部船をアンカリングしてスタートに備えますが、結構船が揺れているので大変だったでしょう。設定したスタートラインは、風向に対して若干右上がり(本部船側有利)になっていましたが、アンカーの打ち直しも大変なのでこのままスタートさせます。5分前の信号が発せられると、やはり上スタートを狙って本部船側に集まってきます。4分前、1分前の信号が発せられると、本部船からライン中央部分に集中してラインの見通しができない状態になりました。11時ちょうどにスタート信号が発せられましたが、かすかに「長音二声」が聞こえたような気がしましたがはっきりしません。本部船は他のヨットのセールに隠れて見えません。10秒ほどそのまま走って本部船を見ると、しっかり「第1代表旗」が掲げられています。「ゼネリコ」です。ジャストスタートだったのに...と残念に思いながらベア、ジャイブして戻っていきました。前を行く大型艇も次々に引き返してきます。この海況の中を本部船も回答旗(延期信号)を掲げ、根性を出してアンカーを引き上げて本部船の位置を変えています。本当にご苦労様でした。11:12に回答旗が下り、11:13に5分前の信号が発せられました。11:18にスタート信号が発せられ、今度は「オールフェア」でいよいよ2016年第1レースがスタートしました。

IMG_4930IMG_4897IMG_4900通過地点の机島手前の「クタベ瀬黄色ブイ」まではスタボードタックの一本コースとなりスピード競争になりました。これまでのレースでは42フィートの“Humming birdⅤ”が先行するのが常でしたが、レースに本格初参戦の51フィートの“May be”はさすがに速く、ぐんぐんと加速して前に出ていきます。風速も20ノット前後となりMaxで26ノットまで吹き上がりました。黄色ブイの西側を通過して回航ポイントの机島を回ってジャイブ。風が若干東に振れたため帰りのレグもポートタックのクローズドリーチの一本コースとなりました。気合の入った何艇かは無謀にもジェネカー、スピンにチャレンジしたようですが、大半の艇はジブのみでダイナミックなセーリングを堪能しました。12:31:34に”May be”が余裕のファーストホーム。所要時間1時間13分34秒、平均艇速9.8ノット。2着が“Humming bird Ⅴ“、3着が“Second Love”、そして21着”Notari 3”が13:12:31に最終フィニッシュ。26フィートながらそれもシングルハンドでの完走です。平均艇速6.8ノットと大健闘でした。

IMG_4846DSC03352“May be”は途中でブームバングが切れて応急修理をしたそうですが、その予備のハイテクシートも切れて大変だったようです。51フィートの巨大なメインセールのパワーは半端ないですね。こういう事情で本来の性能を引き出せなかったようです。何はともあれ、スタート時の接触・衝突もなく、深刻な艇体等のダメージもなく無事にレースが終了してほっとひと安心でした。また過酷な本部船運営を担当していただいた“Bambino”チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。

[以下は本部船“Bambino”のNオーナーからのコメントです]

まだ少し肌寒い朝でしたが、よく晴れて2016年HYC初戦は いいレース日よりになりました。

昨年までレース受付時間は1時間でしたが、今年から30分短縮して9:30~10:00としましたが、9時過ぎには続々と各艇エントリーに来られ21艇がエントリーしました(オープン参加1艇含む)。初戦から幸先いい感じで良かったです。

9時にメンバーが集合して、マークブイや信号旗などの運営用品をヨットに積み込んで準備完了していたので、受付終了の10時過ぎにはBambinoで出航してレース海面に向かいました。北北東16knot~の風が吹いて白波がちらほらと上がってました。クルーの安全を確保しながらリミットマークを打ち、上に艇を廻しアンカーリング。30ft艇でアンカーリングするとかなり揺れてデッキの上ではしっかり何かを掴んでないと立てない状態でした。マークと見通しを確認すると、本船がかなり高くアンカーラインをギリギリまで伸ばし、風が少し振れましたが予定時刻も迫っていたこともありこれでスタートさせる事を決め、予定通り10:55に5分前の ホーンを鳴らしHYC旗を掲揚。4分前、1分前とカウントダウン。各艇の動きを見るとやはり本船が高いので上有利と判断した各艇が本部船寄りからのスタートを狙って密集してきました。スタート30秒前を過ぎると続々と本船側に艇が集中、5秒前を切った時点で何艇かラインを出ていますが、セールが重なって艇を特定できません。11:00のスタート合図後、ただちに「ゼネリコ」のホーン二声と第1代表旗を掲げる。強風下だったのでホーンが聞こえてない艇もあった様子。その後ゼネリコ旗を下して回答旗を上げ、即、「ライン打ち変え、アンカー上げろ!」。強風下、波でバウはかなり揺れて作業は難攻。クルー2人でアンカーを上げ、艇を廻して再度アンカーを打ち見通しの高さを確認。「回答旗下して1分後に5分前予告信号上げるぞ」。波で艇が凄く揺れる中、クルー全員作業をテキパキとこなしてくれて11:18に2回目のスタート。全艇オールフェアー、今度はうまくスタートできました。

風速は16~18knot、 あっという間に船影も小さくなって「先頭艇は1時間チョットで帰って来るぞ!」フィニッシュに備えてアンカーを上げ、ラインを短くしてアンカーリング。チョットだけ落ち着いた艇上でクルーに「お疲れ、みんな大丈夫や!」。するとクルーの1人が「すみませんチョットやばいです」、「え、お前何時から船酔いしとうとや」、「海上に出て直ぐからです」。はははっ、一同に笑いが出ました。そうこうする内にトップ艇が見え始めました。艇種が変わった51フィートの“May be”が1番でフィニッシュ。所要時間1時間13分、お見事でした。その後も続々と各艇フィニッシュして、最後の艇も2時間かからずにあっという間にレース終了。波で激しく揺れる中アンカーを上げてマークをピックアップ。クルーみんなの働きのお陰で無事運営を終えました。「お疲れ様でした、みんな ありがとう」。 - Bambino 沼田浩行-

クルーザー安全講習会の開催(予告)

2016年3月09日

海では安全には細心の注意を払っても避けがたい突発的な状況に遭遇することがあります。いざという時に適切な対応ができるか否かでダメージの程度も大きく変わってきます。万一の事故や緊急時の対応など、クルーザーを「安全」に運航するための知識と技術を習得することを目的に、博多湾をベースに活動するクルーザーヨットの各団体(GYC玄海ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ)と福岡市ヨットハーバーが合同で「クルーザー安全講習会」を開催します。

日時は5月8日(日)10:00~16:30(予定)、場所は福岡市ヨットハーバー(福岡市西区小戸)です。

講習会の内容は、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会の大坪委員長を講師にお迎えしての講話、福岡海上保安部による海の安全に関するお話、福岡市消防局による救急救命に関する講話と実技、火せんや信号紅炎などの信号弾の発射・点火訓練、ライフラフト(救命ボート)の投下・展開・乗り移りの実演など、万一のときに実際に役立つ内容となっています。人命に関わる「安全」のための講習会ですので、HYC会員(オーナー)をはじめクルーメンバーの皆様もご参加いただきますようご案内します。申込先や申込期限などの詳細については後日お知らせします。

ヨットクラブに加盟していないクルーザーのオーナー、クルーの皆様にもこの機会にぜひともご参加いただきますようご案内します。受講を希望される方は福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原 TEL 092-882-2151)にお問合せ・お申込みください。

2016年レース日程・レーティング

2016年3月04日

博多ヨットクラブでは3月から11月まで年間10レースを行っています。いよいよ4か月ぶりに2016年のレースシーズンが始まります。各艇におかれては3月20日の第1レースに向けて艇の整備等に余念がないことと思います。

10月の第9レースはこれまで第3日曜日に行っていましたが、今年はGYC玄界ヨットクラブからの呼び掛けでFYC福岡ヨットクラブとの3ヨットクラブ合同開催で、第2日曜日の10月9日に行います。レース日によって出艇受付やスタート時間が異なりますので、「2016年レース日程」で確認のうえご参加ください。

また2016年のレーティングも決定しました。博多ヨットクラブではIRCなどのレーティングも参考に、2015年の成績、各ヨットの実力なども考慮して誰でもが優勝のチャンスがある独自のレーティングを採用しています。

博多ヨットクラブレースは会員以外のヨットもオープン参加として認めています。レースの雰囲気を味わってみようといわれる方はぜひとも一度ご参加ください、歓迎します。ただし参加にあたってはヨットレースを補償対象としている「ヨット保険」に加入していることが必須となっていますのでご確認ください。

     〔2016年レース日程〕   〔2016年レーティンク表〕

新会員さん紹介。ヨット“Brezza Ⅲ”(ブレッツァ)号です。

2016年3月03日

Brezza Ⅲ2016年3月3日付でヨット“Brezza Ⅲ”さんが博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「Jeanneau Sun Odyssey 379」でホームポートは小戸の福岡市ヨットハーバーです。以前、YAMAHA 31SのBrezza Ⅰで博多ヨットクラブに入会されていましたが、ホームポートをHTB(ハウステンボス)に移動されていたそうです。小戸に戻ってきたのを機に再入会されました。このたびジェネカーも新調されたとのことで、HYCレースにも時々参加しようとのことです。ただし、バウスラスター付の重いクルージング艇でレースには不慣れな初心者チームということで、皆さんのご指導をお願いしたいとのことです。

2016年会員総会を開催しました

2016年2月21日

博多ヨットクラブ2016年会員総会を2月21日(日)に小戸の福岡市ヨットハーバー会議室で開催しました。

総会は33名の参加を得て(委任状提出を含む)午前10時から始まり、山田会長の挨拶の後、事務局より2015年の事業報告、収支決算、2016年の事業計画(案)、収支予算(案)の説明があり、いずれも原案通り承認されました。3月から11月まで行うクラブ主催のレースをはじめ5月には安全講習会を、6月にはプロセーラー高木裕氏によるセーリング講習会などを開催することが決定されました。

     〔山田会長挨拶〕           〔総会風景〕

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また、クラブ活動の充実を図るため新たな取り組みにチャレンジします。合同クルージングによるクラブメンバー間の交流促進やヨットに興味がある方のクルーザー体験など、新規の取り組みも始めることとなりました。

夏のビッグイベントであった「タモリカップ」につきましては2013年より3年連続で開催され、博多ヨットクラブとしても運営やレース参加に協力してまいりましたが、現在の情報では今年は福岡での開催は見送られそうです。

故 大原 順 様のお別れ会のお知らせ

2016年1月17日

IMG_8137長年にわたり福岡ジュニアヨットクラブの会長を務められジュニアの育成に生涯をささげられた大原 順 様(福岡高校ヨット部OB)が、さる12月26日未明にご逝去されました(享年82歳)。80歳を過ぎても毎日のようにハーバーでお姿をお見かけし、ヨットをこよなく愛した故人の熱い情熱にはただただ敬服するものであります。生前のご活躍とご遺徳を偲ぶためにお別れ会が行われます。

 日 時 : 平成28年1月31日(日)午後1時より

 場 所 : 福岡市ヨットハーバー 2階 第2会議室

午後1時30分からは2階オーナーズラウンジで「故人を偲ぶ会」も行われます。こちらは参加費が3千円/1名、5千円/1家族となっていますので参加される方は事前に(1月24日まで)ハーバー事務所にご連絡ください(TEL 092-882-2151)。なお当日は「平服」でお越しください。

新会員さん紹介。ヨット“Spilmer”号です。

2016年1月05日

2016年1月5日付でヨット“Spilmer”さんが博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「Dehler 34」でホームポートは小戸の福岡市ヨットハーバーです。昨年は博多ヨットクラブレースにオープンで2回参加されました。以下は入会に際してSオーナーからのメッセージです。

IMG_2037艇名Spilmerは「海の遊び」という意味の造語です。メンバーは現在7名程、全員40代です。3年程前から乗り始め、YAMAHA25に1年、YAMAHA28に2年と余りにも早すぎる乗換えに思慮致しましたが、「話が来ることは縁である」と勝手に思い込み、昨夏、現在の艇へ乗換えました。

IMG_2832これまでは、天気が良く、海が荒れてなく、暖かい日限定のクルージングや釣り等、ハッピーセーリングが主体でしたが、乗換えを機に少しずつレースに参加させて頂こうと思う様になり、HYCにも2レースにオープン参加させて頂きました。レースではドタドタバタバタと大騒ぎでしたが非常に楽しませて頂きました。入会に当たっては出来る限りレースに参加させて頂き、少しでも上達したいと思っております。御指導、宜しく御願い致します。

新年のご挨拶

2016年1月01日

2016年 新年あけましておめでとうございます。
旧年中はクラブ運営、レース運営にご協力いただき役員一堂感謝申し上げます。11月の最終レースまで年間総合優勝艇が確定せず、結果、僅差で優勝艇が決まるというスリリングながら事故ゼロの2015年全10レースでした。

今年も昨年に引き続き主催レースをはじめ、安全航行への知識・技術講習会等啓蒙活動を行います。また、新たに今年の博多ヨットクラブのテーマは”cross over” 「クロスオーバー」”境を越える”を胸に一つの飛躍をと考えています。クラブメンバー同士が交流を重ねることはもちろん、ジュニア達にも”cross over” クルーザーの楽しみを知る機会を作る。そして 一般の「海好き」の方々にクルーザーの醍醐味を味わってもらい、『ヨットは贅沢』 という固定観念を”cross over” する機会を積極的に作ることを企画して参ります。本年もご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

  博多ヨットクラブ 会長  山田 義二

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