お知らせ

故 大原 順 様のお別れ会のお知らせ

2016年1月17日

IMG_8137長年にわたり福岡ジュニアヨットクラブの会長を務められジュニアの育成に生涯をささげられた大原 順 様(福岡高校ヨット部OB)が、さる12月26日未明にご逝去されました(享年82歳)。80歳を過ぎても毎日のようにハーバーでお姿をお見かけし、ヨットをこよなく愛した故人の熱い情熱にはただただ敬服するものであります。生前のご活躍とご遺徳を偲ぶためにお別れ会が行われます。

 日 時 : 平成28年1月31日(日)午後1時より

 場 所 : 福岡市ヨットハーバー 2階 第2会議室

午後1時30分からは2階オーナーズラウンジで「故人を偲ぶ会」も行われます。こちらは参加費が3千円/1名、5千円/1家族となっていますので参加される方は事前に(1月24日まで)ハーバー事務所にご連絡ください(TEL 092-882-2151)。なお当日は「平服」でお越しください。

新会員さん紹介。ヨット“Spilmer”号です。

2016年1月05日

2016年1月5日付でヨット“Spilmer”さんが博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「Dehler 34」でホームポートは小戸の福岡市ヨットハーバーです。昨年は博多ヨットクラブレースにオープンで2回参加されました。以下は入会に際してSオーナーからのメッセージです。

IMG_2037艇名Spilmerは「海の遊び」という意味の造語です。メンバーは現在7名程、全員40代です。3年程前から乗り始め、YAMAHA25に1年、YAMAHA28に2年と余りにも早すぎる乗換えに思慮致しましたが、「話が来ることは縁である」と勝手に思い込み、昨夏、現在の艇へ乗換えました。

IMG_2832これまでは、天気が良く、海が荒れてなく、暖かい日限定のクルージングや釣り等、ハッピーセーリングが主体でしたが、乗換えを機に少しずつレースに参加させて頂こうと思う様になり、HYCにも2レースにオープン参加させて頂きました。レースではドタドタバタバタと大騒ぎでしたが非常に楽しませて頂きました。入会に当たっては出来る限りレースに参加させて頂き、少しでも上達したいと思っております。御指導、宜しく御願い致します。

新年のご挨拶

2016年1月01日

2016年 新年あけましておめでとうございます。
旧年中はクラブ運営、レース運営にご協力いただき役員一堂感謝申し上げます。11月の最終レースまで年間総合優勝艇が確定せず、結果、僅差で優勝艇が決まるというスリリングながら事故ゼロの2015年全10レースでした。

今年も昨年に引き続き主催レースをはじめ、安全航行への知識・技術講習会等啓蒙活動を行います。また、新たに今年の博多ヨットクラブのテーマは”cross over” 「クロスオーバー」”境を越える”を胸に一つの飛躍をと考えています。クラブメンバー同士が交流を重ねることはもちろん、ジュニア達にも”cross over” クルーザーの楽しみを知る機会を作る。そして 一般の「海好き」の方々にクルーザーの醍醐味を味わってもらい、『ヨットは贅沢』 という固定観念を”cross over” する機会を積極的に作ることを企画して参ります。本年もご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

  博多ヨットクラブ 会長  山田 義二

2015年表彰式&懇親パーティー大盛会にて終了

2015年12月25日

2015年を締めくくる年末恒例の「HYC表彰式&懇親パーティー」が12月19日(土)中央区天神のレストラン「ピエトロ・セントラーレ」を貸し切って開催され、130名近くのセーラーそしてご家族・友人の皆さんが参集されました。

18:00からのウエルカムドリンク、18:30からの食事タイムに続き、19:00から黒住副会長の進行によりセレモニーがスタート。山田会長挨拶のあと今年新規に入会された会員さんの紹介があり、いよいよ今年のクルーザーレースの表彰式に入りました。表彰式の司会・進行は“SIESTA”の島津氏。先ずは吉川レース委員長のレース講評。続いて7月の第5レース・壱岐レースの表彰です。単独のレースとして会員外のオープン参加艇も表彰対象としているため個別の表彰を設けているものです。

今年の壱岐レースはスタートから4~5時間ほど無風・超微風状態が続いたためレーティングが低い小型艇に有利となり並み居る大型艇を押さえてシングルハンドの小型艇“Happy Holiday”が優勝、そして第2位はこれもシングルハンドの小型艇“Notari 3”、第3位は“Freestyle”でした。

続いてハイライトの年間総合成績の表彰です。博多ヨットクラブでは3月から11月まで年間10レースを行い、10レース中ベスト8の総合得点で順位を決めています。2015年のHYCチャンピオン、総合優勝は33フィートの“Freestyle”が獲得しました。活動歴5年の若いチームですがクルーの結束力が強くめきめきと実力を上げています。第2位は40フィートの“MALOLO”、第3位は28フィートの“Little Wing”で、山田会長から総合優勝杯、クリスタルトロフィー、副賞などを授与され皆さん満面の笑顔で喜んでいました。レース参加全艇(34艇)に賞品が授与され、その他に各レースの「FirstFinish賞」や「修正1位」、今年一年最も多く参加費を納めていただいた「皆勤賞」、走りたいのを我慢して本部船を引き受けていただいた「本部船お疲れ様賞」と各賞の表彰が続きました。プロセーラーの高木 裕氏も駆けつけていただき今年で70回を迎える12月26日スタートの伝統のオーストラリア「シドニーホバートレース」に日本を代表する外洋レース艇“ベンガル”のメンバーとして参加されるとのことで挨拶がありました。

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パーティー会場

総合優勝杯 他

総合優勝杯 他

受付

受付

受付嬢

受付嬢

 

 

 

 

 

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司会・黒住副会長

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山田会長挨拶

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レース講評

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高木 裕氏挨拶

 

 

 

 

 

壱岐レース優勝艇

壱岐レース優勝艇

総合優勝艇

総合優勝艇

総合2位艇

総合2位艇

総合3位艇

総合3位艇

 

 

 

 

 

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表彰式の後は、皆さんお待ちかねの地元福岡のサルサバンド「PINPINITA(ピンピニータ)」のスペシャルライブショーが始まり、会場も次第にヒートアップしていきました。会場からの「オゴー、オゴー」コールでこれも恒例となった“Little Wing”のOオーナーも2曲熱唱し自慢の喉を披露しました。演奏の後は空くじなしのお楽しみ抽選会。司会・進行は“JORDAN”の梅本氏、アシスタント役は同じく“JORDAN”のユカさん、タモリカップ総合優勝の“METAXA Ⅴ”のハルミさん、HYC年間総合優勝の“Freestyle”のアイコさん、マリコさんが務めます。目玉はシャロングリーンのヨットカレンダー。そのほかにも8月に開催されたタモリカップのスポーツタオルやマグカップ、プロセーラー高木裕氏監修のクルーワーク虎の巻、小戸カップなどのヨットレース記念Tシャツなどが次々に参加者の手に渡っていきました。パーティーの締めくくりはPINPINITAライブショーの第二部です。サルサの軽快なリズムに会場も熱気に包まれていきます。サルサのリズムに乗せて加山雄三の“光進丸”が始まると皆さん前の方の両肩に手を乗せて会場内をぐるぐると大行進。もう止まりません。アルコールの勢いもあってボルテージも最高潮に達します。そしてラストソングはこれしかありません、名曲“海その愛”。隣同士で肩を組みあい大きな輪になって大合唱が始まりました。予定時刻を15分ほど過ぎて21:45に大盛況のうちに博多ヨットクラブ2015年の全日程を終了しました。皆さん、1年間本当にありがとうございました。来年も元気な姿で海でお会いしましょう!

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2015年総合成績

2015年12月24日

2015総合成績

オリンピック金メダリストが餅つきに挑戦!

2015年12月22日

小戸の福岡市ヨットハーバーでかれこれ25年以上続いているHYC会員艇“ZEPHYRUS”チームの年末恒例の「餅つき」、今年は12月20日(日)に行われました。今年は比較的気温も高く風もほとんどなくて絶好の餅つき日和となりました。同じく会員艇の”Little Wing”さんや“JORDAN”さん、“METAXA”さん、“麻里絵”さんのメンバーも参加し、また小さな子供さんも参加して和やかな餅つきとなりました。

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お昼頃になって、来年のリオデジャネイロオリンピックに向けて福岡を拠点に活動している「49erFX級(女子)」の松苗・原田ペアがトレーニングの合間を縫って顔を覗かせました。二人を指導している日本経済大学ヨット部監督の三船一馬さんと背が高くて金髪のイケメン男性も一緒でした。誰だろうと尋ねると、何と!2000年シドニーオリンピックの49er級の金メダリストというではないですか。居合わせたみんながびっくり仰天です。スキフ級の選手強化・育成のためにコーチとしてJSAF日本セーリング連盟が招聘したフィンランド代表のオリンピック選手「ユルキ・ヤルビ」さんでした。興味津々で餅つきを眺めていたので、「You challenge!」と引っ張り込みました。セーリングでは足元にも及びませんがこちらは30年近いキャリアの餅つきのゴールドメダリスト揃い、セーリングの神様に杵さばきを手ほどきして「金メダリストの餅つき」が実現しました。さすが金メダリスト、すぐにコツを掴んで楽しそうに二臼つきました。松苗選手も力強く杵を振り下ろしていました。

オリンピックを目指す二人金メダリストユルキ・ヤルビ目指せリオオリンピック

焼き牡蠣DSC03141お昼はつきたての餅やバーベキュー、今やブランドとなった「恵比須カキ」を使った焼きカキや蒸しカキ、もつ鍋などでお腹一杯、ヤルビ゙さんや松苗選手、原田選手もつかの間の息抜きができたようで午後のトレーニングに向かいました。松苗・原田ペアがリオオリンピックに参加するためには、来年3月にアラブ首長国連邦の首都アブダビで開催されるASAFカップでアジア出場枠「1カ国」で日本枠を獲得することが先決です。そのうえで日本代表の座を射止めなければなりません。まだまだ苦しい戦いが続きます。二人の夢の実現のためにみんなで応援しましょう!

松苗・原田ペア

松苗・原田ペア

松苗・原田ペア

松苗・原田ペア

ヨットにイルミネーション点灯!

2015年12月12日

昨年12月に福岡市ヨットハーバーが全国で151番目の「海の駅」に指定された記念に係留中のヨットに初めてイルミネーションが点灯されましたが今年もその季節がやってきました。昨年の点灯式は九州運輸局や福岡市関係者、ヨットクラブ代表者が点灯のスイッチを押しましたが、今年の主役は子どもさん達です。17:45に6人のかわいい園児の皆さんが一斉に点灯スイッチを押すと、係留中のクルーザーヨット28隻に色とりどりのLEDイルミネーションが点灯、真っ暗な海上に光のページェントが繰り広げられ、見物に来られた皆さんの間から「うおー、きれい!」と歓声が上がりました。イルミネーションの点灯は12月27日までの土・日曜日と23日(水)、24日(木)、25日(金)の午後5時半から午後8時まで点灯されますので一度訪れてみませんか。

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2015 表彰式&懇親パーティーのご案内

2015年12月01日

2015年博多ヨットクラブクルーザーレースも11月15日(日)の第10レースで無事に全日程を終了しました。最終レースは朝の内雨が降りましたが、8時半頃には晴れ間も覗き穏やかなレース日和となりました。最終レースには全長52m、3本マストのスクーナー“帆船・みらいへ”がコース途上でレース観戦するなど思いがけないサプライズもありました。会員艇の皆様にはクラブレースにご参加いただくとともに博多湾で開催されたタモリカップや小戸カップ、メイヤーズカップ、マリノアズカップにも参加されて心ゆくまでレースを堪能されたことと思います。またレース以外にも安全講習会やセーリング講習会、定期的な会員懇親会(飲み会)にもご参加いただき、会員同士の交流をより一層深めることができました。

2015年のクラブ活動の締めくくりとして、年末恒例の「表彰式&懇親パーティー」を12月19日(土)午後6時から、交通アクセスのよい中央区天神3丁目のピエトロ本社ビル1階のレストラン“セントラーレ”を貸し切って行いますので、クラブ会員(艇のオーナー)とクルーの皆様、そしてご家族、ご友人等お誘いあわせの上ぜひご参加ください。全体人数の把握のうえから参加されるクルーの皆様にはオーナー様にご連絡をお願いします。パーティーの詳細は添付ファイルをご覧ください。

 <2015表彰式&パーティー案内>

本部船運営記。2015年第10レースは“麻里絵”さんでした。

2015年11月27日

DSC029272015年11月15日(日)の第10レースは今季最終戦で“麻里絵”チームに本部船を担当していただきました。Yオーナーの友人の“Dragon Queen”Kオーナーが、本部船は自分のヨットを出していいよとのことで、運営メンバーは“麻里絵”メンバーが2人乗り込みKオーナーと一緒に本部船を運営し、“麻里絵”自体はレースに参戦しました。天気の予報は曇りから晴れでしたが、朝8時頃に急に空が暗くなって雨が降り出しましたがすぐに降り止み、空には晴れ間も出てきました。風の予報は北~北北東、4~8ノットと、11月としては少し弱いようですが晩秋の穏やかな博多湾での今季最終戦、セーリングを楽しみましょう。

DSC029358時過ぎには本部船メンバーが集合し、吉川レース委員長と相談のうえ、博多湾口の机島を時計回りに回航するコースに決定。マークブイや信号旗などの運営用品を本部船に積み込み、9時からのレース参加受付に備えます。今季最終戦で天気もまあまあということで9時半には20艇が受付を済ませ、最終的に22艇の参加となりました。今日は先日新しい艇(sprint51)になった“May be”が初めてセールを上げてテストセーリングを兼ねたレース参加ということで、その走りに注目です。

DSCF3860DSCF387110時過ぎに出港してスタートライン設置に向かい、リミットマークを打ったところで何やらトラブルのようです。どうやらマークのアンカーラインが船外機のペラに絡まったようです。なんとか解消して本部船のアンカリングポイントに向かい一旦はアンカーを打ちますが、22艇の参加に対してスタートラインが短かったようで、アンカーを打ち直してラインを伸ばしました。なかなか風速が上がらず艇速も出ないので各艇苦労しているようです。10:55分に予告信号が発せられ、10:56に準備信号、そして11:00にスタート信号が発せられました。しかしながら1分前くらいからスタートライン上に多数のヨットが並び、明らかにラインから出ているヨットもありますが風が弱いため戻るに戻れない状況で、おまけにライン上にセールが重なって本部船からリミットマークが見通せない状況になったため、やむなく今季初めてのゼネリコの信号が発せられました。通常だとゼネリコの場合は10分後に再スタートですが、風が弱くて再スタートの体制が整わないとの本部船の判断で、20分後の11:20に次のスタートになりました。この判断が見事に的中して徐々に風速が上がり出し、再スタート時には6~8ノットとなりオールフェアで今季最終戦の幕が切って落とされました。022机島まではスタボードタックのクローズホールド、島を回航してからは風が若干東に振れてポートタックのクローズリーチ、ぎりぎりジェネカー、スピンが上がらない状況でしたが、その内風が後ろに回り、待ってましたとばかりに各艇からジェネカー、スピンネーカーが次々に上がっていきます。風速も10~15ノットに安定し、青空のもと最終戦に相応しい豪快なセーリングを堪能しました。トップ艇が12:55:49にフィニッシュし、順風の中、後続艇も続々とフィニッシュし、最終艇が13:51:39にフィニッシュして全体で2時間ほどで無事に最終戦が終了しました。

IMG_2687IMG_2692今日は、たまたま前日から博多港に初めて入港していたセールトレーニングシップ、帆船“みらいへ”(1993年に大阪市が建造した全長52m、230トンの3本マストスクーナー、旧“あこがれ”)が招待客を乗せて博多湾内をセーリング中で、HYCレースを観戦のためコース途中で停船してレース参加艇に盛んに手を振ってエールを送っていただきました。HYCレース史上、帆船から声援を受けるのは初めてのことで、参加艇のクルーも普段以上の力を発揮していたようです。

IMG_2693IMG_2565今日が初セーリングとなった“May be”は、艇の状態を確認するとともに艇の大きさに慣れるためかヘッドセールは№3ジェノア、巨大なジェネカーも上げずにマストの状況やシーティングアングルの確認などを行っていました。さらには帰りのレグではサービス精神を発揮してわざわざコースを外れてレース観戦中の帆船“みらいへ”近付いて行き、乗船客からやんやの喝さいを浴びていました。

2015年シリーズは4月の第2レースだけ時折り小雨模様でしたが、それ以外は雨にも会わず天候には恵まれました(全般的に風が弱い状況でしたが)。何よりもレース中の事故も無く、それぞれにレースを堪能されたことと思います。レースに参加された皆様、一年間本当に有難うございました。来年もまたレース海面でお会いしましょう。

[以下は“麻里絵”のI氏からのコメントです]

11月15日、麻里絵として昨年に引き続き2回目の本部船運営をさせていただきました。今回はMETAXA のMオーナーと当方Yオーナーの話で本部船はMETAXA使ってもいいよとの話でしたが同席していた“Dragon Queen”のKオーナーが自分のヨットを出しましょう。そして待っている間に「洋上牛シャブ」でもしましょうということで話がまとまりました。クルーのIさん、そしてカメラマンのMさん(本職は内科医)に同乗していただきました。

15日朝8時頃は西の風でした。いつものように倉庫「箱次郎」と博多ヨットクラブの船具箱から運営物品を運び出します。クラブハウス2階で受付しながら、緊張のためか「西陣クリニック」などと誤記した領収書を出してしまいました(ごめんなさい)。

10時過ぎには東の風となってきました。船外機にマークロープが絡んだか、みたいなトラブルがありましたが何とかクリアー、麻里絵チームは沖でスピンあげて練習中でした(助けも呼べない状況でした)。11時00分、最終戦のためかどこもイケイケモードです。スタートラインを見ながら、出てる、出てる、出てるコールの連続で、セールの陰に隠れてリコール艇の全艇が確認できなかったので結局はゼネリコにしました。本部船運営マニュアルでは10分後再スタートとなっていますが、微風のためスタートラインに戻れない艇が数艇あり、20分後の11時20分に再スタートと決めさせていただきました。一応ハンドマイクで各艇にお知らせ、風も少しは上がってレース艇もチョコチョコ動くことが可能となりました。

2回目のスタートは見事にオールフェアーでのスタート、6~8ノットの風で最終戦にふさわしいコンディションになりました。机島時計回りですのでこの風なら2時間ちょっとの雰囲気でした。Kオーナーと12時くらいから鍋も開始とのことで、ぼちぼち準備に取り掛かります。お肉は前日よりロースと赤身を1キロほど準備していました。私の右手は揺れる船上でも常に鍋の取っ手から外しませんでした。牛肉も美味しいし、野菜も美味しかったです(船の上だから?)。Mさんはファインダーを覗くため、ちょっと食べることはできないとのこと、3人でゆっくり鍋をつつかせていただきました。

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12時半過ぎに沖合に青赤のジェネカーが見えてきました。どうやらHumming bird Ⅴのようです。12:55に1着でフィニッシュし、7分後にMALOLOが2着フィニッシュ、8分後にFreestyleが3着でフィニッシュすると、10ノット前後の風の中、後続艇が次々にフィニッシュするため悔しいけれど「鍋」は一旦中止してフィニッシュのタイム取りに専念します。13:51に最後のHappy Holidayさんのフィニッシュを見届けさせていただき、14時前には無事にレースが終了しました。長年レースに参加させていただいていますが、本部船を運営するとレースを違う面からクールに見ることができます。スタートさせた後は時間があるので今回は牛シャブでしたが、潮風を感じながら料理に集中することもできます。来年も是非運営に参加することを誓って、「Kオーナー、来年は鯛シャブでもしましょうか?」ハーバーに帰港して運営用品などの片付けを済ませ、鍋もパート2でMさんも食事をとり、しっかり締めのうどんまでいただきました。皆様、12月19日の表彰式で再会しましょう。次年度もよろしくお願い致します。

HYC会員艇、韓国レースで大健闘!

2015年11月15日

11月7日(土)、8日(日)に韓国・統営(トンヨン、釜山から西に約50㎞に位置する韓国有数のリゾート地)で開催された国際ヨットレースに、博多ヨットクラブ会員艇の“Bambino(J-92S)”、“Little Wing(YAMAHA-28S)”が参加しましたので、その模様をお知らせします。今回のレースにはロシア、中国、日本(3チーム)など20か国から150艇の参加があったとのことです。ただ残念だったのは、今年も悲惨な事故が起きてしまいました。レース中のヨット同士が衝突し43歳の男性が落水して溺死したそうです(ライジャケ不着用)。昨年はイワシ漁漁船がレース海面に割り込んでヨットに衝突し女性クルーが落水して溺死する事故がありました。ライジャケ(救命胴衣)着用の徹底など運営サイドの安全配慮の意識がまだまだ低いようです。

11月5日(木)の昼過ぎに2艇一緒に小戸ハーバーを出港し130マイル彼方の統営を目指しました。往路の回航は晴天に恵まれ6ノット前後の風の中、メインセールのみの機帆走で20時間かかったそうです。復路は強風の中での回航となり、8日の20時頃から9日の明け方まで23ノット平均、Max30ノット近くまで吹き上がり波高もⅣmほどでメンバーの中には船酔いで「マグロ」になった者もいたようです。所要時間は21時間でしたが何とか無事に小戸に帰港されました。両艇とも小戸出港前にリギンやデッキ艤装、バッテリー、電気配線などを入念にチェックして万全を期していたため、回航においては特にトラブルは無かったようです。点検、整備は大切ですね。

成績は“Bambino”がORC-Ⅱクラスで優勝(昨年に続き2連覇)、“Little Wing”がPHRFクラスで第4位と好成績を収められました。“Little Wing”さんから簡単な遠征レポートをいただきましたのでご紹介します。

[以下は“Little Wing”のK.K.氏からのレポートです]

11月の玄海灘を越えて、9回目の李舜臣(イスンシン)カップの開催地韓国・統営(トンヨン)へ遠征してきました。釜山から南西へ高速バスで約3時間の港町です。李舜臣とは豊臣秀吉の水軍をほぼ全滅させた朝鮮方の提督で、韓国の英雄です。

レース水域は南北に長い入江で、幅は1、2マイル。ORCの2クラスは博多ヨットクラブレースで言えば、小戸~津屋崎の往復の32マイルくらい、我々のオープンクラスは小戸~相島往復の約22マイル、J24クラスは玄界島往復の約12マイルくらいといったところでしょうか。2日間で2レースの予定でしたが、土曜日の第1レースで死亡事故が起きたため日曜日の第2レースがキャンセルされ結局1レースのみの大会となりました。今回は、微風の予想で(?)それぞれ下位クラスのコースへ短縮でしたが、実際は順風から徐々に上がりました。スピンスタート後ライバル艇と絡み、団子状態で大きく時間ロス。風下の折り返し点では、スピンダウン失敗の艇が内側から入り込んで艇団は大混乱。復路風上航は風が上がり、白波の立ち始めた中を数十回のタックでフィニッシュ。レース中衝突事故があり2日目のレースはキャンセル。そういえば昨年はフィニッシュラインの前を曳舟が横切り、大迂回しました。成績は、昨年は手が届かなかったが4位入賞で満足。僚艇Bambinoは、またまた優勝。今回レースもロシアから10艇の参加があり全体で約130艇。日本からは小戸の2艇と韓国留め置きのJ24のみ。

日本側に送り出しのヨットクラブがあり、回航をお願いできるヨットマンがいればデイセイリングでたくさん回航できるのだがなあとの思いがありました。今回の好成績は、準備、回航、レースと、チームワークの成果でもありました。   -文責 Little Wing: K.K.-

〔写真左から、Bambino、Little Wing、博多から参戦の2チーム、前夜祭の屋外パーティー〕

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〔写真左から、うむー韓国美女と、PHRF4位のLittle Wing、ORC成績、PHRF成績〕

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