お知らせ

本部船運営記。2015年第10レースは“麻里絵”さんでした。

2015年11月27日

DSC029272015年11月15日(日)の第10レースは今季最終戦で“麻里絵”チームに本部船を担当していただきました。Yオーナーの友人の“Dragon Queen”Kオーナーが、本部船は自分のヨットを出していいよとのことで、運営メンバーは“麻里絵”メンバーが2人乗り込みKオーナーと一緒に本部船を運営し、“麻里絵”自体はレースに参戦しました。天気の予報は曇りから晴れでしたが、朝8時頃に急に空が暗くなって雨が降り出しましたがすぐに降り止み、空には晴れ間も出てきました。風の予報は北~北北東、4~8ノットと、11月としては少し弱いようですが晩秋の穏やかな博多湾での今季最終戦、セーリングを楽しみましょう。

DSC029358時過ぎには本部船メンバーが集合し、吉川レース委員長と相談のうえ、博多湾口の机島を時計回りに回航するコースに決定。マークブイや信号旗などの運営用品を本部船に積み込み、9時からのレース参加受付に備えます。今季最終戦で天気もまあまあということで9時半には20艇が受付を済ませ、最終的に22艇の参加となりました。今日は先日新しい艇(sprint51)になった“May be”が初めてセールを上げてテストセーリングを兼ねたレース参加ということで、その走りに注目です。

DSCF3860DSCF387110時過ぎに出港してスタートライン設置に向かい、リミットマークを打ったところで何やらトラブルのようです。どうやらマークのアンカーラインが船外機のペラに絡まったようです。なんとか解消して本部船のアンカリングポイントに向かい一旦はアンカーを打ちますが、22艇の参加に対してスタートラインが短かったようで、アンカーを打ち直してラインを伸ばしました。なかなか風速が上がらず艇速も出ないので各艇苦労しているようです。10:55分に予告信号が発せられ、10:56に準備信号、そして11:00にスタート信号が発せられました。しかしながら1分前くらいからスタートライン上に多数のヨットが並び、明らかにラインから出ているヨットもありますが風が弱いため戻るに戻れない状況で、おまけにライン上にセールが重なって本部船からリミットマークが見通せない状況になったため、やむなく今季初めてのゼネリコの信号が発せられました。通常だとゼネリコの場合は10分後に再スタートですが、風が弱くて再スタートの体制が整わないとの本部船の判断で、20分後の11:20に次のスタートになりました。この判断が見事に的中して徐々に風速が上がり出し、再スタート時には6~8ノットとなりオールフェアで今季最終戦の幕が切って落とされました。022机島まではスタボードタックのクローズホールド、島を回航してからは風が若干東に振れてポートタックのクローズリーチ、ぎりぎりジェネカー、スピンが上がらない状況でしたが、その内風が後ろに回り、待ってましたとばかりに各艇からジェネカー、スピンネーカーが次々に上がっていきます。風速も10~15ノットに安定し、青空のもと最終戦に相応しい豪快なセーリングを堪能しました。トップ艇が12:55:49にフィニッシュし、順風の中、後続艇も続々とフィニッシュし、最終艇が13:51:39にフィニッシュして全体で2時間ほどで無事に最終戦が終了しました。

IMG_2687IMG_2692今日は、たまたま前日から博多港に初めて入港していたセールトレーニングシップ、帆船“みらいへ”(1993年に大阪市が建造した全長52m、230トンの3本マストスクーナー、旧“あこがれ”)が招待客を乗せて博多湾内をセーリング中で、HYCレースを観戦のためコース途中で停船してレース参加艇に盛んに手を振ってエールを送っていただきました。HYCレース史上、帆船から声援を受けるのは初めてのことで、参加艇のクルーも普段以上の力を発揮していたようです。

IMG_2693IMG_2565今日が初セーリングとなった“May be”は、艇の状態を確認するとともに艇の大きさに慣れるためかヘッドセールは№3ジェノア、巨大なジェネカーも上げずにマストの状況やシーティングアングルの確認などを行っていました。さらには帰りのレグではサービス精神を発揮してわざわざコースを外れてレース観戦中の帆船“みらいへ”近付いて行き、乗船客からやんやの喝さいを浴びていました。

2015年シリーズは4月の第2レースだけ時折り小雨模様でしたが、それ以外は雨にも会わず天候には恵まれました(全般的に風が弱い状況でしたが)。何よりもレース中の事故も無く、それぞれにレースを堪能されたことと思います。レースに参加された皆様、一年間本当に有難うございました。来年もまたレース海面でお会いしましょう。

[以下は“麻里絵”のI氏からのコメントです]

11月15日、麻里絵として昨年に引き続き2回目の本部船運営をさせていただきました。今回はMETAXA のMオーナーと当方Yオーナーの話で本部船はMETAXA使ってもいいよとの話でしたが同席していた“Dragon Queen”のKオーナーが自分のヨットを出しましょう。そして待っている間に「洋上牛シャブ」でもしましょうということで話がまとまりました。クルーのIさん、そしてカメラマンのMさん(本職は内科医)に同乗していただきました。

15日朝8時頃は西の風でした。いつものように倉庫「箱次郎」と博多ヨットクラブの船具箱から運営物品を運び出します。クラブハウス2階で受付しながら、緊張のためか「西陣クリニック」などと誤記した領収書を出してしまいました(ごめんなさい)。

10時過ぎには東の風となってきました。船外機にマークロープが絡んだか、みたいなトラブルがありましたが何とかクリアー、麻里絵チームは沖でスピンあげて練習中でした(助けも呼べない状況でした)。11時00分、最終戦のためかどこもイケイケモードです。スタートラインを見ながら、出てる、出てる、出てるコールの連続で、セールの陰に隠れてリコール艇の全艇が確認できなかったので結局はゼネリコにしました。本部船運営マニュアルでは10分後再スタートとなっていますが、微風のためスタートラインに戻れない艇が数艇あり、20分後の11時20分に再スタートと決めさせていただきました。一応ハンドマイクで各艇にお知らせ、風も少しは上がってレース艇もチョコチョコ動くことが可能となりました。

2回目のスタートは見事にオールフェアーでのスタート、6~8ノットの風で最終戦にふさわしいコンディションになりました。机島時計回りですのでこの風なら2時間ちょっとの雰囲気でした。Kオーナーと12時くらいから鍋も開始とのことで、ぼちぼち準備に取り掛かります。お肉は前日よりロースと赤身を1キロほど準備していました。私の右手は揺れる船上でも常に鍋の取っ手から外しませんでした。牛肉も美味しいし、野菜も美味しかったです(船の上だから?)。Mさんはファインダーを覗くため、ちょっと食べることはできないとのこと、3人でゆっくり鍋をつつかせていただきました。

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12時半過ぎに沖合に青赤のジェネカーが見えてきました。どうやらHumming bird Ⅴのようです。12:55に1着でフィニッシュし、7分後にMALOLOが2着フィニッシュ、8分後にFreestyleが3着でフィニッシュすると、10ノット前後の風の中、後続艇が次々にフィニッシュするため悔しいけれど「鍋」は一旦中止してフィニッシュのタイム取りに専念します。13:51に最後のHappy Holidayさんのフィニッシュを見届けさせていただき、14時前には無事にレースが終了しました。長年レースに参加させていただいていますが、本部船を運営するとレースを違う面からクールに見ることができます。スタートさせた後は時間があるので今回は牛シャブでしたが、潮風を感じながら料理に集中することもできます。来年も是非運営に参加することを誓って、「Kオーナー、来年は鯛シャブでもしましょうか?」ハーバーに帰港して運営用品などの片付けを済ませ、鍋もパート2でMさんも食事をとり、しっかり締めのうどんまでいただきました。皆様、12月19日の表彰式で再会しましょう。次年度もよろしくお願い致します。

HYC会員艇、韓国レースで大健闘!

2015年11月15日

11月7日(土)、8日(日)に韓国・統営(トンヨン、釜山から西に約50㎞に位置する韓国有数のリゾート地)で開催された国際ヨットレースに、博多ヨットクラブ会員艇の“Bambino(J-92S)”、“Little Wing(YAMAHA-28S)”が参加しましたので、その模様をお知らせします。今回のレースにはロシア、中国、日本(3チーム)など20か国から150艇の参加があったとのことです。ただ残念だったのは、今年も悲惨な事故が起きてしまいました。レース中のヨット同士が衝突し43歳の男性が落水して溺死したそうです(ライジャケ不着用)。昨年はイワシ漁漁船がレース海面に割り込んでヨットに衝突し女性クルーが落水して溺死する事故がありました。ライジャケ(救命胴衣)着用の徹底など運営サイドの安全配慮の意識がまだまだ低いようです。

11月5日(木)の昼過ぎに2艇一緒に小戸ハーバーを出港し130マイル彼方の統営を目指しました。往路の回航は晴天に恵まれ6ノット前後の風の中、メインセールのみの機帆走で20時間かかったそうです。復路は強風の中での回航となり、8日の20時頃から9日の明け方まで23ノット平均、Max30ノット近くまで吹き上がり波高もⅣmほどでメンバーの中には船酔いで「マグロ」になった者もいたようです。所要時間は21時間でしたが何とか無事に小戸に帰港されました。両艇とも小戸出港前にリギンやデッキ艤装、バッテリー、電気配線などを入念にチェックして万全を期していたため、回航においては特にトラブルは無かったようです。点検、整備は大切ですね。

成績は“Bambino”がORC-Ⅱクラスで優勝(昨年に続き2連覇)、“Little Wing”がPHRFクラスで第4位と好成績を収められました。“Little Wing”さんから簡単な遠征レポートをいただきましたのでご紹介します。

[以下は“Little Wing”のK.K.氏からのレポートです]

11月の玄海灘を越えて、9回目の李舜臣(イスンシン)カップの開催地韓国・統営(トンヨン)へ遠征してきました。釜山から南西へ高速バスで約3時間の港町です。李舜臣とは豊臣秀吉の水軍をほぼ全滅させた朝鮮方の提督で、韓国の英雄です。

レース水域は南北に長い入江で、幅は1、2マイル。ORCの2クラスは博多ヨットクラブレースで言えば、小戸~津屋崎の往復の32マイルくらい、我々のオープンクラスは小戸~相島往復の約22マイル、J24クラスは玄界島往復の約12マイルくらいといったところでしょうか。2日間で2レースの予定でしたが、土曜日の第1レースで死亡事故が起きたため日曜日の第2レースがキャンセルされ結局1レースのみの大会となりました。今回は、微風の予想で(?)それぞれ下位クラスのコースへ短縮でしたが、実際は順風から徐々に上がりました。スピンスタート後ライバル艇と絡み、団子状態で大きく時間ロス。風下の折り返し点では、スピンダウン失敗の艇が内側から入り込んで艇団は大混乱。復路風上航は風が上がり、白波の立ち始めた中を数十回のタックでフィニッシュ。レース中衝突事故があり2日目のレースはキャンセル。そういえば昨年はフィニッシュラインの前を曳舟が横切り、大迂回しました。成績は、昨年は手が届かなかったが4位入賞で満足。僚艇Bambinoは、またまた優勝。今回レースもロシアから10艇の参加があり全体で約130艇。日本からは小戸の2艇と韓国留め置きのJ24のみ。

日本側に送り出しのヨットクラブがあり、回航をお願いできるヨットマンがいればデイセイリングでたくさん回航できるのだがなあとの思いがありました。今回の好成績は、準備、回航、レースと、チームワークの成果でもありました。   -文責 Little Wing: K.K.-

〔写真左から、Bambino、Little Wing、博多から参戦の2チーム、前夜祭の屋外パーティー〕

001002003前夜祭

〔写真左から、うむー韓国美女と、PHRF4位のLittle Wing、ORC成績、PHRF成績〕

うむーPHRF4位ORC成績PHRF成績

HYC会員艇、韓国国際ヨットレースに挑戦!

2015年11月03日

img005今月7日(土)、8日(日)に韓国統営(トンヨン)のチュンムマリーナを拠点に開催される「第9回イスンシンカップ国際ヨットレース」に、昨年に続き博多ヨットクラブ会員艇の“Bambino”、“Little Wing”が参加します。両艇は5日(木)の昼頃に小戸ハーバーを出港して統営に向かうそうですが、航海の安全をお祈りしています。

統営は釜山から西に約50㎞ほどの風光明媚なところで韓国国内では有名なリゾート地です。昨年の第8回大会にはロシア、中国、日本からの参加艇を含めて約130艇のヨットが参加し6クラスに分かれてレースを楽しんだそうです。今年も同規模になるようです。同大会は遠来艇には「回航費助成」として130万ウォンが支給され、レースの賞金総額は約「1億ウォン」が用意されているようです。6日(金)には現地で前夜祭が催され、7日(土)に1レース、8日(日)に2レースの計3レースが行われます。回航やレースの模様などを後日レポートでお送りしたいと思っています。

DSC02786小戸から韓国・統営まで約130マイル、季節風が強くなってくる時期ですので回航には万全を期さないとなりません。今日は天気が良かったので両艇ともリギンやシート、バッテリー、ライフジャケットやハーネスラインなどの安全備品、GPSなどの航海計器を入念にチェックしていました。写真は整備に余念がない“Little Wing”のOオーナー以下、メンバーの皆さんです。

 

会員艇“May be”さんの艇が新しくなりました

2015年11月03日

DSC02789DSC02787昨年の博多ヨットクラブ年間総合優勝の“May be”さん(エリオット12M)が新しいヨットになりました。博多湾では最大サイズのヨットとなる艇がつい先日小戸の福岡市ヨットハーバーに到着しました。new“May be”の艇種は「Sprint 51」で全長が51フィートもあります。今日は天気が良かったのでYオーナー以下メンバーの皆さんで艤装のチェックやデッキ磨きなどの整備をされていました。デッキに立つととにかく広くて運動会ができそうです。ヘルムスマン位置からバウまでは結構距離があり、風が強い時などは拡声器でもないと声が届かないかもしれません。まだセールを上げての帆走はしていないそうで、今月15日のHYC第10レースが初セーリングになるそうで、風が強いとぶっ飛んでいくことでしょう。今後の活躍が楽しみです。

2015HYC表彰式&懇親パーティーのお知らせ

2015年11月02日

今年はいつまでも暑い日が続きましたがようやく肌寒い気候になってきました。3月のレースから始まった博多ヨットクラブの2015年も、定例レース、安全講習会、セーリング講習会、会員懇親会と無事消化して、いよいよ今月15日の第10レースを残すのみとなりました。クラブ会員を対象とした1年の締めくくりの「表彰式&懇親パーティー」は12月19日(土)18:30から(18:00からウェルカムドリンク)交通アクセスのよい中央区天神3丁目のピエトロ本店ビル1階“レストラン セントラーレ”(昨年と同じ会場)を貸し切って行います。会員(オーナー)並びにクルーの皆様の交流も一層深まるのではと期待していますので、多数のご参加をお待ちしています。

今年の博多湾の話題はなんと言っても8月の「タモリカップヨットレース」ではなかったでしょうか。台風の影響を受けた1年目、2年目と打って変わり3年目の今年は前夜祭、レースとも天候に恵まれ博多湾では過去最大規模のヨットレースが開催され、前夜祭には1,800人、ヨットレースには115艇の参加がありました。また9月の「小戸カップヨットレース」も今年で38回目となる伝統の大会ですが、今年は初めてディンギークラスとクルーザークラスを分けて別日程で開催し、クルーザークラスには48艇の参加があり大いに賑わいました。

今年のHYCパーティーも昨年に引き続き地元のサルサバンド“PINPINITA”のミニライブをやっちゃいます。そのほかにも恒例の出席者全員を対象とした空クジなしの「お楽しみ抽せん会」(素敵なヨットカレンダーやタモリカップグッズも用意しています)もありますので、一年間を振り返ってヨット仲間とご歓談ください。正式なご案内は後日会員様(オーナー)にお知らせしますが、会員艇のクルーの皆様も「12月19日」は今からしっかり予定を空けておいてください。

本部船運営記。2015年第9レースは“May be”さんでした。

2015年10月21日

DSC026902015年10月18日(日)の第9レースの本部船は“Little Wing”さんでしたが“May be”さんが引き受けていただきました。艇はYAMAHA31Sの“Sarah”を借りての運営です。今日は「湾外コース」の予定で、「相島回航」は当日の気象条件(風が弱い)により2013年5月の第3レース以降実施できていなかったので、そろそろやりたいなとの思いから通常11時のスタートを1時間繰り上げて10時スタートとして「相島時計回り回航」のコースに決定しました。気象予報では北寄りの風、朝の内は2~4ノット、昼前頃から8~10ノット、夕方には風が落ちるだろうとのことで、夕方5時のタイムリミットまで7時間、直線距離で全行程27マイルほどですので何とかレースは成立するとの判断でした。DSC02693万一トップ艇がフィニッシュできないような状況になればコース短縮も考えていました。レース参加受付時間も1時間早めて午前8時~9時としましたが、事前に会員艇オーナーにメールで周知するとともにHYCホームページでも告知していたので特段トラブルもありませんでした。今回は会員艇16艇とオープン参加1艇の合計17艇が参加です。

ハーバーの沖合にはすでに「海苔網」が設置されているので(来年3月まで)、大きく迂回して海苔網の北海面にスタートラインを設置します。空は秋晴れの快晴、波はほとんどなく絶好のセーリング日和ですがもう少し風が欲しいところです。風速計では2~4ノット。

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1分前には各艇スタートラインに並んでいきますが思うように艇速が伸びずに大混戦の様相を呈します。10:00丁度にスタート信号が発せられ、続いて長音一声が発せられたのでリコール艇があったようです(長音二声だとゼネラルリコール、再スタート)。ジェネカーやスピンを上げる艇もありますが風が弱くて安定しません。また風向も定まりません。玄界島、志賀島方向の沖合いは海面が黒くなっているのでその内風も入ってくるでしょう。IMG_1978スタート1時間後くらいには風速が「0」になり海面も鏡面のようになってしまいましたが、いずれ沖合いの風が届いてくるでしょうからそれまで我慢の走りが続きます。そよそよとやっと弱い風が入ってきました。通過ポイントのシタエ曽根方向から吹いてくるので、スタボードタックで受けて西海面に伸ばす艇。反対にポートタックで受けて東海面に伸ばす艇に分かれます。トップ集団は西に伸ばしていきますが潮の影響で東に伸ばした艇が若干有利だったようです。「シタエ曽根浮標」近くでは風速も8ノット前後にまで上がりやっとレースらしい雰囲気が出てきました。回航地点の相島まではポートタックのクローズホールド一本になってしまったので、大型艇やレーティングが高い艇がじわじわと前に出ていきます。相島を回航してからはスタボードタックのアビーム、ジェネカーやスピンが花開き風速も10~13ノットに上がって豪快なセーリングが続きます。

IMG_216414:49:48に“Humming bird Ⅴ”が1着でフィニッシュし後続艇も次々にフィニッシュしました。10着の“Le Grand Bleu 3”がフィニッシュした後に風が落ちて後に続く参加艇は相当苦労したようです。16:34:57に14着でフィニッシュした“HIRO”の後は結構距離があり風も落ちているのでタイムリミットが微妙なところです。17:00ちょうどにタイムリミットのホーンを鳴らしアンカーを上げて撤収に掛るところですが、すぐそこにシングルハンドの“Notari 3”がこちらに向かってきているので忍びなく、そのままフィニッシュライン通過を迎えました。わずか45秒足りなかっただけです。残念ながら後の2艇もDNFとなり7時間本当にお疲れ様でした。また本部船の“May be”チームの皆さんもタイムリミットまで海上での長時間待機、本当にご苦労様でした。2年半ぶりの相島回航レースでしたが全艇フィニッシュできなくて残念でした。

[以下は“May be”のYオーナーからのコメントです]

今回は都合により“Little Wing”の代わりに本部船を務めました。久しぶりの「相島」ということでスタート時刻を繰り上げてもどうにかロングを走ってもらいたい一心でした。スタートは微風のせいもありリコールも数艇ありましたがほとんど解消して走り去りました。途中から風も上がり楽しいレースが出来たと思います。事故もなく無事に終わりましたが終盤に風が落ちてしまい3艇がDNFとなり残念でした。特に“Notari 3”はラインを切ったのが17時00分45秒と僅か45秒届かずにホントにホントに気の毒でなりませんでした。   May be 吉川啓二

ISPA研修・東エーゲ海クルージング参加レポート

2015年10月18日

年に一度、ISPA(International Sail and Power Association)主催の研修クルージングに参加している会員艇“Summertime”の牧氏が、今年も9/17~9/28の日程で東エーゲ海のトルコのGokova湾をクルージングされました。その時の楽しいクルージングレポートを寄せられましたのでご紹介します。

次のPDFファイルをクリックしてご覧ください。 ISPA研修・東エーゲ海クルージング

10月18日(日)第9レースについて

2015年10月15日

先日お知らせしていましたように10月18日の第9レースはスタート時刻を1時間早めて午前10時とします。これに伴いレース参加受付時間も午前8時~9時としますのでお間違えの無いようにお願いします。なお第9レースの本部船は当初“Little Wing”としていましたが“May be”が務めることになりましたのでお知らせしておきます。

カーク・パターソンさん送別会

2015年10月15日

昨年の3月に紹介したカナダ人セーラーのカークさんを覚えていらっしゃいますか。カナダ西海岸バンクーバー近郊のビクトリアに居住されて、55歳の時にヨットを始め4年ほど西海岸でヨットの練習をされ、2011年に日本を目指して出港しハワイ経由で2012年7月27日に北海道の函館に到着しました。ビクトリアを出港してハワイまで27日間、ハワイから函館まで37日間かかったそうです。ハワイまでのクルージングで修理個所が発生したためしばらく滞在することになりましたが結局11か月間滞在し、生活費を稼ぐために「バーテンダー短期養成集中講座」を1週間受けてハワイヨットクラブなどのバーでアルバイトをしたそうです。函館を起点として先ずは北海道を時計回りにぐるっと1周回って、津軽海峡を抜けて日本海を南下。あちこちの港に立ち寄って(基本的にナイトクルージングはしない、デイラン50マイルを基本)小戸の福岡市ヨットハーバーに寄港。昨年4月1日には九州一周を目指して小戸を出港されました。この時は博多のヨット仲間が集まってささやかな壮行会を催し、博多ヨットクラブ山田会長から「HYCクラブ旗」を贈呈しました。小戸を出港して平戸→五島列島→与那国島→波照間島→宮古島→石垣島→沖縄本島→加計呂麻島→奄美大島→屋久島→鹿児島→宮崎→四国から太平洋側を北上、和歌山→下田→千葉→宮城→岩手と巡って日本クルージングの起点となった函館に到着し、おまけに日本の最北端(宗谷岬)、最東端(納沙布岬)、最西端(与那国島)、最南端(波照間島)を制してめでたく日本一周クルージングが完成しました。おそらく外国人セーラーとしては初めての快挙でしょう。日本人セーラーにもそう多くはいないと思います。

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鹿児島県の加計呂麻島に立ち寄ったときに奄美大島出身の素敵な女性との出会いがありロマンスが芽生えたようです。できれば日本にずーっと住みたいとの思いで落ち着き先を考えていたところ、瀬戸内海クルージングの際に立ち寄った山口県の「周防大島」で仲良くなった漁協の方から電話があり、「今度漁港にゲスト桟橋を作ったからこっちにお出でよ」との誘いがあったそうで、今後は瀬戸内海の西の入り口に位置するここ周防大島を拠点にして日本クルージングを続ける傍ら、日本を訪れる外国人セーラーのための「日本クルージングガイド」をまとめられるそうです。できればその方面でビジネスの機会がないかと考えておられます。

1年半ぶりに小戸に寄港されたカークさんですが10月14日には「周防大島」に向けて出港されるため、10月11日に博多ヨットクラブ山田会長他と福岡市ヨットハーバーのスタッフ有志で送別会を催しました。10月7日が62歳の誕生日ということでハッピーバースデイのお祝いも兼ねました。会場はヨットハーバーの近く、姪浜漁港の漁師さんがよく利用される居酒屋「あみ屋」です。カークさんは日本食が大好きで(塩辛だけは駄目)日本酒も飲まれます。通算すると25年間日本で仕事をされていたので日本語は達者で話も大いに弾みました。周防大島では漁協の方の紹介で「古民家」を借りて、ヨットに積んでいる物品を整理して半分以上を古民家に移し、陸上と海上での生活になるそうです。独身のカークさんは加計呂麻島で出会った素敵な女性、久美(ヒサミ)さんとこれからの人生をこの周防大島で歩んでいきたいとのことでお二人の仲がうまくいきますように願っています。

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翌12日に出港前のカークさんのヨットを尋ねました。船齢25年の40フィートのスチール製クルージング艇でキャビン内は総チークで自宅のリビングで寛いでいるような落ち着ける空間です。クルージング艇にはスチールのハルが一番とのこと。理由は何よりも頑丈なこと。クルージング中に大きな流木に衝突したことがあったそうですがほとんどダメージが無く、もしFRPのハルだったら穴が空いて浸水していただろうとのことでした。またキャビン内は冬は暖かく夏は涼しいとのことです。これは外気温が低くても海水温はそうでもなく、逆に外気温が高いときは海水温が低いので、スチールの船体からダイレクトに熱が伝わってくるためです。なるほどですね。写真のカークさんの向こうに額装の白黒写真がありますが、誰だろうと近付いて見ると制服姿の軍人さんでハリウッドスターかとみまがうイケメンの美男子です。カークさんにこの方はどなたですかと尋ねると「私のお父さんです。海軍の軍人でした」との返事。残念ながらお父さんの美貌はお姉さんが引き継ぎ、私はお母さんに似たようだとのこと。いえいえご謙遜を、カークさんもなかなかの男前ですよ。電力は風力発電装置も設置していますがコクピット上の大型ソーラーパネルで冷蔵庫も含めてほとんど賄えているそうです。ついでに久美さんの写真を見せていただきましたが夏目雅子似のなかなかの美人でした。周防大島で二人の新しい生活がスタートできることを心より祈っています。

できれば日本に永住したいとの強い思いがあるそうですが、どうして日本がそんなに好きなのか尋ねました。日本には四季の移り変わりがありとても素敵だ。また日本の伝統的な文化も魅力的だ。何よりもフレンドリーな人の温かさが一番だとのことでした。12月には3か月ほどカナダに帰るそうですがその時に久美さんが一緒であればHappyですね。来年は壱岐、対馬、五島を含めて九州一周、そして四国一周を、再来年には南西諸島、石垣島、南大東島、小笠原をクルージングされる予定とのこと。航海の安全をお祈りしています。

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