お知らせ

7月壱岐レースのスタート時刻等の変更

2015年5月20日

7月のHYC第5レース・壱岐レースにつきましては次のように艇長会議及びスタート時刻を変更します。

艇長会議は7月18日(土)午後5時からクラブハウス2階のラウンジ(出艇申告は午後4時30分~午後5時)。スタート時刻は19日(日)午前4時とします。タイムリミットはこれまで通りの19日(日)午後6時です。

長年にわたってナイトレースとして実施してきた「壱岐レース」ですが、乗員や艇体の安全を最優先とし、博多から壱岐までの玄界灘を楽しいレースをしていただくためにスタート時刻を変更するものです。スタート後まもなく空も白んできますので、これまでのように真っ暗な中をGPS機器とにらめっこで浅瀬や暗礁などに注意しながら操船する緊張感が少しは和らぐものと思います。

HYC会員(艇のオーナー)には別途メールでお知らせしていますが、会員以外でオープン参加を予定されている方はお間違いないようご注意ください。詳細についてはクラブ事務局にお問い合わせください。

「プロに学ぶ!プロセーラー高木 裕のセーリング講習会」のお知らせ

2015年5月11日

博多ヨットクラブでは昨年より福岡在住のプロセーラー高木 裕(ユタカ)氏を講師に「セーリング講習会」を開催しています。今年は海に出て実践的な講習を行います。講習会の内容は、スタートラインを設置してスタート練習を何回か行い、最後に上マークを回る上・下のソーセージコース(スタート→上マーク→下マーク→上マーク→フィニッシュの4レグ)のミニレースを行います。タイムを競うものではありませんので乗員数やメンバーの技量により、「上マーク→下マーク」のダウンウインドレグはスピン、ジェネカーを使わなくても構いません。また第1レグの上マーク回航時点で取り止めても結構です。スタート練習ではサポートボートの高木講師が各艇に対して適宜指導を行います。また練習の模様をビデオ撮影して解説を行います。日本を代表するプロセーラーからアドバイスしていただけるまたとない機会ですので参加をお待ちしています。なお参加申込みはHYC会員艇に限らせていただきます。自艇で参加したいがメンバーが揃わない、或いは自艇は参加できないがクルーが参加したい(参加させたい)という方は合同で参加されるか、又は、事務局で調整させていただきますので事前にご相談ください。

【日 時】 6月14日(日)09:00~15:30

 09:00~    ハーバー集合、受付、艇の艤装(スターン部にHYC旗掲揚)

 10:00~    海上レッスンのミーティング(セーリングハウス1階会議室)

           ・どのような練習をするか(スタートテクニック、タイミングの取り方など)

           ・スタート、マーク周りでの簡単なルール解説など

 10:30~    出港

 11:00~13:00  海上でのスタート練習、最後に「上・下」のミニレース

 13:00~14:30  帰港、昼食、艤装解除

 14:30~15:30  ビデオを見ながら陸上講習(セーリングハウス1階会議室)

 15:30      解散

 【場 所】 福岡市ヨットハーバー セーリングハウス1階会議室及び博多湾

 【参加資格】HYC会員と会員艇のクルー

 【参加費】 一人500円(当日徴収)

 【申込み】 参加希望の方は、艇名と人数を、5月31日(日)までにHYC会員様(艇のオーナー)から事務局へお申込みください。

 《講師:高木 裕(ユタカ)氏の略歴》

大学時代にインカレ優勝、インカレ470級個人優勝、学生で初の470級全日本チャンピオン。国体優勝、アジア選手権優勝、ワールド7位、ロサンジェルスオリンピック470級日本代表11位。キールボートではジャパンカップ、鳥羽-パールレース、沖縄-東海レースなどで優勝多数。国際レースではハワイ・ケンウッドカップ、豪・シドニ-ホバートレース、米・トランスパックレースなどに数多く出場し優秀な成績を残す日本を代表するセーラー。

本部船運営記。2015年第2レースは“翔風”さんでした。

2015年5月04日

DSC018942015年4月19日(日)の第2レースは“翔風チーム”さんに本部船を担当していただきました。現在エンジン不調で修理中のため41フィートのヨットをお借りしての運営です。コースは博多湾口の「机島」を時計回りで回ってくる13マイルほどの距離です。天気は雨で南の風5~10ノットの予報でした。前日から雨の予報もあってか参加艇は17艇。午前11:00に全艇オールフェアでスタートし、一斉にスピン、ジェネカーが展開されスタボードタックのまま能古島寄りに進む艇、すぐにジャイブして西海面に伸ばす艇に分かれました。海面はほぼイーブンでしたが、結果としては西海面を選択した艇がリードしたようです。DSC01899コース半ばの机島手前で風が止まって再スタート、帰りの能古島手前で再び風が止まって再スタートとなかなか難しい気象コンディションでしたが、終始西海面をトップ位置で走った“Humming bird Ⅴ”だけがいい風を掴み、無風に苦しむ他艇を尻目に貫録の走りでファーストフィニッシュ。修正でも堂々の1位を獲得しました。順風だと30フィートクラスでも2時間半から3時間くらいでフィニッシュするところを2時間10分ほどでフィニッシュ、2着の“MALOLO(ファースト40)”に1時間20分以上の大差を付けての圧巻の走りでした。DSC01902

[以下は“翔風”K氏からのコメントです]

「翔風」がエンジン修理中で出港できないので、知り合いのジャヌー41をお借りして本部船を務めることとなったため運営メンバー4人は通常より30分早く8時にハーバー集合。前週に一度試運転していたので余り不安はなかったものの41フィート艇の操船に慣れていないメンバーなので、事前に艇の装備・計器類などの確認やレース用具の積み込みをしていたらいつの間にやら8時半を過ぎており、レース受付準備のためクラブハウス2階へと急ぐ。風の予報がSE~SSE8~10ノットとのことなので吉川レース委員長と協議して机島時計回り、11時スタート、17時タイムリミットと決定。レース受付開始して、天候が雨模様なので参加艇が少ないのでは…と心配したが結果的には総数17艇と何とか普通の規模までに到達して一安心。

東寄りの風だったため本部船より風下側のアウターマークをやや有利となるようスタートラインを設定。スタート時刻が近づくにつれ風が南へシフトして、しかも3~4ノットと弱まって行く中、11時ジャストにオールフェアでスタートを切る。微風の中、レース艇団はジェノアあるいはジェネカー、スピンを揚げて東方面と西方面とそれぞれの戦術に沿ってコースを選択している。この時点で本部船としては長期戦を覚悟し、雨も降っているのでとにかくキャビンでゆっくりしようということになる。41フィート艇のキャビンはさすがに広々としていて居心地はとても良く、これで酒とツマミがあれば楽しい宴会ができそうやねとか、こんな日にレースするのもしんどいね…とか雑談しながら昼食をぱくつき、食後のコーヒー飲み、中にはウトウトする者もいてすっかり寛いでしまう。

相変わらず小雨模様の微風状態なので、どんなに早くてもトップ艇は14時くらいだろうと予想していたところ、念のため12時半過ぎに視界の悪い沖合を双眼鏡で覗くと薄い船影をひとつ発見。このころになるとSEの風が少し強まったようで、みるみる内に近づいてきたのは「Humming birdⅤ」。何と13時10分15秒にダントツでフィニッシュ。後続艇は遠く沖合に3~4艇がやっと確認できるだけで、14時半過ぎに2番手のMALOLO、Bambino、Jetta、ENTERPRISE LILYと続いてフィニッシュラインを通過。そのような状況で「May be」が機走で本部艇に近づいてきたので、すわトラブル発生か…と緊張していたところ、メンバーの一人が出張の飛行機に間に合わないので急遽リタイアとのこと。我々と同じ宮仕えの境遇?のヨット乗りはつらいなと…同情しきりの本部艇でした。そうこうする内に風速も10ノット前後に上がり、後続のレース艇も次々に見え始め、15時21分06秒に最終艇がフィニッシュ。終わってみれば、意外と早く終わってしまった第2レースでした。皆さんお疲れ様でした。

 

「2015クルーザー安全講習会」無事終了

2015年4月17日

博多湾をベースに活動する3つのヨットクラブ、玄海ヨットクラブ(GYC)、福岡ヨットクラブ(FYC)、博多ヨットクラブ(HYC)と福岡市ヨットハーバー管理事務所が合同で4月12日(日)に「クルーザー安全講習会」を開催しました(10:00~15:30)。    ※写真は左から順に経過を表しています。また画像をクリックすると拡大します。

ここ数年クルーザーヨットからの落水事故が頻発しています。「落水」は「死亡」に直結するきわめて憂慮すべき事態ですので先ずは落水しないことが肝心です。昨年2014年にはJSAF日本セーリング連盟が把握している範囲で国内では5件の落水事故が発生しています。昨年8月には相模湾で開催されたヨットレースにおいて71歳のヘルムスマンが強風によるブローチングで落水するという事故が発生していますが幸いにも約2時間後に捜索活動中の巡視艇に救助されて一命を取り留めました。他の4件においても幸いにも無事に救助されていますが、いずれも自艇での救助はできていません。海では安全には細心の注意を払っていても避けがたい突発的な状況に遭遇することがあります。いざという時に適切な対応ができるか否かでダメージを最小限に食い止めることができます。日ごろから安全への配慮に心がけるとともに正しい知識を身に着けておくことが大切です。昨年に続き今年もJSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会の大坪委員長を講師にお招きして、クルーザーのオーナー、クルー75名の皆様に参加いただき安全講習会を開催しました。今年は博多湾内だけではなく佐賀市や唐津市、福津市からも参加がありました。会場内の一角にはハーバー内マリンショップ・シップチャンドラーさんの協力で、ライフジャケット、短めのテザー(ハーネスライン)、ヒービングライン、エマージェンシーライト、シーマーカー(着色剤)、落水者引き上げ用のテークル装置など安全装備品を展示・紹介するコーナーも設置しました。開講に先立ち、主催者を代表してハーバー施設管理者の立場から福岡市ヨットハーバー管理事務所上野所長、続いてヨットクラブを代表してGYC玄海ヨットクラブ末松会長の挨拶がありました。

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午前の部は東京から来ていただいたJSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会の大坪委員長から「安全意識と責任」「落水救助より落水しないこと」「ハーネステザーとライフジャケット」「最近の落水事故の実例」をテーマに講話をしていただきました。最近はレースやクルージングなど高齢者の割合が高く、航海術や操船技術の知識は豊富であるがとっさのときに頭では分かっていても体が付いて行かないという、加齢による体力の衰えを十分に認識しておくことも被害を防ぐために大切だとの話がありました。また安全訓練は事故後の対応であり、やはり事故前の対応(事故を起こさない対応)が重要であるとの話もありました。安全のためには帆走技術の向上が絶対のベースである、テザー(ハーネスライン)が船に繋がっていればいいというのは誤りで船の中に留まる(デッキから投げ出されない)ことが大事という話もありました。最後に各種テザー、ライフジャケット、落水者捜索機器の紹介と最近の落水事故の実例紹介がありました。

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午後からは福岡市消防局救急課の救急救命士を講師に「救急救命の現状と対応」「心肺停止」「低体温」「心臓マッサージ・人工呼吸・AED取扱い」「脳卒中」について話をしていただきました。講習の最後には参加者による心臓マッサージの実技指導もありました。

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続いて福岡海上保安部交通課の専門官から「落水事故」「遭難通報」「海上保安部の救助体制」「救助を待つ待機態勢」などについて話をしていただきました。事故に遭遇した時などの緊急通報では、通報手段として衛星携帯電話、船舶電話、国際VHFなどの通信機器があるが、ほとんどの皆さんが所持している「携帯電話」で「118番」をダイヤルすると海域を管轄する海上保安本部の指令センターに直接繋がります(福岡、佐賀、長崎、大分と山口の一部の海域は北九州市門司の第7管区海上保安本部)。携帯電話の通報が優れているのは発信者の位置が誤差5mほどで分かるため管轄する海上保安部(海上保安署)にただちに所要の態勢を指示することができます。荒れた海では巡視船・艇が直接ヨットに接舷することは極めて危険であるため、遭難者を救助するには通常はヘリコプターで行うとのこと。ただしヨットはマストや索具があるためヘリコプターから救助員を直接ヨット上に降ろすことができないなどの現場での苦労話もありました。何はともあれ「絶対に海に落ちてはダメ、海に落ちないようにすることが一番」ということでした。

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室内での座学はこれで終了し火せんや信号紅炎など信号弾の発射・点火訓練のためディンギーヤード突端の岸壁に移動しました。先ずは海上保安部員から信号の種類と点火の要領の説明があり、受講者が実際に手に取っていよいよ点火します。最初はパラシュートフレアを発射します。パーンという音とともに信号弾が勢いよく上空に飛び出していきました。次は信号紅炎に点火しました。安全備品としてヨットに装備している信号弾ですが、ほとんどの方が使ったことがなく皆さん熱心に見守っていました。

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最後に「落水者救助訓練」です。岸壁前のゲストポンツーンに係留した2艇のヨット(24フィート、33フィート)で落水が発生し、それぞれの方法でヨット上に引き上げる訓練を行いました。強風で波の高い海を帆走中に大きな横波を受けてヒールした際にクルーが落水したという想定のもとに落水者確保、引き上げまでの手順を実践しました。昨年は落水者役を元気のいい大学ヨット部の学生が務めましたが今年はよりリアル感を出すために50代男性と30代女性を起用しました。

1番艇は会員艇“Summertime”(24フィート)。落水者にライフスリングを投下しヨットに引き寄せて、4:1のテークルを組んだ引き上げ装置の一方の端をメインハリヤードに取り付けデッキ上2mほどの高さに固定し、反対側を落水者に取り付けて大人ひとりでテークルのロープを引き込んで吊り上げていく。かなり軽々と持ち上げることができました。

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2番艇は会員艇“Freestyle”(33フィート)。落水者にライフスリングを投下しヨットに引き寄せて、メインハリヤードを直接落水者に取り付けてスターン部から引き上げました。こちらも比較的楽に引き上げることができました。

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今回の安全講習会は「命」に関わることであり参加者全員が熱心に受講されていました。JSAF外洋安全委員長の話では「自分を守るのは自分でしかない」が大原則であり、海に落ちないこと、自分の今の体力を知っておくこと、消防救急課の話では心肺停止状態では素早い心臓マッサージ・人工呼吸を行うこと、低体温について理解しておくこと、「脳卒中」の疑いがあるときは時間が勝負なので躊躇せずに救急車を呼ぶこと、海上保安部の話では海に落ちないことが一番、遭難した時はすぐに118番に電話することなどがポイントでした。

HYC会員懇親会、大いに賑わいました

2015年4月10日

2015年の第1回目の会員懇親会を4月9日(木)午後7時から天神の居酒屋で開催しました。会場のお店は昨年と変わり、帆船の看板を掲げ店内は帆船をイメージした造りでセーラーには心地良い空間でした。なんでもこのお店のオーナーさんは天下の福大ヨット部のOBだということで、日ごろからヨット乗りの皆さんが足を運んでいるそうです。

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今回の参加者はJORDAN、SIESTA、May be、Bambino、Freestyle、MALOLO、Second Love、Summertime、翔風、Le Grand Bleu3、METAXAⅤ、ZEPHYRUS、Humming birdⅤ、PASEOの14艇、プロセーラーの高木裕氏、福岡市ヨットハーバーのO氏、S氏の総勢23名(女性5名)、これまでで最多の人数になりました。PASEOさんは初参加でオーナーのIさんは奥様同伴で参加していただきました。海に出るときは免許を所持している奥様がキャプテンだそうで仲睦ましい素敵なご夫婦でした。ブルーウォーター派の会員の皆さんも次回はぜひご参加ください。お待ちしています。

年齢や職業は違えど共通の「ヨット」を話題に話しも盛り上がりました。最近クルーが集まらなくて苦労している、計器の具合がよくない、ジェネカーとスピンどっちにしようか、ライジャケは膨張式と固型式のどっちがいいのか、などなどオーナーならではの悩みが次々に出てきます。またプロセーラー高木氏からはレースにおけるタクティクスやセールトリムなど大変ためになる実践的なお話しも聞けました。今年はGYC玄海ヨットクラブが主催する2年に一度の「日韓親善アリランレース」が開催されますし、会員艇のSecond LoveとMALOLOが夏に開催されるパールレース(三重県五ヶ所湾口から神奈川県江の島までの180マイル)に参加を決意したこと、昨年に続き開催が予定されている「タモリカップヨットレース」のこと、これまで別々に開催していた「小戸カップヨットレース」と「マリノアズカップヨットレース」を合体させてビッグなヨットレースを開催することなど博多のヨット界は話題が豊富です。

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6月14日(日)に予定している「プロセーラー高木裕のセーリング講習会」は、講師の高木氏より昨年は座学だったので今年は海に出てスタートテクニックなどの実践講習をしましょうかとの発言がありました。詳しくは今後講師の高木氏と打ち合わせて後日ご案内します。楽しい話に時間も忘れてお酒が進み、時計の針も午後9時半を回りましたのでそろそろお開きです。次回の会員懇親会は7月に開催予定です。夏の暑い盛りですのでビヤガーデンでしましょうかね。

DSC01671今日のお店は『Kitchen & Bar Blow』(中央区天神3-4-28 天神ブロードウェイビル4階、TEL092(716)0998)、入り口には帆船模型、店内は帆船時代のラット(舵輪)や航海灯などが配置され、セーラーには寛ぎの洋食屋さんで2000年に開店したそうです。皆さんもヨット仲間や友人とご一緒に訪ねてみてはいかがですか。きっと癒しのひとときに包まれると思います。オーナーの宮本さんは大学時代は470級の選手でインカレの優勝経験もお持ちです。2年前ほどから小戸のクルーザー“ZERO”号のクルーとして海に出ているそうです。

「クルーザー安全講習会」開催近まる!

2015年4月06日

JSAF(日本セーリング連盟)外洋安全委員長、福岡市消防局救急課、福岡海上保安部交通課より講師をお招きし、クルーザー乗りのための安全講習会を4月12日(日)に福岡市ヨットハーバーで開催します。落水防止や落水者救助、応急手当や人工呼吸法、海上における小型船舶事故の状況や緊急時の通報、救助要請など大変役に立つ内容となっています。ほとんどの皆さんが実際に経験したことのない信号弾(火せんや信号紅炎)の発射・点火の体験もできます。さらにマリンショップ・シップチャンドラーの協力でライフジャケットやテザー(ハーネスライン)、ヒービングライン、着色マーカーなどの安全装備品の展示紹介も行います。

万一の時にダメージを最小限に抑えるためにも適切な対応が重要です。ヨットのオーナーや艇長さんだけでなく、クルーの皆様にもぜひとも本講習会を受講されることをお勧めします。当日は統一地方選挙の投票日ですので前日までに期日前投票を済ませてご参加ください。

 

1.開催日時   平成27年4月12日(日)10:00~16:30(予定) *9:30~受付

2.場   所    福岡市ヨットハーバー(福岡市西区小戸)

3.参 加 費    1,000円/1名  *昼食弁当を頼まれる方は別途500円(お茶付)

※参加申込みは福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原)

            TEL 092(882)2151  FAX 092(881)2344

   また、当日の受付もいたしますのでハーバー内セーリングハウスにお越しください。

4月12日(日)開催「クルーザー安全講習会」へご参加ください

2015年3月28日

クルーザーヨットで海を楽しむ皆さん、安全への対策は万全ですか。ここ2、3年、レースやクルージング、回航でヨットからの落水事故が続いています。また博多湾内でも比較的陸地に近い場所での座礁事故も発生しています。海には気象の急変や暗礁の存在など思わぬ危険がはらんでいます。万一の事態に遭遇した時、適切な対応ができるか否かでダメージを最小限に食い止めることができます。そのためには日ごろから安全への配慮に心掛けるとともに、正しい知識を学んでおくことが大切です。艇長やオーナーの皆様だけでなくクルーの皆さんにもぜひとも知っておいていただきたい知識です。

博多湾をベースに活動するクルーザーヨットの団体(GYC玄海ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ)と福岡市ヨットハーバー管理事務所が合同で「クルーザー安全講習会」を開催します。講師にはJSAF日本セーリング連盟外洋安全委員長、福岡海上保安部、福岡市消防局から来ていただき、外洋レースにおける落水事案、小型船舶の事故・救助要請、救急救命など緊急時に役に立つお話をしていただきます。また、火せんや信号紅炎などの信号弾の発射・点火の体験もあります。さらに落水者をヨット上に引き上げる実演も行います。

 今年のGWには2年に1回の日韓親善アリランレースが開催されます。韓国・釜山から博多までの約100マイルのレースですが、釜山への回航、レース本番では気象の急変で荒天帆走も予想されますので、参加されるヨットのメンバーの皆さんにはぜひとも本講習会を受講されて安全対策に万全を期していただきたいと思います。

 

開催日時  平成27年4月12日(日) 10:00~16:30(予定) ※9:30~受付

場   所  福岡市ヨットハーバー(西区小戸)セーリングハウス会議室

参 加 費   1,000円/1名  ※昼食弁当を頼まれる方は別途500円

申込期限  4月5日(日)

申込み先  福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当菅原) TEL 092(882)2151  FAX 092(881)2344

        または、GYC、FYC、HYC 各ヨットクラブ事務局

   [写真は昨年の講習会の模様]

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本部船運営記。2015年第1レースは“May be”さんでした。

2015年3月18日

 DSC015373月15日は2015年HYCシリーズレースの第1戦でした。約4か月ぶりのレースを待ちわびた16艇の会員艇が冬眠から目覚めて参加しました。第1レースの本部船は昨年の覇者、年間総合優勝艇の“May be”チームが引き受けていただきました。

IMG_5482DSC01524事前の天気予報では全般的に曇りで午前中は一時雨のところもあるとのことでしたが、予想に反して雨の恐れはなく、時折り陽が差すまずまずの天気でしたが風は弱く、予報では1~6ノット。コースは小戸沖から博多湾口のクタベ瀬灯浮標を時計回りの約10マイル。長丁場のレースになりそうです。スタート時間には4~5ノットあった風も次第に弱まり、スタート後1時間も経過すると風速計の表示は0~1ノット、艇速もほとんど0の状態が続き各艇苦労していたようです。IMG_5547それでも13時半ころには東から7ノット前後、ブローで10ノットの風が入りだし各艇スピンネーカー、ジェネカーにいっぱいの風を受けてフィニッシュを目指していました。一時は17時のタイムリミットも頭の片隅にありましたが、トップ艇が13:57にフィニッシュ、最終艇も15:11にフィニッシュして無事にレースが終了しました。レース後に聞いた話ではクタベ瀬灯浮標に回航時に風速が0ノットだったこともあり、2艇が灯浮標に軽く接触して360度回転したようです。IMG_5701

今回のレースで際立っていたのが、トップ艇から最終艇全艇に対して、フィニッシュ時に本部船のホーンの音とともに本部船のデッキに全員が勢ぞろいして労いの拍手で迎えてくれたことです。私も30年以上クルーザーレースに参加していますが、こんなフィニッシュの迎えは初めての経験でした。まさに「お・も・て・な・し」の精神溢れた“May be”チームの皆さんでした。オーナーの人柄なのでしょうか、ありがとうございました。

[以下は本部船“May be”のYオーナーからのコメントです]

去年は壱岐レースでスタートのみの本部船でしたが今回は初めてのフルの本部船を務めさせてもらいました。何故かフルクルーメンバー11人、女性ゲスト4人、プロカメラマン1人の16人の定員一杯の参加となりました。レースの時でさえここまで集まらないのにどうしてこんなに集まるのか意味がわかりません。しかしそれなりにみんな楽しいひと時でしたがやはり帆走りたかったですね。
ところで本題ですが、スタートラインは本部船アンカリングの後の風のシフトにより下有利となりましたがスタートも一発でオールフェアで安心しました。
DSC01540DSC01544スタート後しばらくは本部船付近はずっと良い風でしたが、双眼鏡で確認すると机島付近でレース艇が彼方此方の方を向いて止まっているのが確認でき、これはタイムリミットまでかかりそうな予感が頭の中をよぎりました。しかしその後風も上がったようで時間内に全艇フィニッシュ出来てホッとしました。1艇マークタッチがあったように聞きましたが大した事故もなく、無事に今年の第1レースが終えて良かったです。

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