海を愛するタモリの日本一楽しいヨットレース「タモリカップ福岡 2104」は当初8月9日(土)・10日(日)の開催予定でしたが、台風11号直撃の恐れがあったため8月5日(火)の段階で中止が決定されました。同じく台風の影響でレースが中止となった昨年の大会の後だけに、タモリさんとしてはぜひとも福岡の地で開催するとの強い思いで翌週の15日(金)・16日(土)で延期開催するとの決定が急遽なされました。期待しているサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」の日程は大丈夫だろうか心配していたのですが、なんとこれも来るとのことで、タモリさんの意気込みも半端じゃないぞと福岡サイドも身が引き締まる思いでした。
しかしながら、急遽の1週間後の延期と平日、お盆という日程になったためか38艇が参加を取り止めBBQパーティーも400人がキャンセルとなり800名となりました。HYC会員艇も当初の32艇から23艇になりました。県外からの参加は当初は11県から33艇が参加予定でしたが、これも6県15艇になりました。最遠来は神奈川県の葉山から“Sunny Kids”さんと小網代から“うめぼし”さんでした。遠いところを本当にご苦労様でした。
大会当日は台風一過の晴天を期待していたのですが一向に夏の青空が戻らず、まるで梅雨のような天候が続きます。15日は未明に大雨・洪水警報が発令され、朝方にかけてかなり激しい雨が降りましたがBBQパーティー会場設営開始の午前9時には大分小降りになり、設営作業の協力を申し出ていただいたHYC会員艇11艇のオーナー、クルーの皆さん27名を含む大会ボランティアスタッフが雨の間隙を縫って手際よく800席分のテーブル、椅子、テーブルクロスのセットを行いました。テーブルの周りにはスポンサー企業のテントも設置され、メインステージではライブショーに備えて音響や照明のセッティングが進んでいます。15:00からはクラブハウスで大会への参加登録の受付が始まり17:00からの艇長会議では鬼塚レース委員長からレースの説明があり、海上パレードの要領や安全講習の後、大会名誉会長のタモリさんのご挨拶がありました。
19:00からのBBQパーティー&ライブショーになっても雨は降り止まず、傘や合羽姿で各テーブルが埋まっていきます。大会ボランティアスタッフが各テーブルにお肉を配っていくと早速LOGOSさん提供のBBQグリルに火が入りお肉が焼けるいい匂いが会場内に立ち込めていきます。スポンサー企業テントでは鶏唐揚げ、牛丼、ピザ、ビール、ハイボールなどが無料で提供され、この時にしか飲めない大会特製の「タモリカップビール」も飲み放題で時間とともに雨などものともせずに楽しい宴が進行していきます。そしてひと通りお腹も満たされた19:45から開会式が始まり、福岡県セーリング連盟秋山会長、タモリカップ福岡佐々木会長の挨拶のあと、マリンセーラーズの先導で「タモリカップ総合優勝トロフィー」を抱えたタモリさんがステージに登壇すると会場の歓声もひと際大きくなりました。高島福岡市長も飛び入りで参加して歓迎の挨拶をされ全員で大会の開催を祝して「乾杯!」。司会のTNCテレビ西日本の新垣泉子アナウンサー、タモリさんの軽妙なトークで場も盛り上がっていきます。
左から〔司会の新垣アナウンサー〕〔マリンセーラーズ〕〔秋山県連会長〕〔佐々木大会会長〕
左から〔高島福岡市長〕〔総合優勝トロフィー〕〔軽妙なトーク〕〔乾杯〕
いよいよ前夜祭のハイライトである日本が世界に誇る史上最強のサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」の登場で、会場の熱気も一段と高まっていきます。パーティー参加者も雨にも負けずステージ前に押し寄せ、ステージと一体となって興奮のるつぼと化していきます。ステージ横のテントの中にはな、なんと!昨年に続き「井上陽水」さんがいるではないですか。バンドの演奏に手を打ち鳴らしながら身体全体でリズムを取って楽しんでいらっしゃいました。21:40にライブショー終了とともに前夜祭も幕を閉じ、「明日は雨が上がりますように」と願いつつ明日の海上パレード、レースに備えて皆さん会場を後にしました。
16日は船に泊まったメンバーもかなりいたようで、7時前からあちこちのポンツーンで人の動きが活発でした。残念ながら小雨が降り続いていますが予報では昼前には雨も上がりそうなので期待しましょう。海上パレードは東に0.8マイル離れた海に面した商業施設「マリノア」の大観覧車前で待つタモリ大会名誉会長の前を通過しながら各艇思い思いのパフォーマンスを披露します。8:20にパレード隊列を先導するリコール№1番のヨット“May be”が大きな大会旗を掲げて小戸を出港していきます。陸地の小戸公園緑地と能古島の間の海面を微速で進み、後続のヨットは他艇のリコール№を確認しながら2番、3番と隊列を整えていきます。80艇近くの大船団ですのでなかなか壮観な眺めです。市営渡船の入出港のタイミングに合わせてマリノアに進入していくため、マリノア近くの海上で遊弋しながら待機し大会事務局の合図を待ちます。9:15発の市営渡船「能古島」行フェリーが姪浜港を出港するのに合わせてリコール№1番の“May be”がマリノアに進入開始。2艇身ほどの間隔を開けて2番、3番と後続艇が続きます。この頃にはようやく雨も上がりひと安心です。大観覧車下のお立ち台には大会名誉会長のタモリさんが真っ白の船長服に身を包んでスタンバイ。司会のTNC新垣アナウンサーが1艇ずつ艇名とコメントを紹介すると、目の前を通過するヨットに激励の声をかけていきます。各ヨット側も気合の入ったパフォーマンスを繰り広げていました。次のフェリーの入港時刻10:10までには80艇近くの参加ヨットの海上パレードも無事終了し、小戸沖に設置されたスタート海面に集結して11:00のスタートを待ちます。
北北東の風10~15ノット、波は0.5mほどと絶好のレースコンディションになりました。昨年の大会はこの時点で30ノットオーバーの強風が吹き荒れ結局レースは中止となりましたが、今年は楽しいレースになりそうです。参加各艇もセールを上げてウォーミングアップに余念がありません。スタートラインは博多湾のヨットレースでは前例がない800mの長さ。コースは北の方向に反時計回りの三角コースで約8マイル。第1マークまでは上りのクローズドホールド、第1マークから第2マークはスタボードタックのアビーム、第2マークからフィニッシュまでは途中までポートタックのアビーム、最後はクォーターリーとパフォーマンスを最高に発揮できそうな風とコース設定です。タモリカップのクラス分けは、「いいともA~C」がスピン、ジェネカー無しのクラス、「いいともD~E、イグアナA~D」がスピン、ジェネカー有りとなっており、普段レースに出たことがないヨットや乗ったなったことがない家族も今回ばかりは「お祭りレース」ということで、艇上には小さな子供さんから相当年配の方まで楽しそうに乗っています。小戸では名物になった大きな秋田犬「ロンちゃん」を乗せたヨットも昨年に引き続き参加しています。それにしても小戸沖の海面に80艇のクルーザーがセールを上げて走り回っている光景というのはなかなか壮観です。上空には地元テレビ局の取材ヘリコプターも飛来して大会気分も盛り上がります。
レース慣れしているヨット、初めてレースに参加するヨットが混在しているため、混乱を避けるために敢えて同時スタートとします。10:55に本部船から予告信号、10:56に準備信号が発せられ、スタートライン近くはにわかに活気づいてきます。本部船から800m先のアウターマークまでスタートラインに沿ってヨットが並んでいきます。勝負を意識したレーサータイプのイグアナDおよびCクラスのヨットはアウター寄りが有利と見てライン中央部からアウター寄りに集まっていきます。のんびりファミリークルージング派のヨットはラインから離れてスペースに余裕がある海面を流しています。順風の中、30フィートクラスの艇で5~6ノット、40フィートのレーサータイプのヨットでは7~8ノットの艇速が出ているので衝突事故が起きないように各ヨットも気を付けています。スタート海面には大会名誉会長のタモリさんが乗る大型のパワーボートもゆっくり流しており、各ヨットに手を振って声援を送っています。11:00に本部船からスタート信号が発せられリコール艇なしの「オールフェア」で、いよいよ待ちに待った九州の地で初めて行われる「タモリカップヨットレース」がスタートしました。ハイテクセールを上げた腕に自慢のヨット達はスタート信号と同時に飛び出していき、その他のヨットはマイペースで楽しみながらラインを通過していきます。最終艇がラインを通過したのは約20分後で、その時にはトップ艇は第1マークに到達しようとしていました。第1マーク横では迫力のあるマーク回航シーンにタモリ大会名誉会長が各ヨットに「頑張れ!」と声援を送り、参加艇の方も手を振って応えます。第1マークを回航した各艇は色とりどりのスピンやジェネカーを上げて第2マークを目指していきます。10~15ノットのいい風が吹き続けたため随所でダイナミックな帆走シーンが見られ、またレースの進行も早くてトップ艇は1時間弱でフィニッシュしました。フィニッシュ地点では本部船横でタモリさんがフィニッシュする参加全艇に「ご苦労さん!」と声を掛けていました。順風の風の中、ベテランから初心者まで入り混じった80艇もの大ヨットレース、事故もなく無事に終了したことが何よりでした。タモリさんも大満足でしょう。
タモリカップヨットレースの表彰は、各クラス優勝と全体の総合優勝、そしてベストパフォーマンス賞のみで成績表は配布されません。15:30から表彰式が行われ各艇ごとにステージに登壇して大会名誉会長のタモリさんからトロフィーを授与され、メンバー全員がタモリさんと握手をして栄誉を称えられました。
「いいともAクラス優勝」“Hokulea”(福岡・今津)、「いいともBクラス優勝」“Deportare”(福岡・マリノア)、「いいともCクラス優勝」“Whispering Jack”(福岡・小戸)、「いいともDクラス優勝」“Little Wing”(福岡・小戸)、「いいともEクラス優勝」“ZEPHYRUS”(福岡・小戸)、「イグアナAクラス優勝」“翔風”(福岡・小戸)、「イグアナBクラス優勝」“JORDAN”(福岡・小戸)、「イグアナCクラス優勝」“May be”(福岡・小戸)、「イグアナDクラス優勝」“Humming birdⅤ”(福岡・小戸)、「ベストパフォーマンス賞」“KANALOA”(福岡・小戸)。そして栄えある「総合優勝」は“Humming birdⅤ”が初のタイトルを手にしました。最後にタモリさんから、本レース発祥地の沼津以外で開催された昨年の横浜、福岡ともに台風でレースができず、今年の福岡も一旦は台風で流れ周囲からは「タモリカップはBBQパーティーなの?」と冷やかされていたので、今回福岡で立派にレースができて本当に良かったと喜びを述べられました。そしてあの名文句「来年もやっていいかな!」と会場に向かって呼びかけると、会場に集まった全員から大きな声で「いいとも!」。台風の接近で急遽の中止決定、1週間後の延期開催で大会関係者も大変だったことでしょう。大会を支えていただいた多くのボランティアスタッフの皆さんのご努力で無事に実現できた「タモリカップ福岡2014」、来年も博多湾で盛大に開催できますことを、そして運営サイドは大変でしょうがタモリさんのネームバリューで100艇、150艇と増えることを願っています。
写真一番右は、“Hokulea”
写真左から、“Deportare”、“Whispering Jack”、“Little Wing”、“ZEPHYRUS”
写真左から、“翔風”、“JORDAN”、“May be”、”Humming birdⅤ”
写真一番左は、“KANALOA”
発祥地の静岡県沼津以外で開催される「タモリカップヨットレース」、初回大会の昨年の横浜大会は台風15号で、福岡大会は台風18号でそれぞれレースは中止になりました。1年後の第2回大会、「タモリカップ福岡2014」も当初予定の開催日は台風11号接近で中止になりました。しかしながらタモリさんの熱意で1週間後に延期開催と決まり台風一過の夏空を期待していましたが、前線が停滞して一向に夏空が戻らずまるで梅雨のような天気が続いています。8月15日(金)の前夜祭・大バーベキュー大会は雨の中の決行となりましたが日本が誇る史上最強のサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のライブショーが始まると会場は興奮のるつぼと化し、雨に濡れるのも構わずにステージ前に押し寄せて熱狂的な声援を送っていました。翌16日(土)も朝から雨が降っていましたが、9:15からの恒例の「海上パレード」前には雨も降り止み、タモリ大会名誉会長の前を80艇近くの参加艇が楽しいパレードを繰り広げました。
レースは11:00スタートで、何とか天気も崩れずに持ちこたえそうです。パレードを終わった各艇はスタート海面に向かい、セールを揚げてウォーミングアップとコースの確認に余念がありません。風は北北東で10~15ノットと絶好のレースコンディションになり、勝負にこだわる腕自慢の艇にあってはスタートが待ち遠しい様子です。コースは小戸沖をスタートして能古島の西側ほぼ真北2マイル地点に第1マーク、反時計に回航して真西2マイル地点に第2マーク、反時計に回航して南東4マイルでフィニッシュという約8マイルの三角コースです。スタート地点ではタモリ大会名誉会長が乗艇する大型のパワーボート「マリノア1」が参加各艇に手を振って声援を送ります。スタートラインはこれまでの博多湾でのヨットレースでは例がない800mという長さ。11:00ちょうどにレース本部船からスタート信号が発せられ、九州の地で初めての「タモリカップヨットレース」がスタートしました。
前評判通り大型艇の福岡の“Humming birdⅤ、”広島の“KINE KINE11”、福岡の”May be”が艇団を引っ張ります。トップ集団はカーボンやケブラーなどのハイテクセールを付けたレーサータイプのヨットが占めます。さすがに速くぐんぐん後続艇を引き離していきます。第1マークは福岡の雄“Humming birdⅤ”がトップ回航し、その後も後続艇の追随を許さずに1時間弱でファーストホーム。第1マーク横ではタモリ名誉会長が全艇通過まで声援を送り、フィニッシュ地点では本部船横でこれまた全艇フィニッシュまで見守り続け、フィニッシュ艇に「ご苦労さん!」と労いの声を掛けていました。
レース結果は以下のとおりで、タモリ大会名誉会長による表彰式では各クラス優勝、べストパフォーマンス、総合優勝の各艇にトロフィーが授与されました。昨年は持ち越しとなった「タモリカップ総合優勝」の大トロフィーは元オリンピックセーラー高木 裕氏がヘルムを握る“Humming birdⅤ”が初のタイトルを手にしました。
「いいともAクラス優勝」“Hokulea”(福岡・今津)、「いいともBクラス優勝」“Deportare”(福岡・マリノア)、「いいともCクラス優勝」“Whispering Jack”(福岡・小戸)、「いいともDクラス優勝」“Little Wing”(福岡・小戸)、「いいともEクラス優勝」“ZEPHYRUS”(福岡・小戸)、「イグアナAクラス優勝」“翔風”(福岡・小戸)、「イグアナBクラス優勝」“JORDAN”(福岡・小戸)、「イグアナCクラス優勝」“May be”(福岡・小戸)、「イグアナDクラス優勝」“Humming birdⅤ”(福岡・小戸)、「ベストパフォーマンス賞」“KANALOA”(福岡・小戸)。「いいともDクラス優勝」“Little Wing”以下6艇は博多ヨットクラブの会員艇です。また入賞した全艇は博多湾を活動拠点としているヨットで、普段から慣れ親しんだ水域ということもあって地の利を活かせたのでしょう。前夜祭を含めた大会の様子は近いうちにこのホームページで紹介させていただきます。
8月2日(土)の第6レースは、暑い夏の日差しを避けて夕涼みがてらレースをしようという趣旨で続いている午後7時スタートの恒例のイブニングレースです。
ただし今年は台風12号が九州西方沖を北上中で、東寄りに針路を変更した場合はレースどころではありませんでしたが、今のところ九州から遠く離れた西方海域を真っ直ぐ北上中です。台風の強風域に掛っていますが何とかレースはできそうです。本部艇はレース常連の“SIESTA”さんです。夕方には風もだいぶ収まり南東の風6ノット前後になったので、コースは「小戸沖スタート→能古島時計→ハツ瀬検疫ブイ反時計→能古島反時計→小戸沖フィニッシュ」に決めました。7月20日(土)・21日(日)、27日(日)、8月2日(土)、3日(日)、9日(土)・10日(日)とクルーザーレースが続き、なおかつ「台風12号」接近中ということもあったので参加は8艇と少々寂しい状況でした。
[以下は本部艇「SIESTA」号の島津氏からのレポートです]
HYC第6レースは壱岐レースと並びHYC名物ともいえるイブニングレースです。例年、イブニングレースは何故か成績の悪い我々SIESTAチームですが、今年は「イブニングは毎年成績悪いからいっそ本部艇しようや」と不埒な考えから、今回本部艇を引き受ける運びとなりました。のちにその考えが裏目に出るのですが、、、
私用があり、レース当日は朝10時からハーバー内をウロウロ、午前中は時折20knot以上のブローが入るなかなかのしびれるコンディション。雨も降っており、午後から実施された高木氏のセーリング講習会に参加されたHYC会員の皆さんからは「今日やるの~?」「カッパ着たくないな~」のご意見多数(笑)でしたが、17:00には風も4~8knotに落ち着きいよいよ2Fのオーナーズラウンジで受付開始です。
今回久しぶりにオーナーズラウンジに行ってみてビックリしたのが、プチ改装されていたこと!やはり、ハーバーの運営を行う指定管理者が変わった事が理由なのでしょうか?今までの雰囲気とはうってかわりマリンっぽい調度品で揃えられ、ちょっとした海外のヨットクラブ並みの雰囲気です。(行った事はないですが、、、) 圧巻は、KAZI誌のバックナンバーの豊富さ!懐かしのタイトルが漢字の「舵」時代のものから最近のものまで揃えられています。(余談ですが、我々ヨット乗りの悩みとして、よく「クルーの不足&高齢化」が言われますが、同レベルの深刻な悩みとして「自宅で増えゆくKAZI誌バックナンバー問題」も挙げられるのではないでしょうか?私自身も同居人に「いつになったら捨てるの!」やら「これ以上増えたら本棚が壊れる!」だの言われ、揚句にこっそり処分されている始末、、、同じ悩みをもっている方いらっしゃいましたらオーナーズラウンジに寄贈されるのも手かもしれません)。
話が逸れましたが、無事8艇のエントリーの受付も終了し、いよいよ海面にてマーク打ち&アンカリングです。二度アンカーを打ち直し、納得のできるスタートラインを設定できたらLet’s START!! 無事オールフェアで参加艇を送り出したら、しばしレース観戦です。能古島へ突っ込む船団と西に伸ばす船団と二つに分かれ、見えている範囲では能古組の方が有利のようです。普段の自分達のスタートは棚に上げて、「○○艇のスタートはバッチリだった」とか「△△艇はどこに向かってんだ?」などと、言いたい放題(笑) まさに岡目八目(オカメハチモク)ならぬ陸目八艇(オカメハチテイ)。やはりレースは客観的にみると冷静な判断ができる様です。その後、アンカーを打ち直し、フィニッシュラインの設定などをしているうちに20:15には能古島の西側にTOP艇の紅灯を発見、あれよあれよという間にTOP艇がFinish。21:30には全艇Finishと例年のイブニングレースとは違いスピーディーなレース展開となり、無事終了したのでした。
ただ、良く考えると8艇のエントリーだと、8位でも13 point付くんですよね、、、エントリーしとけばよかった!!!!(泣) 以上
昨日(8月7日)は博多湾内の西区今宿の長垂海浜公園で恒例の「まつり今宿」が開催され、祭りのハイライトである「花火大会」が盛大に行われました。台風11号接近の余波でここ何日か雨模様の福岡市ですが、皆さんの願いが通じたのかこの日は朝から青空も覗く「祭り日和」になりました。午後6時過ぎには小戸の福岡市ヨットハーバーには家族連れや友人グループが続々と訪れ、女性は軽やかなファッションに身を包んだ方が多くレースやクルージングで出港するときとは違って華やかな雰囲気が醸し出されていました。ビールやワイン、シャンパン、おつまみをヨットに積み込み、6時半過ぎには「サンセットクルーズ」を楽しんで花火見物をするヨットが次々と出港していきました。
打ち上げは海浜公園沖の台船からで、福岡市ヨットハーバーからは真西に約2マイル、20分ほどの距離です。台船の周囲には回転灯を点滅させた警戒船が多数配置されています。その警戒船の外側には赤や緑の多数の航海灯が揺らめき、ざーっと数えるとヨットが25隻ほど。その他にもモーターボートや漁船が多数待機しています。午後8時ちょうどに「ドーン」と音がしていよいよ花火大会の開幕です。次々に夜空に花開く大輪の花火に周囲の船舶からは大歓声が発せられます。今日の気象は北北東の風3~5m/秒で波はほとんどなく、ちょうど沖合から陸地に向かって風が吹いているので煙たくもなく最高の条件でした。大きな1尺玉花火(直径30㎝)が打ち上がると直径320mの大輪の花火が頭上に開き洋上で見物しているヨットに覆いかぶさるような圧倒的な大迫力でした。合計2,000発の花火が打ち上げられ午後8時45分に無事に終了しました。
博多湾の海岸での次の花火大会は8月15日(土)午後8時から西区マリノア海浜公園で行われる「姪浜花火大会」ですが、ちょうどこの日は延期になった「タモリカップ福岡」の前夜祭&大BBQパーティーと重なってしまいました。花火大会見物のヨットの皆様はくれぐれも安全に注意してください。
博多ヨットクラブとしての新規事業である「セーリング講習会」を、プロセーラーの高木 裕氏を講師にお願いして8月2日(土)に福岡市ヨットハーバーで開催しました。講習会にはクラブ会員をはじめ他の水域のヨットクラブからも申し込みがあり、併せて33名の皆さんが受講されました。
午後1時から受付を開始して1時30分開会、途中10分の休憩を挟んで午後4時までの日程でした。主催者の博多ヨットクラブ左座副会長の挨拶のあと、「ワンオーバーナイトを想定したヨットの操船について」をテーマに、〇講師である高木氏の自己紹介 〇昨年参加したシドニーホバートレースのビデオ上映 〇ロングレース・ナイトレースでのコース引き 〇各種アプリ、計器類の利用方法 〇セールの選択 〇ワッチシステム 〇安全対策の各項目にわたってご自身の豊富な経験に基づく講話がありました。
受講者はレースの常連さんだけでなくのんびりクルージングのBW派の皆さんも参加され、いろいろな気象サービスの紹介や計器類の利用、レースや回航・クルージングに役立つ最新アプリの紹介、安全対策の話に熱心に聞き入っていました。クラブとして初めてのセーリング講習会の開催でしたが受講者の評判も上々で、今後もいろいろなテーマで継続して開催していきたいと考えています。
本日付(8月6日)でヨット“Flipper Ⅳ”号が博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「X-362s」でホームポートは小戸です。先月のHYC壱岐レースにオープン参加され、参加18艇中9着で無事にフィニッシュされました。本格的なレース参加は初めてだったそうです。
艇名“Flipper”の由来は、昔(50年ほど前)Flipperという名前を付けたイルカを主人公にしたテレビドラマがあり、このイルカの名前を拝借されたそうです。「Ⅰ」号艇はヤマハのディンギー・シカーラ、「Ⅱ」号艇はヤマハ21R/C、「Ⅲ」号艇はジャノー31で、以前ジャノーで佐賀県の伊万里までクルージングした時に結構荒い波に揉まれて、もう少し大きな船にしたら安定がいいのではと現在の「X-362s」にされました。昨年の8月に博多湾のホワイトセールレース(WSR)に出たのがレース初参加で、今後は博多ヨットクラブのレースにも出て楽しみたいとのことです。
台風11号接近のため中止された「タモリカップ福岡 2014」が大会名誉会長のタモリさんの熱い思いで急遽延期開催されることが決まりました。
新しい日程は、8月15日(金)17:00~18:00艇長会議、19:00~21:30前夜祭大BBQパーティー、16日(土)9:00~海上パレード、11:00レーススタートとなっています。詳しくは大会公式Facebookをご覧ください。
8月9日(土)、10日(日)に予定されている「タモリカップ福岡 2014」は、非常に強い台風11号が北部九州直撃のコースを取っているため、残念ながら開催を中止せざるを得なくなりました。大会事務局では多くの皆様から参加申込みをいただき期待も大きい大会ですのでタモリさん側とも相談のうえ、ぜひとも延期開催の方向で努力されるとのことです。詳細は近日中に発表されると思いますので、大会公式ホームページ、Facebookをご覧ください。
7月第5レースは小戸沖から30マイル先の長崎県壱岐アイランドを目指す伝統の「壱岐レース」です。海の日前日の7月20日(日)午前1時に小戸沖をスタートし、いい風が吹けば日ノ出頃にフィニッシュ、風が弱いとそれこそ午後6時のタイムリミットぎりぎりということもあります。夜間のスタートとなるので各艇航海灯や懐中電灯、ライフジャケット、ハーネスなどをしっかり準備してレースに備えます。
今年は北部九州の梅雨明けはまだですが雨は7月17日までで降り止んでおり、梅雨明けも秒読み段階でどうやら雨中のレースは避けられそうです。あとは風が吹くことを祈るばかりです。
今年はスタート本部艇の手配ができず、レース参加艇の「May be」が全艇をスタートさせた後にアンカーを引き上げてレースに復帰することになりました。この場合「所要時間-10分」の救済をすることにしました。また壱岐フィニッシュの本部艇は壱岐レース常連の「ZEPHYRUS」が今年に限ってメンバーが揃わずにレース参加を断念したためフィニッシュ本部艇をお願いしました。
7月19日(土)午後9時半から出艇申告を受付け、オープン参加2艇を含む18艇がエントリーしました。午後10時から帆走指示書に基づき艇長会議を開催。ここ2~3年、レースに絡む落水・死亡事故が相次いでいるため、安全対策を徹底して決して落水しないこと等を伝えました。夜間のスタート、帆走になるため各艇長も真剣に艇長会議に臨んでいました。
スタート本部艇の「May be」は目印としてLEDライトをマスト下部からマストを照らして午前0時過ぎに出港してハーバー沖にアンカリング。リミットマークは設置せずにハーバー入口の入港灯(緑)をリミットマークに見立てて、本部艇を左手に見てスタートです。ハーバーからは航海灯を点けたレース参加艇が続々と出港してきます。気象コンディションは西寄りの風4ノット前後、波は0.5mほどなのでエキサイティングなスタートにはならないようです。夜間でもあるので何よりも衝突・接触をしないことが一番です。0:55に予告信号(長音一声とHYC旗掲揚)、0:56に準備信号(長音一声とP旗掲揚)、0:59スタート1分前(長音一声とP旗降下)、そして1:00ちょうどにスタート信号(長音一声とHYC旗降下)を発し、リコール艇なしできれいにスタートしていきました。スタート時の各艇の艇速は2ノット前後。あまり離されないように急いでアンカーを引き上げセールをアップして最後尾からレースに復帰です。この作業に要した時間は9分ほどだったので「10分」の救済時間は妥当なところでしょう。
[フィニッシュ本部艇レポート]…「ZEPHYRUS」号 Sオーナー
ここ15年ほど年1回の本部艇を務めてきましたが、壱岐レースのフィニッシュ本部艇は初めてです。
当初はレース参加予定でしたが、「仕事が入って」「体調が優れず」「家庭の都合で」と一人、また一人とメンバーが減ったためレース参加は断念しましたが、折しもフィニッシュ本部艇が決まらないとのことでしたので本部艇なら2人でも大丈夫だろうと引き受けました。梅雨明けが微妙なところで、もし梅雨末期の大雨にでも遭遇すると壱岐までの航海も大変なので明るい内に現地に到着しようと19日(土)正午に出港し、17:10にフィニッシュ地点の筒城浜海水浴場沖に到着し、アンカリングポイントをGPSに入力して西に3マイル離れた印通寺港を目指しました。印通寺港のプレジャーボート用の浮桟橋には、壱岐のHYC会員艇「OLIVE」号のSオーナーが待ち受けてくれて舫いを取ってくれました。さらには車で10分ほどの郷ノ浦の日帰り温泉「湯川温泉」に連れて行っていただき汗を流してさっぱりしました。そのあと印通寺に戻り、寿司割烹店で1年ぶりの再会を祝って乾杯。生ビール、壱岐焼酎、新鮮な刺身、〆の豪華うに丼で大いに旧交を温めました。22:00にはお開きにしてSオーナーは代行運転で郷ノ浦の自宅に帰り、我々はヨットに戻って03:30に目覚ましをセットして仮眠。
翌朝目覚ましの音で目覚め、風速計を確認すると「0~1ノット」。うーん、これだとレース艇はまだ博多湾を出ていないかもと思い「翔風」さんに電話を入れると、02:45頃に博多湾を抜け出し現在位置は長間礁と灯台瀬の間でトップ集団は3~4マイル先を走っているようだとのこと。風速は8~9ノット、艇速は4~5ノットということで、40フィートクラス艇は6~7ノットの艇速が出ているようで、残距離が15マイルほどでこの艇速だとトップ艇は06:00頃にはフィニッシュしそうです。当初予定どおり04:00に印通寺港を出港し、04:30に前日にプロットしたGPSポイントにアンカリング。水深は7m、波はほとんどなく西南西の風6~7ノット。本部艇にとってもレース艇にとっても楽なコンディションです。
朝飯にはまだ早くトップ艇が来るまで特段何もすることがないので、ここは砂地で「キス」でも釣れるのではと朝マズメの時間を狙って釣り糸を垂れます。そのうちコツン、コツンとあたりが来ますが「キス」のあたりではないようです。ようやく竿がぐーっとしなり、待望の「キス」かと思いきや大きめの「クサフグ」でしたのでリリース、どうやら「キス」はいないようです。博多の方向に位置する3.5マイル沖合の「名島」周辺を双眼鏡で確認すると、ヨットらしい船影がふたつ見えています。おそらくトップ艇でしょう、いよいよです。魚釣りは中止してフィニッシュに備えます。
ファーストホームは「Second Love」でフィニッシュタイムは6:21:03。2着は「Hummingbird」、3着はスタート本部艇を務めた「May be」。その後も途切れることなくフィニッシュが続き、最終艇「Happy Holiday」が9:52:18にフィニッシュして無事に壱岐レースが終了しました。
年によってはスタート後も風に恵まれずに夜明けを迎えても博多湾を出られずに悪戦苦闘。玄界島辺りで日の出を迎えることもしばしばですが、今年はスタート2時間後の午前3時頃には全艇博多湾を抜け出すという速い展開でした。風によっては午後6時のタイムリミットも覚悟していましたが午前10時前にはレースが終了し、なおかつほとんど波もなく穏やかな海でフィニッシュ本部艇も楽勝でした。こういう状況なら来年も本部艇をしてもいいかな。
フィニッシュ後、とんぼ返りで博多に帰る艇、フィニッシュ地の七湊港に入港して民宿で1泊する艇。北に5マイルの芦辺港に入港する艇。さらに北に15マイルの湯ノ本港に入港する艇。西に10マイルの郷ノ浦港に入港する艇と様々です。今回は7艇が西に3マイルの印通寺港に入港しプレジャーボート用の浮桟橋に係留して旅館や民宿に1泊です。この浮桟橋は先着順で、対岸の佐賀県唐津からモーターボートや他県からのヨットが利用していますがこの日は時間が早かったのでたまたまHYC会員艇が独占しました。ファーストホーム艇のSecond Loveが7時前に接岸。その後をJORDAN、MALOLO、Freestyle、翔風、HIRO、最後にフィニッシュ本部艇のZEPHYRUSが接岸しました。宿の迎えのバスが来る午後1時半までの間、ヨット上では各艇それぞれに朝食を取って寛いでいましたが、レース後の解放感からか時間を持て余してか、桟橋上にビールやつまみを持ち出して炎天下の青空大宴会が進行していきました。博多湾は「赤潮」の影響か海が濁っていましたが、さすがに壱岐の海はきれいです。桟橋の水深は6mほどですが底が見えるほど透明度があり、ヨット小僧(?)たちが一人、二人と海に飛び込んで泳いでいました。すぐ近くの新鮮な地場産品の直売所「マリンパル壱岐」で刺身やタコ、はてはサザエも大量に買い込んで、ヨットのギャレーからコンロを持ち出して「サザエの壺焼き」まで出てくる始末で大いに盛り上がっていきました。圧巻はMALOLOのSオーナーがアイフォンに外部スピーカーを接続して「臨時カラオケ」まで飛び出して、さながら各艇対抗カラオケ大会の様相を呈し壱岐の夏を堪能していました。壱岐の皆さん、本当にお騒がせしました。
1時半に湯ノ本の国民宿舎・壱岐島荘から迎えのマイクロバスが来たので同宿のSecondLove、MALOLO、JORDAN、翔風、ZEPHYRUSのメンバーはバスに乗り込み宿に向かいました。やはり同宿のSIESTAはフィニッシュ後クルージングがてら湯ノ本港まで回航です。壱岐島荘に到着するとさっそく天然温泉に浸かってレースの疲れと桟橋での宴会の酔いを吹き飛ばします。泉質はちょっとしょっぱい赤茶色のナトリウム塩化物泉で身体の隅々まで染み渡って天国です。午後6時から湯ノ本港を見下ろすレストランを貸し切って6艇のメンバー総勢42名での大宴会の始まりです。HYC山田会長の乾杯の発声で、普段はほとんど交流のない各艇のクルー入り混じって懇親を深めました。午後9時に博多祇園山笠60年のキャリアを持つ黒住副会長の「博多手一本」でお開きになりました。
翌日は7時10分から朝食を取って8時半に2台の車に分乗して印通寺港に向かいました。浮桟橋では他の民宿に泊まったHIRO、Freestyleが出港準備を始めています。「壱岐島荘」組は帰りの船中での食料、飲み物、氷、そしてお土産を求めて全員が直売所「マリンパル壱岐」に直行して大量に買い込みました。そして9時半から9時45分にかけて次々に出港してホームポートを目指しました。