お知らせ

2018九州ミドルボートカップ・ヨットレース参加艇募集中

2018年9月19日

JSAF特別加盟団体の福岡ヨットクラブ主催で、10月7日(日)~8日(月・祝)の日程で「2018九州ミドルボートカップ・ヨットレース」が開催されます。現在参加艇を募集中ですので、レース公示をご覧の上お申し込みください。

  [2018九州ミドルボートカップ公示]  [2018九州ミドルボートカップ参加申込書、クルーリスト]

「故 高木 裕 氏を偲ぶ会」のお知らせ

2018年9月12日

日本を代表するプロセーラーの高木 裕 氏が去る7月16日にご病気でご逝去されました(享年58歳)。

博多ヨットクラブでは、会員艇のHumming bird Ⅴのヘルムスマンとしてレースに参戦し、またクラブ主催のセーリング講習会では会員のセーリングのスキルアップにご尽力いただき、会員懇親会にも積極的に参加されて、セーリングに関する豊富な知識を伝授していただくなど、大変ご貢献いただきました。故人のあまりにも若すぎるご逝去は、我々セーリングを愛する者にとりまして誠に残念でなりません。

この度、有志により「高木氏を偲ぶ会」を催しますので、生前高木氏とご縁がありました皆様にお集まりいただきたくご案内いたします。詳細は添付ファイルをご覧ください。

 日時 平成30年9月30日(日) 午前10時から

場所 福岡市ヨットハーバー 2階ラウンジ

※  平服でお気軽にご参加ください。  [高木裕氏を偲ぶ会の御案内] 

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《高木 裕(ユタカ)氏の略歴》

大学時代にインカレ優勝、インカレ470級個人優勝、学生で初の470級全日本チャンピオン。

国体優勝、アジア選手権優勝、ワールド7位、ロサンジェルスオリンピック470級日本代表11位。キールボートではジャパンカップ、パールレース、沖縄-東海レースなどで優勝多数。国際レースではハワイ・ケンウッドカップ、豪・シドニ-ホバートレース、米・トランスパックレース(ロサンジェルス→ホノルル)、チャイナシーレース(香港→マニラ)などに数多く出場し優秀な成績を残す日本を代表するセーラー。博多湾では主に“Humming bird Ⅴ”のスキッパーとしてレースに参加。

「2018年小戸カップヨットレース」盛大に開催

2018年9月07日

今年で41回目となる伝統の「小戸カップ」。毎年9月の第1日曜日開催として今年は9月2日(日)に開催されました。博多ヨットクラブ2018年シリーズ・第7レースと合同開催です。

大きなヨットから小さなヨットまで、ギンギンのレース艇からクルージング艇まで、みんなが楽しんでなるべく多くのヨットに入賞の機会があるようにA~Dの4クラスに分け、各クラス1位~5位まで、合計で20艇に賞を準備しています。また参加艇間の交流を図るためにレース後にディンギーヤードで「BBQパーティー&表彰式」も予定。さらに福岡市ヨットハーバーでは遠来艇の参加を促進するために、大会当日の前後2週間をゲストバースの係留代を無料にするサービスを実施。今年は県外からの参加も含めて43艇が参加し、9:30からクラブハウス2階で開会式、艇長会議を行いました。

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秋晴れの絶好の博多湾。11:00に北東6ノットの風の中、リコール艇なしのきれいなスタートでレースが始まりました。コースは小戸沖をスタート・フィニッシュとして、能古島北の第1マークを反時計で回わり、博多湾西岸の海づり公園沖の第2マークを反時計で回る8マイル。波もほとんどなく、中盤からは8~9ノットの安定した風が吹き、初秋の博多湾で快適なセーリングが楽しめました。ファーストホームは12:03:52に“K.CONTESSA 風と虹”が、最終フィニッシュは“TINA”の13:29:00で全艇タイムリミットの14:00:00内にフィニッシュできました。

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午後3時からディンギーヤードで「BBQパーティー&表彰式」が行われ210人が参加しました。福岡ヨットクラブ沼田会長の乾杯の発声でBBQパーティーがスタート。主催者が用意したのはお肉と野菜、焼きそば麺、ノンアルコールビール、ソフトドリンクでしたが、各艇は自前で焼酎や日本酒、シャンパン、ワインや自前のお肉を持ち込み、チームによっては秋の味覚のトウモロコシやナス、旬の魚の“サンマ”を焼いているところもあり、、あちこちのテーブルから芳しい香りが会場に漂い食欲をそそっていました。

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一段落したところでレースの表彰式が始まり、Dクラスから順にAクラスまで、各クラス修正5位から順に1位まで表彰を行い、協賛いただいた多くの企業様から博多-韓国・釜山間のペア乗船券や折りたたみ自転車など豪華賞品が多数贈られ、全体の総合優勝艇には福岡市長杯が授与されました。シーズン半ばの初秋のひととき、日ごろの疲れを吹き飛ばす楽しいパーティーとなりました。

各クラスの優勝は、Aクラス“麻里絵”、Bクラス“Bambino”、Cクラス“MARIL”、Dクラス“いそしぎ”、そして総合優勝(福岡市長杯)は“Bambino”でした。

     〈麻里絵〉           〈Bambino〉            〈MARIL〉          〈いそしぎ〉

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DSC06963 今年の小戸カップも事故もなく大盛会のうちに無事に終了しました。レース主催者は、小戸カップをタモリカップに匹敵するようなビッグイベントに育てていきたいとのことで、来年は60艇、70艇と参加艇が増えることを期待しています。九州一、いや西日本一のお祭りヨットレースにしましょう。毎年9月の第1日曜日は博多湾に集結!!大会事務局の皆さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。  [2018小戸カップ成績表]

 

第25回ハウステンボスカップ・ヨットレースでHYC会員艇大活躍!

2018年9月02日

8月26日(日)に開催された第25回ハウステンボスカップ・ヨットレースにおいて、HYC会員艇が大活躍しました。

Aクラス優勝“MALOLO”、Bクラス優勝“Bambino”、ショートコースクラス優勝“Whispering Jack”。皆さん、おめでとうございました。

9月2日(日)は小戸カップヨットレース開催!

2018年8月12日

今年で41回目を迎える伝統の「小戸カップ」。博多湾で開催される最大のヨットイベントです。昨年は50艇のクルーザーが参加して博多湾でのセーリングを楽しみました。レース終了後は参加艇間の交流・懇親を図るため表彰式を兼ねた「BBQパーティー」を行います。

表彰もスピン・ジェネカー無しのクラス、IRCクラス、CRクラスもいくつかに分けて、なるべく多くのヨットに賞を授与します。参加申込み等詳細は下記のレース公示をご覧ください。参加申込み期限は8月24日(金)までとなっています。

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なお、昨年と同様にHYCシリーズレース参加艇にあっては第7レースの位置付けをしていますので、当日はHYCレースとのダブルエントリーとなります。

 [2018小戸カップレース公示]  [2018小戸カップ申込書(Excel版)]

新会員さん紹介。ヨット“Marica 5”です。

2018年8月08日

2018年7月30日付でヨット“Marica 5”(マリカ ファイブ)さんが博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「Magic 25」でホームポートは小戸の福岡市ヨットハーバーです。長いバウスプリットに大きなジェネカーを展開する快速艇です。Nオーナーより入会に際してコメントをいただいていますのでご紹介します。

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「皆さんこんにちは、この度博多ヨットクラブに参加させていただくことになりましたMarica5の中島と申します。よろしくお願いします。

チーム名の由来と致しまして、僕の好きな女性の名前がマリとリカだったこと、ギリシャ語でローマの水の精霊を意味することからMaricaと名付けました。5は25フィートで5の二乗です。チーム結成から今年で4年となりますが、経験者は私がちょっとだけでクルーは未経験でした。しかし、最近はメキメキと実力をあげ自慢のクルーとなりつつあります。フルハイクで水も飲めない中よく頑張るなと感心しております。また、スプライスは得意ですので、ソフトシャックル、テーパーなど何なりとお任せください。ちゃちゃっと作ります!

先般の壱岐ヨットレースにおいて初めて博多ヨットクラブの楽しいヨットレースに参加させていただきありがとうございました。また、当方の整備の悪さからMay beさんZEPHYRUSさん、他の皆様にご迷惑をおかけしたことをこの場をお借りして心よりお詫びいたします。こんなチームですがクラブ員として頑張っていきますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。 Team Marica 中島 崇」

本部船運営記。2018年第6レースは“Le Grand Bleu 9”さんでした。

2018年8月08日

今年の夏は特に暑く、連日35度以上の猛暑日が続きます。8月4日(土)の第6レースは、暑い夏の日差しを避けて夕涼みがてらレースをしようという趣旨で続いている午後7時スタートの恒例のイブニングレースです。予報では北西の風で夕方から夜にかけて風が落ちていくとのことで、コースは、小戸沖をスタートして能古島を時計回りに回って東側のハツ瀬検疫ブイを反時計で回って帰ってくる全長9マイルの短めのコースとしました。

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今日の本部船は“Le Grand Bleu 9”さんが引き受けていただき、16:30にはメンバーが集合して、マークブイや信号旗などの運営用品を船に積み込み、17:00からレース参加受付をしました。日中のあまりの暑さに皆さんバテ気味なのか、エントリーは9艇と少なめです。ハーバーの風速計では8~10ノットの風が吹いていますが、徐々に落ちていく傾向です。18時過ぎにはレース参加艇も1艇、2艇と出港して行きました。まだ日差しはかなり強いですが、海に出ると6ノット前後の風を受けて随分と涼しく感じます。また西の空には真っ赤な夕日が眩しく輝いています。フィニッシュまでこの風が吹き続けることを祈るばかりです。19:00ちょうどにスタート信号が発せられ、オールフェアでレースがスタートしました。スタート直前に風が西に振れたため、スタート直後にタックしてポートタックで走る艇、スタボードタックでそのまま少し伸ばしてタックする艇に分かれましたが、風が少し前に回ったため、早めにタックした艇は能古島西側の岩礁地帯を交わせずに再度タック。能古島北端を回ってハツ瀬検疫ブイを目指す頃にはすっかり日も落ちて、福岡タワーやヤフオクドームなど陸地の煌々とした明かりに向かって船を走らせました。予報では20時頃から風は4→2ノットと落ちていくとなっていたが、6ノット前後の風が吹いているためとても涼しく感じて気分爽快です。トップの“Humming bird Ⅴ”は時間30分でフィニッシュ。しかしながら21時過ぎ頃から徐々に風が落ちていき、最後尾を走っていた“Notari 3”は残念ながら22時のタイムリミットまでにフィニッシュすることはできませんでした。

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暑い、暑い夏の一日、航海灯を点灯しての年に一度のイブニングレース。真っ赤な夕日を受けての納涼ヨットレースでした。本部船の“Le Grand Bleu 9”さん、ご苦労様でした。

[以下は本部船「Le Grand Bleu 9」のKオーナーからのレポートです]

DSC06842波も風も穏やかの中、イブニングレース本部船スタートです!(数名は呑む気満々です!)

スタートラインはベストな高さで打つぞ~って気合い入ってます。スタート数分前に、おもいっきり西にふれてガックリ、アウター有利のスタート!アウターからMay be、Humming bird Ⅴがポートタックで飛び出していきます・・・サッ! 後は夕日を眺めながらの、納涼船に早変わり。全艇フィニッシュするまで呑むぞ~!(数名は素面、笑)

暗闇の中、見えてきたのはHB艇!後続艇を お~きく離してフィニッシュ。その後、後続艇も次々にフィニッシュ!段々と風も落ちてきてます。1艇残して残念ですがタイムリミット。海風に吹かれ夕日を眺めながらの冷えたビール、仲間が作る危ないカクテル、最高でした!ワイワイ・ガヤガヤの本部船は、無事に終了する事ができました。

瀬戸内海クルーズのお誘い

2018年8月01日

会員艇”Summertime”の牧氏より、ご自身も参加される瀬戸内海クルーズのお誘いがありました。関心のある方は末尾の問い合わせ先にご連絡ください。

瀬戸内海クルーズ参加者募集中 3泊4日 10月

この度、瀬戸内海クルーズを行う事になりました。穏やかな瀬戸内海をヨットで巡ります。穏やかでありながら潮流の変化が激しいとてもテクニカルな海域で、瀬戸内海の島ののどかな歴史や風雨系と触れ合いながらヨットを学ぶツアーです。

日程、プラン

10月5日 尾道海の駅集合(ヨットにて前泊可能)

10月6日 尾道出航 北木島(お笑い芸人千鳥大吾の育った島。大吾の実家を見に行きます。ゆうこうマリン見学。北木島サイクリング。夜ヨットにて鍋パーティー。ヨット宿泊)

10月7日 小豆島(マルキン醤油工場、古い町並み、二十四の瞳映画ロケ地、オリーブ園など・・・夜、実費にて国民宿舎宿泊。温泉や瀬戸内の魚料理を堪能)

10月8日 松島(瀬戸大橋の東側にある小島、現在は75歳のおじいちゃんとおばあちゃんが2人だけで守っている離島。先日テレビにも紹介された。何かお手伝いにいきます。)

その後、本島に移動(瀬戸大橋の西側にある離島。古い町並みが残っている貴重な島。ここも過疎化問題に悩んでいる島で、日本の古民家が非常にいい状態で残っている島)

夜は実費にて「民宿やかた船」に宿泊予定。古民家の一棟貸しの民宿。瀬戸内の懐石料理

10月9日 ゆげ島(新しくリニューアルされたゆげ海の駅「ふらっと」を見に行き、ゆげ島の人気温泉で温泉に入って瀬戸の風情を堪能)その後、尾道帰港。そのまま帰ってもいいし、翌早朝まではヨットで宿泊可能。

費用 3泊4日 74520円(税込)ヨット宿泊、燃料、係船料など諸経費含む。宿泊費、移動費、外食費、入場料、入浴料などは実費になります。食材等、買い出し分は人数で割り勘。

募集定員 6名まで。

問い合わせは:沖縄Marine Drive  武田隆治 090-3370-6789 nineauto@gmail.com まで。

親子クルーザー体験セーリングNo.2

2018年7月28日

7月28日(土)はクルーザ体験セーリング第2回目がありました。福岡市ヨットハーバーが主催する「親子クルーザー体験セーリング事業」にクラブとして協力しているもので、今回も市政だより等の公募で集まった35家族93人が5隻のクルーザーヨットに分乗して博多湾をセーリングしました。初めに会議室でハーバー管理事務所の職員から乗船上の注意事項の説明があり、協力してくれる5隻のクルーザーヨットの船長さんの紹介がありました。その後全員がライフジャケット(救命胴衣)を着用して記念撮影後、各船長さんの誘導で乗船するヨットに向かいました。

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博多ヨットクラブからは会員艇の“Jetta(近藤艇長)”といそしぎチームの“MOANA(坂田艇長)”が協力し、元気いっぱいの子供たちと保護者のお父さん、お母さんが午前・午後に分かれて乗船しました。夏空が広がる博多湾を午前の部は50人の親子が、午後の部は43人の親子が夏の博多湾を満喫しました。、初心者にはちょっと強い13~15ノットの風の中、風だけで走るヨットの爽快感を身体で感じ、皆さん楽しそうにしていました。この中から将来のセーラーが育ってくれることを期待しています。ご協力いただいた“Jetta”さん、“MOANA”さんありがとうございました。

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「壱岐-福岡ヨットレース 2018」終了報告

2018年7月25日

7月16日の海の日、玄界灘に浮かぶ長崎県の離島、壱岐と福岡市を結ぶヨットレース「壱岐-福岡ヨットレース 2108」が開催されました。40年近く続いた博多-壱岐間のレースを、昨年、壱岐市ならびに壱岐市観光連盟の後援を得て壱岐スタート博多湾フィニッシュとし、前日には前夜祭を開催してレース参加者や壱岐の皆様との交流を図るなど大会内容をリニューアルし、今年は2回目の大会でした。北部九州は今年は早々と7月9日には梅雨が明け、心配していた台風8号も九州への直接的な影響もなく、炎天下の玄界灘を32艇のヨットが博多湾のゴールを目指しましたが、早朝の濃霧の発生でスタート時間が1時間30分遅れたことと、強い高気圧が居座って微風・軽風下のレースとなったことにより、午後5時のタイムリミットまでに1艇もフィニッシュできなかったためノーレースとなりました。

昨年の第1回大会は23艇の参加がありましたが、今年は北九州市の新門司マリーナや山口県の室津、大分県の別府などからも参加があり、昨年を大きく上回る32艇のヨットが壱岐・郷ノ浦に集結しました。昨年は市営浮桟橋を1基しか使えず、少し離れた漁港と2か所に分散しての係留でしたが、今年は郷ノ浦港内の市営浮桟橋3基を全面的に利用できるようになりました。ただし、1基は水深が2m、他の2基は6mで全長25フィートから51フィートまで30艇を超えるクルーザーヨットを係留するのに気を遣いました。そのため、レース参加艇が入港する15日(日)の前日14日(土)にレース委員会の現地運営メンバー(ヨット“翔風”、“ZEPHYRUS”)が先乗りして、係留誘導と前夜祭会場との打ち合わせに奔走しました。係留岸壁には「ヨットレース歓迎」のぼり旗も設置され大会気分を盛り上げます。15日(日)昼前から各地から続々と郷ノ浦港に入港しましたが、壱岐の手前で強い逆潮に手こずったり、炎天下の高温でエンジンがオーバーヒート気味になったりで入港予定時刻が大幅に遅れるヨットもあり、係留誘導メンバーも炎天下で1日待機するなど結構大変でした。しかしながらこの係留地にこれだけのクルーザーヨットが一堂に会するのは初めてとあって、島の皆様も見学に訪れていました。入港したヨットの中には、あまりの暑さに涼を求めて海に飛び込むクルーもいて、これぞ夏の壱岐といった風情を醸し出していました。

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14時半からはクルーザーヨットに触れることのない壱岐の子供たちと保護者12名が3隻のヨットに分乗して、1時間ほどの体験セーリングに出港していきました。帰ってきた子供たちに感想を聞くと、初めてヨットに乗った、とても楽しかったと目を輝かしていました。

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さーあ、午後6時からはお待ちかねの前夜祭。5時過ぎ頃から会場の「あまごころ本舗」に各チームのメンバーが参集し始め、会場の入り口前では郷ノ浦中学校吹奏楽部の生徒さんたちが歓迎の演奏を披露してレース参加者をお出迎え。島の皆様の温かいおもてなしに感謝です。レース主催者の山田HYC会長の到着が遅れたため、初めに吉川レース委員長から競技上の注意事項の説明がありました。今回優勝艇に「壱岐市長杯」が授与されることになり市長杯の紹介の後、山田HYC会長挨拶、中原壱岐市副市長歓迎挨拶、山本長崎県議会議員の発声で乾杯!乾杯のお酒はもちろん「壱岐焼酎」。麦焼酎発祥の地として「壱岐焼酎乾杯条例」を制定しているとのこと。各テーブルには刺身やサザエなど海の幸が盛られ、壱岐市さんから特別に提供いただいた100g1,000円以上はする「壱岐牛25㎏」や7つの蔵元から提供いただいた自慢の壱岐焼酎で歓談し、アトラクションとして地元フラダンスチームのフラダンスショーが披露され会場も大いに盛り上がりました。続いて参加チームの紹介があり、明日のレースの健闘に声援を送りました。来賓として出席いただいた長崎県壱岐振興局長、壱岐市議会副議長、観光連盟会長、九州郵船壱岐支店長の皆様とも話が弾み交流を深めることができました。今回のレースを記念して作製した壱岐レースラベルの記念焼酎「酔っ人」も大好評でした。

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061翌16日のレース当日の朝、壱岐は想定外の濃い霧に包まれ、6時半過ぎの時点で係留地の視界は50mほど。8時のスタートのために7時過ぎから出港の予定だったがこの状態では出港もままならず、安全最優先でスタート時刻を1時間遅らせて午前9時として参加各艇に通知し、九州郵船、唐津海上保安部、漁協など関係方面に連絡したところ、午前8時55分郷ノ浦発博多行の高速船(ジェットフォイル)があることからさらに30分遅らせて午前9時30分スタートと決定しました。これに合わせて、フィニッシュラインも当初の小戸沖から6マイルほど短縮して博多湾入り口の玄界島と机島を結ぶラインとしました。7時半、8時と時間の経過とともに気温も上がり、直ぐ前の対岸も見えない状態だったのが徐々に霧も晴れていきました。時間待ちの間、各艇ではレースに備えてセールのセットや艤装のチェックに余念がありません。戦いに赴く前のこの緊張感が実に心地よいですね。またドローンを飛ばして空撮を楽しんでいるオーナーもいました。8時半になると2マイルほど沖合の赤い航路ブイも視認できるようになり、8時50分頃から参加艇も次々に舫いを解いてスタート海面に向けて出港して行きました。

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気象予報では北西の風、朝の内は2~3ノット、昼頃からは8ノット前後の風とあり、スタート海面では2ノット前後の弱い風で、艇速も2ノット前後と艇のコントロールに苦労します。午前9時30分にスタート信号が発せられるも、本部船から無情にも「長音二声」が発せられ「第一代表旗」が掲げられてゼネリコ。スタート時刻が大幅に遅れたこともあり、皆さん気持ちがあせっていたのでしょうか。微風のゼネリコはなかなかしんどいものですが、全艇がスタートライン近くにいたため、10分後の9時40分の再スタートはオールフェアでいよいよ博多湾に向けてレースがスタート。九州郵船の高速船やフェリーの航路を邪魔しないように、スタートしてから1.5マイルほどスタボードタックのクローズホールド、クローズリーチで南進して、フィニッシュの博多湾口の玄界島に変針です。風速も4、5ノットに上がり各艇からは色とりどりのジェネカーやスピンネーカーが次々に上がります。西寄りの風なので、フィニッシュまではフリー帆走の一本コースで約27マイル。何とか風が落ちないように祈るばかりです。昨年は10~18ノットの風に恵まれコース短縮もなく早いレース展開でしたが、今年は一時的に8~9ノットの風が吹くも昼過ぎからは徐々に風が落ちていき、1~2ノットの風に終始して無風状態も度々出現するなど苦戦し、結果として午後5時のタイムリミットにフィニッシュできた艇が1艇もなくノーレースとなりました。

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午後6時から小戸の福岡市ヨットハーバーで表彰式を行う予定でしたがノーレースとなったため、表彰式で壱岐市長杯を授与するために午後のジェットフォイルで壱岐より駆けつけていただいた中原壱岐市副市長をお迎えして6時45分から閉会式を行いました。中原副市長からは、風が無くて残念な結果となったが用意した「壱岐市長杯」は来年に持ち越してぜひこの市長杯を獲得していただきたい、来年は今年以上に40艇、50艇の参加をお待ちしていますと熱いエールを送っていただきました。また、1位~3位までのクリスタルトロフィーも来年に持ち越しとなりました。入賞艇に送る副賞商品として壱岐の海産物等の詰合せも多数用意していたため、県外からの参加艇には無条件に贈呈し、他の商品は中原副市長と参加艇の代表者とのじゃんけん大会で当選者を決めました。

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今回も準備の段階から本番まで、壱岐市ならびに壱岐市観光連盟様には大変お世話になりました。無事にレースがスタートできましたのも皆様のご尽力の賜物と深く感謝申し上げます。運営メンバーはもとよりレース参加者も心より楽しめました。壱岐は博多港からジェットフォイルで1時間ほどのとても近い島で、天然温泉の宿もあり、観光名所探訪や壱岐焼酎の蔵元見学、夏の海水浴と、楽しみ満載の島です。ヨットレース以外でもぜひ訪ねてみたいですね。今年の大会には、レース取材のため㈱舵社のKazi編集部から担当者が参加艇の“K.CONTESSA 風と虹”に乗船していましたが、ノーレースとなり結果が出なくて残念でした。

最後に吉川レース委員長(May be)から一言。

まさかの霧と九州郵船のクレームで9時30分のスタートしかできず残念でした。スタートで皆さん張り切りすぎてゼネリコになり接触した音も聞こえていました。さすがに二度目は皆さんおとなしくなりオールクリアーでした。終始風が弱く心配していましたが最後は無風になり誰もフィニッシュできませんでした。夏のレースということでノーレースもありかと想像はしていましたが、やはり熱中症とかの心配や風向、風速を考慮すると美味しい魚の時期である秋の開催もありかと考えます。検討してみたいです。

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