既にご案内していますが、来る5月8日(日)に博多湾をベースに活動するクルーザーヨットの団体(GYC玄海ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ)が合同で、海での安全意識の更なる徹底と緊急時における対応などを主眼に安全講習会を開催します。
海では、安全には最新の注意を払っても避けがたい突発的な状況に遭遇することがあります。いざという時に適切な対応ができるか否かでダメージの程度も大きく変わってきます。年に一度のクルーザーヨット関係者向けの安全講習会ですので、この機会にぜひとも受講していただき、気持ちを新たに安全なヨットライフをお楽しみください。
JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会の大坪委員長を講師にお迎えしての講話「クルーザーの安全対策(仮称)」、福岡海上保安部による海の安全に関するお話、福岡市消防局による救急救命に関するお話と応急手当・人工呼吸の実技指導、火せんや信号紅炎などの信号弾の発射・点火訓練、ライフラフト(救命ボート)投下・展開・乗り移りの実演など。万一の時に実際に役立つ内容となっていますので、一人でも多くの皆様にご参加いただきますようご案内します。
1.開催日時 平成28年5月8日(日)10:00~16:30(予定)*9:30~受付
2.場 所 福岡市ヨットハーバー セーリングハウス会議室
3.参 加 費 1,000円/1名 *昼食弁当を頼まれる方は別途500円
4.申込期限 5月1日(日)ですが、期限後の申込みも受け付けます。
5.申 込 先 各所属ヨットクラブ
又は福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原 TEL 092-882-2151)
4月14日(木)に熊本地方で大きな地震が発生しましたが、本日未明に本震と思われる大きな地震が発生し、熊本のみならず大分地方、阿蘇山の小規模噴火と地震発生エリアが拡大しており予断を許さない状況となっています。福岡市でも体に感じる揺れが何度も繰り返している状況であり、レース参加艇にあっては熊本方面や高速道路等を使って来られる方もいらっしゃる状況等も判断して、4月17日(日)に予定していたHYC第2レースを中止といたします。
2016年第1回目のHYC会員懇親会を4月14日(木)午後7時から中央区警固の炭火焼きの店『てっぽう』で開催しました。ここはお肉の美味さ、特にホルモンが絶品と評判のお店です。我がHYCが誇る宴会担当幹事のBambino・Nオーナーの肝いりで会費も安く抑えていただき1階を貸切での利用です。
今回の参加者はJORDAN、SIESTA、May be、Bambino、Freestyle、翔風、MALOLO、METAXA Ⅴ、Summertime、麻里絵、Grand Bleu 3、いそしぎ、GALAXY、ZEPHYRUSの14艇、プロセーラーの高木 裕氏、福岡市ヨットハーバーから3名の総勢で29名(内女性5名)とこれまでで最多のヨット大好き人間が集まりました。今日の一番の話題は何といっても「本当に博多湾でアメリカズカップのワールドシリーズが開催されるの?」。もし実現するとこれは凄いことです。ソフトバンクチームの孫さん、実現に向けて頑張ってくださいとみんなでエールを送りました。高木さんからは先月参加したチャイナシーレースの模様や今年参加する沖縄-東海レース、シドニーホバートレースへの意気込みなどをお聞きしました。チャイナシーレースはアジア系の参加者が多いだろうと思っていたところ7割くらいは白人で、シドニーホバートレースに出ている70フィートを超えるオーストラリア艇の参加が多かったそうです。高木氏が乗った“ベンガル7”はクラス3位の成績で、フィニッシュ近くでは強風のリーチングで20ノットを超える艇速でかっ飛んだそうです。先月の強風の2016HYC開幕戦で並み居る大型艇を押さえて優勝したSIESTAのKオーナーからは勝利の秘話など喜びのコメントをいただき、対照的に修正最下位となった昨年のチャンピオン艇FreestyleのKオーナーからは反省しきりのコメントが飛び出すなど、終始和やかな話題で大いに盛り上がりました。こういうことがあるからヨットレースは「面白い!」。
クラブとして初の事業となる沖縄・座間味レースへの遠征参加について山田会長から概要の説明がありました。沖縄・宜野湾港マリーナさんの協力でレース参加艇への同乗を斡旋手配していただけるということで、真夏の沖縄の海を満喫しようというものです。今後会員の皆さんにご案内していく予定です。快速艇のnew GALAXY(CARKEEK40)も関東での整備が終わりいよいよ博多湾にその雄姿を見せるようです。デビュー戦はGWに博多湾で開催する九州No.1を決める「九州カップ」ということでその走りが待ち遠しいです。また8月に関西で開催される外洋ヨットレースの最高峰「JAPAN CUP」にも参加予定でその活躍も楽しみです。“MALOLO”さんの5月の韓国・釜山スーパーカップヨットレースへの遠征、「めっちゃ楽しかったタモリカップは今年はあるの?」など、美味しい焼肉に舌鼓を打ちながら今年の博多湾は話題が尽きません。そろそろお開きの時間になったかなという午後9時26分に突然の揺れを感じ、お店の入り口に掲げられている豚ちゃんの提灯が大きく揺れています。店内のテレビでは緊急放送で熊本の地震を報道しており、熊本出身の参加者は慌てて携帯で連絡を取っていました。被害がそんなにひどくなければいいのですが、心配です。最後は黒住副会長の「博多手一本」で締めてお開きとなりました。次回の会員懇親会は7月の予定で、ビヤガーデンで行う予定です。会員艇の皆様の参加をお持ちしています。
クルーザーヨットで海を楽しむ皆さん、安全への対策は万全ですか。海では安全には最新の注意を払っても天候の急変などにより避けがたい突発的な状況に遭遇することがあります。万一の事故や緊急時の対応など、クルーザーを「安全」に運航するための知識と技術を習得することを目的に、GYC玄界ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブと福岡市ヨットハーバーが合同で「クルーザー安全講習会」を開催します。
講習会の内容は、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員長の講話、福岡海上保安部による海の安全に関するお話、福岡市消防局による救急救命に関するお話と実技、火せんや信号紅炎などの信号弾の発射・点火訓練、ライフラフト(救命ボート)の投下・展開・乗り移りの実演など、万一の時に実際に役立つ内容ですので、一人でも多くの皆様の参加をお待ちしています。
1.開催日時 平成28年5月8日(日)10:00~16:30(予定)*受付は 9:30から
2.場 所 福岡市ヨットハーバー(福岡市西区小戸)セーリングハウス会議室
3.参 加 費 1,000円/1名 *昼食弁当を頼まれる方は別途 500円(受付時に申込み)
4.申込期限 平成28年5月1日(日)まで
5.申込み先 各所属ヨットクラブ
または 福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原 TEL 092-882-2151)
3月20日(日)は2016年HYCシリーズレースの開幕戦でした。約4か月ぶりのレースを待ちわびた20艇の会員艇とオープン参加の1艇の計21艇が海に乗り出していきました。天気は晴れ、風は北寄りで15~18ノット、波は1.5~2mの予報で、開幕戦にしては少々タフなコンディションです。コースは小戸沖から博多湾口の机島を時計回りに回ってくる約12マイルほど。今日の風ならば全体で2時間弱ほどでレース終了となるでしょう。午前10時に受付を終了してレース海面に向かいます。スタート前で16ノット前後の風があり、大型艇では8ノット前後の艇速が出ていますので接触や衝突事故がないように各艇しっかり艇をコントロールしています。最少艇26フィート、最大艇51フィートなのでまともにぶつかると大きなダメージが発生するので、各艇とも見張りをしっかりして慎重に走らせています。51フィートを筆頭に40フィートを超える大型艇8艇が、20フィート近い強風の中を全速でスタートしていくシーンはダイナミックで壮観でした。間に挟まれた小型艇はさぞかし緊張の連続だったことでしょう。
第1レースの本部船は“Bambino”チームに引き受けていただきました。うねりのある強風の海面でアウターマークを打ち本部船をアンカリングしてスタートに備えますが、結構船が揺れているので大変だったでしょう。設定したスタートラインは、風向に対して若干右上がり(本部船側有利)になっていましたが、アンカーの打ち直しも大変なのでこのままスタートさせます。5分前の信号が発せられると、やはり上スタートを狙って本部船側に集まってきます。4分前、1分前の信号が発せられると、本部船からライン中央部分に集中してラインの見通しができない状態になりました。11時ちょうどにスタート信号が発せられましたが、かすかに「長音二声」が聞こえたような気がしましたがはっきりしません。本部船は他のヨットのセールに隠れて見えません。10秒ほどそのまま走って本部船を見ると、しっかり「第1代表旗」が掲げられています。「ゼネリコ」です。ジャストスタートだったのに...と残念に思いながらベア、ジャイブして戻っていきました。前を行く大型艇も次々に引き返してきます。この海況の中を本部船も回答旗(延期信号)を掲げ、根性を出してアンカーを引き上げて本部船の位置を変えています。本当にご苦労様でした。11:12に回答旗が下り、11:13に5分前の信号が発せられました。11:18にスタート信号が発せられ、今度は「オールフェア」でいよいよ2016年第1レースがスタートしました。
通過地点の机島手前の「クタベ瀬黄色ブイ」まではスタボードタックの一本コースとなりスピード競争になりました。これまでのレースでは42フィートの“Humming birdⅤ”が先行するのが常でしたが、レースに本格初参戦の51フィートの“May be”はさすがに速く、ぐんぐんと加速して前に出ていきます。風速も20ノット前後となりMaxで26ノットまで吹き上がりました。黄色ブイの西側を通過して回航ポイントの机島を回ってジャイブ。風が若干東に振れたため帰りのレグもポートタックのクローズドリーチの一本コースとなりました。気合の入った何艇かは無謀にもジェネカー、スピンにチャレンジしたようですが、大半の艇はジブのみでダイナミックなセーリングを堪能しました。12:31:34に”May be”が余裕のファーストホーム。所要時間1時間13分34秒、平均艇速9.8ノット。2着が“Humming bird Ⅴ“、3着が“Second Love”、そして21着”Notari 3”が13:12:31に最終フィニッシュ。26フィートながらそれもシングルハンドでの完走です。平均艇速6.8ノットと大健闘でした。
“May be”は途中でブームバングが切れて応急修理をしたそうですが、その予備のハイテクシートも切れて大変だったようです。51フィートの巨大なメインセールのパワーは半端ないですね。こういう事情で本来の性能を引き出せなかったようです。何はともあれ、スタート時の接触・衝突もなく、深刻な艇体等のダメージもなく無事にレースが終了してほっとひと安心でした。また過酷な本部船運営を担当していただいた“Bambino”チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。
[以下は本部船“Bambino”のNオーナーからのコメントです]
まだ少し肌寒い朝でしたが、よく晴れて2016年HYC初戦は いいレース日よりになりました。
昨年までレース受付時間は1時間でしたが、今年から30分短縮して9:30~10:00としましたが、9時過ぎには続々と各艇エントリーに来られ21艇がエントリーしました(オープン参加1艇含む)。初戦から幸先いい感じで良かったです。
9時にメンバーが集合して、マークブイや信号旗などの運営用品をヨットに積み込んで準備完了していたので、受付終了の10時過ぎにはBambinoで出航してレース海面に向かいました。北北東16knot~の風が吹いて白波がちらほらと上がってました。クルーの安全を確保しながらリミットマークを打ち、上に艇を廻しアンカーリング。30ft艇でアンカーリングするとかなり揺れてデッキの上ではしっかり何かを掴んでないと立てない状態でした。マークと見通しを確認すると、本船がかなり高くアンカーラインをギリギリまで伸ばし、風が少し振れましたが予定時刻も迫っていたこともありこれでスタートさせる事を決め、予定通り10:55に5分前の ホーンを鳴らしHYC旗を掲揚。4分前、1分前とカウントダウン。各艇の動きを見るとやはり本船が高いので上有利と判断した各艇が本部船寄りからのスタートを狙って密集してきました。スタート30秒前を過ぎると続々と本船側に艇が集中、5秒前を切った時点で何艇かラインを出ていますが、セールが重なって艇を特定できません。11:00のスタート合図後、ただちに「ゼネリコ」のホーン二声と第1代表旗を掲げる。強風下だったのでホーンが聞こえてない艇もあった様子。その後ゼネリコ旗を下して回答旗を上げ、即、「ライン打ち変え、アンカー上げろ!」。強風下、波でバウはかなり揺れて作業は難攻。クルー2人でアンカーを上げ、艇を廻して再度アンカーを打ち見通しの高さを確認。「回答旗下して1分後に5分前予告信号上げるぞ」。波で艇が凄く揺れる中、クルー全員作業をテキパキとこなしてくれて11:18に2回目のスタート。全艇オールフェアー、今度はうまくスタートできました。
風速は16~18knot、 あっという間に船影も小さくなって「先頭艇は1時間チョットで帰って来るぞ!」フィニッシュに備えてアンカーを上げ、ラインを短くしてアンカーリング。チョットだけ落ち着いた艇上でクルーに「お疲れ、みんな大丈夫や!」。するとクルーの1人が「すみませんチョットやばいです」、「え、お前何時から船酔いしとうとや」、「海上に出て直ぐからです」。はははっ、一同に笑いが出ました。そうこうする内にトップ艇が見え始めました。艇種が変わった51フィートの“May be”が1番でフィニッシュ。所要時間1時間13分、お見事でした。その後も続々と各艇フィニッシュして、最後の艇も2時間かからずにあっという間にレース終了。波で激しく揺れる中アンカーを上げてマークをピックアップ。クルーみんなの働きのお陰で無事運営を終えました。「お疲れ様でした、みんな ありがとう」。 - Bambino 沼田浩行-
海では安全には細心の注意を払っても避けがたい突発的な状況に遭遇することがあります。いざという時に適切な対応ができるか否かでダメージの程度も大きく変わってきます。万一の事故や緊急時の対応など、クルーザーを「安全」に運航するための知識と技術を習得することを目的に、博多湾をベースに活動するクルーザーヨットの各団体(GYC玄海ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ)と福岡市ヨットハーバーが合同で「クルーザー安全講習会」を開催します。
日時は5月8日(日)10:00~16:30(予定)、場所は福岡市ヨットハーバー(福岡市西区小戸)です。
講習会の内容は、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会の大坪委員長を講師にお迎えしての講話、福岡海上保安部による海の安全に関するお話、福岡市消防局による救急救命に関する講話と実技、火せんや信号紅炎などの信号弾の発射・点火訓練、ライフラフト(救命ボート)の投下・展開・乗り移りの実演など、万一のときに実際に役立つ内容となっています。人命に関わる「安全」のための講習会ですので、HYC会員(オーナー)をはじめクルーメンバーの皆様もご参加いただきますようご案内します。申込先や申込期限などの詳細については後日お知らせします。
ヨットクラブに加盟していないクルーザーのオーナー、クルーの皆様にもこの機会にぜひともご参加いただきますようご案内します。受講を希望される方は福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原 TEL 092-882-2151)にお問合せ・お申込みください。
博多ヨットクラブでは3月から11月まで年間10レースを行っています。いよいよ4か月ぶりに2016年のレースシーズンが始まります。各艇におかれては3月20日の第1レースに向けて艇の整備等に余念がないことと思います。
10月の第9レースはこれまで第3日曜日に行っていましたが、今年はGYC玄界ヨットクラブからの呼び掛けでFYC福岡ヨットクラブとの3ヨットクラブ合同開催で、第2日曜日の10月9日に行います。レース日によって出艇受付やスタート時間が異なりますので、「2016年レース日程」で確認のうえご参加ください。
また2016年のレーティングも決定しました。博多ヨットクラブではIRCなどのレーティングも参考に、2015年の成績、各ヨットの実力なども考慮して誰でもが優勝のチャンスがある独自のレーティングを採用しています。
博多ヨットクラブレースは会員以外のヨットもオープン参加として認めています。レースの雰囲気を味わってみようといわれる方はぜひとも一度ご参加ください、歓迎します。ただし参加にあたってはヨットレースを補償対象としている「ヨット保険」に加入していることが必須となっていますのでご確認ください。
2016年3月3日付でヨット“Brezza Ⅲ”さんが博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「Jeanneau Sun Odyssey 379」でホームポートは小戸の福岡市ヨットハーバーです。以前、YAMAHA 31SのBrezza Ⅰで博多ヨットクラブに入会されていましたが、ホームポートをHTB(ハウステンボス)に移動されていたそうです。小戸に戻ってきたのを機に再入会されました。このたびジェネカーも新調されたとのことで、HYCレースにも時々参加しようとのことです。ただし、バウスラスター付の重いクルージング艇でレースには不慣れな初心者チームということで、皆さんのご指導をお願いしたいとのことです。
博多ヨットクラブ2016年会員総会を2月21日(日)に小戸の福岡市ヨットハーバー会議室で開催しました。
総会は33名の参加を得て(委任状提出を含む)午前10時から始まり、山田会長の挨拶の後、事務局より2015年の事業報告、収支決算、2016年の事業計画(案)、収支予算(案)の説明があり、いずれも原案通り承認されました。3月から11月まで行うクラブ主催のレースをはじめ5月には安全講習会を、6月にはプロセーラー高木裕氏によるセーリング講習会などを開催することが決定されました。
〔山田会長挨拶〕 〔総会風景〕
また、クラブ活動の充実を図るため新たな取り組みにチャレンジします。合同クルージングによるクラブメンバー間の交流促進やヨットに興味がある方のクルーザー体験など、新規の取り組みも始めることとなりました。
夏のビッグイベントであった「タモリカップ」につきましては2013年より3年連続で開催され、博多ヨットクラブとしても運営やレース参加に協力してまいりましたが、現在の情報では今年は福岡での開催は見送られそうです。