お知らせ

本部船運営記。7月第5レース・壱岐レース

2015年7月28日

7月第5レースは小戸沖から長崎県壱岐アイランドを目指す伝統の「壱岐レース」です。海の日の3連休、フィニッシュ後は透明度の高い海で海水浴もよし、現地で一泊して温泉に浸かるもよし、名物の「うにめし」や「壱岐焼酎」でグルメ三昧もよしと、たっぷり楽しめる島です。この30年近く午前0時をスタートとしていましたが(昨年は試験的に午前1時スタート)、ヨットオーナーやクルーの高年齢化に伴い、夜間レースの事故防止等を考慮した結果、今年はスタート後まもなく空が白んで来る午前4時をスタートとしました。またタイムリミットは同日の午後6時。壱岐までは直線で約30マイル、平均で2.2ノットの艇速でフィニッシュできる計算です。

DSC02151DSC02157スタートが午前4時ということもあり、前日の18日(土)に出艇申告(16:30~17:00)、艇長会議(17:00~17:30)を行い17艇がエントリーしました。スタート本部船はレース参加の「Humming bird Ⅴ」が務め全艇スタート後にアンカーを引き上げてレースに復帰です。この場合「所要時間-10分」の救済をすることにしています。また壱岐フィニッシュ本部船は山田会長の「JORDAN」が務めます。

フィニッシュ本部船

フィニッシュ本部船

スタート本部船

スタート本部船

台風11号の動向が気掛かりでしたが17日(木)には強風域も通り過ぎ、まずまずの天候の中でのレースとなりそうでほっと一安心。19日(日)午前2時過ぎ頃から各艇に人が集結し出港準備が始まりました。天気予報は曇り時々晴で、東寄りの風2~6ノット、波は0.5m。スタート本部船の「Humming bird Ⅴ」は目印としてストロボライトを2個連結してマストの高い位置に吊るして午前3時20分頃に出港してハーバー沖にアンカリング。リミットマークは設置せずにハーバー入口の入港灯(緑)と本部船をスタートラインとし、本部船を左に見てスタートです。ハーバーからは航海灯を点けた参加艇が続々と出港してきています。風はほとんどなく1ノット前後、海面は鏡のように滑らかです。もう少し風が吹いてくれないとスタートが混乱しそうです。夜間でもあるので何よりも衝突・接触しないこと、本部船のアンカーロープを引っ掛けないことが一番です。3:55に予告信号(長音一声とHYC旗掲揚)、3:56に準備信号(長音一声とP旗掲揚)、3:59スタート1分前(長音一声とP旗降下)、そして4:00ちょうどにスタート信号(長音一声とHYC旗降下)が発せられましたが、無風状態の中でほとんどのヨットが行き足がないまま漂っています。10分、20分、30分経っても位置関係が変わらず中には弱い潮の影響を受けてヨットハーバーの防波堤に近付いているヨットもあるようです。ときおりふわーっと1ノットほどの風が入り、その風をしっかり掴んでとにかく沖を目指します。

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4時45分くらいになると東の空が白んできて周りのレース艇の状況も分かってきました。40フィート級の大型艇も26フィートの小型艇もみんな近くにいます。スタートラインから100~200m位のところで仲良く漂っています。これは厳しい。こんなにも風がないことは珍しいことです。航海計器はいつ見ても風速0.0ノット、艇速0.0ノット。博多湾口まで6.5マイル、そこから壱岐まで23マイル、このような状況で果たしてフィニッシュラインまでたどり着けるのでしょうか、心配になってきました。今日の日の出時刻は5:21、東の空がだいぶ赤くなってきました。スタートから1時間20分経ってもヨットハーバーの目と鼻の先にある「能古島」にも達していません。雲の合間から黄金色の太陽が顔を覗かせ夜が明けましたが相変わらず風は吹いてきません。各艇は僅かなパフを拾おうと海面を見ながらコース引きをしています。その内に1ノット前後の東寄りの風を感じだしたのでジェネカーやスピンを上げて何とか前に進もうと努力しています。ふわーっと吹いては止まりの繰り返しながら、各艇じわじわと沖に向かって進みだし、7時半過ぎにようやくトップ艇の「Humming bird Ⅴ」が博多湾口の「机島」の横にたどり着きました。スタートしてから実に4時間、順風だと1時間も掛からない距離です。

無念のリタイア

無念のリタイア

スタート本部船の「Humming bird Ⅴ」は約50分遅れでレースに参加してトップに立ちましたが、まさかの艇体トラブルで無念のリタイア、機走でハーバーに戻って行きました。昨年の「タモリカップ」総合優勝艇ですので、修理を済ませて2連覇達成をお祈りしています。

やっとの思いで博多湾を抜け出したもののここでまたもや風が止まり、1時間ほど潮にもてあそばれて北寄りの2ノットほどの風が入りだし、西北西の方角にある目的地「壱岐」へコースを取ることができました。その後徐々に風も吹き出し、「烏帽子灯台」近くでは10ノットオーバーと安定し、フィニッシュ時には20ノット近い風の中をクローズドリーチで豪快にフィニッシュラインを切りました。一時はタイムリミットを気にしましたが結果としては途中リタイヤ5艇(うち1艇は艇体トラブル)を除きレース続行の12艇すべてが時間内にフィニッシュすることができました。皆さんなかなかしぶといですね。RIMG0087RIMG0035フィニッシュ地点の「筒城浜」は壱岐で最も有名な海水浴場、海の日の3連休で海水浴客も大勢繰り出していて、「バナナボート」も多数海面を走り回っていました。フィニッシュ前のレース艇の直前を横切るボートもいて、危険防止のために必要のないタックを強いられたヨットもいたようです。ボートの操縦者も少しは考えてよ!

1着MALOLO

1着MALOLO

2着May be

2着May be

3着METAXA

3着METAXA

4着Bambino

4着Bambino

 

 

 

 

 

 

5着Freestyle

5着Freestyle

6着ZEPHYRUS

6着ZEPHYRUS

7着翔 風

7着翔 風

8着SIESTA

8着SIESTA

9着Karakoram

9着Karakoram

10着Little Wing

10着Little Wing

11着Notari 3

11着Notari 3

12着Happy Holiday

12着Happy Holiday

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィニッシュ後、とんぼ返りで博多に帰る艇、壱岐の港に入って旅館や民宿で1泊する艇などそれぞれに壱岐レースを楽しまれました。

印通寺港

印通寺港

芦辺港

芦辺港

MALOLO、Freestyle、ZEPHYRUS、翔風、HIROは印通寺港に、Little Wingは七湊港に、METAXA、Bambino、SIESTA、JORDAN、いそしぎ、Karakoram、Notari 3、Happy Holidayは芦辺港に入り、それぞれ1泊して翌日博多に帰りました。

会員懇親会などで気心が知れあったMALOLO、METAXA(麻里絵との合同チーム)、Bambino、Freestyle、JORDAN、SIESTA、翔風、いそしぎ、ZEPHYRUSの10艇のオーナー、クルー総勢62名は壱岐湯本の海を見下ろす高台に建つ国民宿舎「壱岐島荘」に一緒に泊まり、天然温泉でレース(フィニッシュ本部船)の疲れを癒し、夜は大宴会で大いに交流を深めました(昨年は6艇、42名でした)。山田会長(JORDAN)の挨拶のあと熊坂レース副委員長(Freestyle)の発声で乾杯!しばらくして熊坂レース副委員長から壱岐レースの成績発表がありました。その後各艇ごとに艇名の由来やメンバーの紹介が続き、つい最近ご結婚されたSIESTAのS氏(奥様同伴)を前に引っ張り出してやんやの喝采。すると同じSIESTAのY氏もクルー同士でご結婚されていて4歳のお嬢ちゃんともどもみんなで拍手喝采。JORDAN艇にはゲストでカナダから来福中のサンディーご夫妻(奥様は香港出身)が参加されていて紹介。HYCもなかなか国際色豊かですね。壱岐焼酎(実は麦焼酎の発祥地は壱岐なのです)が凄い勢いで消費されて酔いが回るとともに宴席もヒートアップ、芸達者なMALOLOチームの若手による宴会芸に皆さん腹を抱えて大笑い。Bambinoのオーストラリア人クルー、ミッチさんのカラオケも飛び出すなど、壱岐の夜は更けてゆく ...最後は博多祇園山笠60年以上のキャリアを持つ黒住副会長(SIESTA)の「博多手一本」でお開きになりました。飲み足りない皆さんは部屋に戻って酒宴が続いたようです。

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翌日は7時から各艇朝食を済ませ、宿のマイクロバスで係留地の芦辺港、印通寺港に送っていただき、帰りの食糧・飲料・氷とお土産を買い込んで博多に向けて出港しました。芦辺港の係留場所のすぐ近くには「ダイエー壱岐店」が、印通寺港の係留場所もすぐ近くに大きなショッピングセンター「マリンパル壱岐」がありとても便利でした。20%のプレミアム付の長崎県離島限定の地域通貨「しまとく通貨」を到着時にフェリーターミナル内の観光案内所で買い込んで、宿代やお土産等にしっかり利用させていただきました。本当にお得でした。残念ながらこの制度は3年間の限定で、今年が最終年です。

[以下はスタート本部船“Humming bird Ⅴ” S氏のレポート]

スタートラインは、04:42分頃に最終艇の「Notari 3」をスタートさせ、その後セールを上げエンジンを切って、スタートしたのが04:47分でした。

今後の課題としては、スタートラインの時間ですが、通常4分、鳥羽レースみたいなロングでも10分で撤去され、遅い艇はDNSとなります。今回の場合、半分以上の艇がDNSになってしまう可能性がありました。暗い中でのスタートで、風待ちさせる判断は出せませんでした。また、ラインですが、風のことを考えるともっと沖が良かったのですが、ハーバー入港灯との見通しの為、本部船の位置を南に下げると大型艇の座礁の危険があり、北に上げると本部船有利となってしまいすぎ、また、本部船のアンカーラインに絡む危険もあるため、ちょっと長かったのですがぎりぎりのところでのアンカーリングとなってしまいました。今回、最後尾からのスタートは、トップ艇集団の動きを見て有利なコースを引くことができ展開は楽でした。お疲れ様でした。

[以下はフィニッシュ本部船“JORDAN” Yオーナーのレポート]

レース当日の7月19日(日)午前0時30分、壱岐に向けて小戸ヨットハーバー出港。北東の空にカシオペア座が輝いて見える。台風11号の余波で多少うねりがあるものの北西の風3ノット、真上りのため機走にて博多湾外へ。机島通過後やや西へ変針するも風が止まりセールも上げられず取りあえず機走で壱岐島へ向かう。真っ暗な玄界灘で大きなうねりとエンジンの単調な響きで睡魔が襲う。あー、いかんいかん、レースでなかったらこんなにも緊張感がないものか。6ノットの機走とうねりのサイクルが合わず約2名が「まぐろ」に、玄界灘に撒き餌をすることになった。撒き餌と波切りに輝く「夜光虫」が美しい。

IMG_7754午前3時頃「烏帽子灯台」を過ぎる頃から南西の風13ノット吹き始め、総員(8名)起床しセールオン。艇の挙動も安定し「まぐろ2名」もゴソゴソと何か食べ始めている。難所「名島」の南を通過する頃には東の空が白み始めGPSだよりのセーリングから視認セーリングへ、ほっとひと安心。午前5時30分にフィニッシュ地点に無事到着しアンカリング。先ずは朝食。持参のおにぎりと船上でのJORDAN特製バイキングサンドイッチ。食パンを好みの厚さに切りバター、キュウリ、レタス、ソーセージ、トマト他好みの食材をたっぷり挟んで最後に辛子マヨネーズを絞り出して笑顔で“いただきまーす”。同乗のカナダ友人持参のナイアガラワインで乾杯。友と潮風に包まれて人生至福の時を味わう、博多ヨットクラブ万歳!満腹感と酔いとオーバーナイトの疲れとともに、血圧、健康診断、年金、親の介護、孫自慢、ツラツラと熟年セーラーの会話が盛り上がるうちにトップ艇からの「フィニッシュまで3マイル」の無線コール。南東方面から突進してくるトップ艇「MALOLO」と東海面からトップスピードの「May be」のフィニッシュ前のデッドヒートが面白い。その後レース艇が順次フィニッシュ。ヨットはどこから見ても絵になるしセクシーです。17艇エントリー中5艇がリタイア、完走12艇。スタート時点での無風、超微風状態を聞いていたので16時過ぎにレース続行の12艇が無事フィニッシュできてよかったです。シングルハンドの「Notari 3」と「Happy Holiday」のフィニッシュ前のバトルもかっこよかったね。おまけに修正で1位と2位、風が無い時の粘りと頑張りに敬服。

「タモリカップ福岡2015」開催まであと僅か

2015年7月21日

北陸地方で初めての開催となる「タモリカップ富山大会」は台風11号の影響で開催が危ぶまれていましたが、富山の皆様の熱い思いが台風を吹き飛ばし、前夜祭、レースとも大盛況の中無事に終了されました。

さて3回目となる福岡大会は8月1日(土)前夜祭、2日(日)海上パレード・レースの日程で開催されますが、今のところ気になる台風もないようで真夏の博多湾の一大イベントとして無事に開催できることを祈っています。前夜祭のバーベキュー大会には何と1,500人の皆さんが申し込まれ、レースのエントリーは115艇になっています。レースのクラスは昨年は9クラスでしたが、大会名誉会長のタモリさんから直接手渡されるクラス1位のクリスタルトロフィーを手にする機会を増やそうと、今年は「いいともクラス」をふたつ増やして全部で11クラスになりました。

 いいともAクラス:大会主旨を正しく理解している船(スピン無し)

 いいともBクラス:大会主旨を相当理解している船(スピン無し)

 いいともCクラス:ちょっとだけ速そうな船(スピン無し)

 いいともDクラス:そこそこ速そうな船(スピン無し)

 いいともEクラス:わりと速そうな船

 いいともFクラス:速そうな船                         ※<クラス別エントリーリスト>

 いいともGクラス:かなり速そうな船

 イグアナAクラス:すごく速そうな船

 イグアナBクラス:一目置かれている船

 イグアナCクラス:ぶっちぎりそうな船

 イグアナDクラス:大会主旨を理解しているか不明な船

HYC会員艇も28艇がエントリーしています。このタモリカップヨットレースは2015年HYCシリーズレースの第6レースの位置付けをしていますので(フィニッシュタイムをHYCレーティングで計算して成績を算出)遊び心の中にもちょっぴり真剣にレースを楽しんでください。

第5レース(壱岐レース)について

2015年7月13日

第5レース(壱岐レース)は7月19日(日)午前4時スタートで予定しています。現在台風11号が日本に接近中ですが、現在の進路・速度だと西日本にもっとも影響があるのは17日(金)頃と思われます。ただし今後の台風の動き如何ではレースの開催も危うくなります。レースを中止する場合は7月17日(金)中に決定を行い、会員の皆様にはメールでお知らせするとともにホームページでもお知らせします。

  [2015壱岐レース帆走指示書]

 

2015年第2回HYC会員懇親会を開催しました

2015年7月10日

HYCに加盟するヨット間の交流を深めようと昨年から始めた会員(艇のオーナー)懇親会。年に3回(3か月に一度)開催し、5回目となる今回は7月9日(木)午後7時から熱い夏の盛りということもあり都心のビルの屋上、ビアガーデンで開催しました。梅雨の時期で大雨だったらどうしようかと気を揉みましたが、この日は梅雨の中休みということもあって朝から晴れてビアガーデンには心地良い風が吹き抜けて最高の日和となりました。会場の「福ビルしばふビアガーデン」も500席がほぼ満席の状態でした。今回はJORDAN、May be、SIESTA、Freestyle、翔風、Bambino、Summertime、MALOLO、METAXA、ZEPHYRUSの常連と今年1月に入会された“いそしぎ”の11艇のオーナー、クルー、そしてゲストのプロセーラー高木氏、福岡市ヨットハーバー管理事務所のO氏、S氏、M氏、K氏の総勢27名(女性7名)とこれまでで最多の仲間が集い、各種生ビールとジンギスカンに舌鼓を打ち日頃の疲れを吹き飛ばしました。

博多の町はちょうど「山笠」のシーズン。60年以上山笠に関わっておられるSIESTAのKオーナーは山笠期間中の正装「長法被」姿で登場です。いやー、夏の博多の趣がありますね。またMALOLOのSオーナーはちょうどこの日が誕生日(?歳)、みんなでお祝いしました。

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毎年8月上旬に博多湾の西岸、今宿海岸で行われる「今宿花火大会」には多くのヨットが小戸、マリノアから洋上観覧に訪れます。景気低迷の折から花火大会の運営も大変厳しい状況とのことで、同花火大会実行委員会からヨットハーバーにも募金のお願いがあっており、本日お集まりのオーナーの皆さんに募金袋を回したところ快く募金に応じていただきました。ありがとうございました。

翌週に「壱岐レース」を控え、博多湾の一大イベント「タモリカップ」も間近に迫ってきたこともあり話題は尽きません。先月のセーリング講習会(スタート練習)の講師を務めていただいた高木氏にいろいろとアドバイスをもらったり、レースでのタクティクスについて教えを乞うたり、スピンとジェネカーの優位など、普段なかなか聞くことのできない疑問を酔った勢いでいろいろとお尋ねし、高木氏も丁寧に応対していただきました。高木氏は今年はこれから全日本ミドルボート選手権、パールレース、ジャパンカップ、年末には豪のシドニー-ホバートレースと大変お忙しいようです。MALOLOチームは当初パールレース参加予定でしたが、お付き合いで鹿児島の火山めぐりヨットレースに参加するように変更しましたが、北上中の台風の動きが気になるところです。

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年齢や職業は違えど共通の「ヨット大好き」に話しは尽きず、あっという間に2時間半が経過して午後9時半にお開きになりました。次の会員懇親会は10月の予定です。まだ参加されていない会員の皆様、ぜひご参加ください。

「タモリカップ福岡2015」最終エントリー状況

2015年7月09日

博多湾最大のヨットイベント「タモリカップ」が近付いてきました。8月1日(土)に前夜祭、翌2日(日)に参加ヨットによる海上パレード、ヨットレースが行われます。

7月3日にエントリーが締め切られ公式HPでは参加は111艇となっていますが、若干のレイトエントリーもあるようで本日時点で113艇となっています。その内28艇が県外からのエントリーで、愛知県、三重県、兵庫県、鳥取県、広島県、山口県、九州内では佐賀県、長崎県、熊本県、大分県など10県から参加申込みがあっています。博多ヨットクラブ会員艇も28艇がエントリーしました。これほど多くの参加者を引き付ける魅力は、前夜祭の大バーベキュー大会とステージショーが「主」でレースは「従」というタモリさんらしい大会コンセプトに共感したためでしょうか。前夜祭のバーベキュー大会は何と1,200名を超える申し込みがあっており、日本を代表するサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のライブショーに会場となる真夏の小戸ヨットハーバーは忘れられない一日となることでしょう。一昨年、昨年と台風に翻弄され天気には恵まれませんでしたが、三年目の今年こそは玄界灘に沈む真っ赤な夕日を眺めながら前夜祭が大いに盛り上がることを期待しています。タモリさん、どうか台風を連れてこないで、祈っています!

第6レース・イブニングレースについて

2015年6月26日

先日もお知らせしていましたが、8月1日(土)に予定していた第6レース・イブニングレースが「タモリカップ福岡2015」と日程が重なったため中止とします。ただし、年間シリーズレースの一つとしているため、タモリカップに参加された会員艇のフィニッシュタイムをHYCレーティングで修正して第6レースの成績としますので、シリーズレース参加でまだタモリカップにエントリーしていない艇は参加申込をよろしくお願いします。申込期限は7月3日(金)までです。

  [タモリカップ2015の公式HPはこちら]

壱岐に行かれる皆さんへお得な情報

2015年6月26日

3年間の期間限定で始まった長崎県内の離島(壱岐、対馬、五島)で使える地域通貨『しまとく通貨』も今年で終わりです。

一口5千円で購入すると20%のプレミアムが付いています(千円チケット6枚綴り)。食事や観光、宿泊、お土産などに使えますので、壱岐レースやクルージングで壱岐に行かれる際にはぜひご利用ください。『しまとく通貨』の購入は、壱岐の印通寺港、芦辺港、郷ノ浦港の各フェリーターミナル内の観光案内所や博多港のベイサイドプレイスでも購入できます。

 「詳しいことはこちらをクリック」

第5レース・壱岐レースのお知らせ

2015年6月26日

7月19日(日)午前4時スタート ※スタート時刻を昨年より3時間遅らせます。

受付(出艇申告)は福岡市ヨットハーバー2階ラウンジで7月18日(土)16:30~17:00。

艇長会議を17:00から行います。 ※帆走指示書を配布しますので必ず出席のこと。

壱岐レースは全参加艇を表彰対象とする「単独レース」でもありますので、会員外のヨットの参加も歓迎します。成績の表彰は年末(12月19日) の表彰式&パーティーの席上で行います。

コース:福岡市ヨットハーバー沖 → 長崎県壱岐市筒城浜沖の約30マイル

タイムリミットは7月19日(日)午後6時

参加費:会員艇¥8,000/艇、非会員艇¥10,000/艇

梅雨明けが微妙なところですが、夏の壱岐は真っ青な海と白い砂浜が素敵なリゾートアイランドです。透明度抜群の海を堪能できることを願っています。絶品の「うに丼」、「壱岐焼酎」が待ってるよー!

本部船運営記。2015年第4レースは“Le Grand Bleu 3”さんでした。

2015年6月23日

 2015年6月21日(日)の第4レースは“Le Grand Blue 3”チームに本部船を担当していただきました。昨年からレースに参加されていますが本部船は初めてということで、ちゃんとできるだろうか不安一杯と仰っていました。HYCではレース本部船は会員艇の持ち回りで担当していますので、レース参加受付からスタートライン設置、スタート、フィニッシュまでレース運営のノウハウを学んでいただくことはクラブ活動の将来を考えると大切なことです。そのため本部船運営に少々の難があっても「ノープロブレム」と皆さん寛容です。

DSC02121DSC02123今日は梅雨の最中ですが天気も良く、安定した北寄りの風8ノット前後という予報が出ています。午前8時半に運営メンバーがクラブハウス2階ラウンジに集合しました。Kオーナーに「今日はよろしくお願いします。本部船運営マニュアルどおりにやってもらえば大丈夫ですよ」と挨拶すると、やっぱり不安なのでハーバー事務所の鬼塚氏(元福大ヨット部監督)にスタートだけ乗ってもらうようにしたとのこと。鬼塚さん、Kオーナーのわがままなお願いにお付き合いいただいて申し訳ありませんでした。先ずは今日のレースコースを決めます。レース委員長と相談のうえ博多湾口の「机島」を反時計に回る12マイルのコースに決定しました。受付メンバーを残して他のメンバーは、マークブイや信号旗、フォグホーン、メガホンなどの本部船運営用品を倉庫などから取り出して船に積み込みます。午前9時から受付を開始し10時の終了時点で19艇の参加がありました。

DSC0212910時に受付を閉鎖してさっそく出港します。今日は天気がいいので海面にはディンギーがたくさん出ています。その中を鬼塚氏の指示で沖合に進み、アウターのマークブイを設置して風向を見ながら本部船をアンカリングしてスタートラインを設置しました。遠く沖合の大原沖の海面にもディンギーがたくさん出ていて、どうやらレースをやっているようです(国体予選?)。回航地点の机島へのライン上ですので、HYC艇はその中を突っ切って行くようになりそうです。ディンギーの皆さんには迷惑な話でしょう。ごめんなさい。全般的に北北東の風で風速は8ノット前後、予報通りのコンディションです。梅雨の合間の絶好のセーリング日和り、参加各艇からも笑顔と笑い声が聞こえて本当に楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

IMG_7106IMG_7096午前11時ちょうどのスタート時刻の直前に風が瞬間的に西に振れ、アウタースタートを狙っていた艇が慌てていましたが、1艇のリコールがあっただけで無事にスタート。6マイル先の「机島」目指して熱い戦いの火ぶたが切られました。西に振れた風も北に戻り、西海面に伸ばすもの、タックして東海面を狙うものと、各艇思い思いのコースを選択して沖合に走り去って行きました。途中で風も10ノット前後にアップして、場所にってはブローで16ノットに達したところもあったようです。今日は途中で風が落ちることもなく、トップ艇が12:42:07にフィニッシュ、最終艇が13:39:27にフィニッシュと、2時間40分ほどで無事にレースが終了しました。本部船の皆さん、本当にご苦労様でした。鬼塚大先生の指導を受けて本部船運営をマスターされたことと思います。来年もよろしくね!

[以下は“Le Grand Bleu 3”のKオーナーからのコメントです。]

IMG_7160Le Grand Bleu 3 初めてのHYCレースの本部船運営。今日は梅雨と言うのに、朝からいい天気!参加艇も19艇と今年最多、プレッシャーがかかります。でも大丈夫! 我々には事前にお願いしてた、天下の鬼塚氏が!と言う事でレース海面に向かいます。風は7ノット前後の北北西のいい風が吹いてます。大先生と相談しながらスタートマークを打ち、準備完了!スタートを待ちます。その間、色々ありましたが(風が東に振れてきたばってん本部船下げるかいな~とか、アンカー効いとうかいな~とか、LWからは、あんたわかっとろ~まけらなよ~など)。 本部船からは各艇の動きがよくわかり、おまけに大先生の解説付き(笑)。(あの船の・・氏は、あのへん狙って、しもから出るばい!)ってな具合で!

スタート時間が迫り緊張が走ります。リコール艇は有りましたが無事にスタートが出来ました、よかった、 よかった。大先生とヨット談義しながらハーバーにお送りし、スタートラインに戻りしばしの休息と思いきや、沖合の方になんか見えて来てます(まだ1時間過ぎたぐらい)。白地に赤・青の横ライン、Humming bird Ⅴのジェネカーのようです。011その後ろに真っ赤なジェネカー、多分May beでしょう。その後ろにも色とりどりのスピンやジェネカーが見えています。ビールでも飲んでゆっくりしようと思っていたのに、あっという間にトップ艇フィニッシュ!(なんと1時間42分07)速すぎです!その後も次々にフィニッシュして、無事に終了しました。ハーバーに戻り結果報告を終え、初めての本部船の務めを無事終える事ができました。最後に、今日の風はグランブルーの風やったね~と 言いながら・・・。

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