2015年9月20日(日)の第8レースは“HIRO”チームに本部船を担当していただきました。今日のメンバーはSオーナー以下5人で、中学生の子供さんがお母さんと一緒に参加です(お母さんは25年来のクルーだそうです)。音響信号(フォグホーン)の担当をするそうです。今日はシルバーウィークの真中、秋晴れの爽やかな天気に恵まれました。レースは「湾外コース」の予定で、2年前の5月の第3レース以降「相島回航」を行っていないので久しぶりに相島といきたいところですが、予報では北の風で6~14ノットと少々風が弱いようです。相島を回ると最短で26マイル、20ノット近くまで吹いた前回は大型艇で5時間ほど、小型艇で6時間21分かかったので小型艇にはちょっと厳しいかもしれません(今日はスタート11時、タイムリミット17時の設定)。本部船運営メンバーと吉川レース委員長と相談の結果、玄界島→長間礁を反時計に回る全長21マイルのコースに決定しました。
HIROメンバーは二手に分かれてクラブハウス2階でレース参加受付の準備とマークブイや信号旗などの本部船運営用品を船に積み込みます。午前9時から受付を始め10時の終了時点で13艇の参加がありました。シルバーウィーク連休の影響もあったのでしょうか、常連さんが何艇か欠席でした。10時過ぎにはレース参加艇も出港して、さっそくセールを上げて風や潮の状況をチェックしてスタートに備えています。出港時には4~5ノットの弱い風でしたがスタート時刻の11時近くになると6~8ノットに風速も上がり、午前11時に参加全艇がリコールもなくきれいにスタートして博多湾口に浮かぶ玄界島を目指していきました。玄界島東端まではクローズホールドで、何回かタックを繰り返しながら島を交わし、沖合の長間礁まではスタボードタックのクローズリーチとなり、途中から風速も上がって10~14ノットの順風となって大型艇が順当に前に出ていき、折り返しの「長間礁」を“Humming bird Ⅴ”、“MALOLO”、“May be”、“麻里絵”の順で回航していきます。博多湾口まではポートタックのクローズリーチでスピン・ジェネカーがぎりぎり上げられない風だったので、20°近くベアできるようになると各艇から一斉にスピン、ジェネカーが上がり、14~16ノットの風の中をフィニッシュライン目指して豪快な走りを堪能しました。
13:52:30に“Humming bird Ⅴ” が1着でフィニッシュ、2着と3着は手に汗握るデッドヒートの末“MALOLO”が1秒差で逃げ切り14:00:05でフィニッシュ。また7着、8着も1秒差の接戦を演じて“Free style”が“Le Grand Bleu 3”を振り切りました。15:14:26に最終艇の“Notari 3”がフィニッシュして無事にレースを終了しました。
[以下は“HIRO”のSオーナーからのコメントです]
当日は晴れ、風もそこそこのレース日和、湾外レースということでコースは玄界島~長間礁を反時計回りということになりました。NNE 5knt以下の微風の中Start Lineがなかなか決まらず、おまけに風見がくるくる回り始める始末で、こんなもんだろうと船を泊めてLineを決めました。加えて、潮が北方向に少し流れていたようで、後進を少し掛けながら船が反対方向に向かないで、アンカーラインが張るよう苦労。それでも皆さんのおかげできれいなStartをしていただき、ご協力感謝。11時オールフェアで一斉にスタート、何故か2分半遅れで出た艇もありましたが・・・。
さて、いよいよフィニッシュです。ジェネカーランのぶっちぎりで1着が2時間52分でゴール、本部艇をめがけて走ってくるヨットが海面をかき分ける様が凄い迫力です。2着と3着がこれまた凄いデットヒート、なんと1秒差のゴールです。フィニッシュ前にジェネカーのジャイブで、思わずブローチングなんてこともあった様です。また、7着と8着でフィニッシュした艇も1秒差のゴールでした。ジェネカーランでスピードが出てますし、これまた凄い迫力です。フイニッシュ後お互いの健闘をたたえて拍手をしていたのも印象的でした。
最後は、いつもほとんど一人でレースに出て頑張っておられる艇でしたが、「お待たせしました。お疲れ様」ということで、参加全13艇が3時過ぎに無事フィニッシュしレースを終了しました。今回、凄いスピードで海をかきわけて走ってくるヨットを正面から見ることができたり、1秒差のデッドヒートを間近かで見ることができたのは本部艇ならではの醍醐味でした。
今日はレースの参加受付をしているクラブハウスで、JORDAN山田氏、Humming birdの酒井氏と、我々の付き合いは25年いや30年だよと昔話をした後、本部船上で皆さんのFinishを待ちながら昔々のことを考えました。海の中道マリーナで酒井氏(当時ハーバーマスター)がレースを始めようと言い出し、当時、海ノ中道に船を置いていたJORDAN、Second Love、バサラ、私、近くの港から参加のJ-24 の5艇で始まりました。JORDAN、Second Love は急成長、バサラはRetire、近くの港からのJ24の消息は不明、私はクルージングボートで後ろを走っています。 本当に時間の経つのは早いもので、当時青年だったみんなが年相応のおじさん(年金世代)になっていました。ヨットレースの原点、あっという間の30年を思い出した一日でした。
今年で38回目になる伝統の「小戸カップ」。今年は新しい試みとしてディンギー部門とクルーザー部門を分離して、ディンギークラスは8月30日(日)に、クルーザークラスは9月6日(日)に開催されました。クルーザークラスはタモリカップの盛り上がりを参考に、従来の上位3位までの表彰スタイルをを変えてなるべく多くの参加艇が表彰の栄誉に浴するように、スピン・ジェネカー無しのクラスを含めてIRCクラス、CRクラスA~Dの5クラスに分け、それぞれ上位3位まで表彰するとともに全体の総合優勝艇には福岡市長杯を授与るという、実に16艇が賞をいただけるという内容で、大きなヨットも小さなヨットも、ギンギンのレース艇からクルージング艇にも入賞の機会が広がりました。また参加艇間の交流を図るためにレース後にディンギーヤードで「BBQパーティー&表彰式」も予定。さらに福岡市ヨットハーバーでは遠来艇の参加を促進するために大会当日の前後2週間をゲストバースの係留代を無料にするサービスを実施。
レース当日の天気はあいにくと雨の予報で、レースはともかくBBQは大丈夫だろうかと皆さん心配していましたが昨年のタモリカップの雨の中でのBBQパーティーを経験しているだけに「何とかなるよ!」と、意外と皆さん楽観ムードでした。最終的な参加艇数は48艇(HYC会員22艇)、コースはタモリカップと同じコースで約8マイル。8:30から出艇申告受付、9:30から開会式・艇長会議が行われ、主催者である福岡県セーリング連盟の秋山会長の挨拶のあとレース委員長からレース内容の説明がありました。
予報では南東の風でしたが海面に出ると東~北東、6~8ノット、雨も何とか持ちそうでまずまずのコンディションでした。スターラインは300mと長めに設置され、午前11時にスタート信号が発せられて「2015年小戸カップ」の幕が切って落とされました。第1マークまではクローズドホールド、第2マークまではスタボードタックのクローズリーチ、第2マークを回ってフィニッシュまでの最終レグはポートタックのビームリーチからブロードリーチで途中16ノットまで風速が上がりました。ファーストホームは“Humming bird Ⅴ”の12:02:25、最終フィニッシュは“Makanani”の13:45:11と全体で2時間45分という早いレース展開でした。レースが終わって全艇ハーバーに帰港するまで雨も何とか降らずに済みましたが、しばらくするとぽつぽつと雨が落ちてきて、降ったり止んだりの状態で2時半からのBBQ&表彰式に臨みました。参加者は約200人。セーリングハウス前の会場にはBBQケータリング業者により機材等が設置されていて参加者は焼いて食べるだけ。お腹を空かせた参加者は早速お肉を焼いてビールで乾杯!(もちろん車を運転する人はノンアルコール)あちこちでレース談義に花が咲きます。一段落したところでレースの表彰式が始まり、クラス3位から順に2位、1位と表彰が続き、最後に総合優勝艇に福岡市長杯が授与されました。入賞した各艇にはトロフィー、副賞が贈呈されましたが、協賛各社からいただいた商品が数多く残ったため参加者全員による「大じゃんけん大会」が行われました。最後は“Little Wing”Oオーナーの自慢のギターと喉で大いに賑わいました。
各クラスの優勝はIRCクラス“Humming bird Ⅴ”、CR・Aクラス“May be”、CR・Bクラス“GALAXY 20”、CR・Cクラス“MALOLO PEPE”、CR・Dクラス“Hokulea”、そして総合優勝(福岡市長杯)“May be”でした。
新しい試みの「小戸カップ」、クルーザークラスは大成功でした。ディンギークラスも盛況だったそうで、来年はもっと参加艇を増やしてタモリカップに次ぐ博多湾の一大ヨットイベントになることを期待しています。
レース結果はこちらをクリックしてください。[2015年小戸カップ成績(クルーザークラス)]
海を愛するタモリの日本一楽しいヨットレース「タモリカップ福岡2105」は快晴の夏空の下、8月1日(土)・2日(日)の日程で開催されました。第1回大会、第2回大会は台風と雨に翻弄されましたが3年目の今年は天気に恵まれ九州では最大規模となる115艇のヨットが博多湾に集結しました(HYC会員艇29艇)。福岡県外からは28艇(10県)の参加があり、最遠来は愛知県蒲郡市からの“WEDNES”さんでした。遠いところを本当にご苦労様でした。大会のメインイベントである前夜祭・バーベキューパーティーには何と1,700人(関係者を含めると1,800人)の参加がありました。
1日(土)は15:00からクラブハウスで大会への参加登録の受付が始まり17:00からの艇長会議では岡村レース委員長からレースの説明、鬼塚実行委員から海上パレードの要領説明があり、大会名誉会長のタモリさんのご挨拶がありました。19:00からのBBQパーティーは18:00過ぎから会場入口ゲートに参加者が並び始め、18:30に入場が開始されると指定されたテーブル席が次々に埋まっていき、さっそく飲料コーナーから冷えたビールやワインを両腕に抱えてテーブルに運びあちこちで“乾杯!”の大合唱。そのうち各テーブルにBBQ具材が配膳されるとお肉を焼く煙とともに会場全体に香しい匂いが立ち込めて大BBQパーティーが始まりました。今日の日の入りは19:19で西の空に沈む夕日が会場の雰囲気を一層盛り上げてくれます。19:30からタモリカップ福岡の花、テレビ西日本の新垣泉子アナウンサー(モッチー)の司会で開会式がスタート。大会会長の秋山雄治福岡県セーリング連盟会長の挨拶の後、マリンセーラーズの先導で大会名誉会長のタモリさんがステージに登壇すると会場全体が湧きかえりました。一年振りの再会です。昨年総合優勝の“Humming bird Ⅴ”辰巳艇長から総合優勝杯の返還があり、協賛スポンサー各社の挨拶の後大会実行委員会の吉川キャプテンの発声で「乾杯!」。会場全体が熱気に包まれていきます。
20:30からは前夜祭のハイライトである日本が世界に誇る最強のサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のライブショーが始まりました。熱いサルサのリズムが会場を包み参加者も続々とステージ前に繰り出してサルサに酔いしれていきました。40分ほど経過した頃突然ヴォーカルのNORAさんから「ここで井上陽水さんにステージに登場してもらいましょう」と、あり得ないサプライズメッセージ。会場全体からどよめきの声が上がる中、本当に陽水さんがステージに登場し、あの名曲“氷の世界”を歌いだすと会場は興奮のるつぼと化しました。陽水さんはもう一曲熱唱しいよいよサルサ大好きなタモリさんがステージに登場です。デ・ラ・ルスと一緒にコンガを打ち鳴らし会場の熱気も最高潮。10分以上会場を沸せ21:40に前夜祭の幕を閉じました。
翌日は朝から快晴で予想最高気温33度。波もほとんどなく風も3~4ノットで絶好の「海上パレード」日和。パレードは福岡市ヨットハーバーから東に0.8マイル離れた海に面した商業施設「マリノア」の一角にある西福岡マリーナの岸壁。お立ち台上のタモリ大会名誉会長の前を通過しながら各艇思い思いのパフォーマンスを披露します。8:40過ぎにはパレード参加艇が続々と出港していきます。9:00過ぎには待機海面の能古島と陸地の小戸公園の間は100艇以上のヨットで埋め尽くされました。リコールナンバー1番から順に進入していくので周りのヨットのリコールナンバーを確認してきれいに整列していきます。9:25に1番のステッカーを貼った“May be”が進入を開始し、その後を2番、3番と1~2艇身の間隔できれいに並んでお立ち台で待ち受けるタモリ大会名誉会長を目指して進んでいきます。司会のテレビ西日本新垣アナウンサーが1艇ずつ艇名とアピール文を紹介すると、タモリさんが手を振って目の前を通過するヨットに激励の声を掛けていきます。各ヨットもここぞとばかりに気合の入ったパフォーマンスを繰り広げていました。最後の115番“METAXA Ⅴ”が通過したのが10:11、パレードだけで46分かかりました。
パレードが終わった各艇は小戸沖合のスタート海面に向かい、セールを上げてウォーミングアップを開始。東西方向に設置された長さ800mのスタートラインを思い思いに流して感触を確認しています。空は晴れわたり北北西の風5~15ノット、波は0.5mほどで絶好のレースコンディションになりました。今年は楽しいレースになりそうです。コースは北の方向に反時計回りの三角コースで約8マイル。風が変わらなければ第1マークまでは上りのクローズドホールド、第1マークから第2マークはスタボードタックのクローズドリーチ、第2マークからフィニッシュまでは途中までポートタックのクォーターリー、途中でジャイブが2回ほど入るパフォーマンスを最高に発揮できそうな風とコース設定です。タモリカップのクラス分けは、「いいともA~D」がスピン、ジェネカー無しのクラス、「いいともE~G、イグアナA~D」がスピン、ジェネカー有りとなっており、普段レースに出たことがないヨットや乗ったことがない家族も今回ばかりは「お祭りレース」ということで、艇上には小さな子供さんから相当年配の方まで楽しそうに乗っています。それにしても小戸沖の海面に115艇のクルーザーがセールを上げて走り回っている光景というのは実に壮観で気分も最高!!
10:55に本部船から予告信号、10:56に準備信号が発せられスタートライン近くはにわかに活気づいてきます。本部船から800m先のアウターマークまでラインに沿ってヨットが並んでいきます。勝負を意識したレーサータイプのイグアナDおよびCクラスのヨットはアウター寄りが有利と見てライン中央部からアウター寄りに集まっていきます。のんびりファミリークルージング派のヨットはラインから離れて余裕をもって海面を流しています。スタート海面近くには大会名誉会長のタモリさんが乗る大型のパワーボートもゆっくり流して各ヨットに手を振って声援を送っています。11:00に本部船からスタート信号が発せられいよいよ待ちに待った九州最大規模の「タモリカップヨットレース」がスタートしました。ハイテクセールを上げた腕に自慢のヨット達はスタート信号と同時に飛び出していき、その他のヨットはマイペースで楽しみながらラインを通過していきます。リコールしたヨットが何艇がありましたが、ラインに戻って再スタートした艇と気付かずにそのまま走って行った艇があったようです。また「しも一」を狙った艇同士がアウターマーク直近で衝突するケースがありましたが乗員には怪我はなくハルに傷が入っただけでした(両艇ともイグアナDクラス*大会主旨を理解しているか不明な船)。お祭りレースですので、そんなに熱くならずに和気あいあいといきたいものです。
第1マーク横では迫力のあるマーク回航シーンにタモリ大会名誉会長がハンドマイクで各ヨットに「頑張れ!」と声援を送り、参加艇の方も手を振って応えます。第1マークを回航した各艇は北西に変わった風の中をスタボードタックのクローズドホールドで第2マークを目指していきます。第2マークを回航した各艇はすかさず色とりどりのスピンやジェネカーをアップ。10~15ノットのいい風が吹き続けたため随所でダイナミックな帆走シーンが見られ、12:11:37に“Humming bird Ⅴ”がトップフィニッシュ。その後次々にフィニッシュが続き、13:40:04に最終艇がフィニッシュして無事に終了しました。タモリさんはアウターマーク横でフィニッシュする参加全艇に「ご苦労さん!」と声を掛けていました。
タモリカップヨットレースの表彰は、各クラス優勝と全体の総合優勝、そしてベストパフォーマンス賞のみ。15:40から表彰式が行われ各艇ごとにステージに登壇して大会名誉会長のタモリさんからトロフィーを授与され、メンバー全員がタモリさんと握手をして栄誉を称えられました。「いいともAクラス優勝」“Hokulea”(福岡・今津)*二連覇、「いいともBクラス優勝」“Peter Pan”(三重・四日市)、「いいともCクラス優勝」“Marinoa”(福岡・小戸)、「いいともDクラス優勝」“Whispering Jack”(福岡・小戸)*二連覇、「いいともEクラス優勝」“Little Wing”(福岡・小戸)*二連覇、「いいともFクラス優勝」“CALM”(福岡・津屋崎)、「いいともGクラス優勝」“ZEPHYRUS”(福岡・小戸)*二連覇、「イグアナAクラス優勝」“大海言”(福岡・新門司)、「イグアナBクラス優勝」“LEO-Ⅵ”(鳥取・境港)、「イグアナCクラス優勝」“FALCON”(福岡・マリノア)、「イグアナDクラス優勝」“METAXA Ⅴ”(福岡・小戸)、「ベストパフォーマンス賞」“MALOLO”(福岡・小戸)。そして栄えある「総合優勝」は“METAXA Ⅴ”が手にし、恒例のシャンパンファイトで喜びを爆発させました。“Little Wing”、“ZEPHYRUS”、“FALCON”、“METAXA Ⅴ”はHYC会員艇です。
写真左から“Hokulea” “Peter Pan” “Marinoa” “Whispering Jack”
写真左から“Little Wing” “CALM” “ZEPHYRUS” “大海言”
写真左から“LEO-Ⅵ” “FALCON” “METAXA Ⅴ”
写真左から“優勝トロフィー” “マリンセーラーズ” “Hokuleaチーム” “Peter Panチーム”
写真左から“Marinoaチーム” “Whispering Jackチーム” “Little Wingチーム” “CALMチーム”
写真左から“ZEPHYRUSチーム” “大海言チーム” “LEO-Ⅵチーム” “FALCONチーム”
写真左から“METAXA Ⅴチーム” “ベストパフォーマンス賞・MALOLOチーム” “総合優勝・METAXA Ⅴチーム”
最後にタモリさんから、今年は二日間とも天候に恵まれ素晴らしい大会になってよかったとの感想があり、九州最大規模のヨットの祭典が幕を閉じました。大会を支えていただいた多くのボランティアスタッフの皆さんのご努力で大成功に終わった「タモリカップ福岡2015」、来年も博多湾で盛大に開催できますことを願っています。
☆ 優勝以外のHYC会員艇の爆走シーン ☆
9月6日(日)に小戸カップヨットレース(クルーザークラス)が開催されます。昨年まではディンギークラスと一緒に開催されていましたが今年は別日程で開催されます(ディンギークラスは8月30日開催)。昨年までの大会は上位3艇のみ表彰していましたが、今年の大会は優勝の喜びを多くのヨットの皆様に味わっていただこうと「タモリカップ」のようにクラス分けを行い、CR(クルーザー)クラスではスピン・ジェネカー無しのクラスも設けられる予定です。そしてアフターレースとしてセーラー仲間との交流を深めるために「バーベキューパーティー」を行います。皆様にきっとご満足いただける『高級和肉』をご用意いただけるそうですのでご期待ください。ただし飲み物類は各艇・各自での持込みとします。車を運転される方はノンアルコールビールをご用意ください。福岡市ヨットハーバー在籍以外のヨットについてはビジターバースの無料係留もあるそうですのでぜひともこの楽しい「小戸カップヨットレース」への参加をご検討ください。
HYC第7レースと日程が重なったため、シリーズレース参加のHYC会員艇はHYCレースとのダブルエントリーになります。大会当日午前9時から9時30分までにクラブハウス2階のクルーザーオーナーラウンジで第7レースの出艇申告を行ってください。第7レース成績は小戸カップフィニッシュタイムをもとにHYCレーティングで計算します。
昨日(8月6日)は博多湾の西部、西区今宿の長垂海浜公園で恒例の「まつり今宿」が開催され、祭りのハイライトである「花火大会」が盛大に行われました。福岡市ヨットハーバーからも見ることができますがハーバーを出て真西に約2マイル、約20分ほどの距離ですので、せっかくならば特等席から見物しようと午後6時過ぎから多くのヨットが出港準備をしていました。7時過ぎには小さなお子さんや浴衣姿のお姉さんを乗せたヨットが次々と出港していきました。
打ち上げは海浜公園沖の台船からで、事故防止のために周囲には回転灯を点滅させた警戒船が多数配置され、海上保安部の巡視艇も緑色のネオンサインで注意を呼びかけていました。警戒ラインの外側には赤や緑の航海灯が揺らめき、7時半過ぎには30隻以上のヨットやモーターボートがアンカーを下して待機、それぞれ船上でお食事&ドリンクタイム。西~北西の風2ノットほど、波はほとんどなく絶好の洋上花火見物日和です。ちょっと離れた沖合には西鉄が運営するレストランシップ“マリエラ”の姿も見えます。冷房が効いたキャビン内で本格フランス料理とワインを楽しみながら花火見物です。午後8時ちょうどに「ドーン」という音とともにいよいよ花火大会の開幕です。次々に夜空に打ち上げられる大輪の花火に周囲から歓声が上がります。40分ほど経過したところでいよいよフィナーレの時間です。最後に大きな1尺玉花火が打ち上がると頭上に大輪の花が咲き洋上で見物している船に覆いかぶさるような大迫力でした。合計2,000発の花火が打ち上げられ午後8時47分に無事終了しました。
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博多湾の海岸での次の花火大会は8月15日(土)午後8時から西区マリノア海浜公園で行われる「姪浜花火大会」です。2,000発の花火が打ち上げられる予定です。
第6レースは「タモリカップヨットレース」と日程が重なったためタモリカップのフィニッシュタイムをHYCレーティングで計算して成績を出しました。タモリカップにおいて会員艇に「DSQ(失格)」、「OCS(リコール解消せずにレース続行)」の事象が発生し、HYCレース委員会並びに役員会において対応を協議していたため第6レース結果の発表が遅れましたことをお詫びいたします。
8月2日に開催されたタモリカップヨットレースは、前日の前夜祭バーベキューパーティーに約1,700名(関係者含めると1,800名)の参加があり、オルケスタ・デ・ラ・ルスの灼熱のリズムに会場全体が熱く盛り上がり、タモリさんのお友達の地元福岡出身の天才ミュージシャン“井上陽水さん”がまさかの飛び入り友情出演して2曲熱唱すると会場は興奮のるつぼと化しました。本番のヨットレースは晴天の博多湾で過去最多となる115艇のクルーザーヨットが参加して盛大に行われました。北西の風5~15ノットと気象条件にも恵まれ全艇が時間内にフィニッシュし、それぞれにレースを楽しまれました。詳細は後日ご紹介しますが、とりあえずレース結果(優勝艇のみ)だけお知らせします。
いいともAクラス:Hokulea(福岡市今津港)*二連覇
いいともBクラス:Peter Pan(三重県四日市ヨットクラブ)
いいともCクラス:Marinoa(福岡市ヨットハーバー)
いいともDクラス:Whispering Jack(福岡市ヨットハーバー)*二連覇
いいともEクラス:Little Wing(福岡市ヨットハーバー)*二連覇
いいともFクラス:CALM(福津市津屋崎港)
いいともGクラス:ZEPHYRUS(福岡市ヨットハーバー)*二連覇
イグアナAクラス:大海言(福岡県新門司マリーナ)
イグアナBクラス:LEO-Ⅵ(鳥取県境港公共マリーナ)
イグアナCクラス:FALCON(西福岡マリーナ マリノア)
イグアナDクラス:METAXA Ⅴ(福岡市ヨットハーバー)
総合優勝:METAXA Ⅴ(福岡市ヨットハーバー)
海上パレードベストパフォーマンス賞:MALOLO(福岡市ヨットハーバー)
今年は北部九州の梅雨明けが遅れています。台風12号や太平洋高気圧の関係らしいですが、ようやく明日(29日)にも梅雨明けが発表されそうです。しばらく暑い日が続きますが、日焼け対策や熱中症には十分気を付けましょう。夏といえば花火大会です。福岡市の中心部、中央区大濠公園の「西日本大濠花火大会」は毎年8月1日に開催されます。今年は「タモリカップ福岡2015」の前夜祭・大バーベキュー大会と重なってしまいました。
福岡市内では海岸で打ち上げられる花火大会があり、洋上のヨットからの見物はまさに特等席です。夕涼みがてらヨットで見物する花火大会は圧巻です。多くの見物の船が出ているので安全には細心の注意を払いましょう。①夜間のため必ず航海灯を点灯する、②アンカリングしている船もあるためアンカーロープを引っ掛けない、③黄色の回転灯を点滅させた「警戒船」の指示に従うとともに警戒ラインの内側に入らない、④海上保安部も巡視艇を出して警戒しているので定員オーバーはしない。これらのことに十分配慮して海岸から上がる大輪の花火を堪能しましょう。
(その1)今宿花火大会…8月6日(木)20:00~ 西区今宿海岸 ☆打上数:2,000発
※注意事項 今宿海岸は小戸ハーバーから真西に2.2マイルですが、1.5マイルのところに暗礁「雲瀬(水深0.7m)」があります。過去に何度かクルーザーがキールをぶつけていますので海図やGPSで位置を確認して安全を図ってください。また、この「雲瀬」から西北西0.2マイルのところに「常空庵瀬(水深2m)」もありますので大型艇は注意してください。
(その2)姪浜花火大会…8月15日(土)20:00~ 西区マリノア海浜公園 ☆打上数:2,000発
※注意事項 海浜公園の防波堤寄りは水深が1~2mと浅いためなるべく防波堤から離して推進4~5mのところに留まるようにしましょう
(その3)東区花火大会…9月5日(木)19:30~ 東区香椎浜(片男佐海岸) ☆打上数:7,700発
※注意事項 片男佐海岸は人工島「アイランドシティ」の奥に位置しますが、島の両側に橋があってヨットは通過できないため海岸近くまで行くことはできません。アイランドシティの近くまで行くと花火がきれいに見えるポイントがあります。博多湾の西方面からは本船航路を横切るためくれぐれも注意してください。