先日お知らせしていましたカナダから小戸に寄港され4月1日に出港されるヨット“SILK PURSE”の壮行会の模様を報告しす。
3月27日(木)19:00から福岡市ヨットハーバーのクラブハウス2階で、HYC山田会長をはじめ有志の皆さん15名が集まり、とり鍋をメインに野菜煮つけの盛り合わせなど心温まる手料理でもてなし盛大にかつフレンドリーな中で行われました。お酒も皆さんから日本酒、焼酎、ウイスキーなど沢山提供いただきました。特にNPO法人福岡セーリング協会の秋山理事長からはスコッチウイスキーを6本もいただきました。ありがとうございました。当日は“SILK PURSE”(シルクパース)のカークさんの他にオーストラリアから小戸に寄港しているヨット“nomzamo”のオーナー・スキッパー、スミスさんもご一緒でした。
カークさんは4月1日に小戸を出航し九州西岸をあちこち立ち寄りながらどこかの港から一気に沖縄・波照間島へ向かわれるそうです。航海中の睡眠は、レーダーで10マイル以内に他の船舶が近づくと警報音、予定針路からずれると警報音が鳴るようにセットした航海計器があるので心配いらないとの話でした(これまでの航海経験で問題ないとのこと)。の本の最西端、最南端を通過して九州東岸を北上、瀬戸内海を通って津軽海峡を太平洋側から通過すると完全に日本一周だそうです。これからの航海の安全をお祈りします。
一方スミスさんはオーストラリアのタスマニア出身でホームポートはホバートだそうです。昨年11月に奥様と二人で小戸に到着。ヨットを置いたまま一旦オーストラリアに帰国して今月帰って来られました。現在ヨットを上架して整備中で4月15日頃に小戸を出港して瀬戸内海を通って太平洋岸をあちこち立ち寄りながらカナダに行かれるそうです。残念ながら奥様は体調不良で壮行会は欠席でした。
HYC山田会長からお二人に記念として「HYCクラブ旗」を贈呈しましたがご両名とも大変喜んでおられました。また余興でヨット“nasemu”のオーナーの奥様が「三味線」の演奏を披露され、ご両名とも日本の調に聞き惚れていました。その後も会話が大いに盛り上がり結局解散は24時になってしまいました。
4月13日(日)に開催する「クルーザー安全講習会」が近まってきました。最近起こったクルーザーからの落水・死亡事故を防ぐために、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員長の講話をはじめ、福岡海上保安部による博多湾における海難事故、緊急時の通報、火せん等信号弾の発射訓練などを行います。なかでも大きさの違うヨット3艇(40フィート級、30フィート級、25フィート級)を使った実際の落水者救助訓練は、それぞれ艇上への引き上げ方法が異なりますのでぜひとも皆さんに見学していただきたい内容です。40フィート級は昨年5月に長崎県対馬沖で実際に事故に遭遇したヨット“METAXA号”を使用し、オーナー・スキッパーの希望で当時の状況を再現した内容で行います。JSAF外洋安全委員会からは59頁に及ぶレジュメ原稿が届いており当日の資料準備の都合がありますので、参加を希望される方は申込期限(4月6日)までにお申し込みください。詳しくは下記の実施要項をご覧ください。
福岡市ヨットハーバー(小戸)には外国からのヨットがよく立ち寄られます。特に福岡市の姉妹都市であるオークランドがあるニュージーランドから訪問されるヨットが多いようです。そのほかにもアメリカやオーストラリア、カナダ、オランダからも立ち寄られます。博多ヨットクラブでは、外国から寄港されるヨットを歓迎するとともに可能な範囲で会員さんのボランティアで買い物支援などのお手伝いを行うことで国際親善・交流を深めることを今年の事業として取り組むことを総会で決定しました。
福岡市ヨットハーバーに長期係留しているカナダ船籍のヨットをご存知ですか。オーナーのカーク・パターソンさんはアメリカのテンプル大学(ペンシルベニア州立総合大学)日本校(東京都港区南麻布)の学長を2002年から6年間務められました。引退後はカナダに在住され2012年6月から1年ほどをかけて日本近海を一周されているそうです。その途中で小戸に立ち寄られ長く係留されていましたが、いよいよ4月1日に沖縄に向けて出港されます。そこで会員有志の皆様で航海の安全を祈って壮行会を催すことになりましたのでお知らせします。ご都合が付く方は是非ご参加ください。カークさんは日本語が流暢です。
日時:3月27日(木)午後7時から 場所:福岡市ヨットハーバークラブハウス2階
料理:とり鍋、温野菜、その他 会費:2,500円見当(割り勘です)
その他:ご家庭に眠っているお酒があったら持ち込み自由です。よろしくお願いします。
本日付で(3月23日)ヨット“Le Grand Bleu 3”号が博多ヨットクラブに入会されました。艇種は「Grand Soleil 42」(グランドソレイユ)でホームポートは小戸です。写真はマリーンテックでレストア中の同艇ですが、輝くような紺色のハルが目を引きます。オーナーのK氏はヨット歴20年で、これからはHYCレースにも参加せていただきますとのことですので、レースに参加されている会員の皆様よろしくお願いします。博多ヨットクラブの会員艇は現在39艇になりました。
今月16日付でヨット“ENTERPRISE LILY”(エンタープライズ リリィ)号が博多ヨットクラブに入会されました。昨年の8月に進水したエラン350でマリノアに係留しています。エラン社はスロベニアの会社で、モーターボートからウィンタースポーツ用具(ジャンプ高梨紗羅選手のスキー板も)等幅広くアウトドア用品を手掛ける会社です。
昨年10月のHYC第9レースにオープン参加され、参加15艇中5着でフィニッシュされました。今年はもっとレースを楽しもうとHYCに入会されさっそく3月16日の第1レースに正式参加して、参加22艇中4着でフィニッシュされポテンシャルの高さを披露しました。以下はOオーナーのコメントです。
エラン350はレース艇の趣があり、ツインラット、ツインラダー、ジェネカー装備、キール形状など全体的なデザインが気に入り購入しました。島回りレースやロングコースは何とかついて行けそうですが、ソーセージコース等のショートコースは苦手な感じがします。週末に海に出て遊んで、月曜日から仕事をしながら一週間かけて体力を回復し、また週末に波に揺られ潮まみれになって皆様方とマリンライフを楽しんでいければ幸いです。どうぞこれからもよろしくお願いします。
1月に新規入会された“Blue bird”(アレリオン33)さんが、3月16日に行われた2014年HYC第1レースに初参戦されました。当日は波はそう高くはありませんでしたが、西の風、9~26ノットと変化に富んだ気象条件でした。小戸沖をスタートして博多湾口の「机島」を時計回りに回って小戸沖に帰ってくるコースでしたが、机島を回る頃にはコンスタントに20ノットオーバーの風が吹きつのり、後半のレグは各艇ジェネカーやスピンを揚げて豪快なダウンウインドセーリングを満喫しましたがブローチング艇も続出し、またスピンを破る艇も出ました。こんな中“Blue bird”は巧みなハンドリングとクルーワークにより一度もブローチングすることなく、ジェネカーランで無事にフィニッシュしました。写真を見ると分かりますが何ともクラシカルな雰囲気が漂うフォルムですが、よく見ると同艇にはライフラインがありません。今後もHYCレースには可能な限り参加されるそうですので、くれぐれも落水しないように気を付けてください。
昨年5月に、博多ヨットクラブ会員である“METAXA”号がアリランレース参加のために韓国・釜山に向け回航中に、対馬北方海上において大時化に遭遇して、クルーお一人が落水・死亡されるという痛ましい事故が発生しました。また10月には東京湾において、ヨットクラブ主催のデイレースで参加ヨット同士が衝突して、お一人が落水・死亡されました。さらには、一昨年の5月には沖縄-東海レースに参加中のヨットが、大時化のために途中リタイヤして避難港に向かっているときにお一人が落水・死亡されています。
これらクルーザーヨットによる落水・死亡事故を真摯に受け止め、博多湾をベースに活動するクルーザーヨットの各団体(GYC玄海ヨットクラブ、FYC福岡ヨットクラブ、HYC博多ヨットクラブ)と福岡市ヨットハーバー管理事務所が合同で、海での安全意識の更なる徹底と、緊急時における対応などを主眼に安全講習会を開催することになりました。
講習会の内容は、JSAF日本セーリング連盟外洋安全委員会の大坪委員長を講師にお迎えしての講話、福岡海上保安部による博多湾における海難事故の状況や落水者の保護、事故発生時の通報など、実際にヨット3艇を使った落水者救助のデモンストレーション、火せんなどの信号弾の発射訓練など、万一の時に実際に役立つ内容となっています。現在、JSAF外洋安全委員会、福岡海上保安部、西消防署と詳細について調整中ですので、カリキュラムの内容が固まりましたら改めてお知らせいたします。
クルーザー向けにこれだけ盛り沢山の内容の安全講習会は福岡では初めての試みでありますので、会員の皆様をはじめ、クルーメンバーの皆様にも声掛けをしていただき、一人でも多くの皆様にご参加いただきますようご案内申し上げます。
また、ヨットクラブに加盟していないクルーザーのオーナー、クルーの皆様にもこの機会にぜひともご参加いただきますようご案内します。受講を希望される方は、福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原 TEL 092-882-2151)に直接お申込みください。
JSAF外洋安全委員会の講話では50頁近いレジュメを用意する関係で、申込期限までにお申し込みください。
1.開催日時 平成26年4月13日(日)10:00~17:00(予定) *9:30から受付
2.場 所 福岡市ヨットハーバー
3.参 加 費 1,000円/1名 *昼食弁当を頼まれる方は別途500円
4.申込期限 4月6日(日)
5.申 込 先 各所属ヨットクラブ または 福岡市ヨットハーバー管理事務所(担当:菅原)
2014年のレーティング(TCF)を公開しました。
レース>レーティングからご覧ください。
(クリック)→ http://hyc-hakata.jp/race/rating
2014年3月16日(日) 11:00スタート
受付はハーバー事務所2階オーナーズラウンジにて9:00~10:00まで
参加費:会員艇¥4,000/艇、非会員艇¥6,000/艇
コース:湾内(当日決定します)
本部艇:HummingbirdⅤ
参加艇は船尾にHYCフラッグを掲揚すること。
レース結果は、HYC公式ホームページ(このサイト)に発表します。
レースに有効な保険加入が必要です。保険証書のコピーを未提出の艇は当日受付で提出すること。
HYCレース委員長
会員艇“KANALOA”号の九州一周航海記の続編です。今回は2013年5月13日から5月22日の熊本県天草市本渡港から鹿児島県硫黄島までの航海記です。天草本渡から牛深(熊本県)→甑島(鹿児島県)→笠沙恵比寿(鹿児島県)→硫黄島(鹿児島県)までの楽しいクルージングの様子をお伝えします。寄港先での役に立つ情報なども満載ですのでぜひご覧ください。